食品工学講習会2015 ∼基礎理論から企業での応用実践まで∼

食品工学講習会 2015 ∼基礎理論から企業での応用実践まで∼
目 的: 本講習会は食品企業の研究開発・設計・製造現場などで働く技術者を対象に,食品工学の「基礎理論」から「応
用発展」
,さらに食品工場における「現場での実践例」までの広範な講義を通し,食品工学的な考え方を体系的に習得/整理
する機会の提供を目的とします.応用実践編のテーマを絞って,より集中的にテーマへの理解が深められる様なプログラム
となっております.この機会にぜひご参加ください.皆様の積極的なご参加をお待ちしております.
特 徴
1) 日本食品工学会編集の「食品工学」
(朝倉書店)を基本教材として,大学/企業から選ばれた講師陣が食品工業に必要
な食品工学のエッセンスを自ら精選してまとめた資料を加え,各日のテーマに沿った基礎理論から,企業における生産
現場での実践事例や応用発展的な事例紹介までを丁寧に解説します.
2) プログラムを2日間×3クールに分け,クール毎にテーマを絞り,基礎理論から応用実践までの講義を行います.
2日間1テーマでじっくりと学べるプログラムにしました.1クール2日間のみの受講も可能です.
3) 受講者・講師参加の交流会開催(無料・自由参加)を,1日目の終了後に企画しています.
開催要領
1) 主 催: 日本食品工学会 インダストリー委員会
2) 日 程: 平成 27 年 10 月 21 日・22 日,11 月 26 日・27 日,12 月 10・11 日の 6 日間
3) 場 所: 東京海洋大 品川キャンパス
4) 定 員: 35 名(定員になり次第,申し込みを締切ります)
5) 参加費: 教科書「食品工学」を含みます.
会員種別
日本食品工学会 正会員/学生会員
日本食品工学会 団体会員/維持会員
非会員
1クール(2 日間)受講
16,000 円(消費税込)
21,000 円(消費税込)
30,000 円(消費税込)
6) 申込方法:
① 参加申込書に必要事項を記入し,FAX または HP よりお申し込み下さい.
② 申込書を受領後,請求書ならびに受講手続に関する書類等を郵送します.
③ お申し込み後 10 日以内に,請求書ならびに受講に関する書類がお手元に届かない場合には,下記、日本食品工学会
事務所までご連絡下さい.
④ 申込み締め切り後のキャンセルはお受けできませんのでご了承ください.
7) 申込締切日:
第 1 クール;2015 年 10 月 9 日(金)
, 第 2 クール;2015 年 11 月 16 日(月)
, 第 3 クール;2015 年 11 月 30 日(月)
8) 申込み・問合せ先:
日本食品工学会事務所 食品工学講習会担当
TEL: 042-739-3088 FAX:042-710-9176 E-mail : [email protected]
参加申込書
申込日:
年
月
FAX送付先 食品工学会事務所(FAX 042−710−9176)宛
会社名
住
所
所属部署
〒
T E L
F A X
受講者名
E ‒ mail
会員種別
受講日
参加費
備
考
□正会員/学生会員
□団体会員
□第 1 クール(10/21,22)
合計金額 ¥
□非会員
(該当箇所にチェックして下さい)
□第 2 クール(11/26,27)
□第 3 クール(12/10,11)
(該当箇所にチェックして下さい)
日
ブログラム(予定)
※受付
(第 1・2 クール) 1 日目 9:30∼,2 日目 9:00∼
※会場 東京海洋大学品川キャンパス
開催日
(第 3 クール) 1 日目 10:00∼,2 日目 9:00∼
https://www.kaiyodai.ac.jp/info/access/access.html
テーマ / 講義内容
時間割
講師
第 1 クール 「食品物性」
食品工学の役割を理解し,食品物性の基礎を学習し,開発・製造業務への活用の足掛かりとする.応用編は,固体・半固形・乳化物・粘
稠体など代表的な食品での「物性測定」「評価解析法」を紹介,「官能評価」・「物性評価」」等の評価方法と結びつける.
