破壊を把握し,予測し,制御する!

破壊を把握し,予測し,制御する!
新潟工科大学 〒945-1195 新潟県柏崎市藤橋 1719 TEL/FAX 0257-22-8109/0257-22-8109
機械制御システム工学科 材料強度研究室
山崎 泰広 教授
E-mail:[email protected]
概要
我々の材料強度研究室では,超合金やチタン合金や,
溶接・接合材料,コーティング材料,複合材料などの
異材界面を有する材料の損傷挙動や強度特性,それら
に及ぼす製造プロセスの影響等を研究しています.
研究室の目標(合い言葉)
「破壊を把握し,予測し,制御する!」
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破壊を把握する:損傷挙動を定量的に評価し,そ
のメカニズムとメカニックスを明らかにする.
破壊を予測する:材料の寿命・余寿命予測手法を
確立し,材料に寿命を全うさせることを目指す.
破壊を制御する:より破壊抵抗の高い材料を目指
し,破壊を制御し抑制する機構を見いだす.
以下,現在取り組んでいる主な研究テーマについて
紹介します.
1. コーティングに関する研究
遮熱コーティングや機能性コーティング,硬質コー
ティング等のセラミックスおよび金属コーティングを
対象として,1) 界面強度試験法の開発と界面強度特性,
2) コーティング皮膜の特性,3) 各種損傷と残存密着
強度との関連性 などについて研究を行っています.
特に,コーティングプロセスと界面強度・皮膜特性と
の関連性について検討しています.
2. 材料強度特性・き裂進展特性に関する研究
各種構造材料の疲労強度特性を明らかにしてきまし
た.また,疲労き裂やクリープき裂の進展特性や,コ
ーティングや異材接合界面などの界面き裂に関する研
究も行っています.
対象とする材料は Ni 基超合金などの高温用材料や
チタン合金,金属基複合材,コーティング,溶接・接
合材料などです.
粉末冶金合金や複合材の疲労破面
高温疲労き裂
コーティング界面き裂
共同研究
下記の共同研究・受託研究に関するお問い合わせが
ありましたら,お気軽にお問い合わせください.
<共同研究テーマの例>
 コーティング材の界面強度
 接合材の強度と接合条件の最適化
 各種材料の高温強度問題
他,材料強度に関する研究
ガスタービンの遮熱コーティングとその損傷
コーティング界面の元素分布マップ
<受託研究>
 引張試験,疲労試験,き裂伝ぱ試験
室温~1000℃,大気中および溶液中(室温のみ)
 破壊解析
 各種機械的特性試験
(硬さ試験,シャルピー衝撃試験 etc.)
他,お気軽にお問い合わせください.