継時誘導および逆運動の筋力への影響

Japanese Physioal
Japanese
Physical Therapy
Therapy Assooiation
Association (JPTA)
(JPTA
}
臨理 @8
継時 誘 導
(17
の筋
お よび 逆 運 動
山 本 に
1
巻 !ナ 198
一
College
of
浜 口
京 子
y
cal
門 The
「 apy
はじ
筋
強化
力 を
るとき は
価す
して 筋 力
ことは 必要
す る
と
こ
因
, 隣 接 関 節 の 角 度 や視 聴覚
より の
る1 〕 。運 動 療 法 の な
の
や 逆運 動 も そ の
用
利
1
およ
導
び 逆 運 動 は 神 経生
理学
ton
PNF
)に利
用
に より
発
される2
プ
表 さ れた 理 論 で あ る Sj
の 最 終 可 動 域 部 で 行わ せ れば よ り 強
い
理
に従 うも ので,関 節 の
き を 伴う筋 の収
う 筋靫 縮 の 筋ト
であ る
固有
神
を 行わ せ たの ち主 動
動 作筋
ユ
謔阯
の 収 縮 が 起 こ ると
床的応
よる 筋
お
。
用が
力低
induction
誘導
お よ び 頭 部を
で
あ
の
であ り,
Kabat
通
ーツ等
の動 作 の なか に
and rever −
sal
of
RPT
.
. 高
知 リ ハビリ テーシ
ョン 学院
を 見 させ た 。な
bex
常神 経障 害
Muscular Power
,
理
解され てい るこの理論も
人
ので
あ
with
また
an
Rehabilitation
め
た
る 逆 運 動 も 行 わせ
n
. ( 35
関節
ビ
リハ
歳
であ っ
に測 定 で
ツテー
C
は男 性
きる
−
被 験 者
シ
ョ
学 院学
ン
20 歳か ら 32
は
た 。 対象 筋
は
背 も た れ や 大腿 部 固 定
に
] ( 6RPM
ベル
トに
に 設定し, 筋
式記
録
器
験者 にオ リ
さ
せ , 入 力杆
固定し た 。
て
ト ル ク曲
にて 25
せ る と とも に
2〜
坐位 を
速度
接 続 した
方 法 とし て まず ,
3
回
は毎 分
.の 紙送 り 速 度
テ ー ショ
練
習さ
を
ド を 右 下腿下部前
に
を 行
社製
杆の回 転軸
のパ ッ
線は Cybex
ン
は
さ せた
垂
は 1 . 15
杆
力
入 力
回転運動
1sec
平 前
ルト
下
嘔
て
Lumex
入 力杆 の
運 動
エン
空 中に
は
の 入
用ベ
り
定に
) の 長さ に 一 ・ 定 し,
軸 に一 一 ・ fi
大 腿
右
ブル 前 縁 を把 持 さ せ た。 そ し
立
る か ぎ り 直 位 に 保 持 させ , 水
使用
し
た。 Cybex
を
ハ
ン
In
容易
量を
対象 と方 法
非 検 査側左’下 腿は テ ー ブ ル よ
録し た 。
Kochi
明 確 に知 る
時 誘導 と 逆 運 動 のみ
継
まと した 。運動と 筋 トル ク 値 測
態 のま
い
に
見 ら れ る も
でき
お
用 せず ,
, 正 常
値 と仕 事
, 55
ら せ , 両手 でテ ー
Soich
gonists
@Yamamoto
も
をより
筋 とし た 。 被 験 者 に は テ ス ト テーブ ル に 椅
の収
を 行 わ せ ればよ り強
な された q ) 。 こ れ ら は
しかし
,臨床 の場で 経験的に
す
る
逆運動 を 利用
び
時誘 導 と 逆運 動
継
を 中 心 と す る 健 常 者 で あり , 年 齢
頭
下時 の 筋 力 強 化 に 有 効で あ る が
ても ス ポ
い
