空調工具 デジタル真空計 eVacⅠ 取扱 説 明 書 【ご使用前に必ず本書をお読みください。】 IM1401 デジタル真空計 eVacⅠ 安全にご使用いただくために このたびは、デジタル真空計 eVacⅠをお買い上げいただきましてありがとうございます。 ●この取扱説明書は、お使いになる方に必ずお渡しください。 ●ご使用前に必ず本書を最後までよく読み、確実に理解してください。 ●適切な取扱いで本機の性能を十分発揮させ、安全な作業をしてください。 ●本書は、お使いになる方がいつでも取り出せるところに大切に保管してください。 ●本機を用途以外の目的で使わないでください。 ●商品が届きましたら、ただちに次の項目を確認してください。 ・ ご注文の商品の仕様と違いはないか。 ・ 輸送中の事故等で破損、変形していないか。 ・ 付属品等に不足はないか。 万一不具合が発見された場合は、 至急お買い上げの販売店、 または当社営業所にお申し付けください。 （本書記載内容は、改良のため予告なしに変更することがあります。 ） 警告表示の分類 本書および本機に使用している警告表示は、次のように注意喚起を示しています。 注意 本機に接触または接近する使用者・第三者等が、その取り扱いを誤ったりその状況を回避しない場 合、軽症または中程度の傷害を招く可能性がある危険な状態。または、本機に損傷をもたらす状態。 目 次 1 製品の構成...................................................... 2 保守・点検 ..................................................... 5 各部の名称 .................................................... 2 センサーのクリーニング............................... 5 仕 様 ........................................................... 2 性能チェック................................................. 5 標準付属品 .................................................... 2 校正方法........................................................ 6 別販売品........................................................ 2 修理・サービスを依頼される前に .......... 7 使用方法 .......................................................... 3 準 備 ........................................................... 3 操作手順........................................................ 3 バックライト................................................. 4 消音モード .................................................... 4 スリープモード ............................................. 4 オートパワーオフ.......................................... 4 オイルの混入 ................................................ 4 DIGITAL VACUUM GAUGE eVacⅠ 製品の構成 製品の構成 各部の名称 フック 画面 ライトキー 電源キー UNITSキー センサーハウジング ポート 仕 様 品 名 コード No. 測定単位 測定範囲 真空値測定精度 使用可能単位 使用温度範囲 電 源 質 量 大きさ デジタル真空計 eVac Ⅰ Y69047 1 ミクロン 0 ～ 25,000 ミクロン（0 ～ 3.33 × 103 Pa［abs］ ） 読取値の 5％± 5 ミクロン ミクロン、Pa、mBar、mTorr、mmHg － 12 ～ 50℃ 9V アルカリ電池× 1 個（連続運転：300 時間） 170g（電池含む） 90 × 75 × 30mm 標準付属品 コード No. Y69049 Y69071 － Y93394 IM0347 別販売品 品 名 eVac 用フック 1/4" メス×メス アダプタ 9V アルカリ電池 1/4" キャップ 取扱説明書 コード No. Y69050 品 名 ゲージ保護ケース 2 デジタル真空計 eVacⅠ 使用方法 準 備 ①本機の裏にあるバッテリーカバーをあけ、電池を取付けてください。 ※本機には 9V リチウム電池も使用可能です。 使用温度環境が 0℃以下の場合、リチウム電池の使用をお勧めします。 ※電池の残量が少ない場合、画面の電池マーク残量が減ります。 さらに、電池の残量が“0”になると 10 回アラームが鳴り、電源が切れます。 ②必要に応じて、本機にフックを取付けてください。 使用方法 操作手順 ①本機をシステムに取付けます。1/4" メス×メス アダプタをムシ付のバルブに使用する 場合は、ムシ押側がムシを押すように接続してください。 注意 ◆ 本機は手締めで接続してください。 レンチ締めする場合は、必ずセンサーハウジング部分をレンチで押えてから、締付けてください。 ※本機をホースに直接接続する場合は、内部にごみ等がないホースを使用してください。 ② 「電源キー」を押して電源を入れてください。 圧力が 25000 ミクロン以上の場合、画面には“HI-P”と表示されます。 ③システムの真空引きを開始してください。 ④圧力が 25000 ミクロン以下になると数値が変化します。 ●25000 ミクロン以上では、画面に“HI-P”と表示されます。 ●本機はスリープモードの後、1 時間で自動 OFF になります。 ● 「UNITS」ボタンを押すことで７つの単位の切替えができます。 Pa（パスカル )、mBar（ミリバール）、mTorr（ミリトール） 、mmHg（ミリ Hg） 、 Microns（ミクロン）の順で切替わります。 ●画面下部のバーグラフは圧力の降下に 伴い右記の目盛ずつ減少します。 