今月のトピック 「電気用品の技術上の基準を 定める

tuv.com
munication
2015 年
第 10 号
今月のトピック
「電気用品の技術上の基準を
定める省令の解釈」一部改正
のお知らせ ‒ p. 2
REACH 最新情報‒ p. 3
世界初、EIZO 株式会社の液晶モニター
「ColorEdge」に認証発行‒ p. 5
NPS(ネットプロモータースコア)セミナーのご案内
‒ p.11
株式会社タキガワ・コーポレーションに
BRCIoP 認証を発行‒ p. 7
<連載>
異文化発見!ドイツ人学生のつぶやき
No.3:ドイツの「就活」
ドイツ人インターン生が日本での発見やドイツの
文化を紹介します!‒ p.12
NEWS from TÜV Rheinland Group
太陽光発電:ブラジル市場の輸入規則 ‒ p. 8
セミナー・展示会情報‒ p.14
日本企業向け無料セミナー「ISO/TS
16949:2009 第 4 版改定ルールセミナー」の
ご案内‒ p. 10
「電気用品の技術上の基準を定める省令
の解釈」一部改正のお知らせ
(電気用品安全法関連)
平成 27 年 10 月 8 日、
「電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈」の一部が改正されま
した。今回の改正概要は、以下のとおりです。
改正対象解釈:
別表第十(雑音の強さ)
、別表第十二(国際規格等に準拠した基準)
別表第十の改正概要:
国際基準への対応の観点から、下記のものについて、別表第十二に今回採用の J55011 を適
用するための改正となっており、第1章および第2章が改正されています。

電子レンジ

自動販売機(電子レンジを有するもの)

電磁誘導加熱式調理器

電気がま(電磁誘導加熱式のもの)

高周波ウェルダー

アーク溶接機(高周波電流を重畳し使用するもの)

その他の放電灯器具(マグネトロンを使用するもの)
改正・施行:
平成 27 年 10 月 8 日改正、平成 27 年 12 月 1 日施行。ただし、この通達の施行日から 3 年
間は猶予期間として、なお従来の例によることができます。
別表第十二の改正概要:
13 基準に関わる改正(8 基準:採用済 JIS を新版 JIS へ置き換え、2 基準:未採用 JIS を新規
採用、1 基準:既 J 規格を新 J 規格へ置き換え、1 基準:未採用 CISPR 対応新規 J 規格採用、
1 基準:既 J 規格をより新しい CISPR 規格に対応した J 規格へ置き換え)
が行なわれており、
具 体 的 に は 、 J60238(H27) 、 J60335-1(H27) 、 J60335-2-16(H27) 、 J60335-2-29(H27) 、
J60335-2-49(H27)、J60335-2-53(H27)、J60335-2-59(H27)、J60335-2-83(H27)、J73001-1H27)、
J73001-2-2(H27)、J55001(H27)、J55011(H27)、J55014-1(H27)が新規採用基準となっていま
す。また、今回改正にて他基準を採用したことにより J60269-J1(H14) は、平成 30 年 11 月
30 日をもって廃止されます。
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改正・施行:
平成 27 年 10 月 8 日改正、平成 27 年 12 月 1 日施行。ただし、施行から 3 年間は猶予期間
として、なお置き換える前の JIS または別紙によることができます。
備考:
J55011(H27)を適用する場合、
中心周波数 13.56MHz、27.12MHz、40.68MHz および 40.46MHz
または 41.14MHz を使用する高周波ウェルダーの放射妨害波の許容値に関する表 9 および
表 18 の規定は、当該通達適用の日から平成 32 年 6 月 10 日までは適用されません。
上記の今回改正に関わる詳細内容については、経済産業省 電気用品安全法のページで提供
されています。技術基準解釈改正に関わる平成 27 年 10 月 8 日付の部分を参照下さい。
テュフ ラインランド ジャパンが提供するサービスは、上記条件に基づき取り扱います。
◆お問い合わせは、カスタマーサービス(TEL: 045-470-1850 E-mail: [email protected] )までお願いします。◆
REACH 最新情報
成形品/半組立品中の SVHC の届出義務に関する欧州司法裁
判所の決定について
背景
REACH 規則 No. 1907/2006 の第 7 条 2 項および第 33 条の解釈*について、ECHA(欧州化