ccessive
itute
作 筋収 縮
より,
名 ,計 20 名 の高 知
5
名 ,女性
ルク
した。
用
ま で ,平 均 23
遠 心 性 等張 性 収 縮 に お い て は 全 可 動 範囲 の 拮 抗 筋 収
運 動
使
可 動範
筋
縮
bex
を
主動 作
が 起 こ る と す る も の で あ る。 逆 運 動 も こ の 継時
動
時 誘導 お よ
。測 定 に は 関
比較し た
全
主 動作
筋 筋 力 を,単に 膝 屈 曲位
四頭
なく 部分 的 範 囲の 関 節 運 動 にお け
,
が
で,
の動 き を 伴
Sherri
時誘 導 は
こ
動で は ある が , 膝関 節 に つ いて
にお ける
動
きな 筋 力 を 発
さ れ て いな い 。 そ
に
お そ の 効果
動 範 囲で の 運
全可
勇
れ る継
と し て ,特 に
継
) 。
ー チ
ロ
の 収 縮を 起 こ さ せる 直前 に 拮 抗 筋 の 収 縮 を
論
の
効 果 を 調べ た 。 な
広 瀬
に より 大
度
た 場 合と で 比 較 す る こ と に
きる とされ る 。 継
的 ア
明
か
か
の
で あ り , こ れら の 使
つ
ァ シリ テー シ ョ ン テ ク ニ ッ ク の 一手 技
筋促通 法(
刺激 等 , 多 く
の 程
ら
展 さ せ た 場合 と 継
伸
を用
時
か で よ く 使 用さ
に よ り , よ り 大き な 筋力 を 発 揮 で
誘
り膝
子に は運 動 時の姿勢 や肢
同
のな
際ど
実
の伸 展力 と しての大 腿
法 を見 出 す 必 要 が あ る。 発揮
れ る 筋 力 に 影 響 を 及 ぼす
誘 導
筋 力を
法
恒 石 順 子
常 人 で等 速 性収 縮 運
が つて 筋に おいては より 大きな
力 を発 揮 でき る 運 動 方
の が あ
発 揮 でき る 方
大 き な力 を
に
であ る 。 し た
・
加代 子
できる も
の 力 をも っ
る 最大
き
。
き で あ る 。筋 力 を 強 化 す る 最 も効果
な 方 法 は よ り以 上
る
っ 重 要で あ る
か
そ の 筋力 が 発 揮 で
すべ
と
@ 光 早
理 学療 法 を 行 うう え で筋 力を 評 価 し, ま
佐 恵子
の影
へ
力
>1
測
熱
にて
定 に 先 立ち
い運 動 の概念を 理解
せ ,運動方法 を 修
得さ
の
NII-Electronic
のち
1
ーブ
Library
ルに
て
関
取っService
た。そ
,
(
)
テ
坐位 を
の 右 膝
節 最
Japanese Physioal
Japanese
Physical Therapy
Therapy Assooiation
Association (JPTA)
(JPTA
}
18 (18 )
°
臨 理 8 巻 1 号 1981
節0 位ま
で
弛 緩 させ
重 力 に て 下 腿 を下 垂 位 に 戻 す
,
,そ の
伸 展 させ
下腿下垂位 よ
。
わ
して 再 び
す 。 (H ) 継 時 誘 導 の 効 果 を見 る た め,下 腿 下 垂 位
折 り返
して 最 大 努 力 に て 膝 関 節伸 展 を Oe 位 ま で 行 わ す
。そ
あ と 弛 緩 させ
,
下 腿 を 下 垂位 に 戻 す
。
の
そ して動 きが止 ま
た の ち,再 び 同 じ 運 動 を 行 わ す 。 (皿 )
逆運動 に よ
っ
o °伸 展 位 で
る 効 果 を 見 る た め ,膝 関 節
持
し,
こ の
位 置 よ り最 大 努 力 に
て
坐位
位
り最大 努力
伸 展 させ る 。そ の あ と弛 緩 さ せ
.
