人々が気軽に集まり住民協働がうまれる 町のロビー 長野原の将来を担う新しい庁舎建設に際して、私たちは人々が気軽に集まり、交流し、住民協働がうまれる場所を提案します。 暖かく人を迎え入れる「町のロビー」として、3つのコンセプトにより実現します。 1. 日当たり・積雪を考慮した南向きの建物配置計画 ・執務空間は南向きとし、冬場の日射をふんだんに受ける建物配置とします。 3 ・建物周囲は雪雨を防ぐ庇を設置し、アクセスのしやすい形とします。 つ ・建物内部は積極的に自然採光・自然通風を取り入れます。 の 2. わかりやすく、人々が集い、つながる賑わいの拠点 コ ・ひとつ屋根の下でわかりやすく、一体感のある施設とします。 ン ・多様な町民のニーズに応えられる窓口とします。 セ ・様々な交流スペースが連携し、賑わいをうむ長野原交流の拠点をつくります。 プ 3. 新しい時代をつくる安全・安心・環境のシンボル ト ・新しい町のシンボルとして、安全・安心・環境に配慮した庁舎を提案します。 ・長野原の原風景の1つである吾妻川の山並み景観を常に望める建物とします。 ・災害発生時には住民を守る災害対策拠点として万全な設えとします。 日当たり・積雪を考慮した南向きの建物配置計画 課題 1 「敷地形状・条件」及び「来庁者及び職員の使いやすさ」を考慮した「建物(外構含む)」の配置・平面計画 について 暖かく人を迎え入れる建物配置 南西向配置案 L型案 機能的で使いやすい駐車場配置 ・駐車場は利用者別に計画します。 (合計 267 台) 南向案 す ᮾ 配置 パターン ༡ 朝 △ 10時頃まで日影となる ○ 9時から陽が差す 来庁者用 台数 43 台(内 車いす用 2 台) 基本計画比 +13 台 +11 台 161 台(内 車いす用 3 台) ○ 9時から陽が差す 小計 204 台(内 車いす用 5 台) 公用車 43 台 +3 台 緊急用車両 議員駐車場 20 台 +20 台 夕 ○ 16時頃まで陽が差す 夏場の熱負荷 △ 熱負荷が高い 敷地との整合 △ 長辺が長すぎて、敷地 施設・駐車場 形状にそぐわない わかりやすさ 駐車台数最大 ○ 257台確保可能 ○ 16時頃まで陽が差す × 15時頃から日影となる ○ 熱負荷は少ない ○ 熱負荷は少ない ◎ 地形に合わせた建物 全体を見渡せる × 導入路から敷地・ 建物全体を見渡せない ○ 267台確保可能 ○ 261台確保可能 総合評価 ◎ △ △ 公用車駐車場(43台) 来庁者車両と明快に動線 を分離 内訳 住民総合センター用 16時以降の 秋分日影 冬至の 南側日射 付属棟 庁舎の北側に独立 して配置 㹫 融雪側溝 庁舎 図 1-1 建物配置比較 冬場の日当たり・夏場の熱負荷に配慮した明るい建物 ・建物は出来る限りコンパクトに 北 冬至の午後0時における太陽高度 南 コンパクトに ᮾ⤒rࠉ P 北側にまとめる ⦋rࠉ 北側にまとめ、日中、陽が差し P 【図 1-2】 込む明るい施設とします。 ᩜᆅ༡ഃࡢᒣ P r ・夏場は大庇で日射を抑えます。 ロ ード ヒ ー ティ ング 県道長 野原草 津口停 車場線 歩車分離 歩行者の安全を確保 車いす用駐車場 庁舎に一番近い位置、 大庇の下に配置 ▲ 歩行者・自転車動線 自動車動線 大庇を設けた車寄せ 送迎やバス、 タクシー 利用者が安全に乗降 議会 範 見通しのよいスロープ 図 1-2 全体断面イメージ 敷地形状に整合し、わかりやすく人々を迎え入れる形 ・敷地形状に馴染む建物配置と 敷地形状に 馴染む建物配置 し、駐車場を囲む大庇の車寄せ 庁舎 により、人々を迎え入れる建物 議会 配置とします。【図 1-3】 人々を 吾妻川の 迎え入れる形 山並み景観 エントランス ・庁舎・住民総合センターの双方 入口 ホール の利用者がわかりやすいエント 住民総合 センター ランスホールを施設の中央に設 けます。【図 1-3】 図 1-3 人々を迎え入れる形 緊急用車両・ 議員駐車場(20台) 来庁者車両と明快に 区分 除雪堆積スペース 片押しで、効率的な 除雪が可能 囲 融雪側溝 来庁者用駐車場 (43台) 吾妻川の山並み景観 屋外テラス 主出入口 融雪側溝 住民総合センター駐車場 (161台) 住民総合センター エントランスホール 除雪堆積スペース 融雪側溝 融雪側溝 267 台(内 車いす用 5 台) +47 台 傘をささずに乗降できる車寄せ【図 1-4】 ・高齢者等の送迎やバス、タクシー利用者は、雪雨を防 ぐ大庇により安全に乗降できます。 