新専門医制度の下で、皆さんのキャリアプランの実現を確実にサポートします! “オールしまね”で皆さんを応援しています一般社団法人しまね地域医療支援センター理事長島根大学医学部附属病院病院長島根県参与（地域医療支援担当）島根県病院事業管理者井　川　幹　夫中　川　正　久しまね地域医療支援センター（以下、支援センター）は島根大学、島根県、各医療機関、医師島根県では、従来から、全国に先駆けて「しまねで働く医師」の皆さんを支援してきました。棟」をベースとして活動を行っています。キャリア形成支援に取り組むとともに、救急医療を補完するものとして「ドクターヘリ」を導入し、プログラムに平成29年度から始まる新たな専門医制度への方向性を加えて作成しています。こきました。また、平成24年度には、より安全で安心な医療サービスを提供するため「しまね医療情院、必要に応じて県外の病院をローテーションし、希望により海外留学・研修も経験しながら、基東西に細長く、離島を抱えるなど地理的なハンデを抱える島根県として、先駆的な事業に積極会、市町村からなる一般社団法人で、若手医師のキャリア形成支援を主要な目的として、「みらい今回、支援センターが提供する専門医取得プログラム集は、県内の各診療科の医師が現行ののプログラムは島根県に軸足を置いて、若手医師の皆さんが卒業大学とは関係なく県内の病本領域とサブスペシャリティの専門医資格を取得する指針として活用いただくものです。卒後早期の期間は将来を決定づける重要な時期です。医師としてのキャリア形成の初期段階において、支援センターが提案し、県内の全病院がサポートするプログラムに基づいて研修されることを強平成23年度には、いち早く「しまね地域医療支援センター」を開設し、若手医師の皆さんの以降、近隣県とも連携体制を構築し、県境を超えた救急患者搬送ができるなど機能拡充を図って報ネットワーク（愛称:まめネット）」の運用を開始し、積極的な活用と普及活動を展開しています。的に取り組み、地域医療の確保と医療の質の向上に全力を挙げて取り組んでいます。さて、今､日本では“2025年問題”が大きく取りざたされています。2025年には、団塊の世代が 75歳以上の後期高齢者となり、これ以降、日本は4人に1人が75歳以上という超高齢社会が到来くお勧めします。します。これから医師になろうとする皆さんにとって、これからの医療・介護・福祉の連携は避けて科、泌尿器科などの18基本領域に総合診療科を加えた19基本領域専門医を骨格とした制度設島根県は、すでに超高齢社会を迎え、 “しまね”は、まさに10年後の日本の医療を実践しています。初期研修1年次以降の皆さんが対象となる新たな専門医制度については、これまでの内科、外計になること、これまで各学会が独自に専門医の認定を行ってきたものが、中立的な第三者機関通れない大きな課題です。大学、医療機関、医師会、そして市町村、県が一体となって提供する“オールしまね”の臨床研修が専門医の認定と養成プログラムの評価・認定を統一的に行うこと、専門医の認定は経験症例は、皆さんのこれからの医師人生にとって、必ずや大きな礎になるものと確信します。地域の協力病院が形成した病院群を回りながら症例を集積する必要があります。向けた各診療領域での研修体制の方向性などを盛り込んだ「専門医取得モデルプログラム集」数等の活動実績を要件とすることなどが示されています。新制度では、大学病院等の基幹病院とこのたび、県内医療機関と大学病院の連携の下、2017年度からスタートする新専門医制度にこれから県内の病院を中心として各専門領域で協議を重ね、支援センターが調整しながら、新の改定版が作成されました。一人でも多くの地域医療を志す皆さんに“しまねに軸足を置いて”研状況は様々ですが、年度内に皆様に新専門医取得モデルプログラムを提示する予定です。う、関係医療機関の皆さんには、若手医師のキャリア形成支援のため、引き続き御支援・御協力専門医制度に対応した研修プログラムを作成中です。各専門学会の研修に関する見直しの進捗医学部学生、若手医師の皆さん、支援センターが責任を持って提案するオーダーメイドのプログラムに基づいて医師としての基盤を形成してください。支援センターと県内の研修病院は、皆さんが目指しているキャリアプランの実現に真剣に取り組むことを約束します。修・勤務してもらえるよう、ひいては“しまねの地域医療”の水準向上、地域格差解消につながるよを賜りますようお願いいたします。医学生の皆さん・研修医の皆さん、ここ“しまね”で一緒に研修・勤務できるよう、心よりお待ちしています。専門医取得モデルプログラム集 1