ド垂 位 に 戻 り 動 き が 止 ま
た
っ
膝関節
位 まで
,
ち ,再 び 伸 展 さ せ る
。
(V )
部 分 的 関 節 運 動 範 囲 に お け る 逆 運 動 の 効 果 を 見
°
膝 関節0
る た め,
で下
伸 展位
垂位 ま
,
で
伸 展 させ る 。そ し て 続 い
の
時
,
。
の
5 方 法 を行 わ せ
の
た 。個 々
3 反 復 させ , 各運 動 方 法 の
た
聞に は
直
範 囲 角度 を求め る と と も に
し た 。そ し て そ れ ぞ れ
る た め
め,
m105
.
98±11,
9899 .
36±33.
337L57
Iv82
.
58± 8.
0179 .
83±21.
9260 .
77± 7.
2518 .
70± 5.
08
V79
.
42 ± 6 .
1163 .
43 土 26、
0460 .
70 ± 5 .
7319 .
34± 5 .
78
なお
。
こ
,テ ーブ ル 下 で
し ,助 手 が 監 視 す
5 分 以 上 の 休 息を与 え
,
の
ク
値,
運動 方法 に
よる
被 験 者 ご と に 最大 トル ク 値 に つ
筋仕 事 量
て の み
値
ク
差 を求
山 が最 大 凪 曲 位
トル ク
0 °と,屈
も し くは 下 腿 下 垂 位 の 問 で あ る が,筋
お け る 膝 関 節運 動 範 囲 は 伸 展
,
曲 線 よ り求 め た 屈 曲 角 度 は (1 )最 大 屈 曲 位
りの 伸展 ,
弛 緩 の 方法
,
(皿 )下 垂位
よ
よ り屈 曲 ,伸 展 ,
弛 緩 の 方 法 , (m )最 大 屈 曲位 ま で
の 屈 曲伸 展 反 復の 方
°
109
法,
.51 ± 12 .20 108 .07 °±
°
°
°
12 .
59 , 105 .
98 ± 11 .
98 で あ っ た 。ま た
(1V)
下垂位 よ り伸展 弛 緩の 方法
(V )下 垂 位 ま で の 屈 曲
で は そ れ ぞ れ
,
,
伸展 反 復
の
方法
,
,
で は そ れ ぞ れ
°
°
79.
42 ± 6 .
11 で あ
っ
た
。
っ
方法
。継 時 誘 導
差 を求 め た
最 大 屈 曲 位 よ り伸 展 ,弛 緩
っ
た
逆 運動
。
の
い
に よ る 最 大 トル
効果 を見る た
め
(1 >
,
と (H )下 垂 位 よ り屈 曲 ,
,
,
効 果 を見 る た め
の
違
の
。
2.
43 ft.
lbs .
± 15.
71 ft.
lbs.
=
・
t
O.
67 と 有意 差 は 認 め られ な
差 で (1 )が 大 きい が
(1 )最 大 屈 曲 位 よ
,
り 伸 展 ,弛 緩 , と (皿 )最 大 屈 曲 位 ま で の 屈 曲 伸 展 反 復
を比 較 す
る と
Ibs .
Ibs .の
, 3 .15ft .
± 16 .
99ft.
が 大 き く, (
IV )下 垂 位 よ り伸 展 , 弛 緩 ,
差 で (1 )
(V )下 垂 位
と
ま で の 屈 曲 伸 展 反 復 を比 較 す る と, 3.
6ft .
Ibs.
±
ft.
lbs .で (V )が 大 きい
曲
,
の
差は
・弛 緩
伸展
t = 1.
35 , t = O .
81
が
と どち
た
っ
なお
。
11.66
(n )下 垂 位 よ り屈
,
(皿 )最 大 屈 曲 位 ま で の 屈 曲 伸 展 反 復
と
lbs .
O.
72 ft.
± 12.
90 ft.
lbs,で (ll)が 大 き い
表
2 .運 動
運動 方法の 比較
方法の違
い
が
t
に よ る 最 大 トル ク 値 の 差
°
’
82 .
58 ± 8 .
Ol
,
(表 1 ) 各 方 法 ご と に 最
トル ク差αtJbs )
又 ± SD
t 検 定
有 意 差
,
67
NS
− II
1 − iII3
2.
43 ± 15.
71O
−− w22
.
68 ± 16.
775
.
89
O.
72 ± 12 .
900
.
24
93 ± 14 .
