新車における安全技術の利用増加が、商品魅力度向上に

J.D. パワー報道資料:
新車における安全技術の利用増加が、商品魅力度向上に寄与
ポルシェが 11 年連続、ブランド別ランキングでトップ
セグメント別ランキングでは、シボレー、フォード、ポルシェが各3セグメントでトップ
※本報道資料は、日本時間7月 22 日午前2時に米国で発表された資料を翻訳したものです
米国カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジ:2015 年7月 22 日 — 自動車メーカーによる新車への
安全関連技術の搭載が増加しているが、この技術が車両の商品魅力度を高めていることが、本日発表した
2015 年米国自動車商品魅力度(Automotive Performance, Execution and Layout、略称 APEAL)調査 SM に
よって明らかになった。
今年で 20 年目となる APEAL 調査は新車の商品魅力度を調べる業界のベンチマーク調査の役割を果たし
ている。ユーザーは 77 の項目で車を評価し、その合計 (1,000 ポイント満点) が総合 APEAL スコアとな
る。今年の総合 APEAL スコアは 798 ポイントで、前年から4ポイント向上した。
本調査で、一部の安全装備が APEAL スコアを大幅に上昇させる要因となり得ることがわかった。例えば、
死角モニタリング/警告システムを搭載している車両のユーザーでは、それらの装備を搭載していないユ
ーザーよりも総合 APEAL スコアが 38 ポイント高い。
「操作が困難である音声認識などの他の技術とは異なり、ほとんどの安全装備は直観的な方法で情報を提
供するため、ユーザーに安心感を与える」と、J.D. パワーの米国オートモーティブ品質部門バイス・プレ
ジデントのレネ・ステファンズは述べている。「安全性や視認性を高めるシステムが搭載されているモ
デルが増えているだけでなく、ユーザーも日頃からそれらのシステムを利用している。これは、車両全体
について好意的な評価をもたらす効果を与えている。」
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本調査で、ユーザーの 36%が死角モニタリング/警告システムを車両に搭載していることがわか
った(2014 年から7%増加)。また、21%が車線逸脱警告システム(5%増加)、46%がパーキ
ングアシストシステム(4%増加)、25%が衝突回避/警告システム(4%増加)を搭載してい
た。
さらに、死角モニタリング/警告システムを搭載しているユーザーの 69%、パーキングアシスト
システムを搭載しているユーザーの 62%が、これらのシステムを運転するたびに利用していると
回答している。
死角モニタリング/警告システムを以前に利用したことがあったと回答しているユーザーは僅か
15%で、車両納品時にディーラーからこの機能の説明を受けたと回答しているのは 39%と低かっ
た。
J.D. パワーの 2015 U.S. Tech Choice StudySM によると、消費者は安全装置が搭載されている車に支
払う費用を大幅に増やしてもよいと考えている。例えば、2015 U.S. Tech Choice StudySM の回答者
では、死角検知システムや衝突防止システムに平均市場価格$750 を支払ってもよいと回答してい
る。
APEAL スコア、プレミアム系ブランドとノンプレミアム系ブランドの差が縮小
これまで、米国の商品魅力度ではノンプレミアム系ブランドよりもプレミアム系ブランドの方が評価が高
かったが、今年は過去 10 年間で最もその差が小さくなり、2006 年から 16%縮小したことが明らかにな
った。ノンプレミアムセグメントの平均 APEAL スコア(790)は昨年から5%向上した一方で、プレミ
アムセグメントの平均スコア(841)は1ポイントしか向上しなかった。
「過去数年間、プレミアム車の購入者のみが利用できた車載技術が、ノンプレミアム系ブランドの車両に
も搭載されるようなってきた。このような技術がユーザーに及ぼすプラスの効果は、ノンプレミアム系ブ
ランドのユーザーでより顕著に表れている。実際に、最新技術1を搭載するノンプレミアム車のユーザー
の APEAL スコアは 50 ポイント高いが、同じ技術を搭載するプレミアム車のユーザーは 29 ポイントの増
加に留まっている。」とステファンズは述べている。
ブランド別ランキングのトップブランドとセグメントアワードのトップモデル
ブランド別ランキングでは、ポルシェが 874 ポイントで 11 年連続第1位となった。第2位はジャガー
(855)、第3位は BMW(854)、第4位はメルセデス・ベンツ(853)、第5位はアウディ(852)だ
った。ノンプレミアム系ブランドでは、ミニが 825 ポイントでトップだった。
セグメントアワードで、2つ以上のモデルが受賞したのは以下のブランドである。
シボレー(3セグメント):コロラド、コルベット、ソニック
フォード(3セグメント):C-Max、エクスペディション、F-150
ポルシェ(3セグメント):カイエン、ケイマン、マカン
アウディ(2セグメント): A3、Q3
BMW(2セグメント):4シリーズ、6シリーズ
ダッジ(2セグメント):チャレンジャー、チャージャー
