直接請求議案 否決!! 太誠会ニュース

直接請求議案 否決!!
太誠会ニュース
速報
vol.
2
1万人の市政改革への想いは宝塚市議会へは届かず。市民が求めた議員定数、議員報酬、職員給与を
削減する「3つのカット実現条例」は残念ながら、賛成3、反対22で否決されました。
将来の財政に対する議論なき否決
手続き論や、市民の手による議案を
10/15、26に開催された総務常任委
太誠会よる議員提案であるかのよう
員会では、市当局への質問、議員間
に扱う議論、太誠会に対する個人的
での討議がおこなわれました。請求
な苦情を延々と述べるなど、市民が
代表者を始めとする市民が傍聴する
期待する「将来の財政不安にどう備
中、おこなわれた議論は、多田委員の えるか」の議論がなされないまま否
質問を除いて、残念なものでした。
決されました。
(直接請求議案に賛成する3名の太誠会議員)
反対討論は委員会での4名に対し、
み。議員定数削減については特別委員 不可能。草野委員の討論は裏面参照。
本会議では1名にとどまる。
会などの設置を要望するが、その他と 本会議では、草野議員のみで、他の
本会議や委員会では、採決前に賛
一括の議案であるので反対」、寺本委 3名の議員は討論を行いませんでした。
成か反対の態度表明をし、その理由
員は「議員定数・報酬、職員給与は
9月議会から本会議のインターネット
を表明する「討論」がおこなわれま
首長選の公約になりがち。議会のあ
中継が導入されています。各議員はそ
す。10/26の総務常任委員会では、4
り方を検討し、職員給与についても
れらを通じて市民に反対理由を説明し
名の委員が反対討論を行いました。
危機感を大切にしながら継続して
なかったことで、「1万人の市民の想
伊藤委員は「市長の自主カットは市
議論すべき」として反対。山本委
いを軽んじている」と言われても仕方
長が決めること。議員報酬は決着済
員は、討論が多岐に亘るため要約が がないといえます。
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【冷蔵庫に貼っておこう!】
<直接請求(3つのカット実現条例)議案の否決者一覧(2012年12月議会)>
発行の段階では、議事録が出来上がっていませんので、反対理由等はあくまで概要です。詳しくお知りに
なりたい場合は、直接お問い合わせしていただくしかありません。ご了承ください。
氏名
住所
お問合せ先
氏名
住所
お問合せ先
武庫山2-4-29
0797-72-2227
伊孑志4-2-60-208号
0797-71-5546
坂下 賢治
川面6-18-8
0797-86-1308
中野 正
村上 正明
星の荘28-29
0797-86-7039
藤岡 和枝
北山 照昭
中山五月台6-1-12-402号 0797-88-8386
たぶち 静子 下佐曽利字大藪42番地の3
山本 敬子
すみれガ丘2-2-1-1310号 0797-87-6000
草野 義雄
野上1-2-2-307号
0797-62-9352
御所の前町13-19
0797-77-7552
鹿塩2-1-4-505号
0798-52-5575
石倉 加代子 宝松苑13-11
0797-72-4479
となき 正勝
冨川 晃太郎 中筋5-15-4
0797-88-8995
田中 こう
伊福 義治
福井町19-12
0797-72-3626
井上 きよし
平井2-15-1
0797-82-3500
寺本 早苗
栄町3-1-17-805号
0797-87-3840
北野 聡子
小林2-12-27-209号
0797-73-4556
伊藤 順一
三宅 浩二
平井3-6-6
0797-89-6423
藤本 誠
大島 淡紅子 平井山荘6-15
浅谷 亜紀
0797-91-0198
0797-89-4090
すみれガ丘3-5-1-509号 0797-81-1825
大河内 茂太 中筋山手6-1-1-110号
0797-51-0875
伊孑志2-17-8-4F
0797-72-2130
中山桜台7-3-4
0797-88-4178
*網掛けは総務常任委員会委員
<本会議における反対討論の概要>
今回の署名活動は違法性が高い
行政実例では、「請求代表者は郵
便をもって署名及び印を押すことを
求めることはできない」とあり、太
誠会の署名収集は違法性が高い。
太誠会の選挙運動だ
先の市議選で太誠会議員3名が獲得
した票数は1万と少し。今回の直接
請求の有効署名数も1万と少しである
ことを考えると、広く有権者の支持を
得たとは言いにくく、太誠会の選挙
活動として利用しているに過ぎない。
ましてや、昨年9月議会に提出された
議員提案と今回の提案では議員報酬・
定数、市長以下特別職給与がほぼ同
様の内容で提案されており、大差で
否決されている。
給料の10%以上減は懲戒処分と同じ
10%を超える減給は、懲戒処分の減
給よりも大きく、懲戒処分以上の処遇
を全職員に与えることになる。市職員
の生活や将来設計を一顧だにしない非
人間的、反労働者的内容である。否決
されるのが当然だ。
