2015年度 学校法人梅花学園 事業計画書

2015年度
学校法人梅花学園 事業計画書
2015年3月20日
梅花学園の建学の精神
キリスト教精神に基づき、他者への愛と
奉仕の精神を備える自立した女性を育成する
教学の理念
梅花学園は、キリスト教精神に基づき、人間として自分の生きる道を
見出してその道を歩む力を身につけると共に、多様な価値観を認めて
隣人と連帯する意欲を持つ人を育てる。さらにのびやかな感性を養い、
調和のとれた知性をもって社会に適応すると共に社会に貢献する人が
育つように努める
スクール・モットー
人にしてもらいたいと思うことは何でも、
あなたがたも人にしなさい。
(マタイによる福音書七章十二節)
2015年度
学校法人梅花学園事業計画
Ⅰ.経営の基本方針
建学の理念であるキリスト教精神に基づく人間教育の実践や、小規模な女子学園
の特性を生かして以下に掲げる使命を果たす。
1.各設置学校において、教育の特色を明確に打ち出し、育成しようとする人材像
を社会に対して明示し、その約束を果たす。さらに、教育内容と学生・生徒・園
児への各種支援・サービスを充実させ、満足度の向上を図る。
2.各設置学校においては独立採算をめざしつつ、法人全体として総合経営を行う。
また、各部門において支出の無駄を徹底的に排除しながら、学生・生徒等の安定
的確保を通して収支均衡を図る。
3.事業の選択と資源の集中を進めることを通して学園および各設置学校の特色を
打ち出す。
4.総合学園であるメリットを活かして、学園内の学校間、特に大学と高校の教育
連携事業を推進する。その相乗効果により梅花ブランドの向上をめざす。
5.職員の職能アップや学内の情報共有の徹底を通して組織間連携を向上させ、経
営力・ガバナンスの強化を図る。
6.情報管理を適正に行い情報公開を進め、学内外に対し経営の説明責任を果たす。
7.外部の情報を積極的に収集し、これに基づき時代の要請に対応した先進的戦略
に基づく経営を推進する。
Ⅱ.学園改革への取組み
小規模学園に相応しい、効率的な意志決定ができるスリムな組織づくりを推進する。
1.学校運営の意思決定を迅速かつ的確に行うため、各学校長の意思決定が即時に
反映できる運営体制および機構に見直す。また、理事会および評議員会のスリム
化を図る。
2.監事および公認会計士、さらには内部監査担当者と連携をとり、内部監査体制
を整備し、経営および学校運営の透明化と健全化を図る。
1
Ⅲ.事業計画の概要
1.教学充実、学生・生徒・園児支援の取組み
(1) 大学
専門的知識と能力を身につけるとともに、チャレンジ精神に溢れ、品性と思いや
りの心をもつエレガントな女性の育成を、学生一人ひとりにおいて確実に実現する
大学にする。
① 学部・学科の改組等
学部・学科の改組、コース編成の見直しおよび大学院に関する将来構想の検討を
引き続き進め、具体化させる。
②教育・研究の充実
1)2016 年度からスタートする新カリキュラムをスリムで魅力的なものにし、専
任教員が、専門科目および共通教育科目等を通して全学生の教育に携わる体制作
りを行う。同時に各学科の新カリキュラムの教育目標を具体化して、ディプロマ
ポリシーに反映させる。これにより、学んだ知識・技術を自らの知恵とし、社会
において活躍する学生を育成する。
2)教員相互の授業参観および梅花コミュニケーションカードの活用の充実、さらには全教員を
対象にした授業の実践的取り組みの発表に基づく研修会の実施などを通して、授
業の改善に努める。
3)キャリア教育の充実をめざし、産と学の連携の可能性を探る。
4)初年次・キャリア支援教育・FD活動等を担ってきた「教育支援開発センター」
を「教育・研究支援センター」と改称し、新たに研究支援業務(外部資金獲得支
