参考資料(JEAC8001-2011「内線規程」より抜粋) 1365-1 配電盤及び分電盤の設置場所 1. 配電盤及び分電盤は、次の各号に掲げる場所に施設すること。 ① 電気回路が容易に操作できる場所 ② 開閉器を容易に開閉できる場所 ③ 露出場所 ④ 安定した場所 (注)遮断器の動作時などに迅速かつ的確に操作できるようにするため、戸棚の内部(配電盤及び分電盤として専用のスペースが確保されているものを除く。 )や 押入などには施設しないこと。 3. 配電盤及び分電盤は、レンジなど火気を使用する場所の上部以外の乾燥した場所に設置しなければならない。ただし、それぞれの環境に適応する形のものを使用 する場合は、この限りではない。 3605-5 分岐回路の電線太さ ■3605-6表 分岐回路の電線太さ 分岐回路一覧 分岐点から一つの受口(コンセントを除く)に至る部分 (長さ3mm以下の場合に限る。) 銅線 ライティングダクト 2 15A 直径1.6mm(断面積1.0mm ) 15Aのもの ー 2 20A配線用遮断器 直径1.6mm(断面積1.0mm ) 15A又は20Aのもの ー 2 2 20A(ヒューズに限る) 直径2.0mm(断面積1.5mm ) 20Aのもの 直径1.6mm(断面積1.0mm ) 2 2 30A 直径2.6mm(断面積2.5mm ) 30Aのもの 直径1.6mm(断面積1.0mm ) 2 2 2 40A 断面積8mm (断面積6mm ) 直径2.0mm(断面積1.5mm ) 2 2 2 50A 断面積14mm (断面積10mm ) 直径2.0mm(断面積1.5mm ) 当該過電流遮断器の 50Aを超えるもの 定格電流以上の許容電流を有するもの 分岐回路の種類 注) ( ) はMIケーブルの場合です。 3605-8 幹線の電線の太さ 2. 住宅の幹線 (引込線取付点から引込口装置までの配線を含む。 ) の電線太さは、1310 節 (電圧降下) の規定によるほか、分岐回路数により 3605-12 表に示す値以上 とすること。 (勧告) ●3605-12表 住宅の幹線の太さ 電線太さ(銅線) 分岐回路数 2 3 4 5∼6 7∼8 9 ∼ 10 11 単2 5.5mm 8 14 2 単3 2.6mm 3.2 − − − − − − 2 5.5mm 5.5 8 14 14 22 2.0mm 2.6 2.6 3.2 4.0 4.0 5.0 [備考1]この表は、使用電圧100Vの15A分岐回路又は20A配線用遮断器分岐回路のみを対象としているので、使用電圧200Vの15A分岐回路又は20A配線用遮断器 分電回路が含まれる場合は200V分岐回路数を2倍した値に100V分岐回路数を加えた値により上表の単3欄を適用することができる。 [備考2] [備考1] 以外の特殊な分岐回路がある場合及び分岐回路数が上表以上の場合は、1項の規定により電線太さを決定すること。 [備考3]単2で3回路以上の場合において、使用電流が30Aを超えるおそれがなく、かつ、負荷の増加に応じて単3に変更できる設備については、銅電線2.6mmとす ることができる。 [備考4]電線太さは、金属管 (線ぴ)配線及び合成樹脂管 (線ぴ)配線において同一管内に3本以下の電線を納める場合、金属ダクト、フロアダクト又はセルラダクト 配線の場合及びVVケーブル配線において心線数が3本以下のものを1条施設する場合 (VVケーブルを屈曲がはなはだしくなく、2m以下の電線管などに納め る場合を含む。 ) を示した。なお、がいし引き配線の場合は、表より一段細くしてもよい。 3605-9 幹線の簡便設計 ●3605-13表 幹線の太さ、開閉器及び過電流遮断器の容量 配線の種類による幹線の最小太さ(銅線) 開閉器の 過電流遮断器の定格(A) 定格 B種 配線用 電線管、線ぴに3本以下の電線を がいし引き配線 (A) ヒューズ 遮断器 納める場合及びVVケーブル配線など 2mm (9)m (18) 2mm (9) m (18) 30 20 20 2.6 (10) (20) 2.6 (10) (20) 30 30 30 2 2 8mm (11) (22) 8mm (11) (22) 60 40 40 8 (9) (18) 14 (16) (31) 60 50 50 8 (7) (15) 14 (13) (26) 60 60 60 ( B種ヒューズの場合は 14 (13) 〈(26)〉)( B種ヒューズの場合は 22 (20) 〈(41)〉) 14 (10) (21) 22 (16) (33) 100 75 75 22 (12) (24) 38 (21) (41) 100 100 100 1線あたりの 最大想定 負荷電流(A) 20 30 40 50 60 75 100 [備考1] ( ) 内の数値は、100V単相2線式における電圧降下2%のときの電線こう長を示したものである。 [備考2] 〈 ( ) 〉 内の数値は、100 / 200V単相3線式における電圧降下2%のときの電線こう長を示したものである。 [備考3]単相3線式又は三相4線式幹線において、電圧降下を減らすため電線を太くする場合でも中性線は、表の値より太くする必要はない。 [備考4]単相3線式幹線において、最大想定負荷電流が200Aを超える場合は、中性線の太さは、表の値よりも一段細くしてよい。 [備考5] 「電線管、線ぴに3本以下の電線を収める場合及びVVケーブル配線など」とは、金属管 (線ぴ) 配線及び合成樹脂管 (線ぴ) 配線において同一管内に3本以下の 電線を収める場合・金属ダクト、フロアダクト又はセルラダクト配線の場合及びVVケーブル配線において心線数が3本以下のものを1条施設する場合 (VV ケーブルを屈曲がはなはだしくなく、2m以下の電線管などに収める場合を含む。 ) を示した。 [備考6]B種ヒューズの定格電流は、電線の許容電流の0.96倍を超えないものとする。 273 02_ホーム分電盤.indb 273 2014/02/15 16:52:00
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