C.介抑規) (介誅予防訪問介誅の考え方) 本人ができる行為は本人が行うことが原則となっているが、例えば、掃 除について、「一事引こやりましょう」と誘っても、「置いておいてくれれば 後でやるので置いておいてくれ」と言われた場合、放置するしかないのか。 それとも、代行してやっても良いのか。 A 介護保険法施行規則第22条三では、介護予防訪問介護について、「自ら 行うことが困難な家事であって、居宅要支援者の日常生活上必要なもの」 としています。つまり、利用者の身体・精神面の評価を適切に行った上で、 本人ができる行為を代行するサービスを位置づけることはできないとい うことです。 一方、本人が「できる行為」を「している行為」にするために、訪問介 護員が利用者と一緒に行うことは、自立支援のために適切なサービスとい えます。しかし、本人のやろうという気持ちに適切に働きかけることなし に、単に「一緒にやりましょう」と誘うだけでは、不十分な場合が少なく ありません。本人が一緒にやることを拒否した場合、一律に、やる・やら ないではなく、本人をやる気になってもらうために、どのように働きかけ るかという点が重要です(この観点からは、介護予防を適切に行うために は、事業所として、事例検討等を通じて、これまで以上に訪問介護貞等の 意識やコミュニケーション技術を高めることが重要と考えます)。 ただし、本人のできる行為の中でも特に調理に関しては、放置すると、 本人の食生活が不適切になる場合も想定されますが、このような場合は、 利用者の心身の状況や性格等を想定して、介護予防サービス以外のインフ ォーマルサービス等を組み合わせた介護予防サービス計画をたてること が必要となります。 【参考・引用】 介護保険法施行規則第22粂三 平成18年4月改定関係Q&A(Vol.2)Q8(介護制度改革INFORMAT10N YOl.80) −100− 「家族、地域住民による支え合い、他の福祉サービスの活用」ができる 場合、介護予防訪問介護は全<支給できないのか。 A 一律に支給できないという考え方ではなく、適切なケアマネジメントを 経て、慎重に判断することとなっています。→詳細【引用】Q&A 【参考・引用】 平成18年4月改定関係Q&A(Vol.2)Q8(介護制度改革INFORMATION vol.80) (事業所の選択) Q155★ 1人の利用者が、複数の介護予防訪問介護の事業所を選択することがで きないのか。月の途中で事業者を変更した場合はどうなるのか。 A l人の利用者が複数の事業所を選択することはできません。 月の途中で事業者を変更した場合には、日割りした計算で報酬が支払わ れます。この場合、訪問回数ではなく、新規契約時点をもとに日割りする のが適当です。 【参考・引用】 年4月改定関係Q&A(Vol.2)Ql,2(介護制度改革INFORMATION vol.80) (訪問回数・時間と報酬の対応) Q156 訪問国数やサービス提供時間は、介護予防サービス計画によって決まる のか、介護予防訪問介護計画で決めるのか。 −101− A 介護予防訪問介護費(Ⅰ)∼(Ⅲ)の区分(支給区分)は、サービス担 当者会議等による専門的見地からの意見を勘案し、標準的に想定される1 過当たりのサービス提供頻度に基づき、介護予防サービス計画に位置づけ られます。したがって、訪問回数の目安は、介護予防サービス計画の時点 で判断されることになります。 次いで、具体的な訪問回数や訪問時間については、介護予防サービス計 画に基づき、予防訪問介護計画で定められることになります。 ただし、実際の利用回数やサービス提供時間は、利用者の状態の変化や 目標の達成度を踏まえて、必要に応じて変更されるべきであって、当初の 介護予防訪問介護計画などに必ずしも拘束されるものではないとされて います。この場合、過小サービスになっていないか等サービス内容の適切 性については、介護予防支援事業者が点検することとなっています。 【参考・引用】 平成18年老○号「指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準 伴う実施上の留意事項について」第三−2−(2) ・平成18年4月改定関係Q&A(Vol.2)Q3(介護制度改革INFORMATION YOl.80) 利用回数や1回当たりのサービス提供時間についての標準や指針はな いの力\ A 特に国が示すということはありません。→詳細【引用】Q&A 【引用】 18年4月改定関係Q&A(Vol.2)Q3(介護制度改革INFORMATION vol.80) −102− の Q 158 Ⅰ:遇1同程度、Ⅱ:遇2国程度、Ⅲ:Ⅱを超える利用、七区分され ているが、月2国や月6回の利用など、遇を単位にすると中途半端な場合 はどう判断するのか。また、事業所として一律に、要支援1は遇1匝l、要 支援2は遇2回と行った取扱を行っても良いか。 A 介護報酬告示注1で示された「1週に1回程度」、「1週に2回程度」と いう表現は、あくまで目安であり、厳密に、週1回、週2回とする必要は なく、介護予防サービス計画で定められた目標を達成するために必要な訪 問回数を介護予防訪問介護計画で定めることになります。 