器具総合効率 100 lm / W を実現した LED ベースライト

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−話題製品の技術紹介−
器具総合効率 100 lm / W を実現した LED ベースライト
施設・屋外照明事業部
LED Lighting Fixture with Lamp and Auxiliary Efficacy of 100 lm/W
製品開発の背景:オフィスに代表される施設においても,
山村 泰典
※国内で発売済の一般屋内照明器具において 2010 年 5 月当社調べ
直管形蛍光灯に代る LED を光源とする省エネルギーで長
寿命の照明器具への期待が高まっており,これに対応する
LED ベースライトを開発した。
セールスポイント :① Hf32 形× 2 灯照明器具に対し,ほ
※
ぼ同等の明るさで,業界最高 の器具総合効率 104.6 lm /
W となる約 25 %の省エネルギーを実現。②グレアカット
角 15 °で不快なまぶしさを低減。③ Hf 蛍光灯に比べて約
3.3 倍となる 40000 時間の長寿命でメンテナンスを軽減。
技術的特徴:現在主流の Hf32 形蛍光ランプを採用した照
明器具の総合効率は約 85 lm / W と高く,単純に LED と
置き換えるだけでは,省エネルギー化は期待できない。
そこで,放熱性に優れた高出力 LED ユニット,高反
射白色樹脂材料とオプティカル設計による高効率反射板,
AC / DC 変換ロスを極力低減した電源ユニットの開発に
よって,器具光束 6800 lm,器具消費電力 65 W(100 V)
を達成し,器具総合効率 104.6 lm / W を実現した。
とくに,この反射板は LED パッケージからの光を効率
良く反射するとともにグレアカット角も約 15 °を達成して
おり,従来の Hf32 形 2 灯蛍光灯器具(87 W)とほぼ同等
の明るさで約 25 %の省エネルギーを実現している。
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パナソニック電工技報(Vol. 58 No. 4)
直付型
図1 LEDベースライト ストレートタイプ