復習: 簡単なファイル操作 $ ls ‒ ファイルの一覧を表示(LiSt) 計算機演習 $ ls -l ‒ ファイルの一覧を詳細に表示(Long format) $ cp ファイル1 ファイル2 第15回 ‒ ファイル1をファイル2に複写(CoPy) $ mv ファイル1 ファイル1a 2015年7月27日 ‒ ファイル1をファイル1aに改名(MoVe) $ rm ファイル1 … ファイルn 消去したファ イルは復活で きない!! ‒ ファイル1 ... ファイルnを消去(ReMove) ディレクトリ • ファイルの数が多くなると、収拾がつかなくな る→何らかの基準で分類・整理する必要 • 例えば… ‒ 一時的なファイルと恒久的なファイルを分離 ‒ レポートを授業ごとに分ける ‒ 公的なものと私的なものを分ける • ディレクトリ…ファイルのまとまりを表すもの ‒ ディレクトリにも名前をつける ‒ ファイルは必ずどこかのディレクトリに属している カレントディレクトリ • 現在の作業ディレクトリ • コマンドの実行において、特にディレクトリを 指定しないときは、カレントディレクトリ(の ファイル)が操作対象となる $ ls •カレントディレクトリに属するファイルの一覧を 表示 $ emacs fib.p & •カレントディレクトリに属するfib.pを編集する ホームディレクトリ • ログインしたときにカレントディレクトリとなる ディレクトリ ‒ 通常はユーザごとに異なる ‒ ユーザは各自のホームディレクトリ以下において、 ファイルやディレクトリの作成・削除が可能 ‒ 「 」で表す $ mkdir ディレクトリ ‒ 新しいディレクトリを作成(MaKe DIRectory) $ cd ディレクトリ ‒ 指定したディレクトリに移る(Change Directory) ‒ カレントディレクトリの変更 $ cd (ホームディレクトリ) arith.p 簡単なディレクトリ操作 fib.p ‒ ホームディレクトリに移る 簡単なディレクトリ操作 (続き) 階層ファイル構造 • 各段階でlsを実行しながら追ってみよ(赤い枠が カレントディレクトリ) • 計算機内のファイルは、全体として以下の図の ような階層構造をなしている ホームディレクトリ / bin arith.p dir1 $ $ $ $ $ $ file1 dir2 fib.p cat ls mkdir dir1 cd dir1 touch file1 mkdir dir2 cd dir2 cd home1 bin e t aoki kato RMAIL my.doc game chess 絶対パス名の例 • ディレクトリやファイルの位置を指定するため に用いる名前 • 絶対パス名(フルパス名) – ルートディレクトリを基準にして、 ったディレク トリを順に「/」で区切って並べる ‒ 「/」で始める – カレントディレクトリを基準にして、 クトリを順に「/」で区切って並べる ‒ 「/ 」では始まらない usr emacs パス名(pathname) • 相対パス名 ルートディレクトリ ったディレ • /home1/t/kato/game/chess / bin cat ls home1 usr home1 bin emacs e t aoki RMAIL t kato kato my.doc game game chess chess 相対パス名の例 パス名(続き) • パス名中の「.」と「..」 • カレントディレクトリ: /home1/t/kato • game/chess ls ‒ 「..」は注目しているディレクトリの親ディレクトリ を表す / bin cat ‒ 「.」は注目しているディレクトリ自身、 usr bin emacs • カレントディレクトリが/home1/t/katoのとき以下 は全て同じファイルを指すパス名 home1 e t aoki RMAIL kato my.doc game game chess chess – game/chess – /home1/t/kato/game/chess – ./game/chess – /home1/t/kato/./game/chess – ../kato/game/chess – /home1/t/kato/../kato/game/chess 「.」を用いた例 「..」を用いた例 • カレントディレクトリ: /home1/t/kato • カレントディレクトリ: /home1/t/kato • ./game/chess • ../kato/game/chess / bin cat ls usr home1 bin emacs e bin t aoki . kato RMAIL game game chess my.doc cat ls / usr home1 bin e emacs t aoki RMAIL kato my.doc chess パス名(続き) $ pwd – カレントディレクトリの絶対パス名を表示 (Print Working Directory) $ cd $ pwd $ cd dir1/dir2 $ pwd $ mkdir ../dir3 $ cd ../dir3 $ pwd $ cd $ pwd (ホームディレクトリ) dir1 dir2 (dir3はどこにできるか?) ファイル・ディレクトリ操作 $ mv ファイル1 ... ファイルn ディレクトリ ‒ ファイル1...nを指定したディレクトリに移動 $ cp ファイル1 ... ファイルn ディレクトリ ‒ ファイル1...nを指定したディレクトリに複写(同じ名 前のファイルが作成される) ‒ 問題4のサンプルプログラム・サンプルデータのコ ピーでは、コピー先のディレクトリとして「.」(すな わちカレントディレクトリ)を指定した kato game game chess chess パス名を利用した ファイル操作 • パス名で操作対象のファイルを指定する $ cat /usr/share/dict/words •ディレクトリ/usr/share/dictにあるファイル wordsの内容を画面に表示 $ cp /usr/share/dict/words words •ディレクトリ/usr/share/dictにあるファイル wordsを、カレントディレクトリのwordsという 名前のファイルに複写 ファイル・ディレクトリ操作 $ rmdir ディレクトリ ‒ (空の)ディレクトリを消去(ReMove DIRectory) $ rm -r ディレクトリ ‒ 指定したディレクトリ以下のファイルを全て消去 $ ls ディレクトリ ‒ 指定したディレクトリのファイルの一覧を表示 $ ls -l ディレクトリ .. ‒ 指定したディレクトリのファイルの一覧を詳細に表 示
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