874
,
一3 .
6 ± 11 .
660
,
67
1
結果
各運 動 方 法 に
そ こ で 被験者 ご とに ,
の
を見
。
t 検定法 に て 比 較 した
,
を測 定
筋力の 違 い
い
51 ft.
lbs .
±
(1 )1 02.
,
膝 関 節 角 度 ,膝 関 節 運 動
秤 量 法に て
,
.
59土 8.
75
±1L1930
30.17ft.
lbs.(H )100 .
8ft.
lbs.
Ibs.(m )
± 31.14ft .
99.
36ft.
Ibs.
33 ft.
Ibs .(
± 33 ,
IV)79.
83 fしIbs .
92
± 21.
ft.
lbs.(V )83 .
43 ft.
lbs、
± 26.
04 ft.
lbs.で あ た (表
か
曲 線 を 選 び ,最 大 トル
トル ク を 発 生 し て い る 点 の
SD
.
07± 12.
59100 .
8 ±31.
1474 ,
45土 11.
8232 .
65土 9.
05
ら も有 意 差 を 認 め な か
して い る
SD
量
II108
位ま
°
得 ら れ た 筋 トル ク 曲 線 の 解 析 は , 3 反 復 中 最 も高 い 最
大 トル ク 値 を 記 録
SD
仕 事
,
51 土 12.
2010251 士 30」776 .
32土 10.
1333 ,
49± 9 ,
10
の
。
最大
又土
腿下
運 動方 法 は そ れ ぞ れ に
の
又土
とな る下
るた め
ーを設置
高さにバ
又±
伸 展 ,弛 緩 を 比 較 す る と
再 び 屈 曲 させ る
,
過 度の 膝 関節 屈 曲 を予防す
下腿下部 か ら踵 部
る
て
焦 lbs.
sec )
(
位置
折 り返 し最 大 努 力 に て 膝 関 節 0
屈曲 し
で
最大 トル ク
発生角度(
つ
した
腿 を助 手 が 保 持
よ り,最 大 努 力 に て 下 腿 が 床 面 に 対 し 垂
最大 トル ク値
正t,
Ibs}
〔
1lO9
1 ) 下 腿 を下 垂位 に 戻す 。
の
との 各 平 均 値
ご
大 トル ク 値の 平 均 を 求 め る と
関 節最
折 り返 し て 最 大 努 力 に て 膝 関 節
,
方法
下 腿 を助 乎 が 保
に お け る膝
0
°
位 ま で 伸 展 さ せ る 。そ し て 続 い て ,再 び 屈 曲 を行 わ す 。
°
(W ) 下 腿 下 垂
よ
に て
0
大 屈曲位 ま で 屈曲 し
SD
又士
方法
膝関 節伸展 を 行
よ り最 大 努 力 に て 膝 関 節 最 大 屈 曲位 ま で 屈 曲 し ,
屈 曲角度の
運動
り大 腿 四 頭 筋 を 弛 緩 し た ま ま 助 手 が 下 腿 を 引き 上 げ ,膝
関 節 最 大 屈 曲位 に 保 持 す る 。そ
1 ,運 動
表
あ と 右 大 腿 四 頭 筋 を完 全 に
1
II−
m
皿
一V15
W
−
=0 .24
V
,
15± 16,
99L35
NS
P く 0.
001
NS
P
く
.
81
0.
001
NS
。膝 関 節 運 動 範 囲 の 違
い に よ る比 較 で は
(1 )最 大 屈 曲 位 よ り伸 展 ・弛 緩 ,
V )下 垂 位 よ り 伸 展 ・弛 緩 の 差 が 22 .
lbs .
と (【
68 ft.
±
16。
77 ft.
lbs.と (1 )が大 き く t = 5.
89 危 険 率 0.1 %
で 有 意 差 を 認 め た 。ま た , (
m )最 大 屈 曲位 ま で の 屈 曲
と 有 意 差 を認 め な か
っ
た
,
,
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library Service
Library
Japanese Physioal
Japanese
Physical Therapy
Therapy Assooiation
Association (JPTA)
(JPTA
}
(19 )19
臨 理 8 巻 1 号 1981
と (V )下 垂 位 ま で の 屈 曲 伸 展 反 復 で は
伸 展反 復,
87 ft
Ibs.
