被災農業者特別利子助成事業 一問一答

【平成27年10月27日版 】
被災農業者特別利子助成事業
一問一答
1 . 被災 農業者 特別 利子 助成 事業と はどの よう な制 度で すか。
平 成 27年 6 月 2 日 か ら 7 月 26日 ま で の 間 の 豪 雨 及 び 暴 風 雨 、 平 成 27年 9 月 7 日 か
ら 同 月 11日 ま で の 間 の 暴 風 雨 及 び 豪 雨 に よ る 被 災 農 業 者 の 農 業 経 営 の 早 急 な 立 ち 直
りを支援するため、経営再開に当たっての負担軽減として、農林漁業セーフティネ
ッ ト資 金等 の災害 関連 資金に つい て、貸付 当初 5年 間実 質無利 子と なるよ う、
( 公財)
農 林 水 産 長 期 金 融 協 会 ( 以 下 「 協 会 」 と い う 。) を 通 じ て 借 入 者 に 利 子 助 成 金 を 交 付
す る事 業( 以下「 金利 負担軽 減措 置」 という 。) です 。
2 . 金利 負担軽 減措 置の 対象 となる 資金は 何で すか 。
被災 農業 者が 経営 再開の ために 借り 入れ る以 下の資 金と なりま す。
(1) 株 式 会 社 日 本 政 策 金 融 公 庫 ( 以 下 「 日 本 公 庫 」 と い う 。) 及 び 沖 縄 振 興 開 発 金 融
公 庫( 以下 「沖縄 公庫 」とい う。)
① 農 林漁 業セー フテ ィネッ ト資 金
② 農 林漁 業施設 資金
③ 農 業基 盤整備 資金
④ 農 業経 営基盤 強化 資金( スー パー L資金 )
⑤ 経 営体 育成強 化資 金
※ 経 営体 育成強 化資 金及び スー パー L資金 の負 債整 理関係 資金 を除く 。
(2) 農協 、銀行 、信 用金 庫、信 用組 合等民 間金 融機 関
農 業近 代化資 金
3 . 金 利負 担軽 減措置 の対象 者は どの よう な者で すか 。
次 の① 又は② のい ずれ かの要 件を 満たす 農業 者等 です 。
① 平 成 27年 6 月 2 日 か ら 7 月 26日 ま で の 間 の 豪 雨 及 び 暴 風 雨 ( 突 風 、 竜 巻 、 降 雹
を含む)により被害を受け、資金を必要とする農業者等であって、当該被害につ
い て 被 害 内 容 の 証 明 を 市 町 村 長 か ら 受け た も の
② 平 成 27年 9 月 7 日 か ら 同 月 11日 ま で の 間 の 暴 風 雨 ( 突 風 、 竜 巻 、 降 雹 を 含 む )
及び豪雨により被害を受け、資金を必要とする農業者等であって、当該被害につ
い て 被 害 内 容 の 証 明 を 市 町 村 長 か ら 受け た も の
4 . 被害 を受け たこ との 証明 に所定 の様式 はあ りま すか 。
参考様式は別紙のとおりです。なお、同等の内容が確認できるものであれば、ど
のような様式(例えば、市町村が発行する罹災証明書等)で証明を受けても差し支
え あり ませ ん。
5 . 融資 機関や 利子 助成 機関 は、金 利負担 軽減 措置 の対 象者で ある ことを どの よう に
し て確 認す るので すか 。
融資機関である日本公庫や農協系統等民間金融機関においては、資金の申込時に提
出 し て い た だ く 市 町 村 の 証 明 書 に よ り 確認 し ま す 。
また、利子助成機関である協会は、被災農業者から利子助成金の交付に係る委任を
受けた融資機関から、資金の申込時に提出していただいた市町村の証明書を利子助成
金 の 交 付 申 請 書 の 提 出 と 併 せ て 提 出 し てい た だ き 、 確 認 し ま す 。
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【平成27年10月27日版 】
6 . 営農 類型に よっ て制 限は あるの ですか 。
営 農類 型によ る制 限は ありま せん 。
7 . 資金 使途に よっ て制 限は あるの ですか 。
基本的に、対象となる各資金毎に定められている資金使途どおりです。ただし、
経営体育成強化資金及びスーパーL資金の負債整理関係資金については対象外とな
り ます 。
なお、農業近代化資金の貸付対象者のうち認定農業者等及び集落営農組織等以外
の者及び経営体育成強化資金については、資金使途に施設の復旧に必要な資金、農
地 又 は 牧 野 の 復 旧 に 必 要 な 資 金 が な い た め 復 旧 に は 利 用 で き ま せ ん 。(「 農 業 近 代 化
資 金 融 通 措 置 要 綱 」、「 農 業 近 代 化 資 金 の 円 滑 な 融 通 の た め の ガ イ ド ラ イ ン 」、「 経 営
体 育成 強化 資金実 施要 綱」の とお りで す。)
