2015 年度日本付着生物学会シンポジウム 「動くのをやめた海の生き物たち −海洋付着生物の分類と生態−」 開催日時:2015 年 10 月 2 日(金)13:00〜18:00、 10 月 3 日(土)9:30〜11:45 開催場所:東京大学山上会館 2 階大会議室(懇親会:山上会館 1 階談話ホール「ラウンジハーモニー」) 開催趣旨 日本付着生物学会はその前身である付着生物研究会の時代に、梶原 武先生が中心となり「付着生物研究法」(1986)を企 画編集し、付着動物の分類に関する体系的な啓蒙書を出版しました。その後、30年が経過し、現在は新たな形態学的情報、 分子生物学的知見も加わり当時の分類体系の見直しや改訂がおこっています。また、船舶往来の活発化、地球温暖化、海洋 酸性化などに伴い、あらたな付着生物の侵入や分布域の変化も注目する必要が生じています。このような状況を踏まえ、付着 生物の分類・生態・分布の現状をテーマに、最新のデータに基づく話題提供によるシンポジウムを企画しました。 Key words:系統分類、遺伝子解析、海洋酸性化、外来種、生物多様性 参加費:一般会員 1,000 円、学生会員 無料、非会員 3,000 円、非会員学生 1,000 円 懇親会費:5,000 円 プログラム 2015 年 10 月 2 日(金) 12:30〜13:00 受付 13:00 開会 13:00〜13:15 会長挨拶・趣旨説明・座長紹介・日程案内 13:15〜13:45 海綿動物の分類、系統、多様性 伊勢 優史(名古屋大学大学院理学研究科附属臨海実験所) 13:45〜14:15 ヒドロ虫類(刺胞動物)の系統分類 ―特にベニクラゲ類とカイヤドリヒドラ類を中心に 久保田 信(京都大学瀬戸臨海実験所) 14:15〜14:45 イシサンゴ目(刺胞動物門・花虫綱)の系統と分類 深見 裕伸(宮崎大学農学部海洋生物環境学科) 14:45〜15:15 サンゴと海洋酸性化 栗原 晴子(琉球大学理学部) 15:15〜15:30 休憩 15:30〜16:00 コケムシの系統分類と多様性研究の現状 広瀬 雅人(東京大学大気海洋研究所) 16:00〜16:30 多毛類カンザシゴカイ科とケヤリムシ科の分類と系統について 西 栄二郎(横浜国立大学) 16:30〜17:00 生態系エンジニアとしてのカンザシゴカイ類 岡本 研(東京大学大学院農学生命科学研究科) 17:00〜17:30 フジツボ類の分類 山口 寿之(日本付着生物学会名誉会員) 17:30〜18:00 遺伝情報を利用したフジツボ幼生出現状況の調査法について 野方 靖行(電力中央研究所) 18:15〜 懇親会(山上会館 1階談話ホール) 2015 年 10 月 3 日(土) 9:30〜10:00 付着性二枚貝類の系統分類 桒原 康裕(道総研水産研究本部網走水産試験場) 10:00〜10:30 ミドリイガイの近況 ―黒装束の侵入者その後― 植田 育男(新江ノ島水族館) 10:30〜10:40 休憩 10:40〜11:10 ホヤ類の系統分類 ―現状と課題 西川 輝昭(千葉県立中央博物館共同研究員) 11:10〜11:40 海藻類の系統分類 ―緑藻アオノリの種同定のポイント― 嶌田 智(お茶の水女子大学) 11:40〜11:45 終了の辞 閉会
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