援や研究業績管理など)を加えることにより、教育と研究の充実を図る。
5)看護保健学部の国家試験の受験を支援する国試対策室、および教職課程履修者
の支援を行う教職・保育実習支援室を設置し、学生の資格取得を支援する。
6)教員の様々な領域における活動能力を高め、大学全体の教育・研究力の向上・
活性化に資するため、自己点検による教員評価制度を具体化する。
③自己点検・評価
2014 年度の教育研究活動等を対象に行っている自己点検・評価の報告書を完
成させ、外部に公表する。その上で7月以降、2016年度に日本高等教育評価機
構で認証評価を受けるために、大学全体の自己点検・評価に着手する。
④マナー教育
エレガントな女性の育成に向けて、その手引書となる『梅花マナーブック』(改
訂版)を基にマナー教育に取り組む。
(2)中学校・高等学校
建学の精神に基づく教育活動を通じて、コミュニケーション能力を高め、円滑な
人間関係を構築し、真に社会貢献のできる、人間性豊かな自立した女性の育成をめ
2
ざす。全教職員が建学の精神を共有し、
「愛なる女学校」ならびに「チャレンジ &
エレガンス」を教育活動の二本柱として添えながら、学校経営の安定を図るととも
に教学の向上に邁進しなければならない。
また、全教職員が梅花中学校・高等学校の財政状況を認識し、入学者の確保とい
う喫緊の課題を最優先として、共通の認識のもと情熱とこだわりを持って梅花ブラ
ンドの向上をも視野に、他校に先駆けたオンリーワン、ナンバーワンの企画を実現
し、6 万有余の同窓生の期待に応えなければならない。学校の経営・安定は速度で
あり、教職員一人ひとりが“チャレンジしなければ変化は起きない”を共通のミッ
ションとすることとする。
① 英語教育の充実
梅花の英語を具現化し、グローバルな視点を持つ生徒育成の場として、ベルリ
ッツジャパンとの連携を生かした国際コースのイングリッシュキャンプや放課後
英会話レッスンの確実な実施、充実を図る。
② 海外修学旅行・語学研修の充実
昨今の世界情勢に鑑み、高等学校修学旅行では、フランス・パリを避けて「ド
イツ・イギリス」方面と「沖縄石垣島」方面の選択制とする。また中学校ではシ
ンガポールの計画を変更し従前どおりの九州方面の修学旅行を実施する。
基本的には修学旅行を海外修学旅行とすることでグローバルな視点を持つ生
徒の育成をめざす。よって、中学校の修学旅行においても次年度以降の海外修学
旅行を今年度早急に検討することとする。
また、夏期海外語学研修をカナダトロント近郊・オレンジビルで実施すること
で、併せて 2016 年度からの国際コース 3 ヶ月カナダトロント近郊・オレンジ
ビル研修のさらなる充実を図る。
③ 高大連携の充実(Liberal Arts @ BAIKA)
梅花独自の魅力ある授業をめざし、単位互換可能な高大連携選択科目の増設や
茨木キャンパスでの授業・実習を増やす。また、高校のオープンキャンパスや入
試説明会で梅花女子大からプランならびに講師等の応援をいただくことで高大連
携の強化に努める。
・高校2年生高大連携選択科目:スイーツ入門・Web制作・造形デザイン
・高校3年生高大連携選択科目:心理学入門・カラーコーディネイトペインティ
ング入門・ファッションデザイン
④ チャリティイベント&入試説明会の実施
2014 年度中学・高等学校主催および梅花学園同窓会後援事業として実施した
クリスマスチャリティーイベントを拡大し、女子大学との連携企画や学校説明会
を組み合わせ広報機会としての位置づけも含め開催する。この事により、出演者
のモチベーションを高め成長を期待すると共に、「輝く梅花」をアピールしてい
く。
・2015 年 9 月23日(水)グランフロント・ナレッジプラザにて開催予定
