CSR実施報告書(第41期) 平成26年9月~平成27年8月 平成27年8月31日作成 作成者: 社長 真鍋緑朗 1.目的・目標の達成状況 1)目 目 的:有害化学物質の削減 標:平成27年8月までに、有害化学物質の管理体制を確立、及び鉛フリーの運用体制を確立す る。 達成状況:これまでは購入部品に関して85種類の有害化学物質の使用状況を把握できるフォーマット を作成し、各業者への調査依頼を順次おこなっていたレベルであったが、今期は顧客からの 要求もあり、以前から取りかかろうとしてもなかなかできなかった管理体制の構築が大きく 進んだ。環境マネジメントシステムの中に「化学物質管理規程」を策定することができ、大 きく進展した。管理体制の確立という目標に対して達成度65%程度。ただし、化学物質情 報の収集には苦労しており継続的作業となるであろう。 鉛フリーに関しては、これまで除外していたX線発生器内部も含めて目途が立った。修理品 も含めて鉛フリーを適用する品目と適用しない品目を分けなければいけないが、それに関す る手順書等をまとめればほぼ達成できる。達成度80%程度。 2)目 目 的:働きやすい環境作り 標:メンタルヘルスケアへの取り組みを継続的に実施する。 達成状況:H26年9月よりカウンセラーと継続的に契約し、2か月に1回程度のセミナー(テーマは コミュニケーション、メンター教育等)と半年に1回の社員との個別面接を実施している。 希望者はいつでもメンタル相談ができる体制になっている。また、社労士により「アンガー マネジメントセミナー」も社員全員受講している。これらにより、社内のコミュニケーショ ン向上に取り組んでいる。すぐに効果のでることではないが、継続的に実施するという目標 に対しては達成度ほぼ100%。 3)目 目 的:働きやすい環境作り 標:ワークライフバランス向上のための制度の検討。 達成状況:H26年9~12月に、横浜市主催の「女性活躍研究会」に社長が参加し、子育て支援や介 護支援の手法や考え方等を学び、研究会の進行に合わせて、社内に「WLB推進計画書」を 完成させることができた。その後、市の助成金を利用し、「育児・介護休業規程」等の整備 を行った。残業に対する会社の考え方も「残業はしないのが基本」という方向に180度転 換。時間はかかるが今後残業時間の削減に取り組んでいくことになった。制度の検討という 点では、細かいところがまだ不十分なので達成度90%。 4)目 目 的:地域貢献 標:横浜市限定の自社製品営業活動の開始 達成状況:自社製品である「動物用デジタルラジオグラフィー装置REAL-VX」がH27年8月に 「かながわ産業Navi大賞」の優秀賞を受賞することができた。地元横浜への積極的営業 を進めていくうえで大きな 後押しとなる。H27年秋には横浜で2回の展示会が予定され ており、横浜市限定のサービス等を計画中。達成度60%程度か。 1 2.法令等の遵守状況の評価 ・CSR法規制一覧表に、現在の遵守状況を記載。 3.CSRに関連する苦情や要望 ・なし 4.不適合及び対処、是正、予防 ・なし 5.内部監査の実施状況 ・H27年8月27日に実施 不適合なし 6.教育訓練の実施状況 ・計画ではCSR一般教育を朝礼等において社長が全社員に実施することになっており、下記の朝礼におい て実施された。 (朝礼実施記録より抜粋) H26.11.10 CSRの考え方の説明 H27.05.25 CSR今期目標の達成状況について 7.危機管理手順の見直し ・今期は手順の見直しはなし。非常用食料の賞味期限切れ品を入れ替えた。(H27.8) 8.情報管理の見直し ・なし 9.倫理的行動規範の見直し ・なし 10.その他のCSR活動等(抜粋) 1)地域貢献活動の実績 ・毎月第3水曜の地域美化の日には、8:30 から15分程度の外回りの清掃の実施を継続中 ・H26.10.22 赤い羽根共同募金(神奈川県協同募金会) ・H27.05.19 金沢まつり協賛金 ・H27.06.01 幼児交通安全ポスター(金沢区)協賛 10,000 円 10,000 円 10,000 円 2)ワークライフバランス関連 ・H26.12.2 女性活躍推進研究会最終発表会(開港記念会館)にて社長が自社の活動発表 ・H26.12.22 26年度横浜市中小企業女性活用推進事業助成金交付決定 ・H27.2.24 弊社社労士による「セクハラ・パワハラ防止セミナー」を社内で実施 ・H27.3.4 ・H27.6.19 横浜市経済局「ウーマンポート 2014」に事例紹介される 横浜市「中小企業女性活躍推進事業」公開セミナー(横浜情報文化センター)にて社長がパネ ルディスカッションのパネラーとして参加し、事例紹介をした。 3)省エネ関連 ・会社の照明をすべてLEDに変更した。 (H27年8月) 2 4)雇用関連 ・リクナビを利用し、新卒大学生の採用活動を実施。 ・女性派遣社員と女性契約社員を正社員に切り替えた。 11.マネジメントレビュー(企業の社会的責任の観点から) 平成27年8月31日、このCSR実施報告書の内容に従い実施し、アウトプットを追記した。 参加者:真鍋社長、蒲谷副社長、真鍋品質長、小池最高技術責任者、岩崎製造部長 アウトプット: ・この数年目標に掲げながらなかなか取り組めなかった化学物質管理体制の構築がだいぶ進んだので、今期 には完成されたものにしたい。 ・ワークライフバランスに関連して、完全週休二日制の導入と、残業削減への方策を策定したい。 ・REAL-VXの横浜地区への販売に実績をあげたい。 ・マイナンバー制度への対応が必要 12.ステークホルダーからの情報の入手、分析・評価 ・カウンセラーに依頼し、社員意識調査の意識調査を実施、報告書受領 ・お客様アンケートは、収集数は少ないが継続実施中。 3
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