マツダ(2セグメント): CX-5、マツダ6
ミニ(2セグメント):クーパー、カントリーマン
セグメント別アワードを受賞したその他のモデルは、フィアット・500、GMC・シエラ HD、インフィニ
ティ・QX80、起亜・セドナ、メルセデス・ベンツ ・Sクラス、日産・ムラーノ、フォルクスワーゲン・
ゴルフだった。
APEAL 調査は、世界中のメーカーがさらに魅力的な車両の設計と開発に役立てるため、消費者には購入
の際の目安として幅広く活用されている。APEAL 調査は、新車購入(もしくはリース契約)後 90 日以内
にユーザーが経験した不具合に焦点を当てた初期品質調査(IQS)と対をなすものである。2015 年の米国
APEAL 調査は、2015 年型の新車(自家用車およびライトトラック)を購入もしくはリース契約した
84,000 人以上の利用者から 2015 年2月から5月にかけて収集した回答に基づく。
車両品質の調査結果の詳細、および車両モデルの写真や仕様は、www.jdpower.com/performance に掲載
している。
*J.D. パワーが結果を発表する調査はすべて J.D. パワーが第三者機関として自主企画により実施したものです。
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死角モニタリング/警告システム、ナビゲーションシステム、パーキングアシストシステムを搭載している車両。
<J.D. パワーについて>
マグロウヒル・フィナンシャルの一部門である J.D. パワー(本社:米国カリフォルニア州ウェストレイク・
ビレッジ)は、パフォーマンス改善、ソーシャル・メディア、顧客満足に関するインサイトとソリューション
を提供している国際的なマーケティング情報サービス企業である。数百万人の消費者からの回答をもとに品
質や顧客満足度に関する調査を毎年行なっている。
<マグロウヒル・フィナンシャルについて>
マグロウヒル・フィナンシャル(NYSE:MHP)は国際的な金融並びに商品市場に対する信用格付、ベンチ
マーク、情報・分析サービスを提供する事業を行う金融情報サービス企業である。主なブランドはスタンダ
ード&プアーズ レーティングサービス、S&P Capital IQ、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス、プラッ
ツ、J.D. パワーである。世界 27 カ国に約 17,000 人の従業員を有する。詳細はウェブサイト www.mhfi.com
まで。
<当調査に関するお問い合わせ先>
(株)J.D. パワー アジア・パシフィック
コーポレート コミュニケーション
住 所: 東京都港区虎ノ門 5-1-5 メトロシティ神谷町(〒105-0001)
電 話: 03-4550-8060
FAX: 03-4550-8152
e-mail: [email protected]
<ご注意>
本紙は報道用資料です。(株)J.D. パワー アジア・パシフィックの許可無く本資料に掲載されている情報および結果
を広告または販促活動に転用することを禁止します。
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J.D. パワー
SM
2015年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査
ブランド別ランキング
(1,000ポイント満点)
ポルシェ
Porsche
ジャガー
Audi
BMW
BMW
メルセデス・ベンツ
Land Rover
アウディ
Lexus
ランドローバー
Mercedes-Benz
リンカーン
Cadillac
キャデラック
Jaguar
インフィニティ
Lincoln
レクサス
Infiniti
ミニ
Ram
ボルボ
Volvo
アキュラ
Acura
ヒュンダイ
Volkswagen
フォルクスワーゲン
MINI
GMC
Buick
ラム
Kia
Industry ビュイック
Average
フォード
Hyundai
起亜
Honda
業界平均
Ford
シボレー
Nissan
マツダ
Chevrolet
サイオン
Dodge
ダッジ
Chrysler
クライスラー
GMC
スバル
Fiat
ホンダ
Scion
日産
Mazda
トヨタ
Toyota
ジープ
Jeep
三菱
Subaru
フィアット
Mitsubishi
スマート
smart
プレミアム系平均
Premium
Average
Non-Premium
ノンプレミアム系平均
Average
874
855
854
853
852
843
842
838
835
831
825
825
810
809
806
804
803
801
798
798
798
797
796
796
795
788
788
786
786
781
763
755
749
683
841
790
出典:J.D. パワー 2015年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査SM
本紙は報道用資料です。J.D. パワーもしくはJ.D. パワーアジア・パシフィックの許可無く、本資料に掲載されている データを広告および