⑤ 中学・高等学校 第3回芸術発表会“Dream Fest”の実施
3
中学・高校舞台芸術コースやチアリーディング部の発表の場として芸術発表会
を実施することで、出演者のモチベーションの持続や成長を期待する。また、特
色ある舞台芸術コースを周知することで梅花学園全体のブランド力の向上に努
める。
・2015 年 11 月 17 日(火)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて開催予定
⑥ 高校舞台芸術コース卒業公演の実施
高校舞台芸術コースの1期生が卒業年度を迎えるに当たり、卒業公演会を実施
する。この公演では卒業生自らが演技のみならず、公演会全体をプロデュースす
ることで、3年間の総まとめを行う。
・2015 年 12 月 13 日(日)グランフロント・ナレッジシアター
(座席数 400 席)
⑦ クリスマス特別礼拝の実施
「ことばを聴く・みんなで讃美する礼拝」としてクリスマスを祝う特別礼拝を、
茨木キャンパス澤山記念講堂で開催する。特別礼拝により創立者澤山保羅の精神
を再確認することで、建学の精神を理解し、隣人愛の精神を育てると共に、高大
連携の一環として、中学・高校生を茨木キャンパスへ導く手段とする。
・2015 年 12 月 19 日(土)梅花学園茨木ガーデンキャンパス・澤山記念講堂
⑧ 中学・高等学校 第2回山川登美子短歌文学賞の実施
2014 年新設した中学・高等学校在校生を対象とした山川登美子短歌文学賞を
継続実施する。短歌教育により言葉の感性を磨き、美しい日本語を考える機会と
する。また、この短歌文学賞を通し、梅花女学校を卒業し与謝野鉄幹・晶子に並
び称される明星派の歌人、山川登美子の文学的業績を顕彰する。
⑨ キャリア教育・マナー教育の実施
総合的な学習の時間を利用し、講演会やマナー研修、茶道、華道などを取り入
れる事で、キャリア教育やマナー教育のさらなる充実を図る。
⑩ 教師力向上および学校評価の実施
教員の自己評価に加え、学外からの関係者評価を年 1 回 1 学期末に実施する。
その結果を検証することでさらなる教学の充実を図る。また、自己評価結果の
報告書ならびに学校関係者の結果報告書をHP上に公開し、大阪府私学大学課
の要請に応える。なお、教職員に対しては生徒評価結果を受けて、当該の教職
員には PDCA レポートを指示し学習指導の改善に務める。また、教員相互の授
業参観の強化や指導法の研究発表、新任教員研修等を取り入れ教職員の資質向
上をめざす。
⑪ ICT 教育や e ラーニングに向けて
これからの教育において必要不可欠になると考えられる ICT 教育や e ラーニ
ングについて、タブレット型端末や電子黒板などのハードウェア、また、教材
となるソフトウェアの研究を、プロジェクトチームを編成し進める。
4
⑫ 学校運営組織の改革
管理職会の責任を明確にすると共に校務分掌の改定による 9 部門(宗教部、
総務部、教務部、入試広報部、進路指導部、生活指導部、国際教育部、生徒部、
図書部)の確立により業務の効率化をめざす。
⑬ 危機管理への取り組み
火災や地震などの災害時の対策として進めている非常食等の備蓄が 3 年目を
迎え、全校生徒分の備蓄を完了する。2015 年度より備蓄をパンの缶詰からカ
ロリーメイトへ変更し、新たに飲料水の備蓄を実施している。
(3)幼稚園
教職員の保育力を高め、園児・保護者をはじめ地域社会からの信頼を強固なもの
にするため、教育研究や諸施策の充実を図る。また、併設の各学校や地域社会との
連携強化により、幼稚園としての機能をより一層高めるなど総合力の向上を図る。
① 教師の保育力向上
キリスト教精神に基づく本園の教育理念に対する各教師の理解を深めるために、