学物質庁)と一部の EU 加盟国間で意見の不一致がありましたが、裁判所の判断により、こ
の不一致に終止符が打たれることになります。
*成形品中の SVHC に関する届出や、情報伝達義
務の濃度閾値である 0.1wt%の判定時に分母と
して用いる「成形品重量」の解釈
裁判所によれば、ドイツの BAuA(ドイ
ツ連邦労働安全衛生研究所)と加盟数ヵ
国による、成形品を複合成形品の構成部
品とする解釈が受け入れられました。
プレスリリースへのリンク
http://curia.europa.eu/jcms/upload/docs/application/pdf/2015-09/cp150100en.pdf
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REACH 規則に対する影響
REACH 規則においては、成形品中で濃度が 0.1 重量%を超える場合は、届出義務があると
定められています。成形品と考えられるのはどのようなものか、2 つ以上の半組立品から構
成される複雑な成形品にはどのように対応すべきかについては、RIP 3.8 で詳しく説明され
ています。
従って、裁判所の判断は、REACH 規則を更新したり修正したりするものではなく、単に、
RIP 3.8 指針の更新を求めています。
製品の SVHC 試験の方法に対する影響
REACH 規則の導入後、多くのお客様が SVHC 試験を行われています。試験では、異なる材
料を混合して一つの試験群とし、SVHC 含有量を測定します。結果がはっきりしない場合に
は、各材料を個別に再試験します。
今回新しい判断が出されたことにより、結果の評価方法が変わります。これまで、結果は完
成成形品の重量によって算出されていましたが、今後は、成形品とみなされる半組立品ある
いは材料に基づいて算出されることになります。
試験中に SVHC が検出されなかった場合(通常は検出されません)
、当該成形品の評価は変
更されません。
半組立品の材料は、これまでは、成形品全体の重量に比較して、それら重量が少ない場合に
は、試験対象外とされることがありましたが、今後は試験が必要になります。
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世界初、EIZO 株式会社の液晶モニター
「ColorEdge」に認証発行
テュフ ラインランド、グラフィックス市場向けモニターの新基準
「Color Accuracy」を策定
テュフ ラインランドは、このたびグ
ラフィックス市場向けモニターの品
質・性能について新基準となる「Color
Accuracy」を策定し、モニターメー
カーを対象とした新サービスを開始
しました。そして、EIZO 株式会社の液
晶モニター「ColorEdge」4 機種*に対
し、本基準の試験を行い、10 月 13 日
世界で初めて同基準の要件を満たす
製品として認証を発行し、15 日に
EIZO 株式会社本社で認証式を行いま
した。
授与式の様子
右:EIZO 株式会社 執行役員取締役 企画部
部長 志村 和秀様
左:テュフ ラインランド ジャパン
【新基準策定の背景】
アジア太平洋地域 製品部 部長 フランク ピラー
近年、デザイン・コマーシャルフォト・印刷・映像制作などのグラフィックス市場におい
て、モニター上で制作物の色味の再現性を確認しながらカラーマネジメントを行う、デジ
タルワークフローが一般的です。
グラフィックス市場の中で、印刷業界では、印刷関係団体より、ワークフローに適したモ
ニターを選定する規格が策定されています。一方、デザイン・コマーシャルフォト・映像
制作などの業界では、モニターに関する規格がなく、制作や確認に使うモニターの表示が
工程や仕上がり品質に影響する場合がありました。
【Color Accuracy 基準の内容】
テュフ ラインランドは、モニターに正確な色再現精度を必要とするグラフィックス市場を
対象とした新基準を策定しました。今後、Color Accuracy の認証を取得したモニターメー
カーは、プロフェッショナルユーザーに正確な色再現精度をアピールすることが可能にな
ります。同基準に求められる要件は、主に下記 4 点です。
■色を正確に表示するモニターであること(sRGB と Adobe RGB 両方のプリセット値を装備)
■モニター使用中、表示の色が安定していること
■画面全体で明るさと色の均一性が保たれていること
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■画面を見る角度による色の見え方の変化が少ないこと