に事前に相談し、適法との解釈を得て
実行した手法であり、違法性はない。
本市の財政状況は非常に厳しい
向こう5年間の財政見通しでは、
公共施設等の更新費用は含まれてお
らず、その更新に平成24~33年度ま
でで、632.5億円は必要との市当局
の試算もあり、例年の予算措置の状
況から見て大幅な財源不足が隠され
ている。つまり、これは市に多額の
隠れ借金が存在すると言うこと。
全体の奉仕者とは、どうあるべきか
将来の財政不安に備えるためには、
歳入増と歳出減を行うほかないが、市
民への負担増を求めることやサービス
カットには限界がある。財政の安定化
・健全化を図るためには、速やかに、
経常経費のうち大きな比重を占める人
件費の削減を決断すべき。我々は、全
体の奉仕者であるということ。先行き
が厳しい財政状況を踏まえて何をすべ
きかを考え、行動する必要がある。
<本会議における賛成討論の概要>
高いハードルを越えての署名
これまで、議員提出議案や決議で
3つのカットの提案を行ってきたが、
そのたびに賛成少数で否決されてき
た。今回、主権者である市民の皆様の
判断を仰ごうと考え、直接請求で民意
に問うた。署名は、個人情報を明かし、
特定の政策への支持を明かすもので、
高いハードルを越えて1万余名の署名
がなされたものと言える。署名収集方
法に違法性を問う声もあるが、市選管
<否決を受けての請求代表者のコメント>
市民の願いが議会に届かず残念
本日、1万人を超える我々市民の切
実な願いが、本会議において賛成少
数で否決されたことに対し、残念な
思いで一杯です。委員会における議
員間討議や本日の討論を聞いての感
想ですが、この宝塚市議会には市民
の思いがしっかりと届いているのか
と疑問に思います。真夏にも関わら
ず、署名を集めた受任者は1,000人を
こえ、ある人は街頭で声を枯らしな
がら呼びかけ、ある人は知り合いの
家に自ら出向き、市民として改革の必
要性を真剣に訴えて集めた一筆一筆の
結晶が、今回の直接請求であります。
市民一人一人の思いを汲み取って、
質疑や議論に活かすことを我々市民は
議員の皆様に求めています。それを
知ってか知らずか分かりませんが、
うわべの議論しかされないまま否決
されたことが残念でなりません。
真の改革派と市民による市政改革を
残念ではありますが、1万人もの署
名を集めた直接請求に込められた思
いを議会が汲み取ることが出来ずに、
賛成少数で否決したと言う事実は受け
止めるしかありません。しかし、市民
の手で作り上げた改革への機運をここ
で終わらせることは出来ません。「市
民派」や「改革派」を名乗るだけの議
員ではなく、真に行動力のある議員と
連携しながら、少しずつでも改革を進
めてまいります。この否決された日を
再出発日とし、捲土重来を期して、
微力ではありますが、力を尽くして
行きたいと思います。
の給料の自主カットを行う内容の条例
を、本年第1回市議会定例会に提案し、
議決を頂いたものです。
なんら根拠もなく妥当性を欠くもの
次に、宝塚市一般職の職員の給与に
関する条例については、一般職の職員
の給与は地方公務員法第24条第3項の
規定において、生計費や、国、他の
地方公共団体の職員と民間事業の従
事者の給与などの事情を考慮して定
めることとなっており、これに基づ
き、民間給与との精確な比較に基づく
人事院の勧告及びその勧告に基づき改
定される国家公務員の給与に準拠して
改定することで社会情勢との適応を図
っています。
本市の一般職の職員の給料と国家公
務員の給料との比較では平成23年度の
ラスパイレス指数は100.6とほぼ均衡
しており、本市の給料は適正な水準で
あると考えています。
以上のとおり、市長、副市長、教育
長、上下水道管理者及び一般職の職員
の給料に関して削減を趣旨とした条例
の制定については、なんら根拠もなく、
妥当性を欠くものと考えています。
<中川市長の意見書(概要)>
一万人の市民の思いを一蹴
市長及び副市長の適正な給料の額は、
市議会議員の報酬とともに、宝塚市特
別職報酬等審議会の答申に基づき条例
改正の手続きを行っております。同審
議会では、類似団体や阪神間の市にお
ける特別職の給料を比較するとともに、
一般職の給与やその改定状況など種々
の情勢を参考に、計5回にわたり議論
され、本年1月10日付けで答申が行わ
れたものです。現在の市長及び副市長
の給料の額は、この答申に基づくもの
であり、教育長や上下水道管理者等も
この答申に準じて改定したところであ
り、現在の特別職の給料は適正なもの
となっていると考えています。
なお、私自身はその答申の内容は極
めて妥当なものと判断しましたが、行
財政改革に引き続き取り組む決意を示
すため、私をはじめ、副市長、教育長、
上下水道事業管理者、病院事業管理者
万世ノ為ニ太平ヲ開クー
宝塚市議会
太誠会
TEL:080-4493-1568
FAX:0797-74-0255
URL : http://taisei-kai.com/
E-mail : [email protected]
多田浩一郎
大川 裕之
佐藤 基裕