8 . 設 備 資 金 は、 被害を 受け た施設 の復 旧事 業のみ に限 られ るので すか 。
被害を受けた施設の復旧等に限り対象となります(なお、施設の復旧に併せて施
設 の拡 充、 高度化 を図 る場合 であ って も対象 とな ります 。)。
9 . 長期 運転資 金に 資金 使途 の限定 はある ので すか 。
基本的に、借り受けを予定している資金毎に定められている資金使途が対象とな
り ます 。
10.いつ の貸付 けか ら適 用さ れます か。
上 記3 の対 象者の うち 、
①の 対象 者につ いて は平成 27年 6月 2日か ら28年3 月31日 まで の間に 、
②の 対象 者につ いて は平成 27年 9月 7日か ら28年3 月31日 まで の間に 、
上 記2 の(1)の 資金に つい ては 日本 公庫又 は沖縄 公庫 によ り貸 付決定 が行 われた もの、
(2)の 資 金 に つ い て は 都 道 府 県 の 利 子 補 給 承 認 が 行 わ れ た も の 又 は 農 林 中 央 金 庫 か ら
融 通さ れた 政府の 利子 補給に 係る もの につい て適 用され ます 。
11.資金 の借り 受け 後、金利負 担軽 減措置(利 子助 成)はい つまで 行わ れる のです か。
資 金の 貸付 当初5 年間 利子助 成が 行わ れます 。
12.利子 助成に 係る 地方 公共 団体の 負担は 必要 です か。
今回の金利負担軽減措置に必要な経費は、全て国が負担しますので、地方公共団
体 の負 担は ありま せん 。
13.金利 負担軽 減措 置の 貸付 限度額 はいく らで すか 。
対 象と なる 各資金 に定 められ てい る限 度額ま で適 用さ れます 。
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【平成27年10月27日版 】
14. 借 り 受 け を 予 定 し て い る 資 金 に つ い て 、 既 存 の 残 高 が あ る の で す が 、 貸 付 限 度 額
はい くらに なり ます か。
各資金の貸付限度額から当該資金の既貸付残高を差し引いた額が今回の貸付限度
額(追加で借り受けが可能であり、金利負担軽減措置が受けられる限度額)となり
ま す。
15. 現在 農業近 代化 資金 を借 りてお り、認 定農 業者 向け の金利 負担 軽減( いわ ゆる
イー ルド金 利) を受 けて いるの ですが 、被 災施 設の 復旧の ため に追加 で農 業近
代化 資金を 借り 受け た場 合、金 利負担 軽減 はど うな ります か。
前記に記載のとおり、まず、農業近代化資金の貸付可能額は、農業近代化資金の限
度額から既貸付残高を差し引いた額が今回の貸付限度額(追加で借り受けが可能であ
り 、 金 利 負 担 軽 減 措 置 が 受 け ら れ る 限 度額 ) と な り ま す 。
なお、既存の貸付金残高に対するイールドのための金利負担軽減は継続されます。
さらに、現在も認定農業者であれば、今回追加で借り受けた資金に対しては、5年
間の実質無利子化のための金利負担軽減のほか、6年目以降も残高がある場合には、
イ ー ル ド の た め の 金 利 負 担 軽 減 措 置 を 受け ら れ ま す 。
16.貸付 金利が 何% でも 無利 子にな ります か。
利子助成の上限は2%です。したがって、貸付金利が2%を超える部分は借入者
の 負担 とな ります 。
17. 利子 助成金 はど のよ うに 受け取 ること にな るの です か。
融資希望者が、融資機関に対して利子助成金の交付に係る申請や利子助成金の受領
について委任状を提出することにより委任していただき、融資機関が利子助成機関で
あ る 協 会 に 利 子 助 成 金 の 代 理 申 請 や 利 子助 成 金 の 代 理 受 領 を 行 う こ と と な り ま す。
18. 融資 機関が 代理 受領 した 利子助 成金は 融資 を受 けた 者が融 資機 関から 受け 取る
ので しょう か。
利子助成金は、融資を受けた者が融資機関に支払うべき利子に充当(支払うべき利
子と受取利子助成金を相殺)されるので、実態としては利子助成金が融資を受けた者
に直接支払われることはありません。
19. 国 の 補 助 金 ( 交 付 金 を 含 む 。) の 交 付 決 定 を 受 け た 事 業 の 補 助 残 事 業 部 分 に 充 て
るた めに融 通さ れる 資金 (以 下「 補助 残融 資資金 」と いう 。)は 対象と なり ます か。
災害復旧に係る事業を対象として融通される補助残融資資金に限り、利子助成の
対 象と なり ます。
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