.
lbs.の 差 で (m )が 大 き く t
15.
93ft.
± 14.
0
%
4。67 ,危 険 率 、
1 で 有 意 差 を認 め た 。 (表 2 ) 各 方
=
法 に お け る 最 大 ト ル ク 発 生 角 度 は , (1 )最 大 屈 曲位 よ
・弛 緩
り伸 展
(li)下 垂 位
,
よ
り屈 曲,
伸展
・弛 緩 ,
32
(皿 )最 大 屈 曲 位 ま で の 屈 曲 伸 展 反 復 ,そ れ ぞ れ 76.
自 10 13 ° 74 45 ° 11 82 ° 71 57 ° 11 19 °
±
. , ± . , ± .
で あ り
(IV )下垂 位 よ り 伸 展 ・弛 緩 , (V )下 垂 位 ま で
’
の 屈 曲 伸 展 反 復 ,そ れ ぞ れ 60.
77 土 7 .
25e 60.
70 °
°
73 で あ た
± 5.
(表 1 >
仕 事 量 は , (1 )最 大 屈
・
よ
33
,
49ft
,
Ibs.
sec .
± 9,
10ft,
Ibs,
s−
曲位
リイ
申展 弛 緩 ,
・
・
lbs .
ec .
65 ft.
, (H )下 垂 位 よ り屈 曲 伸 展 弛 緩 32,
sec .
lbs.
± 9.
05 ft.
sec .(
皿 )最 大 屈 曲 位 ま で の 屈 曲 伸 展
.
sec
。
lbs .
sec . (
IV )下 垂 位
反復
30,
59ftJbs
± 8.
75 ft.
Ibs .
sec .
08 ft.
lbs.
sec .
よ り伸 展 ・
弛緩
18,
70ft.
± 5,
,
34ft .
Ibs.
sec .
(V )下 垂 位 ま で の 屈 曲 伸 展 反 復 , 19.
±
5.
78 ft.
lbs.
sec .
,で あ た 。 (表 2 ) 以 上 の こ と よ り
,
っ
。
,
,
,
,
?
,
継 時 誘導 お よ び 逆 運 動 の 筋 力 に 対 す る 効 果 は 認 め ら れ な
か
っ
。し か
た
し,下 腿 下 垂 位 と 膝 関 節
運 動範 囲 よ り,
間
の
0 °伸 展位 の
°
0 伸
膝 関 節最 大 屈 曲位 と 膝 関 節
運 動 範 囲 で 膝 関 節伸 展 を行
っ
展位の
た 方 が , よ り大 き い 最
大 トル ク 値 と よ り大 き い 仕 事量 を 発 揮 し た 。そ し て
大
トル ク値
0
ら
“
して い た
行
を発 生 し た 点 の 膝 関 節 角 度 は
伸展 位 ま
た
,
最
最 大 屈 曲位 か
。
な お ,膝 関 節 運動 範 囲 が ほ ぼ 同 じで あ れ ば,
仕事 量 ,最 大
,
か
,
運 動 範 囲 が 大 き い 場 合 ,屈 曲 側 に 移
で の
最 大 トル ク 値
つ
間の
トル ク 発 生 角度 は ほ ぼ等 し
。
動 は 滑 車 を使用 す
膝 最 大 屈 曲位 よ
展 を行 わ
°ま
多 く,坐 位 ま た は 仰 臥 位 で
求心
で の
。そ
して
性等 張 性 収 縮
で
伸 展 位 よ り最 大 屈 曲
,
位 ま で の 復 位 は 大 腿 四 頭 筋 の 遠 心 性等 張 性 収縮 を用 い
方法
この
あ る。
は
では
継時誘導や 逆 運動 を利用 す る
方法 に 対 し
これ らの
抵 抗 量 を一定 に 規 定 で
こ とは
きな い 欠点 は あ るが
,
,大 腿 四 頭 筋 筋 力 で は 被 験 者 に 両 上 肢 を躯幹 後 方 に
伸 展 支 持 さ せ た 半 坐 位 を取 らせ る 。大 腿 四 頭 筋筋 力 強 化
用い
。
困難 で
徒手 的 に抵 抗 を与 え
,
る
る
方法
運動範 囲