月1回の園内研究会を実施する。また、他園の保育者を招いての公開保育研究会
の実施を通して第三者評価の機会を積極的に持つ。さらに、各機関の研修会参加
等を通して、教師の保育力向上に努める。
園内研究会を 4 月から毎月実施する。大学講師を保育アドバイザーとして招聘
し、各クラスの中心課題に沿った設定保育を教師が参観しあい反省批評会をもつ。
ここで保育の方向性を検討し、公開保育を実施して他園の幼稚園教員による参観、
意見交換、大学の講師陣を交えての討議会をもって、本園教員の保育力向上に努
める。
② 保育関係者間の連携強化
女子大学こども学科と連携を取って、本園の幼児教育観を充分学生に伝え、幼
児教育に対する知識を深めさせるよう配慮し、両者の共通理解を図る。また、高
校のこども保育コースとの連携をも図り、生徒の保育に対する知識を高めさせる
活動を通して意欲が湧く幼稚園像を見出し、本園の充実に役立てる。
③ 子育て支援の強化
預かり保育の日時延長および夏休み及び春休みに実施し、またキンダーカウン
セリング等の専門分野からの支援を充実させ、本園のみならず広く地域親子の子
育て支援にも貢献する。
④ 危機管理体制の強化
安全で事故のない教育環境を保障するために、危機管理体制の一層の充実を図
る。幼児の安全確保への責任意識を個々の保育者がしっかり持ち、一丸となって園
全体の危機管理に努める。
5
2.志願者増対策
これまでの募集対策に対して受験生の視点に立ち返った見直しと強化を行う。こ
れをとおして入学志願者の増加を図り、入学(募集)定員の確保をめざす。
各設置学校において、入学意欲を喚起する魅力作りに全力を注ぎ、かつ入学後の
満足度向上につながる施策を推進する。これと並行して、受験生のみならず学生・
生徒等募集に係る関係機関等との人間関係や信頼関係を築くための取り組みと広
告・広報を展開する。
広告・広報においては、
「チャレンジ&エレガンス」をめざす女性として統一的に
打ち出し、マスメディアにおいてはCM放映、WEB広告を中心に行う。さらに、
直接受験生に届くダイレクトメール、誘導としてのホームページを有効に連動させ
クロスメディアを駆使することで志願者増を図る。
(1) 大学
①大学および学部・学科のセールスポイントの確立
大学全体が「女性の自立」に向けてどのような取り組みを展開しているか、ま
た各学科が 4 年後の「就職」に向け、どのようなビジョンのもとで学びを展開
しているかを明文化し、統一的・継続的に発信できる明確なセールスポイントを
確立して、それを全教職員が共有する。
②パンフレット
梅花女子大学の全体像や学びをとおしてめざすところを明確に打ち出し、入試
案内としての機能だけでなく大学案内として、学内外で基本となる総合パンフレ
ットとしての役割を持つ内容とする。
③ホームページの展開
受験生をはじめとする閲覧者の動きに対応し、ビジュアルを重視しつつ、コン
テンツを能動的に展開する。また、WEB広告との連動によりランディングペー
ジも積極的に作成する。スマートフォン対応としては、順次レスポンシブ対応に
変更し、さらにSNSとの連動により拡散効果も同時に対応していく。
④マス広告の展開
マス広告は、テレビCMを中心に展開し、学園全体のブランディング広告とし
て発信を行う。WEB広告の活用、時期に応じての交通広告なども活用する。
⑤産学連携について
2013 年 4 月より出店しているグランフロント大阪ナレッジキャピタルTh
e Lab.を拠点に学生の学びを公開する場としての活用、さらに企業との連携
の拠点として産学連携の推進も図る。
⑥進学相談会への参加
進学相談会・高校内説明会の機会をできるだけ増やす。直接受験生と接触が持
てる貴重な機会であるため積極的に参加する。参加にあたっては大学の紹介はも
