No.03 (2015/05/14発行)

自ら学ぶ力 ・ 共に生きる心 ・ 健やかな体 ・ 品格ある態度
青陵中だより
平成27年度 NO. 3 平成 27年 5月 14日 発行
URL https://pbvtamaedu.securesites.net/seiryo/
体育祭スローガン “ Joyful Heart ”~みんなの勝利は絆から~
熱気で雨雲を吹き飛ばせ
校長 笹森 肇
新年度がスタートして1ヶ月が過ぎました。2,3年生は進級時に抱いた抱負や決意を大切にして学校生活を
送っているように感じます。また、1年生はようやく中学生としての生活にも慣れ、連休中にリフレッシュでき
たのか、徐々に本来の力を発揮しているようです。
いよいよ体育祭実施の週となりました。新しい友人関係がまだ固まらないうちの慌ただしい毎日ですが、体育
祭への取組をきっかけにして仲間とのつながりを強めていってほしいです。
そんな中、どの学年、学級も本番に向けての準備や練習に実に熱心に取り組んでいます。生徒各々が達成感を
もち、自尊感情を育める行事にしていきたいです。
予報では、16日(土)は雨マーク。昨日も台風6号の影響で直前まで判断しにくいことがありましたので、
直前まで分かりません。何とか予定通り実施できることを願っています。既にお伝えしていますが、延期の場合
の日程をお知らせします。
【 雨天延期の場合 】 午前6時30分の時点で判断します。
5月16日(土)
火曜日の時間割で授業実施
弁当持参
5月17日(日)18日(月) 休み
5月19日(火)
体育祭実施
弁当持参
※19日も雨天延期の場合は、20日(水)に体育祭実施です。
11日(月)の全校朝礼で生徒たちに話した内容を紹介します。
体育祭まで一週間となりました。今日から朝練習が始まりました。残り一週間の練習がより一層充実すること
を願い、2つ話をします。
体育祭は1位という結果を出すことだけの取組ではありません。人生において、いつも良い結果ばかりが出る
訳ではないのと同じです。この行事を通して体験していってほしいことは、求める結果を目指して、「精一杯力
を発揮し、努力すること」、「考え、工夫すること」、「クラスや団で、仲間と協力すること」などです。5月
の生活目標が、「友達の良いところを認め合おう。」となっているのは、体育祭に関連させているからです。
誰しも得手、不得手があります。遅い、できないことを批判し合っても良い方向には向かいません。お互いの
できること、頑張りを認め合って練習していってください。全クラスが1位になることは決してありません。そ
れだけに、どんな練習ができたかということが本番での達成感を左右するでしょう。
次に、リーダーとして、あるいは担当者として、「人の前に立つ」ことは、「鏡の前に立つ」ようなものです。
皆の前に立つ体育委員や応援団員がぴりっとすれば、皆もぴりっとします。服装がきちんとしていれば、皆の服
装もきちんとします。一所懸命さが伝われば、皆も一所懸命付いて来ます。そういうものです。人の前に立つと
はそういうものです。リーダーの皆さんは先週の様子を振り返るとどうでしたか。頑張ってください。
応援練習を見て感じたことをもう1つ話します。それは、「段取り」の大切さです。段取りとは、手順や準備の
ことをいいます。「段取り八分、本番二分」という言葉もあります。準備でほぼ決まってしまうということです。
毎日の50分の練習時間の中で、本当に練習になっている時間はどれくらいでしょう。応援団がその場で、どう
する、こうするという話をしていて一向に進まない。団員全員が何をするか分かっていないので、指示が行き渡
りづらい。そんな様子を見かけたりもしています。時間を有効に使うためにはどうすればよいのでしょうか。本
来は、応援団による放課後での練習時に、まずは自分たちが練習をし、そして次の段取りを取っておくものです。
それができるようになる団が、この一週間にもっと充実した練習を実現するでしょう。
第2号に続き、学校経営方針についてご説明します。
前回示した目標の達成に向けて、9つの項目を挙げています。今回は1から4について説明します。
Ⅱ 目標の達成に向けて
1 生徒一人一人の基礎基本の定着と能力の伸長を目指す学習活動を充実させる。
① 授業規律を大切にする。
② 生徒が「分かる」を実感できる授業を実践する。
③ 朝読書を中心とした読書活動を充実させ、図書館司書と連携を図りながら図書室を有効活用する。