なお、これらの要件に加えて、電源オンから短時間で表示が安定する製品については、さ
らに「Quick Stability」のグレードが付与されます。
認証取得について、テュフ ライ
ンランド ジャパン 代表取締役
社長 兼 最高経営責任者ホル
ガー・クンツは、
「業界のリーデ
ィングカンパニーである EIZO
株 式 会 社 の モ ニ タ ー に Color
Accuracy の第一号認証を発行で
Color Accuracy 認証を取得した EIZO 株式会社の認証マーク
きたことを非常にうれしく思い
ます。ハイエンドのモニターに求められる要求事項を包括的に満たし、Color Accuracy 認証
を取得したモニターは、グラフィックス市場で高い専門性を発揮するプロフェッショナル
に大きな価値をもたらすことを確信しています。EIZO の技術チームの皆様には、基準策定
において、比較試験に必要なモニターや情報を提供いただいたことに深く感謝申し上げま
す」と述べています。
「
* ColorEdge」4 機種:CG318-4K、CG248-4K、CG277、CG247。なお全 4 機種が「Quick Stability」
も取得。
ColorEdge の最上位機種 CG318-4K
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株式会社タキガワ・コーポレーションに
BRCIoP(食品パッケージング/包装材)認証を発行
テュフ ラインランド ジャパンは、株式会社タキガワ・コーポレーション・ジャパンに BRC
IoP(食品パッケージング/包装材)認証*を発行しました。テュフ ラインランド ジャパン
が、日本企業に本認証を発行するのは初めてとなります。
*BRC/IoP Global Standard for Packaging and Packaging Materials
BRC IoP 規格は、先進的なグローバル基準
であり、GFSI(国際食品安全イニシアチ
ブ)によって最初に承認された規格です。
この BRC IoP 規格は、現在、70 ヵ国以上、
2,000 以上のサプライヤーにより採用さ
れています。第三者認証機関からこの規
格の認証を受けることにより、食品パッ
ケージおよび包装材のメーカーは、食品
接触材(フードコンタクトマテリアル)の
GMP 法的適合のみならず、品質やセキュ
リティなどに対する高い意識と取り組み
を広く市場にアピールすることが可能で
す。その結果、食品メーカーやリテーラー
流通業からの高い信頼と評価を得ること
ができます。多くのリテーラーと食品メー
カーが、この BRC IoP 認証を得ることをサ
プライヤーとの取引条件としています。
授与式の様子
右:株式会社タキガワ・コーポレーション
代表取締役社長
瀧川
弘幸
左:テュフ ラインランド ジャパン
アジア太平洋地域役員 ヴァイスプレジデント
ジェニー・ペティット
株式会社タキガワ・コーポレーション・ジャパンは、昭和 24 年に、プラスチック製品の製
造に着手しました。以来、高付加価値、高品質の食品パッケージを提供してきた軟包装業
界のパイオニアであり、近年では、急速なグローバル化を進めている成長企業です。今回
の BRC IoP 認証取得は、同社の海外展開への更なる積極的な姿勢をあらわすものです。
BRC IoP 認証は、日本企業がグローバル展開する上で非常に有効な認証となります。今後、
テュフ ラインランド ジャパンは、日本の食品パッケージング/包装材メーカーが BRC IoP
認証に適合した日本製品を欧州市場で広く販売できるよう、同認証サービスを強化してま
いります。
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NEWS from
TÜV Rheinland Group
太陽光発電:ブラジル市場の輸入規則
本稿は、テュフ ラインランド ドイツ本社が発表したプレスリリースの翻訳です。
ブラジルに太陽光発電モジュール、インバータ、太陽熱システムの構成機器を輸出する製
造メーカーは、国際規格の適合に加えて、最低効率の要求事項を満たす必要があります。
テュフ ラインランドのヨーグ・アルトハウスは「ブラジルは太陽光発電エネルギーに多大
な投資を行うと同時に、低品質の製品の輸入を防止しようとしています」と説明していま
す。したがって、太陽エネルギー利用機器をブラジルに輸出する場合、リオデジャネイロ
商工会議所が発行するガイドラインに記載されている以下 2 つの重要なポイントを考慮す
る必要があります。
1.
製品を輸入できるのは、ブラジルの税務当局に登録され、自社の定款に製品の
商業貿易流通が含まれる企業に限られます。
2.
