シロアリの退化 元々はゴキブリであった。古生代,暖かで 湿気の多い

等翅目
ミゾガシラシロアリ科
不完全変態
膜翅目
アリ科
完全変態
卵→幼虫→蛹→成虫
◆シロアリの退化
元々はゴキブリであった。古生代,暖かで
湿気の多いジャングルの中に倒木がたくさ
んあった。倒木は植物が作り上げた栄養分
のかたまりなので,この木を食べることがで
きると,かなりの長い間の栄養を得ることが
できた。そこで,雑食のゴキブリが強い大
顎で食べ始めた。
シロアリになると植物,それも材部しか食
べないようになる。そして木の内部で生活
していて,目は退化して見えなくなった。し
かも,限られた範囲の中で,いつもある一
定の個体数を保つという,高度な社会組織
を持ち得ている。