安全で機能的な動線計画 ・歩行者と車両動線の明快な分離を図ります。【図 1-4】 ・来庁者用駐車場はひとつにまとめ、来庁車動線と公用 車の動線の明快な分離を図ります。【図 1-4】 ・消防団等、利用形態の異なる付属棟は庁舎・住民総合 センターと明快に分離し、セキュリティを確保します。 積雪対策:除雪のしやすさに配慮 移動図書館・検診車 駐車スペース 融雪側溝 国道145号線(長野原バイパス) 合計 +24 台 図 1-4 配置図 ・片押しで効率的な除雪が出来るよう、駐車スペース脇に 融雪側溝を設け、駐車場の南側及び住民総合センター 脇に除雪スペースを確保します。【図 1-4】 ・エントランスホールに近接してロードヒーティングを設け ます。【図 1-4】 わかりやすく、人々が集い、つながる賑わいの拠点 課題 2 「庁舎と住民総合センターの効果的連携」や「空間の汎用性・可変性」を考慮した「誰もが気軽に利用できる公共空間の生み出し方及びあり方」について 施設全体の活動が見えるロビー空間 平屋建てのわかりやすく、可変性に優れた庁舎 平屋建案 2階建案 2F 1F WC 1F 執務 階段 WC EV WC 執務 執務 ◎ 階段のない建物 延床面積 ・庁舎 平屋建 鉄骨造 一部木造 2,136 ㎡ ・付属棟 平屋建 鉄骨造 ・住民総合 平屋建 センター ○ 見通しがよく一体感がある × 執務フロアが2層に分断される 庁舎の一体感 使い 勝手 フレキシビリティ ○ レイアウト変更にも柔軟対応 △ レイアウト変更の自由度が劣る バリアフリー 構造 議会 220 ㎡ 鉄骨造 一部木造 入口 1,172 ㎡ す 3,528 ㎡ 合計 ○ ༡ 公用車車庫 6 図 2-1 階数比較表 町長室 ・シンプルな執務室は、見通しが良く職員の一体感が生 7 6 まれます。さまざまな町の出来事を職員が共有し、課題 公用車用駐車場43台 6 解決のための課を超えた連携を活性化させます。 副町長 緊急用車両 庁議室 議員用車両駐車場20台 (災害対策 本部) 床免震を設置 教育 融 委員会 雪 側 会議室 溝 教育長 書庫・ 耐火 倉庫 サー バー室 ロッカー 将来変化に対応するフレキシビリティ【図 2-1】 打合せ 更衣室 7 わかりやすく、安心して利用できる執務部門 どの場所からも全ての課を見渡せる窓口エリア【図 2-3】 ・窓口は見やすく、訪問しやすい真っ直ぐな配置とします。 ・椅子に座れるカウンター、迅速な処理ができるハイカウ ンター、プライバシーに配慮した衝立のあるカウンターを 設けます。 ・待合ロビーは打合せコーナーを設けるなど来庁者の様々 な都合に対応できる窓口とします。 打合せ コーナー 一体感のある ワンフロアの執務室 打合せ 打合せ 融 雪 側 セキュリティライン 雪 個人情報を守る、直近に書類棚のある執務エリア【図 2-2】 働きやすさに配慮したサポートエリア【図 2-2】 ・サポートエリアは、 OA機器、書庫、打合せコーナー、 更衣室により構成します。 ・打合せコーナーは、庁内会議や個別相談のほか、資料 を広げての作業スペースとして、また、来庁者の目に触 れないランチスペースとして活用します。 ・会議室はよりプライバシーの必要な相談等に活用します。 衝立により プライバシーに 配慮した個別カウンター 会議 アクセスしやすい まっすぐなカウンター 視認性 カウンター越しの 盗み見防止 よりプライバシーに 配慮した相談が可能 14 交流スペースとして多目的に利用できる議会【図 2-3】 セキュリティライン 傍聴席 広場と内外一体利用可能な会議室・委員会室【図 2-7】 ・会議室は屋外テラスに面し、屋外イベント等との連携利用 も可能な設えとします。 会議室 新聞・ 雑誌 コーナー 主出入口 ・傍聴席も含め、床段差のない平土間形式とし、椅子、机 は可動式とします。 ・議会期間外は、中ホールとして、会議、講演会、レセプショ ン等に利用します。 会議室 屋外ステージ 会議室 エントランス ホール 屋外テラス セキュリティライン 昇降式ステージ እ㒊 ࢸࣛࢫᖍࠉ 生涯 学習室 (調理実習) 5 図書資料室 24 融 ・エントランスホールには人々が気軽に利用できる新聞・雑 誌コーナーを設えます。 