夜・長時間用尿取りパッドの 昼夜使用について

夜・長時間用尿取りパッドの
昼夜使用について
介護老人保健施設
介護職
ほのぼの苑
景山 貴幸
鈴木 聖子 亀田 剛章
事務長 大友 秀美
施設長 斎藤 晴樹
は じ め に
入所者(人)
100
オムツ使用者(人)
尿取りパッド(2枚重ね)
44
20 X 47 cm
310 ml
620 ml
従来のオムツ交換
S 1+ S 3
41人
交換時間
回 数
S2
3人
4:00
9:00
13:00
16:20
22:00
1:30
4:30
9:30
13:00
16:30
19:00
22:00
5
7
夜・長時間用尿取りパッド
の昼夜使用
目 的
(1) 入所者の夜間良眠の確保
(2) コミュニケーションタイムの増大
対 象
オムツ使用者44人中11人
方 法
夜・長時間用尿取りパッド
オムツ交換 回数
尿量
所要時間
対 象 者 の 基 準
・ 皮膚疾患(褥瘡・湿疹)がない
・ 排泄の間隔が安定している
・ 排便が頻回にみられない
・ 深夜のオムツ交換を不快に思っている
・ 頻回なオムツ交換を希望しない
・ オムツいじりやオムツ外しをしない
対象者11名 25%
結
果
オムツ交換の回数
1日5回・1週間の尿測
排泄量より1日3回に決定
1)4時 9時 19時
2)4時 13時 19時
3)4時 13時 22時
短縮された時間(1日平均)
S1 約20分
S3 約40分
考
察 (1)
尿取りパッドの比較
寸法と吸収量
夜・長時間用尿取りパッド
32 X 63 cm
860 ml
尿取りパッド(2枚)
20 X 47 cm
310 ml
計 620 ml
考
察 (2)
本パッドの昼夜使用
利 点
欠 点
1)大きい吸収量
日中交換回数 減少
夜間交換
不要
2)経済性
2枚重ね 145円 (交換1日5回)
本パッド 135円 (
3回)
長時間装着 → 不快感?
ま と め
1) 夜・長時間用尿取りパッドの昼夜使用で、
オムツ交換の回数が減り、所要時間も
短縮され、良眠の確保とコミュニケーション
タイムが増大した。
2) 本パッドの利点として、吸収量が大きいので
交換回数が少なくてすみ、経済的にも優れて
いた。
3) 今後も入所者に皮膚の異常や不快感が
みられないか観察を続け、オムツ交換
業務の改善も継続させていく必要がある。