6
ちろんのこと、相談会後の直近のオープンキャンパスへの参加促進に注力する。
⑦DMを中心とした受験生へのダイレクトな広報展開
受験雑誌への出稿という広報から、直接受験生にアプローチするDMを中心に
した広報展開へシフトする。地域、希望分野、学年など、より詳細なセグメント
を行い対象を絞り込みながら本学の情報を確実に広報する。
⑧資料請求者の質的向上
志願者の基となる資料請求者の獲得においては、量より質を重視した受験雑誌
に出稿するよう見直す。具体的には受験生が自分の意志で本学の資料請求をする
システムを採っている媒体を中心に出稿し、本学への関心者のみのデータベース
を構築しながら資料請求リストの質向上をめざし、効率的な広報を行う。
⑨高等学校との連携強化
実績校からの入学者数の安定化を図るために、連携協定をはじめとするより親
密な関係を築くため積極的に働きかける。また、一般入試Ⅰ期での出願者獲得の
ために、年明けの高校訪問の頻度を上げていく。
梅花高校に対しては、高大連携授業を基軸として、早期から高校生と大学教員
(大学の学び)との親密性を高め、学内進学希望者を増加させる。また、進路指
導部だけでなく各学年主任と密接な情報交換を行い、クラス単位の生徒のニーズ
を把握し的確な情報提供を行う。
⑩高校および塾・予備校との関係強化
高校訪問は、主に地方からの志願者獲得をめざして中四国エリアの高校訪問を
強化する。また、塾・予備校に関しては、エリアを限定して訪問を重ねる。その
ことにより近隣地域での地盤を固める。個人塾には、基本的な大学情報等を提供
するなど「相手に歓迎される訪問」を行う。
⑪オープンキャンパス
来場者の増加だけでなく、来場者を出願に結び付けるための施策を講じる。
特に各学科において学びの紹介を行う場面では、パンフレットと同様「何がで
きる、何がとれる、何になれる」を分かりやすく案内し、さらに本学の「強み」
を案内できるようにする。学生スタッフについては、事前研修などを充実させ
業務の質の向上を図る。さらに運営面においては、澤山記念講堂に来場者を集
め、その場でクラブ等のデモンストレーションを行い来場者に強烈なインパク
トを与えるイベントを行う。また時期に応じたプログラムやイベントを用意す
る。
⑫WEB出願、学外試験場およびセンター試験利用入試
WEB出願を 2017 年度入試において導入すべく調査・準備を進める。また、
幅広い地域から受験生を集めることを視野に入れ、一般入試Ⅰ期において岡山、
和歌山の 2 か所に学外試験場を設ける。さらに、センター試験利用入試を再開
させ、より多くの志願者獲得を図る。
7
(2) 中学校・高等学校
① 入試広報体制の強化
2014 年度に引き続き、塾・公立中学への訪問を強化する。特に近隣の徒歩・
自転車通学圏内からの志願者増をはかるために、大手塾だけでなく、近隣の中
小の塾についても重点を置いて関係強化を図ることとする。
② 募集対策行事の再検討
入試説明会・オープンキャンパス等の募集対策行事および広報の再検討を行
う。募集対策行事では高・大・幼連携を生かした梅花独自の内容を展開してい
く。
③ ホームページの充実
学園全体の統一的イメージに沿ってホームページを作成し、常に新しい情報
が提供できるように学園企画部との連携のもと更新の頻度を上げる。また、動
画映像の掲載を積極的に進めると共に、スマートフォン対応のさらなる充実を
図る。
④ 芸術発表会 DVD の配布
2014 年度に実施した第 2 回芸術発表会のダイジェスト版 DVD(約 8 分)
を 1,300 枚作成し、近隣バレエ教室・学習塾・中学校等へ配布する。教育成
果を上げているエレガントな中学校・高等学校身体芸術活動を広報することで梅