なお、一律に、要支援1は週1回などと定めることは不適当です。 改定関係。&A(Vol・2)。3,4(介馴鹿酬FORMATIONvol・80, 〔 〕 Q159 月の途中で、利用者の状況によって利用頻度が減った場合、逆に増えた 場合はどのように報酬を請求すればよいのか 介護予防訪問介護費Ⅲを算定していた要支援2の者が、月の途中で要支 援1になった場合はどうするか。 A 提供回数は適宜変更した場合、報酬区分は、月定額の設定の関係上、月 途中で変更しません。状況に応じて次月に反映することとなります。 ただし、介護予防訪問介護費Ⅲを算定していた要支援2の者が要支援1 となった場合、月の途中から介護予防介護費Ⅱとして日割り計算して算定 します。 【参考・引用】 平成18年4月改定関係Q&A(Vol.2)Q5(介護制度改革INFORMATION vol,80) 平成18年老○号「指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準 伴う実施上の留意事項について」第一の1−(5) の −103− Q160 訪問国数や訪問時間がその月の利用状況によって異なる場合はどうす るのか。利用者か、当初の計画より、過度に訪問を求める場合はどうする の力\。 A 報酬区分及び訪問回数・訪問時間は、事前にそれぞれ介護予防サービス 計画及び介護予防訪問介護計画で定められます。この報酬区分及び訪問回 数・時間は、あくまでも、介護予防サービス計画及び介護予防訪問介護計 画の目標達成のために設定されるものです。 したがって、本人の状態像等が変化した場合し、計画の目標が変化した 場合を除けば、利用者の過度な希望は断ることが可能です(基準違反とは なりません)。利用者が過度な希望をする背景を理解した上で、適切な対 す ま り な 応に努めて下さい。 本人の状態像等が変化した場合の取扱は、前間のあつかいと 0 【参考・引用】 平成18年4月改定関係Q&A(Vol,2)Q6(介護制度改革INFORMATION vol.80) 平成18年老○号「指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準の 伴う実施上の留意事項について」第三−2−(2) Q161 月の途中で転居又は入院場合(転居又は退院の場合)、あるいは月途中 から要介護になった場合(要支援になった場合)、月の途中で事業所を変 更した場合はどうするか。 入院期間が長期ではなく、1週間程度の場合はどうするか。 A 日割りを行うのは、月の途中で転居等により事業所が変更した場合を基 本とします。したがって、入院した場合は、月内に1回でも訪問していれ ば、日割りをする必要はありません(月1回も訪問しなかった場合は、報 酬を算定できません)。 −104− 「■■り」ノ 【参考・引用】 平成18年老○号「指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準 伴う実施上の留意事項について」第一の1−(5) ・平成18年4月改定関係Q&A(Vol.2)Q6(介護制度改革INFORMATION vol.80) の Q162 介護予防訪問介護において、利用者側の都合で急なキャンセルとなった 場合、報酬額はどうなるのか。これまで遣り手ヤンセル料の徴収は可能か。 報酬は定額で変更されません。したがって、キャンセルした場合も、報 酬額・本人負担額共に変更されませんので、キャンセル料は徴収できませ ん。 【参考・引用】 平成18年4月改定関係Q&A(Vol.1)Q15(介護制度改革INFORMATION vol.78) (3級減算) Q163 3級ヘルパーが訪問した場合の減算は、どのように算定するのか。訪問 回数による按分を行うのか。 が 算 減 1人の利用者について一度でも3級ヘルパーが訪問した月は、報酬全体 (80/100)となります。 喜 Ⅷ 1 −105− (サービス提供大任者) Q164★ 介護予防訪問介護のサービス提供責任者の配置基準については、どのよ うな扱いになる力\。 A 従前の訪問介護と同様です(訪問介護員等10人ごと又は月延べ実サー ビス提供時間450時間ごとに1人)。 指定訪問介護と一体的に運営されている場合には、両者を合わせて基準 を満たすように配置すれば良いことになります。 (例)指定訪問介護と指定予防訪問介護を一体で実施している事業所 ・訪問介護貞等 41人(訪問介護と介葦予防訪問介護を担当) 900時間 ・訪問介護の月延べ実サービス提供時間 ・予防訪問介護の月延べ実サービス提供時間 600時間 ○訪問介護員等基準:41÷10=4.1 →5名 ○サービス時間基準:1500÷450=3.3→4名 サービス提供責任者は最低4名配置すればよいことになります。 【参考・引用】 ・平成18年4月改定関係Q&A(Vol.2)Q7(介護制度改革Ⅰ肝ORHATION vol.80) ・平成12年老企25「指定居宅サービス等の人員、設備及び運営に関する基準について」 第三−1−(2) −106−
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