製品は、型式認証および安全性に関する国際規格の要件を満たす必要がありま
す。また、モジュール、インバータ、太陽熱収集器、電池の効率について認定
を受けたラボラトリーによる証明を得なければなりません。
エネルギー発生機器やトランスデューサー
が対象ですが、付与されるエネルギー効率ラ
ベルは冷蔵庫向けと同様のものです。エネル
ギー効率が低レベルの製品は輸入できません。
ブラジル国内のラボラトリーの認定を行っ
ているのは 国家度量衡 標準化工業 品質院
(INMETRO)です。以前はブラジルに拠点
を置くラボラトリー(大学の研究室など)か
ら提供された結果のみが認証の対象でした
が、現在はブラジル国外のラボラトリーもブ
ラジルに輸出する製品の試験を行うことが
できます。テュフ ラインランドは、太陽光
発電モジュール、インバータ、太陽熱システ
ムの構成機器の試験について認定を受けて
いる唯一の検査機関です。ブラジル市場向け
の認定を得たことにより、テュフ ラインラ
ンドを利用する企業は物流プロセスが大幅
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に簡易になります。輸入企業は、テュフ ラインランドによる 2 ヵ国語によるテストレポー
トを添付すればよく、輸入許可を得ることが容易になりました。必要に応じて、テュフ ラ
インランドのブラジル支社がローカルサポートを提供します。
太陽熱収集器については、2014 年 7 月より認証が義務付けられています。テュフ ライン
ランド ブラジルは、1,000ℓ までの太陽熱温水システム、および浴槽やスイミングプール
用の同様のシステム、太陽熱収集器の認証について INMETRO から認定を受けています。認
証プロセスは、各生産現場の監査と、品質管理システムのアセスメントが含まれています。
テュフ ラインランドは指定のサンプルをラボラトリーに送り、試験を行います。この認証
手続きにより、特に機器の耐用年数については「悪天候」においても試験が行われるため、
投資家は最大限の安心を得ることができます。ブラジルの太陽熱温水システム市場は 2010
年以来、年率約 15%の成長を遂げています。
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「ISO/TS 16949:2009
第 4 版改定ルールセミナー」のご案内
日本企業向け無料セミナー
テュフ ラインランド ジャパンは、20 年近くアジアパシフィック地域 10 ヵ国を統括してい
ます。こうした経験・実績を活かし、アジア各国に進出する日本企業のニーズに応えるべ
く、積極的に情報発信、サポートを行っています。
その一環として、2014 年よりアジアパシフィック地域でベテラン講師による日本語でのセ
ミナーを幅広く開催しています。特に ISO 9001:2015、ISO 14001:2015 の改正動向に関する
マネジメントシステムのセミナーは、これまで多数の方々に参加いただいています。
■ISO/TS 16949:2009 第 4 版改定ルールセミナー(無料)■
2013 年 10 月 1 日に TS ルール第4版が発行され、2014 年 4 月 1 日以降第 3 版は旧版にな
りました。テュフ ラインランド ジャパンは、11 月にマレーシア、フィリピン各オフィス
で TS ルールの主な改定点について解説するセミナー(日本語)を開催します。皆様のご参
加をお待ちしています。
<セミナー内容>
Rules for achieving and maintaining IATF recognition(通称 TS ルール)の要求事項は、ISO/TS
16949 の実施に関するものであり、監査機関に対する要求事項、監査機関と依頼者との契
約、監査プロセスなどに関する基準を含みます。これらの要求事項および付属書は、ISO/TS
16949 認証制度に関して、IATF によって承認された監査機関を拘束するものです。したがっ
て、ISO/TS 16949 認証を求める依頼者は、これらの要求事項および付属書を理解すること
が要求されています。本セミナーでは、長年の監査実績をもとに、最新情報と具体的な活
用法を紹介します。
セミナーの詳細とお申し込み方法は、下記ウェブサイトをご確認ください。
2015 年 11 月 12 日(木) 9:30∼12:30 テュフ ラインランド マレーシア
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/event_info/eventdetails_jp_259716.html
2015 年 11 月 16 日(月) 9:00∼12:00 テュフ ラインランド フィリピン
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/event_info/eventdetails_jp_259717.html