を 自由 に 変化 させ た り運 動 の 途 中 で 抵 抗 の 量 や 部 位 , 方
向 を変 え
る こ とが で
運動 も行 わ せ
き,継 時 誘 導 や 逆 運 動 を利 用 して
る こ と
。等
がで きる
の
速性 筋 収 縮 運動は
Cybex を使 用 す れ ば 拮抗 筋 と動 f乍筋 の 収 縮 運 動 速 度
が 同 一で な け れ ば な ら な い が ,そ の 速 度 は 自 由に 設 定 で
,
き拮 抗 筋 お
よ び主動
作 筋筋力 に 応
そ し て , 拮 抗 筋 を収 縮 さ せ て
せ る
こ
の
じ た 抵抗 を 負荷 で
きる
。
継 時 誘 導 や 逆 運 動 を行 わ
と が で き,関 節 運 動 範 囲 も 限 定 さ れ な い
。ま た ,
筋 力増 強訓練 に 使 用 で き る だ け で な く,筋 力 評 価 と して
筋収 縮 運 動 時 の 筋 トル
ク
値 や 仕 事 量 を求 め
る こ とが で
き
,神 経 障害 に
よ
る。
継 時 誘 導 や 逆 運動 の 臨 床 面
の
へ
応 用は
り筋 力低 下 が 認 め ら れ た と き 筋 収 縮 を 再 教 育 し た り筋 力
を 効 率 よ く強 化 す る と き用 い ら れ る こ と が 多 く,
この よ
う な 場 合 に は 効 果 的 な 一方法 で あ る
る
動作
に お い て よ
Sherringtonに
6b
正 常 人 に も ス ポ ーツ
,逆 運 動 は
して
く見 ら れ
と され て
現象で ある
る
ール
ボ
で
い
。そ
を蹴 る 等 の
7 〕
。継 時 誘 導 は
よ り屈 曲 反 射 が 交 叉 性 伸 展 反 射 を増 強 さ
せ る こ と で 見出され た
NF
筋 力 を評 価 す る と き ,徒 手 筋 力 検査 法 を
の
膝伸
の
よ る
3〕
が ,そ
の
神 経 学 的 機構 は 単 に
筋紡 錘 の 興奮 性 を 高め
るの み で
主
なく
拮 抗 筋 の 収 縮 が 動 筋 を よ り 促 通 す る こ と は ,逆 運 動 の
考察
は
0
せ る こ とに な る
勤 作筋の 伸張 に
臨 床の 場 で
る こ とが
り
P
に お け る 応 用 が 等 張 性 収 縮 の み で な く 等 尺 性 収縮 で
もな さ れ る
こ
2
と
)
よ り理解
され る 。
本 研 究 で は Cybex を使用
し等 速 性 収縮 を行 わ せ た が ,
徒手 抵抗運 動 が 筋 力 に 応 じ 抵 抗 量 を変 化適 応 し な が
ース
らス
を行 う場 合 で は 重 錘 や 徒 手 等 の 抵 抗 の 種 類 に よ つ て も異
ム
な る が , 仰 臥位 で の 下 肢 伸 展 位 挙 上 や 腹 臥 位 よ り も,
ぼ 同 様 筋 収 縮 運 動 で あ る と 考え る 。最 大 筋 トル ク 値 は 関
腿 をベ
ドよ
ッ
とが多い
。
P
し か し, 仰 臥 位 か 坐 位 か
の
膝伸展 力の 違 い は ほ と ん どな い と考 え
種 類 に よ る 運 動 方法 の 違 い と し て
けて
の
,
肢位の 違い に よ る
られ る
5
)
。
抵抗 の
砂 袋 を下 腿 下 部 に 付
下 腿 下 垂 位 よ りの 膝 伸 展 運 動 で は , 運 動 範囲 を 下
腿 下 垂 位 よ り膝
縮運 動 とな
の
下
下 垂 し た 仰 臥 位 ま た は 坐 位 を取 らせ る こ
る
Oe
伸 展位 ま で とす る 求 心 性 等 張 性 筋収
.な お
,
膝0
°
伸展位
よ り下腿下
垂位 ま で
復位運 動 で は 大 腿 四頭 筋の 遠心 性等張性筋収縮 が必要
