空宙トマトの屋上栽培

電気通信大学 情報・通信工学科 佐藤研究室
空宙トマトの屋上栽培
 高糖度の無農薬フルーツトマトをすずなりに
 屋上等の遊休スペースを活用した水耕栽培
 屋上緑化と憩いのスペースの創出
 中小規模で低コストの都市型分散農業
 無線センサによる遠隔監視・制御
 中小規模の利点を生かした様々な品種の栽培
 究極の地産地消と6次産業化
無線センサーを用いた太陽光利用型植物工場
の実用化実験と地域貢献
電気通信大学
情報・通信工学科 佐藤研究室
1
空宙トマトシステム
 広島の上野園芸の水耕栽培システム
 地面から離れた空間で栽培
 広い空間を立体的に活用
 立ったまま農作業が可能
 夏場に日陰で作業が可能
 タイマーでタンクの水を循環
 太陽電池で駆動可
 電通大で無線センサを開発中
環境制御による収穫量の向上
電気通信大学
情報・通信工学科 佐藤研究室
2
現在の状況
 広島上野園芸の技術『空宙栽培方式』と電気通信大学のセン
サー技術を組み合わせたトマト・キウリ等の試験栽培を開始
- 大学屋上,横須賀の企業の屋上,大学近隣の農家
- トマトを4月末に苗を定植し,6月下旬から収穫の予定
- 同時期に栽培を始めたキウリは3週間目から収穫開始
 東京都農林総合研究センターとト
マトの⽔耕栽培について農学と⼯
学の⽴場から協⼒
 銀座の三井不動産ビルで7⽉から
試験栽培を始め.収穫したトマト
は⽇本橋のレストランに提供予定
 病院や学校等への設置などの社会
貢献を検討中
電気通信大学
情報・通信工学科 佐藤研究室
3
新規性と優位性
 新規性
-
地方での大規模集中化と逆の省スペース都市型分散農業
農地ではなく屋上等の遊休地を利用した空宙水耕栽培
無線センサで生育環境をモニタ・管理しながら栽培のノウハウをDB化
葉物だけでない多品種の果菜類の栽培に対応
 優位性
- ⾷の安全に応える無農薬栽
培や⾼いトレーサビリティ
- 液肥の管理による⾼品質果
菜の栽培(トマトは糖度12
度とくだもの並)
- ビルの屋上緑化や憩いのス
ペース等の付加価値の創出
- 栽培・加⼯・販売まで6次産
業化による究極の地産地消
- 都⼼型農業により⽇本の農
業の後継者を育成