「食品物性Ⅰ 基礎編」
1) 食品工学の基礎 ∼主な物性の解説/理解
10:00∼11:10 福岡 美香 (東京海洋大)
10/21
2) 食品の物性(Ⅰ) ∼力学物性 基礎 測定具体例
11:20∼12:50 福岡 美香 (東京海洋大)
(水)
3) 食品の物性(Ⅱ) ∼熱物性、加熱性を支配する電気物性・誘電物性 11:20∼12:50 酒井 昇
(東京海洋大)
4) 食品の物性(Ⅲ) ∼熱物性と温度・水分変化に伴う各種物性変化
15:00∼16:40 川井 清司 (広島大)
「食品物性Ⅱ 応用編」
9:30∼11:00 川井 清司 (広島大)
1) 固体食品の物性 ∼測定および解析と品質設計への利用
10/22
2) チョコレート物性 ∼物性測定方法と解析法、官能評価
11:10∼12:40 (株)ロッテ
(木)
3) マヨネーズ物性
∼物性測定方法と解析法、官能評価
13:40∼15:10 キユーピー(株)
4) 液体、粘調物性
∼ゲル化剤の特性、物性評価測定・解析方法
15:20∼16:50 (株)三栄源エフ・エフ・アイ
第 2 クール 「抽出・分離技術」
抽出及び分離理論について基礎を総合的に学習. 抽出・分離操作を理解し,具体的な事例や活用方法を習得することで,業務への活
用のキッカケとする. 応用編として,「コーヒー」・「チキンエキス抽出生成物」の抽出・分離例 及び 実際の製造設備(抽出・膜分離)を
具体的に紹介する.
「抽出・分離技術Ⅰ 基礎編」
1) 抽出技術の基礎 ∼固体抽出・液液抽出・多回抽出
10:00∼11:30 今井 正直 (日本大)
11/26
2) 新しい抽出技術 ∼超臨界流体抽出の基礎と実際例
11:40∼12:50 今井 正直 (日本大)
(木)
13:40∼15:10 鍋谷 浩志(食品総合研究所)
3) 分離技術の基礎Ⅰ ∼固液分離、濾過
15:20∼16:50 鍋谷 浩志(食品総合研究所)
4) 分離技術の基礎Ⅱ ∼膜分離
「抽出 ・分離技術Ⅱ 応用編」
1) 抽出・分離食品製造の実践例
∼飲料(コーヒー)
9:30∼11:00 味の素ゼネラルフーヅ(株)
11/27
2) 抽出食品製造装置の設計
11:10∼12:40 イズミフードマシナリ(株)
(金)
3) 抽出・分離の実践例 ∼チキンエキスから微量有効成分を抽出分離する 13:40∼15:10 東海物産(株)
4) 膜分離装置の紹介及び基本的な設計
15:20∼16:50 NGKフィルテック(株)
第3クール 「乾燥・保存技術」
乾燥について理論から応用まで総合的に学習. 乾燥操作を理解し,具体的な事例や活用方法を習得することで,業務への活用のキッ
カケとする. 食品の「保存」に関し,基礎的な理論から実際の食品,包材まで総合的に学習. 影響の大きな要因を掴むことで,実際の
業務に役立てる機会とする.
「乾燥技術 基礎と応用」
1) はじめに 乾燥の目的と考え方について
10:30∼12:00 山本 修一 (山口大)
12/10
乾燥Ⅰ ∼湿り空気の性質と制御(調湿)
(木)
2) 乾燥Ⅱ ∼乾燥機構
13:00∼14:20 山本 修一 (山口大)
3) 乾燥Ⅲ ∼乾燥機構と品質・保存安定性との関係
14:30∼15:50 山本 修一 (山口大)
4) 乾燥の応用 ∼インスタントコーヒーの噴霧乾燥
16:00∼17:30 味の素ゼネラルフーヅ(株)
「保存技術 基礎と応用」
1) 平衡、吸着 ∼食品の状態と水分活性、吸着平衡
9:30∼11:00 熊谷 仁 (共立女子大)
12/11
2) 保存
∼食品の保存に影響する要因
11:10∼12:40 熊谷 仁 (共立女子大)
(金)
3) 常温・乾燥食品の保存 ∼常温乾燥食品の保存性課題と対策(実際例)
13:40∼15:10 ハウス食品(株)
4) 包装技術 ∼包装形態と食品の保存性(酸素・吸湿・光)
15:20∼16:50 大日本印刷(株)