5.安全管理体制と方法

2015 安全報告書
5.安全管理体制と方法
(1)安全管理体制
2006 年 10 月 1 日に「安全管理規程」を制定し、社長をトップとする安全管
理体制を構築して運用しています。この組織の中で、「安全統括管理者」「運
転管理者」「技術管理者」「乗務員指導管理者」が、それぞれの責務を明確に
したうえで、安全確保のための役割を担っています。
【安全管理体制図】
社
長
安全推進
委員会
役
駅
安全統括
員
管理者
運転
技術
管理者
管理者
監査室長
経理部長
総務部長
運転担当
安全対策
車両担当
電気担当
工務担当
課長
担当課長
課長
課長
課長
車両区長
施設区長
長
乗務員
運転指令
指導管理者
室長
15
電力指令
室長
2015 安全報告書
社長、安全統括管理者ならびに各管理者の役割は以下のとおりです。
社
長
輸送の安全の確保に関する最終的な責任を負う。
安全統括管理者
輸送の安全の確保に関する業務を統括する。
運 転 管 理 者
安全統括管理者の指揮の下、運転に関する事項を統括
(運輸部長)
乗務員指導管理者
(乗務区長)
技 術 管 理 者
する。
運転管理者の指揮の下、運転士の資質の保持に関する
事項を管理する。
安全統括管理者の指揮の下、施設及び車両に関する事
(技術・企画担当部長) 項を統括する。
(2)安全管理の方法
◆ 安全に関する会議
月 1 回、社長を委員長とする「安全推進委員会」を開催し、この会議で
事故等の報告・分析・集計をもとに再発防止策などの意見交換を行い、安全
対策の審議決定を行っています。また、安全に関する安全 5 ヵ年計画などの
策定も、同委員会において審議決定し、会社施策に反映しています。
◆ 事故発生時の緊急体制
鉄道事故や自然災害が発生した場合に備え、緊急時の連絡対応体制を整
備しています。状況により対策本部を設置して対応にあたります。
◆列車事故防止安全総点検職場巡視
夏季輸送安全総点検、年末年始輸送安全総点検実施時の年 2 回、社長をは
じめとする会社幹部による職場巡視を実施し、社員との意見交換を通じて安
全管理の状況を確認しています。
16
2015 安全報告書
〔列車事故防止安全総点検職場巡視〕
(3)安全管理の確認
当社では安全管理体制についてPDCAサイクルがしっかり回っている
か、内部監査などを通して定期的に確認し、その結果を安全推進委員会に
報告し、随時見直し改善を行っています。
Plan(計画)
計画・方針・目標を決める
Act(改善)
PDCA
Do(実施)
見直しと継続的改善
サイクル
計画を実行する
Check(評価)
内部監査等
17