平成 27 年 11 月 12 日会員各位療養費詐欺に関する報道について平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。先日より各メディアで報道されている暴力団が関与した柔整療養費詐欺事件については、療養費適正化に向け取り組んできた当会といたしましても遺憾に堪えません。業界のごく一部で起きた今回の事件が、柔整業界全体へ及ぼす影響は大きく、行政、保険者による療養費の審査はこれまで以上に厳格化される事が予測されます。昨今、施術所の増加と療養費審査の厳格化により、数年前に比べ 1 件あたりの柔整療養費の支給額が減少し、厳しい経営環境に晒されている施術所も少なくありません。そういった状況を利用し、今回の様に、自身の利益のため施術所に対し違法な提案を持ちかける者が増えて来ているのではないかと推測できます。当会といたしましては、国民一人ひとりが納めた保険料を財源とする療養費を取り扱う者として、いかなる状況であろうとその様な言葉に甘え、不正に手を染めることの無い様に、更なる啓蒙活動を行なっていく所存です。一方、今回の事件には他の請求代行団体も関与していたとの一部報道もございますが、当会が反社会的勢力や悪徳業者に加担するようなことは断固としてございません。また、当会に所属される施術所において、仮にそのような行為が発覚した場合には、行政への通告、療養費の返還等の然るべき処置をとり、不正行為撲滅に取り組んで参ります。今回の報道を受け、当会は改めて柔整業界の一端を担う立場として、これまで以上に療養費適正化に尽力しなければならないと強く感じております。そして、療養費に依存し過ぎない経営のために、様々な収益コンテンツを開発し、ご提供していくことが、柔整業界の発展に繋がると確信しています。弊社が掲げるスローガン『変えていく力』のとおり、これからも健全な会の運営に邁進して参ります。ジャパン柔道整復師会Ｆジャパン柔道整復師会一般社団法人ＳＦＪ柔道整復師会会長中尾充（本件に関するお問い合わせ） TEL０２２－２１２－６７８１