◆お問い合わせは、マーケティング部広報課 (TEL: 045-470-1860 E-mail:[email protected] までお願いします。◆
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NPS(ネットプロモータースコア)セミナーのご案内
世界が注目!長期的に安定した売り上げを伸ばす最新方法のご紹介
米国ベイン・アンド・カンパニーの調べによると、顧客満足度調査で「満足」と答える顧
客の 8 割は、他社からより良いオファーがあれば別の商品やサービスに流れると指摘して
います。これは、現在お客様が商品・サービスに満足しており、「顧客満足度調査」の結果
も、満足度が高いという評価を得られても、その結果を元に将来の安定的な売上予測や、
売り上げを伸ばすためのビジネス戦略を立てることは難しいということを意味しています。
そこで注目されているのが、上記で満足と答えた残りの2割、 つまり、より良いオファー
を提供されても他の商品やサービスに逃げない、忠誠度の高い「ロイヤルカスタマー」の
存在です。
安定して成長を続けるには、このロイヤルカスタマーが誰なのかを適切に見分け、手厚い
優遇対応を行うと同時に、現在はロイヤルカスタマーではない顧客を、ロイヤルカスタマー
に換えて行く手法が必要となります。また、誰もがネットによる情報の発信者となりえる
今日では、 ロイヤルカスタマーは、商品やサービスの推奨者となり、商品やサービスの宣
伝を自ら買って出てくれることも分かっています。
このようなロイヤルカスタマーが自社にどの程度いるのかをスコア化し、増やして行くた
めの確立した手法が NPS です。NPS は、日本ではまだあまり知られていませんが、欧米で
はすでに Fortune 500 の企業の 1/3 以上が導入し、目覚ましい成果をあげています。
テュフ ラインランド ジャパンは、このたび、皆様の売上向上につなげて頂くための無料
セミナーを株式会社 wizpra と共催で開催します。
上記セミナーの詳細は本誌のセミナー・展示会情報(p15)をご覧ください。
株式会社 wizpra は、顧客体験をマネジメントするクラウドサービス「wizpra NPS」
を中心に、国内約 70 社に NPS 調査の質問設計から実査、集計分析、レポーティング
などのソリューション提供の実績を持っています。最新の実践事例をもとに NPS の
活用方法を紹介いただきます。
◆お問い合わせは、NPS 導入セミナー担当 遠藤信也
E-mail:[email protected] までお願いします。◆
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<連載>異文化発見!ドイツ人学生の
つぶやき No.3:ドイツの「就活」
ドイツ人インターン生が日本での発見や独文化を紹介します!
早いもので今回は、3 回目の私のコラムになりました。ドイツでの就職活動―Looking for a
job―、学業終了後の最初の就職活動について詳しく説明したいと思います。ドイツでは、
日本のように規制された就職活動シーズンは存在しません。それにはいくつかの理由があ
ります。
まず第一に、学校や大学には全国的に統一された学期がなく,州政府独自の責任で運用さ
れています。従ってその始まりや終了もバラバラです。
(第 1 回目のコラム「ドイツの教育
制度」も参照してください)。その上、学生は一斉に同時期に卒業するわけでもありません。
卒業するためには「学士論文」提出が要求されますが、もっと勉強したい、深く掘り下げ
たいということで卒業を先に延ばす人も多いのです。従って年齢もバラバラになります。
一般的には、卒業間際に、あるいは学士論文提出後に、就職ということを考えます。
企業が学生を選考するプロセスの中で重視するのは、専攻科目や学業成績の他に、ボラン
ティア活動やインターンシップでの経験も含まれます。そのような訳で、日本ほどドイツ
での就職競争は、激しくないとも言えます。もちろん厳しい競争が展開される分野もあり
ます。
二番目に考慮する点は、転職が日本に比べ当たり前なことです。仕事先を変えることも、
人材を求める企業も多いという現象があります。日本のように 4 月に一斉に新学年がスター
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トし、就職活動も年末からということにはなりません。就職活動の手順は、企業それぞれ
によって異なります。通常は職務明細を求め、letter of application を記述し、その後返事
を待ちます。letter of application、履歴書、推薦状が基本です。応募理由書が必要な企業も
あります。履歴書に添付する写真は、差別対策により不要というケースが増えています。
しかし大学を卒業しても職が無いという最悪のシナリオも発生します。