販促活動に転用することを禁止します。ランキングは数値スコアに基づいており、必ずしも統計上の有意性に基づくものではありません。
報道で本資料に使用されている図表およびグラフを引用する際には、必ず、調査レポート発行者および出典
(J.D. パワー2015年米国自動車商品魅力度調査SM)を明記して下さい。
J.D. パワー
SM
2015年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査
セグメント別ランキング トップ3モデル
乗用車セグメント
シティー*
ミッドサイズ
第1位:フィアット500
第1位:マツダ マツダ6
ヒュンダイ ソナタ(同率)
日産 アルティマ(同率)
スモール
第1位:シボレー・ソニック
起亜 リオ
フォード フィエスタ
スモール・プレミアム
第1位:アウディA3
BMW 2シリーズ
メルセデス・ベンツ CLAクラス
コンパクト
第1位:フォルクスワーゲン・ゴルフ
スバル WRX
フォルクスワーゲン ビートル
ミッドサイズ・スポーティー*
第1位:ダッジ チャレンジャー
フォード マスタング
ミッドサイズ・プレミアム
第1位:BMW 6シリーズ
アウディ A7
インフィニティ Q70
ミッドサイズ・プレミアム・スポーティー*
第1位:シボレー コルベット
ポルシェ 911
コンパクト・スポーティー*
ラージ
第1位:ミニ クーパー
第1位:ダッジ チャージャー
シボレー インパラ
クライスラー 300(同率)
トヨタ アバロン(同率)
コンパクト ・プレミアム
第1位:BMW 4シリーズ
メルセデス・ベンツ Cクラス
レクサス RC
ラージ・プレミアム*
第1位:メルセデス・ベンツ Sクラス
コンパクト・プレミアム・スポーティー*
第1位:ポルシェ ケイマン
ポルシェ ボクスター
*セグメント平均を上回るモデルが受賞モデル以外にないカテゴリー。
新車の商品魅力度に関する調査結果の詳細は、
www.jdpower.com/performanceをご参照ください。
出典:J.D. パワー 2015年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査SM
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販促活動に転用することを禁止します。ランキングは数値スコアに基づいており、必ずしも統計上の有意性に基づくものではありません。
報道で本資料に使用されている図表およびグラフを引用する際には、必ず、調査レポート発行者および出典
(J.D. パワー2015年米国自動車商品魅力度調査SM)を明記して下さい。
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J.D. パワー
SM
2015年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査
セグメント別ランキング トップ3モデル
スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)、
マルチ・パーパス・ビークル (MPV)、バン、ピックアップ セグメント
スモール SUV
ミッドサイズ・ピックアップ*
第1位:ミニ カントリーマン
フォルクスワーゲン ティグアン
ビュイック アンコール
第1位:シボレー コロラド
GMC キャニオン
スモール・プレミアム SUV
ミニバン
第1位:アウディ Q3
ランドローバー レンジローバー イヴォーク
メルセデス・ベンツ GLAクラス
第1位:起亜 セドナ
ホンダ オデッセイ
トヨタ シエナ
コンパクト SUV
ラージ SUV
第1位:マツダ CX-5
GMC テレイン
スバル フォレスター
第1位:フォード エクスペディション
シボレー タホ
GMC ユーコン
コンパクト・プレミアム SUV
第1位:ポルシェ マカン
BMW X4
アウディ Q5
ラージ・プレミアム SUV
コンパクト MPV*
第1位:インフィニティ QX80
ランドローバー レンジローバー
リンカーン ナビゲーター
第1位:フォード C-Max
起亜 ソウル
ラージ・ライトデューティー・ピックアップ
第1位:フォード F-150
ラム 1500 LD
GMC シエラ LD
ミッドサイズ SUV
第1位:日産 ムラーノ
トヨタ ハイランダー
ビュイック アンクレイブ
ラージ・ヘビーデューティー・ピックアップ
ミッドサイズ・プレミアム SUV
第1位:ポルシェ カイエン
BMW X5
アウディ Q7(同率)
BMW X6(同率)
第1位:GMC シエラ HD
シボレー シルバラード HD(同率)
フォード スーパーデューティー(同率)
*セグメント平均を上回るモデルが受賞モデル以外にないカテゴリー。
新車の商品魅力度に関する調査結果の詳細は、
www.jdpower.com/performanceをご参照ください。
出典:J.D. パワー 2015年米国自動車商品魅力度(APEAL)調査SM
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報道で本資料に使用されている図表およびグラフを引用する際には、必ず、調査レポート発行者および出典
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