。しか
開 始 時 に 一旦 膝
,通 常 膝 伸 展 運動 の
を最
大 屈 曲 させ る 方 法 ,い わ ゆ る 継 時 誘 導 を 利 用 し て の 運動
方 法 を 行 わ せ る こ と は 少 な い 。重 錘 を 使 用 し て の 抵 抗 運
とな る
し
な 関 節運 動 を 行 え る こ と よ り, 徒 手 抵 抗 運 動 と ほ
節 運 動 速 度 とほ ぼ 負 の 相 関 を示 し
な 最 大 トル ク 値 を発 揮 で き る
関 節 運 動速 度
3RPM
運動
の
思わ れ
の
S)
と され て
違 い に よ る 筋 トル
で は 小 さ く,
3RPM
。
ク
い
で
最 も大 き
る 。し か し ,
値 の 差 は 6RPM
と
を 用 い て も継 時 誘 導 や 逆
効 果 が トル ク 値 の 差 と し て
る
3RPM
,
表わ
れ る こ とはない と
ま た ,ス ポ ーツ 等 の 動 作 で 見 られ る こ と を 考
え れ ば, 非 常 に速 い 速度の 運動に おい て 継時誘導や逆運
動 の 効 果 が大 き い と も考 え ら れ
度 で は 絶 対 トル
見る
こ とは
ク
る が,
非 常 に 速 い 運動 速
値 は 非 常に 小 さ く な リ トル
困 難 で あ ろ う 。本 研 究 で 用 い た
袋や 徒 手 抵 抗
を用
い
て の
ク
値の 差 を
6RPM
は砂
通 常の 等張性収縮速度に 最 も近
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library Service
Library
Japanese Physioal
Japanese
Physical Therapy
Therapy Assooiation
Association (JPTA)
(JPTA
}
20 (20 )
臨 理 8 巻
い と思 わ れ る が
関 節 運 動 速 度 で は 継 時 誘 導 や逆 運
こ の
,
動 の 効 果 は 筋 トル ク 値上 な か
験 者 が 正 常人 で
そ の 効果 が 認め
い
た とい え
っ
る
っ
っ
,
くっ か の 運動 速 度 を設 定 し 測 定 す る と と もに
障害 の あ る部位 に
方法 を用
い
,
一肢 全 体 あ る い
,
神経 筋
は 全身 と して の 運動
測 定 し て み る 必 要 も あ る 。な お , 継 時 誘 導 は
そ の 刺 激 が 加 重 され る
運動 で は
被
し か し,
。
あ り,一関 節 の み の 運 動 で あ た こ と も
られ なか
た 一因 と も考 え られ
さら に
3i
3 反 復の
と され て い る が,
3 回 目に 必ず し も最 も高い
刺激の 加 重は 認 め られ なか
トル
果 を大 腿 四 頭 筋 力 で 調 べ る と と も に 関 節 運 動 範 囲 の 違 い
に よ る 影 響 もみ た 。結 果 は 継 時 誘 導 お よ び 逆 運 動 の 効 果
は 認め られ な か
,
た が, 下 腿下垂位 か らの 膝伸 展 よ
っ
量 が発 揮 され た
,最 大
また
。
値
ク
差は な か
の
た が こ れ は継時
っ
く,そ
る もの で な
れ る 因子に
膝 伸展 力 を 測 定
た が,
’
90 屈 曲 位 よ
性収縮 に
した
’
9
S
研究
}
お け る
ま して 等速
関 節 運動 範 囲 の 違 い に よ る最 大 トル
値
ク
1 ) Currier
D
,
Neuromuscular
と最 大 筋 トル ク 値 の 関 係 に つ き さ らに 検 索 し て み る 必 要
York.