3 単 位 バーグラフ 目盛 Pa Microns 10K 1,000 － ATM 10,000 － ATM 5K 0,500 － 1,000 05,000 － 10,000 ⑤作業が完了したら、「電源キー」を再度押 2K 0,200 － 500 02,000 － 5,000 して電源を切ってください。 1K 0,100 － 200 01,000 － 2,000 500 0,050 － 100 00,500 － 1,000 200 0,020 － 50 00,200 － 500 ※使用温度環境が 0℃以下の場合、画面の 100 0,010 － 20 00,100 － 200 数字が常温時に比べ 1.5 秒ほど遅れて表 50 0,005 － 10 00,050 － 100 示されます。 20 0,002 － 5 00,020 － 50 10 0,001 － 2 00,010 － 20 DIGITAL VACUUM GAUGE eVacⅠ バックライト ① 「ライトキー」を押すと画面の“ライトマーク”が点滅し、バックライトが点灯します。 “ライトマーク”が点滅している場合は、1 分後にライトが自動消灯します。 ②バックライトの自動消灯を解除するには、“ライトマーク”が点滅している際に、再度 「ライトキー」を押してください。 “ライトマーク”が点灯し、バックライトが点灯し続けます。 ① 「ライトキー」を長押しすると、画面の“音符マーク”が消え、消音モードになります。 ②音が鳴るようにするには、再度「ライトキー」を長押ししてください。 使用方法 消音モード スリープモード 約 5 分間“HI-P”が表示された状態にある場合、 “SLEEP”と画面に表示され、 スリープモー ドに入ります。 ●スリープモードでは、5 分ごとに 2 回づつアラームが鳴ります。 消音モードの場合は鳴りません。 ●圧力が 25000 ミクロン以下になると、スリープモードは解除されます。 ●いずれかのキーを押すと、スリープモードは解除されます。 オートパワーオフ ●スリープモードに入ってから 1 時間経つと、電源は自動的に切れます。 オイルの混入 ●少量のオイルミストが誤ってセンサー内に入った場合、 右図のように画面に“OIL”と表示されます。 表示された後はセンサーが正常に機能しない可能性があ ります。 ●大量のオイルが入った場合、右図のように画面に“-OIL-” と表示されます。 次頁の「センサーのクリーニング」を参照して、センサー を清掃してください。 4 デジタル真空計 eVacⅠ 保守 ･ 点検 ●以下の箇所を定期的に点検・清掃し、適時修正または交換を行ってください。 センサーのクリーニング ①本機の電源を切ってください。 ②センサーハウジングに入ったオイルを振って出してください。 注意 セ ンサーハウジング部分にごみが入っていても、ドライバーなどを入れて取 ◆ り出そうとしないでください。 ③センサーハウジング内にあるセンサー部分に消毒用アルコールを数滴加え、親指でフタを して振ってください。 ④数回振った後、アルコールを出してください。 ⑤③と④を 3 回繰り返してください。 保守・点検 ⑥洗浄後、1 時間放置するか、真空ポンプに接続して真空引きを行い、センサーを乾かして ください。アルコールが残ると正確な読み取りができない可能性があります。 ⑦再度本機の電源を入れ、 “OIL”表示が消えていれば再度使用できます。 また“OIL”表示がある場合は、上記手順を繰り返してください。 性能チェック ゲージが適正な精度で機能しているかをチェックします。 ①本機の電源を切ってください。 ②本機を大気圧の場所に置いてください。 ③ 「電源キー」を 5 秒以上長押ししてください。 ④画面に“CAL Good”と表示されれば、適切な精度で機 能しています。 5 画面に“CAL Soon”と表示される場合は、校正が必要 です。次頁の「校正方法」を参照して校正を行ってくだ さい。 DIGITAL VACUUM GAUGE eVacⅠ 校正方法 ①校正前に、P5「センサーのクリーニング」を参照してセンサーをきれいにし、しっか りと乾燥させてください。 ②本機の電源を切り、電池残量が少ない場合は、電池を交換してください。 ③センサーハウジングにキャップを取付けてください。 ④ 「UNITS キー」を押しながら「電源キー」を押し、電源が入っ たらすぐに「UNITS キー」を 3 回押してください。 画面に“CAL Cold ”と温度が表示されます。 ⑤本機をジッパー付透明プラスティック袋に入れて空気を抜き、封を閉じてください。 保守・点検 表示されない場合、再度繰り返してください。 ⑥本機を－ 5℃以下の冷凍庫に入れてください。 本機が－ 2℃まで冷却されるとアラームが鳴り、画面に “Hot”と表示されます。 いずれかのキーを押すとアラームは止まります。 ⑦本機を 23℃以上 30℃以下の場所に置いてください。 本機が 20℃まで加温されるとアラームが鳴り、画面に“HI-P”と表示され、 校正が終わっ たことを知らせます。 いずれかのキーを押すとアラームは止まります。 注意 ◆ドライヤー等で早く加温するのは避けてください。 適切な校正結果が得られない可能性があります。 ⑧校正を途中で止める場合は、電源キーを押して電源を切ってください。 校正される前の状態に戻ります。 6 修理・サービスを依頼される前に ●修理・サービスを依頼される前に下記の故障診断にしたがって点検してください。 それでも解決されない場合は、弊社またはお買い求めの販売店にご相談ください。 修理・サービスを依頼される前に 症 状 モード 原 因 センサーが汚れている 画面に -OIL- と 表示される 通常使用時 校正時 通常使用時 画面に Error と 表示される アラームが 10 回鳴る アラームが 5 分置きに鳴る 校正時 通常使用時 ●お客様メモ 製造番号 ： 購入年月日： 年 お買い求めの販売店 対 策 センサーを洗浄してください。 本機の電源を切り、ポート部分 を手で温めて再度電源を入れて ください。 センサーを洗浄して、再度校正 センサーが汚れている を行ってください。 お買い上げの販売店、または当 センサーの故障 社営業所にご連絡ください。 再度校正を行い、ゆっくりと加温 ゲージの加温が早すぎる してください。 周りに高温物など影響がない場 校正時に問題があった 所で再度校正を行ってください。 使用温度が低すぎる 電池寿命 電池を交換してください。 スリープモード いずれかのキーを押してくださ い。 後日のために記入しておいてください。 お問合せや部品のご用命の際にお役に立ちます。 月 日 コード No. IM0347 A
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