④ 言語活動の充実を図り、課題解決力、表現力を育成する場を意図的に設ける。
⑤ 授業内での評価方法の工夫に努め、指導と評価の一体化を図る。評価・評定方法や評価材等については各
学期初めに生徒に説明し見通しをもたせる。
⑥ 評価観点「関心・意欲・態度」について理解させ、学習に習慣的に取り組む意欲と態度を育てる。
⑦ 放課後、長期休業中、試験一週間前などにおける補習の機会を工夫し、基礎学力の定着を図る。その
ためにピアティーチャー・スクールインターンシップ等の外部人材を有効に活用する。
⑧ 生徒による授業アンケートを改善・実施し、授業力向上に生かす。
⑨ オリンピック・パラリンピック教育推進校として、スポーツによる心身の調和的な発達を目指す。
読書活動の取組はすっかり定着しており、朝は全員が思い思いの本に親しんでいる姿があり、一日が落ち着い
た雰囲気の中でスタートしています。図書委員を中心に読書に親しむ学校づくりが推進され、図書館図書の貸出
冊数は年々増加し、昨年度は一人平均12冊という状況です。
これまでも、生徒の表現力を伸ばすために言語活動の工夫を図ってきましたが、今年度は校内において、「生
徒のコミュニケーション力を向上させる授業の実践」というテーマで研修を進めていきます。5月22日(水)
は『「自分で考える力」の授業』の著書などがある慶応大学講師の狩野みきさんをお招きして研修をします。
また、今年度は東京都からオリンピック・パラリンピック教育推進校に指定されました。様々な教育活動の中
での実践を考えていますが、単にオリンピックのことを学習するのはなく、国際理解教育などと関連させた取組
を行っていくとともに、スポーツへの関心や意欲の向上を図っていこうと考えています。
2 生活指導の充実に努め、秩序ある学校生活を送らせる。
① 「凡事徹底」の信条を次の3つに具体的に焦点化し、生徒に達成感をもたせる。
・「元気な挨拶」・「5分前行動」・「整理・整頓」(下駄箱・ロッカー)
② 生徒の実態を把握し、生徒理解に基づく生活指導をし、生徒一人一人と最後まで関わり続ける。
③ 「あの子はああだから」という言い方でくくらず、見通しをもって組織で育てる。
④ 早期発見、早期対応、誠実な対応に努め、学校生活の秩序の維持に全職員であたる。
⑤ 課題に対しては、原因と処方箋を明確にして指導にあたるとともに、指導後の様子にも目を配る。
⑥ 暴力行為、器物破損行為、違法行為等には厳しい姿勢で指導する。
⑦ いじめや差別に対しては、人権に配慮し、毅然とした態度で組織的に指導する。
⑧ 事前と事後の意識を強くもつ。(事前指導と事後指導の重要性。登校前と下校後の教室確認など)
⑨ 生活指導ハンドブックを活用し、ブレのない一貫した指導を心掛ける。
⑩ 欠席が続いた生徒へは早期対応や継続的対応をし、不登校の予防に取り組む。不登校生徒3%未
満を目標とする。
青陵中生は全体的には落ち着いた生活を送っております。昨年度は凡事徹底の具体的目標として、「元気な挨
拶」と「5分前行動」を呼びかけました。挨拶に関しては「元気な」の捉え方で評価は違ってくるでしょうし、
「自分から」となるとまだまだなのですが、よく挨拶するようになってきました。時間に関しても随分意識でき
ています。
今年度は、挨拶に関しては「自分から」、時間に関しては「自ら判断して」というように、より自主的・主体
的な姿を期待します。また、「整理・整頓」に関しては、物を大切にすること、
物事への取り組みやすさ、意欲へのつながりなど、気付いてほしいことがたく
さんあります。
また、不登校やいじめなどといった課題には丁寧に対応し、教員の丁寧な指
導と保護者の皆様のご理解・ご協力の下、生徒たちの健全な成長を支えていき
ます。
3 キャリア教育を中心とした進路学習を充実させる。
① 3年間を見据えた進路指導計画に基づき、卒業後の進路、将来の生き方について目標をもたせる。
② 都立永山高校との中高連携を具体的に進め、進路指導に生かす。また、他の高校との連携も探る。
③ 職業調べ・職場体験・上級学校調べなどの体験学習や課題解決学習を積極的に取り入れ、自身を振り返
させるとともに将来への展望をもたせ、生きる力を育む。
④ キャリア教育はより柔軟な発想をもち、これまでの手法にとらわれず企業や外部団体との連携を進めて
いく。
⑤ 3年生は2度の校長面接を通して自己理解と自己実現を図る。