でも Initiativwerbung (自主的応募)という仕組みがあり、採用の可能性が残っています。
ある企業がその時に採用募集がなくても、とりあえず letter of application を提出します。
もしかしたら、募集はしていなくても letter of application を見て興味をもたれれば、運よ
く採用されることがあるからです。
letter of application に基づき企業は、応募者を面接するかどうか判断します。職種により、
面接だけでなく「短期試用期間」を経て、適切な人材と判断して採用を決めることもあり
ます。企業はすぐに仕事ができる即戦力を求めます、1∼2 ヵ月後には採用通知が来て、す
ぐ仕事もスタートです。以上のように、ドイツと日本の就職活動は違いますね。いずれに
せよ「就活」は、たやすいものではありませんね。
(英語で執筆、編集部で翻訳)
ミシェール・クレメントさん
◆お問い合わせは、マーケティング部 広報課 (TEL: 045-470-1860 E-mail: [email protected] )までお願いします。◆
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セミナー・展示会情報
セミナー
☆無料セミナー☆ISO/TS 16949:2009 第 4 版改定ルールの説明会
Rules for achieving and maintaining IATF recognition(通称 TS ルー
ル)の要求事項は、ISO/TS 16949 の実施に関するものであり、監査
日
時:2015 年 11 月 12 日(木)
2015 年 11 月 16 日(月)
機関に対する要求事項、監査機関と依頼者との契約、監査プロセス
などに関する基準を含みます。これらの要求事項および付属書は、
参加費:無料
ISO/TS 16949 認証制度に関して、IATF によって承認された監査機関
場
所:
(11/12)テュフ ラインラン
ド マレーシアオフィス
を拘束するものです。したがって、ISO/TS 16949 認証を求める依頼
(11/16)テュフ ラインラン
者は、これらの要求事項および付属書を理解することが要求されて
ド フィリピンオフィス
います。本セミナーでは、長年の監査実績をもとに、最新情報と具
体的な活用法を紹介します。
セミナー
全般
IEC 60950-1(第 2 版)セミナー
Q&A コース (定員 10 名)
対象 実際の製品に対して安全規格がどのように適用されるかをさ
日
時:2015 年 11 月 13 日(金)
13:30∼17:00
らに詳しく理解したい方
具体的な問題に対して、どのように規格書を適用するか、どのよう
参加費:10,000 円(消費税込み)
に規格を解釈するかを、参加者の質問に回答する形で解説します。
場
所:テュフ ラインランド
ジャパン 新横浜本社
実際に参加者が悩んでいる問題、規格書の詳細な解釈などに関して、
事前にお送りいただいた質問や、参加者からその場でいただく質問
に対して解説します。規格書すべてが対象範囲です。
セミナー
IEC 62368-1(第 2 版) の要求とその適用
IEC 62368-1(第 2 版)が 2014 年 2 月に発行され、それに整合された
EN 62368-1 が 8 月に、さらに UL 62368-1、CSA 62368-1-14 が 12 月
日
時:2015 年 11 月 20 日(金)
10:00∼17:00
に発行されました。EN 62368-1 に関しては dow (date of withdrawn)
が規格書では 2019 年 6 月 20 日と規定されています。
参加費:15,000 円(消費税込み)
2014 年にテュフ ラインランド ジャパンが開催した IEC 62368-1(第
場
2 版)セミナーでは、主に規格書の要求内容について 2 日間にわたり
解説しました。本年のセミナーは実際の製品に対して、規格の要求
をどのように適用し、機器を設計、デザインすることが必要になる
かについて説明します。また、標準的な電源をモデルにして、でき
るだけ具体的な説明を行います。
2015年 第10号
14
所:テュフ ラインランド
テクノロジーセンター
セミナー
ISO 9001:2015 および ISO 14001:2015、改訂対応のための解説
セミナー
ISO 9001:2015 年度版および ISO 14001:2015 年度版の改訂作業が終
了し、2015 年 9 月 15 日に、両 ISO 版規格が正式に発行されました。 日
時:2015 年 11 月 24 日(火)
今回の改訂では、事業プロセスと ISO 9001/14001 マネジメントシス
他
複数回開催
テムの、更なるシームレス化が課題となっています。
9:30∼13:00(9001)
14:00∼18:00(14001)
