一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス <住民参加型まちづくり

一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス
<住民参加型まちづくりファンド>
助成要綱
平成27年9月
一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス
1.住民参加型まちづくりファンドとは
地域の個性と魅力に満ちたまちづくりのため、資金を地縁等により調達し、まちづくり活動
への助成を行うことを目的とした基金です。一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス「住
民参加型まちづくりファンド(以下「当ファンド」という。)
」は、平成27年に住民、地元
企業、富士吉田市、国からの支援をもとに設立されました。
2.対象となる助成事業
助成対象事業は、住民等が主体となり施設等の新設、改修、保全等を行うことによりまちづ
くりに資する事業を対象とします。調査のみの事業及び住民活動等のソフト事業のみの事業
は、助成の対象となりません。
3.助成内容
富士吉田市内において富士山信仰の宿坊の街並みを再現したり、空き家や古民家を活用し地
元住民と観光者との交流拠点を整備したりするなど、魅力あるまちづくりに資することが見
込まれる下記の3つの事業へ助成を行います。
(1)御師まちエリア修景事業
上吉田地区は、古くから富士登山者の宿坊の街として栄えました。富士山への入口とさ
れる金鳥居から北口本宮冨士浅間神社までの約1.2キロメートルのエリアには、最盛期
であった江戸時代には御師住宅や町屋が建ち並び隆盛を極めました。しかしながら、現状
では近代的な建物も数多く存在し、御師住宅などの建築物は民家や商店などの間に存在す
るためあまり目立たず、宿坊の街として栄えた印象は感じられない状況となっています。
そこで、御師住宅と一体感のある街並みを創出するため、民家をはじめ、商店や企業の
建物等の外観を宿場町で栄えた当時の街並みを感じることができるよう、ファサードの改
修等を行う事業へ対し、助成を行います。
①申請者要件
ア.個人または企業等の団体であること
イ.所有者の承諾を得ていること
②対象となる工事範囲
ア.屋根改修工事(大屋根、通り庇等)
イ.外壁改修工事(通りに面した部分の土壁及び板壁等)
ウ.外部建具改修工事(通りに面した部分の木製建具、格子等)
エ.その他(通りに面した部分の植栽等)
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③助成金額
対象となる総工事費の2分の1以内、かつ上限300万円以内
※ただし、富士吉田市世界文化遺産「富士山」景観形成支援事業費補助金を併用する場
合にあっては、自己負担額の2分の1以内、かつ上限40万円以内とする。
(2)御師住宅保全事業
世界文化遺産としての文化的価値を継承し、富士山信仰を広く周知するため、富士山信
仰を象徴する歴史的建築物である御師住宅を保全・改修する事業に対し、助成を行います。
①申請者要件
ア.御師住宅所有者または御師住宅を活用し、まちづくりに資する事業を行う団体であ
ること
イ.所有者の承諾を得ていること
②対象となる工事範囲
ア.御師住宅保全に関わる全ての工事
③助成金額
対象となる総工事費の2分の1以内、かつ上限1000万円以内
(3)既存ストックのリノベーションによる交流拠点整備事業
下吉田地区は、地場産業である織物業で栄え、戦後迎えた最盛期には東京方面から多く
の卸問屋が富士吉田を訪れ、たくさんの織物を買い付けていきました。下吉田地区にある
西裏エリアは当時の繁栄が色濃く現れ多くの商店や飲食店が軒を連ねています。しかしな
がら、海外からの安価な生地の流入等により織物業が衰退するにつれ、同地区には空き家
が目立ち当時の面影は影を潜めています。
そこで、空き家や古民家等を改修し、地元住民と観光者とが交流できる拠点(ゲストハ
ウス、ギャラリー、カフェ等)を整備する事業に対し、助成を行います。
①申請者要件
ア.個人または企業等の団体であること
イ.所有者の承諾を得ていること
②対象となる工事範囲
ア.改修に関わる全ての工事(耐震工事を含む)
③助成金額
対象となる総工事費の5分の4以内、かつ上限1000万円以内
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4.申請手続き
(1)事業選定申請
助成を希望する方は、下記の必要書類一式を募集期間内に一般財団法人ふじよしだ観光
振興サービス(以下「当財団」という。)まで提出してください。
①必要書類
1.事業選定申請書<様式1>
2.事業計画書<様式2>
3.位置図(申請箇所が分かるもの)
4.現況写真
5.改修計画に関わる図面
6.工事に関わる見積書
7.同意書(所有者と申請者が異なる場合)
8.その他、必要と認める書類
②募集期間
平成27年9月1日~平成31年3月31日
受付時間:午前9時~午後6時
※ただし、各事業予算が終了次第募集を締め切らせていただきます。
5.選定方法等
(1)助成事業の選定方法
ふじよしだ観光振興サービス住民参加型まちづくりファンド選定委員会にて、助成事業
の要件への適合性を審査し、選定します。
(2)選定委員会における審査基準
選定委員会における審査は、下記の基準により実施します。
審査の視点
内容
公益性
不特定多数の住民の利益につながるか等
発展性
活動の範囲を広げるなどの活動の活性化が期待できるか等
地域性
地域の特性や資源を活かすための観点や工夫が見られるか等
必要性
住民・地域からのニーズが高い活動であるか等
先導性
チャレンジ性や独創性が見られるか等
(3)選定結果の通知等
選定結果は、審査終了後速やかに文書にて通知します。なお、申請書類は選定されなか
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った場合でも返却しません。
6.助成金の交付手続き
助成金の交付は、下記の必要書類一式を提出いただいた後、当財団が工事完了検査を行い、
工事が適正に履行されていることを確認の上、交付します。
①必要書類
1.事業完了報告書<様式3>
2.完了写真
3.工事に関わる領収書
7.その他
(1)財産処分の制限
助成事業者は、当該工事完了の日から起算して5年間、助成対象物を助成金等の交付目
的に反して使用し、譲渡し、交換し、貸付し、除去し、または担保に入れてはなりません。
(2)助成金額について
各事業への助成金額について、相当期間継続的にまちづくり活動に活用することが担保
される等、特別な理由があると選定委員会にて認められる場合は上限額を超える助成がで
きるものとします。ただし、この場合も助成率は総工事費の5分の4以内とします。
(3)助成事業の公開
助成事業者は、当ファンドによる街づくり活動の進展を図るため、助成事業の内容等に
ついて積極的に公開するものとします。
(4)まちづくり活動状況の報告
助成事業者は、助成事業終了後においても当財団がまちづくり活動についてその活動状
況や地域への波及効果を求めた際には、速やかに報告するものとします。
8.問合せ先
一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス
住民参加型まちづくりファンド担当:湯山
電
話■0555-21-1000
住
所■〒403-0006 富士吉田市新屋 1936-6 道の駅富士吉田2階
営業時間■午前9時~午後6時(年中無休)
Eメール■[email protected]
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