花ブランドの周知に務め、とりわけ中学校舞台芸術コースの入学者増をめざす。
⑤ 小学生対象英語暗唱大会の継続
第4回小学生英語暗唱大会「BAIKA CUP」を実施し、英語教育に対す
るイメージアップ、および、入学者の確保に努める。
⑥ 公開講座の実施
2013 年度から豊中キャンパスの独自運営となった「梅花豊中キャンパス公
開講座」を継続実施する。ただし、キッズイングリッシュおよびキッズバスケ
ットボールは開講しない。
開講科目:INAC神戸 in 梅花、山本洋子俳句教室、キッズバドミントン、
陶芸
(3)幼稚園
① ホームページによる積極的な広報活動
ホームページを通して日常の保育の様子とその内容や特色を充分に広報し、
保護者の本園の教育方針に対する理解を深めていただき、入園意欲を高めるよ
う努める。
② 未就園児教室の充実
次年度に 3 年保育入園対象となる未就園児親子が活動に満足し、入園に向け
8
て意欲的になれるよう園教員と未就園児教室スタッフとがしっかり連携をとり、
充実した教室運営を図る。2013 年度 9 月より増設した体操教室を 2015 年
度も継続し、地域にも広くPRをして、未就園児教室への入会さらに年少組へ
の入園に繋げる取り組みを強化していく。
③ 自己点検・自己評価活動の実施と広報展開
本園独自の教育の具体的な内容や、子育て支援および預かり保育等の取り組
みについて、日常的な自己点検・自己評価活動を行い、その結果の公表等に積
極的に取り組みながら教育の充実と改善に努める。この活動を通して保護者や
地域住民の本園の特長についての理解促進をねらい積極的な情報提供を行う。
④ 課外活動の充実
外部から専門講師を招聘し、「音楽リズム」、「英語」、「絵画造形」、「体操」、
「剣道」の各活動により一層の充実を図る。また、学園の公式クラブとしてのチ
アリーディングや大学のこども学科と連携をとっている「こうめ文庫」(絵本活
動)においても本園独自の取り組みとして広報を強化し、保護者の入園意識へと
つながるよう努める。さらに、兄弟姉妹関係の入園につながる卒園児のサークル
活動(英会話、書道、バレエ)においても協力体制を維持する。
3.財政健全化への取組み
財政の健全化に努めるため、経常(帰属)収支の均衡を第一の目標に掲げ、20
15年度の予算編成方針のもとに以下の施策を実施する。
① 経常(帰属)収支において均衡予算を編成する。
② 2014 年度の配分基準額を上限としたゼロシーリング予算を基調とする。
③ 入学者数は、入学定員充足を大前提とする。
④ 物件費においては、不要不急の支出を抑制するとともに、費用対効果に見合っ
た取り組みを実施する。人件費については、教職員の費用対効果を高めるため
に、給与体系の見直しに着手する。
⑤ 新規・重点事業については、必要性とコストについて再度の検証を図ることに
より、導入経費の圧縮・削減に努める。
⑥ 補助金や寄附金等、外部資金の獲得に積極的に努める。
4.教育環境の整備
(1)茨木キャンパス
在学生を送迎するスクールバスを5か年で更新する計画を立て、今年度は3台
分を一新する。
(2)豊中キャンパス
①本館・新南館の耐震改修工事を実施し、災害にも安心できる環境を整える。
また、北館の有効利用についても検討し教学事務の向上を図る。
②豊中キャンパスのサーバーの入れ替えを実施し、今まで 2 系統での管理して
9
いた LAN 環境を統一することでメンテナンスや経費の効率化を進める。
また、LAN 設備を一新することで、生徒の iPad 使用環境の充実や教職員の
仕事の効率を高める。
5.学園としての取組み
「チャレンジ&エレガンス」な学園を推進するため、2016年を目処に梅花歌劇
団「劇団 KONOHANA」の設立に向けて準備を進める。
以
10
上