ISO 9001/14001 規格改訂の主要なポイントと各箇条の詳細につい
参加費:3,000 円(1 規格)
て、テュフ ラインランドは認証取得企業の皆様を対象に、改訂対応
6,000 円(2 規格)
のための解説セミナーを開催します。
(消費税込み)
東京/横浜、浜松、名古屋、大阪、福岡で、複数回開催します。
場
所:東京/横浜、浜松、名古屋
大坂、福岡
詳細は下記ウェブサイトをご確認ください。
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/event_info
/eventdetails_jp_260612.html
セミナー
機能安全エンジニア(FSE)資格コース - IEC 61508
機能安全規格は初期からの安全設計を要求しており、当コースの受
講で設計・開発に関する要求事項を理解できます。機能安全の概念を
日
時:2015 年 12 月 1 日(火)∼
理解することで、IEC 61508 に適合する部品の選定をはじめ、機器ま
12 月 4 日(金)
たはシステムの設計を、より確実・専門的に行うことが可能になりま
参加費:350,000 円(講義と試験)
(消費税別)
す。また、機能安全には機能安全管理に関する要求事項があり、人
320,000 円(講義のみ)
員の適性能力を立証する必要があります。当 FSE コース試験の合格
者は、機能安全エンジニアの資格を取得できます。
セミナー
場
所:新横浜
☆無料セミナー☆世界が注目!売り上げを伸ばす最新手法、NPS 企
業導入セミナー【株式会社 wizpra と共催】
ロイヤルカスタマーを増やし、長期的に安定して業績を伸ばす手法
として世界中で注目を集める NPS(ネットプロモータースコア)につ
日
時:2015 年 11 月 27 日(金)
いて解説します。
2015 年 12 月 16 日(水)
<内容>
2016 年 1 月 29 日(金)
1. NPS とは(NPS を導入するメリットと注意点)
※上記 3 回は全て同じ内容
2.
いずれも 14:00∼17:00
収益向上に繋げる NPS を活用した顧客体験マネジメント
3. NPS 導入を成功させるためのテュフ ラインランドの新たな取り
組みについて
参加費:無料
場
所:テュフ ラインランド
ジャパン 新横浜本社
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/event_info
/eventdetails_jp_260864.html
2015年 第10号
15
機械安全国際規格の紹介−非常停止、ガード及び電気的検知保護設
備【主催:一般財団法人 日本機械工業連合会】
セミナー
本講演会では、最初に、ISO/TC199(機械類の安全性)の最新動向
をご紹介し、規格については近々改正版が発行される ISO13850(非
常停止)および、ISO14120(固定式及び可動式ガード)について紹
介します。
テュフ ラインランド ジャパンから、講師として参加します。
日
時:2015 年 11 月 13 日(金)
13:30∼16:30
参加費:無料
場
所:東京証券会館
<お申し込みなど詳細はこちら>
http://www.jmf.or.jp/standard/5/1189.html
ハラスメント研修
∼職場のハラスメントがもたらすリスクと対策・対処法∼
セミナー
セクシャルハラスメントやパワーハラスメントをはじめとする職場
内での各種ハラスメントが、近年労務管理上見過ごせない問題と
なっています。本研修では、セクハラ・パワハラが企業にもたらす
日時など詳しくは左記ウェブサイト
をご覧ください。
リスクの大きさを理解し、未然に防ぐ方法や起きたときの対処法な
どを学んでいただきます。ぜひ企業内でハラスメント対策に取り組
む機会としてください。
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/event_info/eventd
etails_jp_221954.html
職場における倫理・コンプライアンスアドバイザー
【主催:The Japan HR Society (JHRS)】
セミナー
JHRS 主催の職場における倫理・コンプライアンスアドバイザーの研
修です。研修を修了し、テュフ ラインランド ジャパンの試験に合
格した方には、習得した知識と技能に対する証明書がテュフ ライン
ランド ジャパンより授与されます。認証取得者それぞれに個別の
ID 番号が発行されます。
研修プログラム:
・職場のいじめ防止
・職場のハラスメント防止
・職場のセクシュアルハラスメント防止
・職場倫理の向上推進
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/personal_certificat
ion/workplace_compliance_ethics_advisor/workplace_compliance_1.html
