ご意見の要旨と環境施設組合の考え方 - 大阪市・八尾市・松原市環境

いただいたご意見に対する当組合の考え方です。
いただいたご意見・ご提言(要約)
環境施設組合の考え方
環境施設組合の設立についてのご意見
・大阪市は、市政方針として都構想を進め、大阪市を解体しようとしている。
・大阪市においては、直営での事業運営では民間事業者の活用が進んでいないな
・現在、大阪市、八尾市、松原市の各自治体で廃棄物行政を推進している。
ど、非効率な経営になっているといった課題があり、こうした課題に対応する
・なぜ、3市による一部事務組合を設立するのか。
ため、経営形態の見直しについて検討を進めてきました。
・一方で、八尾市及び松原市のごみ焼却処理については、大阪市とそれぞれの市
との間で交わした「協定書」等に基づき、大阪市が所有するごみ焼却工場で対
応してまいりました。
・国においては、ごみ処理における多様な課題に対応するため、可能な限りごみ
処理施設を集約化し、広域的に処理することによって、公共事業のコスト縮減
を図る必要があるとされています。
・以上のように、3市のごみ処理体制における課題や国の方針等をふまえて、大
都市制度とは関係なく、大阪市、八尾市、松原市で一部事務組合(
「大阪市・
八尾市・松原市環境施設組合」
)を設立することといたしました。
・3市がごみ焼却処理事業を一つの組織として行うことで、基礎自治体の責務で
あるごみ処理の責任と負担を公平に負う長期的・安定的な処理体制を構築する
とともに、民間委託を積極的に導入するなど、効果的・効率的な事業運営を行
うことにより、市民負担の縮減を図ってまいります。
環境施設組合の経費についてのご意見
・大阪市が解体されれば焼却工場の維持管理費用の捻出はどうするのか。
・大阪市が特別区となった場合、ごみ焼却処理については、 共同処理体制とす
るか、各特別区が独自に処理体制を構築するかのいずれかになります。
・ごみの処理においては国の方針にもありますとおり、施設を集約化してコスト
削減を図っていくことが重要です。
・現在の大阪市のごみ焼却工場は、全大阪市域のごみを処理するため、最も効率
的な配置となっており、仮に、大都市制度が実現した場合でも、全特別区のご
みについては、一体的に管理運営する環境施設組合で処理することが最も効率
いただいたご意見・ご提言(要約)
環境施設組合の考え方
的です。
・こうしたことから、特別区での処理体制については、共同処理体制が望ましい
と考えられます。
・そうした場合、環境施設組合の事業費については、特別区を含む各構成団体に
おいて、ごみ量割等を基本に公平に負担することとなります。
焼却工場の稼働体制についてのご意見
・将来、6工場稼働体制とし、直営を2工場とするとの考え方が示されているが、 ・焼却工場の稼働体制について見直しを行い、6工場体制としていく中で、2工
どの焼却工場を直営とするのか。遠隔地の焼却工場を残す場合、パッカー車によ
場については、公共が資金を調達し、民間が建設・運営を行うDBO方式を基
るごみ収集、運搬に多大な影響が出る。効率的な維持管理ができないのではない
本とする民間委託を導入してまいります。
か。
・また、環境施設組合がもつ知識・技術力の確保や人材育成の観点から、2工場
については直営とし、残り2工場については、運転業務等の委託を行うことに
より、経費の削減を図ってまいります。
・焼却工場の運営を直営で行うか、民間委託とするかといった運営方法に違いが
あったとしても、焼却工場の配置計画やごみの受入体制に影響はないことか
ら、ごみ収集・輸送への影響が生じることはないと考えております。
その他のご意見について
・一般廃棄物計画(案)の記載内容が難しく、意見募集期間が少なく、年末年始の ・今回の大阪市・八尾市・松原市環境施設組合一般廃棄物処理基本計画(案)に
忙しい時期も踏まえ、パブリック・コメント期間延長を含め、市民の声を広く反
関する意見募集手続きにつきましては、大阪市の「パブリック・コメント手続
映できるようにすべきである。
に関する指針」に準拠し、設定させていただいておりますが、記載内容に係る
ご意見も含めまして、ご意見は真摯に受け止め、市民の皆様のご意見等を事業
運営に反映させてまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力のほど、
よろしくお願いいたします。
いただいたご意見・ご提言(要約)
環境施設組合の考え方
・2013 年の議案第 307 号「大阪市・八尾市・松原市環境施設組合の設置に関する協 ・附帯決議につきましては真摯に受け止め、環境施設組合の事業開始に向け、適
議について」に対する附帯決議では、労働組合と誠意ある交渉、協議を行うと示
正に進めているところでございます。
されているにもかかわらず、一方的に、大阪市・八尾市・松原市環境施設組合一 (参考)
般廃棄物計画(案)を市民に示し、2015 年4月1日から一部事務組合の事業開始 ○平成 25 年の議案第 307 号「大阪市・八尾市・松原市環境施設組合の設置に関
に向け準備を進めている。労働組合と真摯な交渉、協議を求める。
する協議について」に対する附帯決議
大阪市・八尾市・松原市環境施設組合の設立については、一部事務組合が従
来と比較して住民から遠い管理体制となる懸念があることから、職員にも配慮
し、その運営にあたっては市民サービスに低下を来たさないよう、大阪市が中
心的な役割を担うこと。