台湾プラスチックグループのベトナム一貫製鉄所

2015 年 7 月 30 日
JFE スチール株式会社
台湾プラスチックグループのベトナム一貫製鉄所プロジェクトへの参画について
当社は本日、台湾の総合石油化学メーカーである台湾プラスチックグループ(本社:台湾 台
北市敦化北路、総裁:王 文淵)がベトナム社会主義共和国ハティン省で実行中の一貫製鉄所プ
ロジェクトに対し、当社が 5%資本参加すること、ならびに技術支援・供与を行うことを決定しまし
た。今後、台湾プラスチックグループとの間で詳細条件を詰め、契約を締結いたします。
一貫製鉄所プロジェクトを遂行する合弁会社である Formosa Ha Tinh Steel Corporation(本社:
ベトナム社会主義共和国 ハティン省ケアン市ブンアン経済区、董事長:陳 源成、以下「FHS
社」)は、現在、ベトナム初となる大規模一貫製鉄所の建設を進めており、2015 年秋以降、熱間
圧延設備、高炉、製鋼設備等を順次稼動させていく予定です。第 1 期の総投資額は 105 億 US
ドル、敷地面積は 2,000ha 強、粗鋼生産量は約 700 万 t/年を計画しています。
当社は、新興国における幅広い需要増加に応えるため、かねてより東南アジア、インド等で一
貫製鉄所事業の可能性を検討してまいりました。ベトナムは、順調な経済成長を背景に鋼材需
要が安定的に拡大しており、また今後鋼材需要の着実な伸びが見込まれる東南アジアに立地し
ていることから、ベトナムの内需、および東南アジア向けを中心とした外需に対応した鋼材供給拠
点として期待できます。
当社は、現在実行中の第 5 次中期経営計画の中で、JFE ブランド販売量 4,000 万トンへの拡
大を目指しており、今回の参画はその一歩となるものです。今後、FHS 社の早期の安定稼動に向
け協力すると共に、FHS 社において製造された製品を当社を通じて出資先やお客様に販売する
ことによって、今後の成長に結びつけていく予定です。
【台湾プラスチックグループの概要】
所在地
: 台湾 台北市敦化北路 201 号
設立
: 1954 年
代表者
: 総裁 王 文淵
事業内容 : 石油化学製品の製造販売 他
資本金
: 214 億 US ドル
売上高
: 790 億 US ドル(2014 年 12 月期)
社員数
: 106,315 人(2014 年 12 月末)
【FHS 社の概要】
所在地
: ベトナム社会主義共和国 ハティン省ケアン市ブンアン経済区
設立
: 2008 年
董事長
: 陳 源成
事業内容 : 高炉一貫製鉄業
資本金
: 45 億 US ドル
株主構成 : (現状)台湾プラスチックグループ 95%、中国鋼鉄 5%
(予定)台湾プラスチックグループ 70%、中国鋼鉄 25%、JFE スチール 5%
社員数
: 6,466 人(第 1 期予定)
投資額
: 105 億 US ドル(第 1 期予定)
設備
: コークス炉、焼結設備
第 1 高炉、第 2 高炉
製鋼設備
熱間圧延設備、棒鋼・線材圧延設備
発電所
【地図】
【写真】建設中の第 1 高炉
以 上
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFE スチール(株) 総務部広報室 TEL 03-3597-3166