2015年 第10号
16
日時など詳しくは左記ウェブサイト
をご覧ください。
展示会
第4回
鉄道技術展
政府機関、鉄道車両メーカー、システムおよび製品・部品サプライヤ、運輸
事業者、運輸当局など各方面のお客様に対し、EC 認証、第三者安全審査(ISA)、 日
RAMS 分析、適合性試験・評価、海外案件への入札支援、開発のコンサルテ
時:2015 年 11 月 11 日(水)
∼11 月 13 日(金)
ィングなどサービスをトータルに提供しています。
10:00∼17:00
場
所:幕張メッセ
当社ブース:D19-11
展示会
メディカルクリエーションふくしま 2015
テュフ ラインランド ジャパンは、医薬品医療機器等法、欧州医療機器指令
(MDD、IVDD)、カナダ CMDCAS 認証、ブラジル INMETRO 認証、ISO 13485
日
時:2015 年 11 月 11 日(水)
などのワンストップ認証を提供し、日本の医療機器メーカーの国内外市場へ
∼11 月 12 日(木)
の進出をサポートしています。安全・性能試験、EMC 試験についてもお問い
合わせください。
<特別セミナー>
10:00∼17:00
場
所:ビッグパレットふくしま
「治療機器などの開発に向けた安全性評価と承認・認証の申請」
当社ブース:X-2
2015 年 11 月 12 日 (木)13:30∼15:00
■機能安全エンジニア資格(FSE)コース 年間開催スケジュール
http://www.tuv.com/jp/japan/about_us_jp/fairs_events/fse/schedule/fscourseschedule.html
詳しくはセミナー・イベントページ http://www.tuv.com/jp/seminar をご覧ください。
セミナー全般に関するお問い合わせ:マーケティング部 広報課
TEL: 045-470-1874 FAX: 045-470-8055 e-mail: [email protected]
2015年 第10号
17
お問い合わせ先・オフィスのご案内
カスタマーサービス
カスタマーボイス
東日本地域 TEL: 045-470-1850
西日本地域 TEL: 06-6355-5400
EMAIL: [email protected]
222-0033 横浜市港北区新横浜 3-19-5 新横浜第二センタービル
TEL: 045-470-1850 FAX: 045-470-8055
EMAIL: [email protected]
オフィスのご案内
新横浜本社
222-0033 横浜市港北区新横浜 3-19-5 新横浜第二センタービル
TEL: 045-470-1860 FAX: 045-473-5221
テクノロジーセンター(GTAC)
224-0021 横浜市都筑区北山田 4-25-2
TEL: 045-914-3888 FAX: 045-914-3377
太陽光発電評価センター(SEAC)
224-0033 横浜市都筑区茅ヶ崎東 4-5-24
TEL: 045-271-3508 FAX: 045-271-3525
西日本地域担当オフィス
530-0044 大阪市北区東天満 2-9-1 若杉センタービル本館 16F
TEL: 06-6355-5777 FAX: 06-6354-8636
関西テクノロジーセンター(KTAC)
537-0002 大阪市東成区深江南 1-3-14
TEL: 06-7656-6888 FAX: 06-7668-5777
九州オフィス
812-0038 福岡県福岡市博多区祇園町1番 40 号 三井生命福岡祇園ビル 4F
TEL: 092-261-8801 FAX: 092-261-8802
九州 EMC ラボラトリー
822-0031 直方市大字植木 1245-2 直鞍産業振興センター ADOX 福岡内
TEL: 0949-28-9345
FAX: 0949-28-9346
ニュース送付に関するお問合せは、新横浜本社 澤 ([email protected]) までお寄せください。 皆様のご意見、ご要望をお知らせいただければ幸いです。 受信されるメールソフトによっては、まれですが、配信メールに文字化けが発生いたします。文字化け
の際には、文字エンコードを Shift-JIS もしくは Unicode(UTF8)へ変更ください。恐れ入りますが、ご理
解・ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
編集責任者
澤 操、吉家 由貴子、井田 美穂
新横浜本社
テュフ ラインランドで認証を取得された企業の認証情報は、Certipedia(サーティペディア)でご覧頂けます。
http://www.certipedia.com
本誌掲載記事を転載希望の方はご連絡ください。
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