が あ る が , 本 結 果は 筋の
仕 事 量 は す で
した が
。
て
っ
に 一致す
長さ と張力の 関係
に 知 られ て
値 と ほ ぼ相 似 の 関 係 に あ
S)
る
い
の と 同様 に
。
最大 トル ク
膝最 大 屈 曲 位 よ りの 伸
た が,
っ
る
展 と 90e 屈 曲 位 よ りの 伸 展 で
が
L3 倍
積に
らの
,
ほ ぼ等 し い
L7
み が 増大 し た の
縮 時間
延長
最 大 トル
ク
従来の 報告
S
曲位 よ
の
,
倍で あ
ル ク値 の
の
の 比 較 で は 関 節運 動範 囲
1.
2 倍 で あ り 仕事 量 は それ
最 大 トル ク 値 が
で は
積 に比 例 して
りの
)
”
°
屈 曲位 よ りの 伸展 で は
と ほ ぼ等
っ
/
て は 等尺 性 収縮 で の 測 定
を伴 う場 合 と で
ま た ,Cybex
は
が中心 で あ り
,
角 度 の 違い が 起 こ
ト
sllt
。し
りの 伸 展 に お い て
報告
。
られ る
90 °
屈曲 位 よ りの
が ほ とん ど で あ り, も ち ろ ん 関 節
運 動 範囲 の 違 い に よ る 最 大 トル
は な され て い な い
関 節の 動 き
も考え
る こ と
を使 用 して の 測 定 で は
伸 展 に お け る もの
3 )
。
る
か し
発生 角度 の 違 い
,等 速 性 収 縮
最大
,
ク
トル
ク
で
の
比較
膝 最 大 屈 曲位
発 生角度が
も あ り, さ ら に 検 討 を要 す る。な お
,
62 °と の
本 研究 結 果
か らは単 に 最 大 トル ク 発 生 角 度 が移 動 し た の で は な く最
大 トル ク 値 お よ び 仕 事 量 よ りみ て ,筋 そ の も の の 収 縮 力
は よ り膝 伸 展 の 早い 時 期 に よ り大 き な トル ク を持 っ て
る の で
あり
,
90 °よ
ク を発
揮す る ま で
筋 トル
ク を発
い
り の 伸 展 で は 筋 の 長 さ や 最 大 トル
に 必
Posidoning for Knee Strengthening
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一
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ァ
シ
リテ
ーシ
ョ
ン
テ
ク
ニ
ッ
ク
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短 期大 単 紀要 ,10
:
し い 角度 で あ
た が,最 大 屈
°
伸 展 で は 90 屈 曲 位 か ら の 伸 展 時 よ り屈 曲
し て い る 。最 大 トル ク 発 生 角 度 は 過 去 に お い
11
9’
方向に移動
よ
した が っ て 最 大 ト
な く, トル ク の 増 大 と筋 収
い
発 生 角 度 は 膝 90
『
9’
た。
っ
.P .
2 ) Knott ,
M .
and
比 較 は な され て い な い
効 果 に 影 響 を 及 ぼ す と考 え ら
の
Phys Ther,
57
Exercises ,
今後 関 節 運 動範 囲
の
誘導や 逆運動 の 効果 を
引用 文 献
は過 去 に お い て 膝
りの 伸 展 が ほ と ん ど で あ り,
た 。 最 大 トル
い
き さ らに よ り詳 細 な 検 討 が 必 要 で あ る 。
つ
最 大 筋 トル ク 値 の 差 は 関 節運 動 範 囲 の 違 い に よ り起 こ
っ
も
トル ク 発 生 角 度 が 膝 最 大 屈
曲位 よ りの 伸 展 で よ り屈 曲 側 に 移 行 し て
た。
っ
D
膝 最 大 屈 曲位 か らの 伸 展 で よ り大 き な 最 大 トル ク と 仕 事
否 定す
みの
値 を示 さ ず
ク
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H .
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揮 で き な い もの
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考え
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お わ りに
20
人 の 健 常 成人 にっ
い
て 継時
誘導 お よ び逆 運 動
の
効
一
NNII-Electronic
工 工 Eleotronio
Library Service
Library