中学校での進路指導は、進学指導ではありません。自己理解から始まり、自身の将来のことを様々な学習をし
ながら考えていきます。適切な職業観・勤労観を育て将来設計を描く中で、そのための進路先を決定していきま
す。
本校では、1年時のドリームマップ、2年時の職場体験・上級学校調べ、3年時の上級学校訪問・進路選択の
取組を中心に計画的なキャリア教育を進めています。
進路決定は学力の問題が関係してきます。3年間を見通した進路学習を進めて
いるところですが、生徒は学習に関する意識は、1・2年時は低い傾向にありま
す。受験勉強という意識ではなく、日頃の学習への取組を大切にしてほしいです。
授業にしっかり参加し、家庭学習で復習や宿題に取り組む。当たり前のことを1
年時から確実にやることが大切です。
そんな中、1年生の提出物への意識の低さが、ここ数年話題になっています。
それも大切な習慣です。すぐに身に付けてほしいところです。
校長面接に関して触れさせてもらいます。質問への回答内容も大切ですが、礼
儀作法や身なり、話し方などが大きなポイントです。付け焼き刃はボロが出てし
まいます。これも普段から身に付けておきたいことです。
4 特別支援教育の理解を図り、具体的実践に努める。
① 特別支援教育委員会を中心に個に応じた特別支援を組織的に実践する。
② 個別支援計画を基に、具体的に見える支援を進めていく。
③ 外部機関・外部人材の積極的活用を図る。特に、スクールカウンセラー、ピアティーチャー、ピアフレ
ンド、スクールインターンシップ等の有効活用を進める。
④ 特別支援教育はコーディネーターを中心に進めるが、保護者・生徒との関わりは担任、担当学年が深
めていくことが基本である。
⑤ 特別支援学級の運営を適切に進めるため、学校全体の教職員間の風通しを良くする。
⑥ 特別支援学級においては、卒業後を視野に入れて社会性の育成を図りながら、個々に応じた進路決定ま
で導く。
⑦ 「東京都発達障害教育支援員等活用の研究事業」に取り組み、特別な支援を必要とする生徒への有効
な支援方法を実践、研究していく。
特別な支援を必要としている生徒への支援態勢を充実させていきます。隔週
で実施している特別支援教育委員会を中心に、生徒の実態を捉え、適切な支援
方法の検討をしています。
また、多摩市では支援員(ピアティーチャー)を配置していますので、授業
中の支援や放課後の学習支援など、その人材を有効に活用しています。今年度
は10名で支援体制を整えています。
学習や学校生活の中でお困りのことがありましたら、担任だけでなく、特別
支援教育コーディネーターへご連絡してくださっても結構です。今年度は矢野
尚子主幹教諭と角田拓人教諭が担当です。
⑦にありますように、東京都の研究事業の指定を受けることができましたので、市の予算とは別に、支援員を
月に16日間も配置できることになりました。6月中旬頃から始まる予定です。
―体育祭を目前に控えてー
4月28日 結団式
5月11日 応援練習
4月28日、5月12日 全校練習
5月13日 予行
青陵中生の活躍
部活動で多くの生徒たちが頑張っています。全て紹介できません
が、結果にかかわらず応援しています。
○バ ド ミ ン ト ン 部
4/18 第7ブロック日南地区春季大会
女子団体:第3位
男子個人:○○ ○○(3年) 第3位
○女子バスケットボール部
4/19 第7ブロック春季大会 3回戦進出
○野
部
4/25 第7ブロック日南地区春季大会 ベスト8
部
4/29 東京都中学校テニス選手権大会第7ブロック春季大会
○テ
球
ニ
ス
女子シングルスベスト16 ○○ ○○、○○ ○○
女子ダブルスベスト8
○陸
上
競
技
部
5/3
共に都大会出場
○○ ○○・○○ ○○ペア
都大会出場
第49回はちおうじT&Fトライアル
男子共通400M:第3位
○○ ○○(3年)
53秒68
男子共通800M:第7位
○○ ○○(3年) 2分11秒61
○男 子 ハ ン ド ボ ー ル 部
5/9
東京都中学校春季大会 ベスト8
○女 子 ハ ン ド ボ ー ル 部
5/9
東京都中学校春季大会 第3位
○ラ
5/10 東京都中学校春季大会 Ⅱ部予選リーグ2位で決勝トーナメント進出
グ
ビ
ー
部
決勝トーナメントで2勝し、決勝戦進出
○ソ フ ト テ ニ ス 部
5/10 多摩市春季ソフトテニス大会中学生女子の部
優 勝:○○ ○○・○○ ○○ペア
準優勝:○○ ○○・○○ ○○ペア