教職員の異動(退職・転出)

主とした「エリアマネジメント」の取り組み
理論がレブナー理論です。基本的には様々な
がますます重要となっていくと考えられます。
数学的性質を調査・解明していきますが、一
私は、今後の地方中小都市の未来像を予測
方で様々な分野への応用にも関心を持ってお
し描きなから「地方中小都市版エリアマネジ
ります。先に述べたようにレブナー理論では
メント」手法の開発に専念し、特に山口に応
拡がる平面領域を記述しますが、「拡がる」
用できる研究を積極的に取り組んでいきたい
と一言に言っても、液体のような物質の拡が
と考えております。私の主な研究フィールド
り、規模の拡がり、噂の拡がりといったもの
は実験室ではなく「まち」です。これから「ま
まで、思い浮かべるものは様々です。レブナー
ち」の方々に大変お世話になるかと思います
理論の有意性は「拡がる」という現象を抽象
が、皆様からご支援とご指導いただけると幸
化し数学的現象として特徴付けることによ
いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
り、この世のあらゆる「拡がり」に対して理
論を適用し得ることにあります。実際、同理
論は純粋数学や流体力学はもとより、パーコ
レーションをはじめとする2次元統計物理モ
デルとも深い関連があることが近年の研究に
堀田 一敬
より明らかになっています。特にパーコレー
工学基礎教育講師
ション理論は情報伝達といった社会現象の理
解にも応用されている分野です。レブナー理
(H27.4.1付 赴任)
論の研究はそのような様々な科学研究の基礎
を支えるものです。
昭和 54 年生まれ、埼玉県出身です。2007 年
今後は自身の研究はもとより、工学のニー
に東京都立大学理工学研究科数学専攻で修士
ズに基づいた良質な数学教育の提供に尽力し
を、2010 年に東北大学情報科学研究科で博
ていきたい所存です。
着任してまだ日が浅く、
士号を修得致しました。その後ヘウム州立高
至らぬ点が多々あるかと思いますが、どうぞ
等教育大学(ポーランド)講師、マリー・キュ
よろしくお願いいたします。
リー大学(ポーランド)招待講師、ヴュル
ツブルク大学(ドイツ)DAAD 博士研究員、
東京工業大学日本学術振興会特別研究員 PD
を経て、今年度より現職に着任いたしました。
ここ 10 年ほどは1∼3年に1度は引越をし
ていましたが、ここ山口でようやく少し腰を
落ち着けることができそうです。
私の専門は純粋数学の複素解析で、特にレ
ブナー理論と呼ばれる等角写像の力学系の理
論の研究に携わっております。簡潔に述べる
と次のようになります。平面領域が拡張して
いく様子を時間パラメータをもつ関数で表現
すると、関数が満たす偏微分方程式を得るこ
とができます。その微分方程式を中心とした
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−教職員の異動−
【定年退職】(平成 27 年3月 31 日)
宮本 文穂(社会建設工学科教授)
今村 速夫(応用化学科教授)
牧野 哲(工学基礎教育教授)
松野 好雄(工学基礎教育教授)
【転 出】(平成 27 年3月 31 日)
三石 真也(社会建設工学科教授)
国土交通省
江本 久雄(社会建設工学科助教)