18-19 工学部

学部
工学部は、阪大生の約 25%を占める、阪大で最も人数の多い学部です。5つの学科に分かれていて、様々な分野
について学ぶことができます。ここでは、そんな工学部について紹介していきます!
学科・学科目紹介
5つの学科と学科毎の学科目 ( コース ) について、どんなこ
とを学べるのか詳しく解説していきます!
応用理工学科
応用自然科学科
おうし
通称 「 応自 」。2年生で化学系 / 物理系 / 生物系の
学科目に分かれます。今はどういう分野を学びたい
か分からないそこの君 !! 1年生の間にじっくり学び
たいことを考えられますよ。2年生から以下の4つ
の学科目に分かれます。
■ 応用化学科目
化学反応による新しい物質の生成について学びます。
■ 応用生物工学科目
遺伝子工学などを学びます。
■ 精密科学科目
原子レベルの精度の加工法を学びます。
■ 応用物理学科目
ナノや光などの最先端研究をします。
電子情報工学科
でんじょう
通称 「 電情 」。通信技術からエネルギー系まで、と
ても幅広い分野を学ぶことが出来ます。比較的新し
い分野なので、先生方も若い人が多いです。2 年生
では、電気電子工学科目と情報通信工学科目の 2 つ
の学科目に分かれます。
■ 電気電子工学科目
電気回路や電気理論を学びます。プログラミング
も学びます。
■ 情報通信工学科目
2 年生では通信ネットワークの仕組みや、プログ
ラミングを使う実験があります。
地球総合工学科
ちそう
通称 「 地総 」。学科名だけ聞くと何を研究している
のかが分かりにくいですが、海上や海洋、陸上や海岸、
さらに地中に至るまで、人々の生活に欠かせない種々
の構造物の安全性と利用法の研究が行われています。
2年生で以下の3つの学科目に分かれます。
■ 船舶海洋工学科目
船と海に関する広範な研究テーマに取り組んでいます。
■ 社会基盤工学科目
道路・鉄道などの交通インフラ整備、堤防などの
防災、都市 ・ 地域などの計画について研究しています。
■ 建築工学科目
建物の構造や環境、デザインなど、建築に関する
研究をしています。
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おうり
通称 「 応理 」。研究範囲は原子 ・ 分子レベルのもの
から自動車、ロボットや宇宙産業にわたっており、
とても幅広い分野を扱う学科です。力学 / 材料学 /
設計 / 生産 / 制御理論 / 情報技術など、工学の基礎
を学ぶことができます。2 年生からは機械系とマテ
リアル系の 2 つの学科目に分かれます。
■ 機械工学科目
力学を中心として、あらゆる力学の分野を統合し
た機械研究を進めています。
■ マテリアル生産科学科目
ナノ ・ マイクロテクノロジーを駆使して、無機材料 /
半導体 / 電磁気材料 / 新素材の研究を行っています。
環境 ・ エネルギー工学科
か ん え ね
通称 「 環エネ 」。名前の通り、大きく分けて 「 環境
系 」 と 「 エネルギー系 」 の 2 種類が学べます。工学部
の中で唯一学科目への分属がありません。まず、こ
の学科で扱う内容を満遍なく学び、徐々に専門性が
増していきます。
2 年生で、熱学 ・ 統計力学 / 原子力 / 材料 / 環境計
画システム / 環境モデリング ・ マネジメント / 環境
デザインなど、色々なことについて学びます。
多くの先生が、自分の分野の基礎を話してくださ
います。専門性の高い数学も学ぶこともできます。
じっくりとやりたいことを考えたい人におすすめ
かもしれません。
工学部の講義って?
1年生のうちは、数学や理科などの基礎的な
授業が多く、専門科目の授業でも、その分野の
入門的な内容について扱ったものが多いです。
また、工学部の授業で特徴的なものといえば
実験です。高校までの実験のイメージとは異な
り、計算が多くなったり、実験の後にその結果
についてまとめたレポートを書かなければなら
なかったりします。実験で扱うテーマには様々
なものがあり、学年が進むにつれて、より専門
的なものになっていきます。
5
苑
阪辞
再履【さいり】: 再履修の略。必要な単位を落としてしまい、翌年に同じ授業を受けなければならないこと。
後輩と同じ授業をうけることになるので、知り合いがいると非常に気まずい。
工学部生の4年間
1 年生
高校の延長のような勉強をしたり、他の学部と一緒に一般教養科
目を受けたりすることが多いです。しかし専門科目の授業や週に一
度のレポートがあることもしばしば…。特にこの学年の実験の授業
は、理論と結果の誤差計算が多いので、受験生活で培った計算力が
活かされるはずです。また工学部の人は1年生の間に単位を落とす
と、単位の回収のために豊中キャンパスと吹田キャンパスを往復す
ることになってしまうので大変です。
2 年生
3 年生
工学部の2年生は1年生の頃とは大きく生活が変わります。まず
はキャンパスが豊中から吹田に移動します。そして何よりも環境 ・ エ
ネルギー工学科以外には 「 分属 」 が行われるのです。分属後の学生は、
それぞれの専門分野に特化した学科目に分かれて授業を受けます。
そして、分属がない環境 ・ エネルギー工学科には専門科目の選択があ
ります。色々な分野の授業を受けるも良し、興味のある分野の勉強
に絞るも良しです、ご安心を !!
2年生の時に選んだコースによっては、この学年でもさらに分属
があります。しかし基本的には2年生の延長に近く、ほとんど全て
の授業が専門科目になっています。3 年生の多くは4年生で希望の研
究室に配属されるように日々勉強に取り組んでいます。ちなみに阪
大には学部3年生を対象とした飛び級の大学院入試があります。受
験生のみなさんにはまだまだ先の話ですが、頭の片隅にでも留めて
おくといいかもしれません。
4 年生
4年生は授業がほとんど無くなる代わりに、それまでの成績によっ
て研究室に配属されます。そこで先生や大学院生の指導を受けなが
ら卒業研究に1年間取り組んでいきます。また、工学部は大学院へ
の進学率が 90%近くある学部です。そのため多くの人が研究と並行
して大学院入試の勉強をしています。もしかするとこの年は大学生
活で一番忙しい1年を過ごすことになるかもしれません。
卒業後の進路
工学部の学生のうちの 90%近くは大学院に進学します。大学院では研究室に配属され、
そこでは少人数のグループで様々な分野に関する研究を行います。ただし、自分の行きたい研究室
が人気な場合、成績が悪いと自分の希望が通らないこともあるので頑張って勉強しましょう!
工学部に関するあんなことやこんなこと、知っていただけたでしょうか?工学部を目指している人も他の学部と
迷っている人も、工学部について少しでもイメージを持っていただけたら幸いです♪
それでは受験生のみなさん、自分の志望校、志望学部を目指して勉強を頑張ってくださいね!
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苑
阪辞
再履バス【さいりばす】: 再履でない人も利用している、豊中・吹田・箕面キャンパスをつなぐバス。一見普通の阪急
バスである。正式名称は、学内連絡バスである。