マンホールトイレ 委員会室 議場 倉庫 車いす用駐車場 多目的ホール (260席) 閲覧コーナー WC 雪 側 溝 倉庫 25 移動図書館 検診車 駐車スペース 20 事務室 多目的 ルーム 相談室 生涯 学習室 生涯 学習室 2分割可能な 生涯学習室 除雪堆積 スペース 健康増進室 3 図 2-3 平面図 16 個別相談、 作業スペース ランチスペースにも対応 可能な打合せコーナー 書棚・ロッカースペース 窓口 エリア 執務 エリア サポート エリア 図 2-2 カウンター周辺 機能的で見通しのよい開かれた執行部【図 2-3】 ・執行部は最も見通しの良い場所に配置します。 ・災害時には対策本部となる庁議室を近接配置します。 図 2-4 大屋根の一体感のある待合ロビー 多目的ホールは大きな屋内ひろば ・普段は移動席を収納し、図書資料室をはじめ町民活動の 諸室に囲まれた屋内ひろばとします。 26 ・遮音性能・音響性能を併せ持ち、イベント時には、コンサー ト、映画上映など様々な催しに対応するホールとします。 ・書架は目線の通る低い4∼ 5 段書架を中心に構成し、開 27 放的で明るい図書資料室とします。 ・落ち着いた環境で読書や勉強ができる閲覧コーナーを窓 際に設置します。【図 2-5】 ・近接して外部で読書のできるテラス席を設けます。【図 2-3】 ・新聞雑誌コーナーをエントランスに面して設置し、時間外 も利用が可能です。 ・電子書籍の対応やネット検索が可能な設備を備えます。 【図 2-3】 除雪堆積スペース 融雪側溝 図 2-7 屋外テラスイベントイメージ 立ち寄りたくなる新しいタイプの図書資料室 17 背面の書棚 待合 出納 41 溝 効果的連携から生まれる交流空間 新聞・雑誌コーナーを設えたエントランスホール【図 2-3】 レイアウト変更が 容易な議員控室 ▲ 1 つのエントランスで気軽に立ち寄り利用 ・エントランスに近接して議会諸室、会議諸室、住民総合 センター諸室をまとめて配置します。【図 2-3】 ・エントランスから、全ての住民活動が見渡せる、効果的連 携を生み出す空間とします。 ・セキュリティライン設定により、時間外管理区画も容易です。 側溝 融雪 ・執務席脇には衝立を設け、カウンターからモニターが見 えないようにします。 ・執務席背面に書類棚を設け、迅速な業務を可能とします。 側 㹫 長野原町 浄化センター (平土間) HC 授乳 全ての住民活動が 見渡すことの出来る エントランスホール 融 かまどベンチ 通用口 WC 待合 ロビー 車寄せ (タクシー・大型バス) 溝 議員 控室 正副 議長室 議会 倉庫 事務局 打合せ 打合せ どの場所からも全ての 課を見渡せる窓口エリア 宿直 ▼ 17 ・階段・EVが不要である平屋建のメリットをいかし、コ ストを抑えたバリアフリー庁舎とします。 OA 書庫・ ロッカー 夜間 受付 ▼ 階段・エレベータ(EV)が不要な庁舎【図 2-1】 ▼ ・全て1階のオープン形式とすることで、将来の組織変更 にも柔軟に対応する自由度の高い窓口です。 消防団 詰所 機械室・ 非常用発電 見通しの良い 開かれた執行部 庁議室と 近接配置 応接 △ エントランス ホール 住民総合 センター ※機械室・非常用発電は庁舎に含みます。 × EV等の維持管理費等高額 一体感のあるワンフロアの執務室【図 2-1】 ᮾ 倉庫 (備蓄倉庫) △ 階段・トイレ等の共用部増 イニシャルコスト ◎ 面積効率は良い ○ 2階建に比べ軽量・杭は不要 △ 杭が必要 コスト 総合評価 庁舎 △ 階段・EVの移動あり ランニングコスト ◎ EV等の維持管理費不要 ロビー空間 ・庁舎の待合ロビーから図書資料室ま で、施設全体の活動が見える大きな ロビー空間を設えます。【図 2-3,4,5,6】 活動の 賑わい ・活動の賑わいが外部に表出し、参加 図 2-6 大きなロビー空間 してみたくなる空間作りとします。 ▲ 断面構成 階数 図 2-5 図書資料室 新しい時代をつくる安全・安心・環境のシンボル 北 付属棟 庁舎 空調機 換気ダクト 熱交換器・ ヒートポンプ 長野原浄化センター 緊急用車両・ 議員駐車場 会議室 高窓 暖かな南側採光 太陽光パネル ファン 来庁者駐車場 ロビー 執務室 居住域空調 雨水貯留槽に貯めた水を トイレ便器洗浄に利用 処理水 南 住民総合センター 雪を載せる緩勾配屋根 空調機 ロードヒーティング 融雪側溝 雪に支障のない車止め・ 縁石のない舗装 除雪堆積スペース 図 3-1 環境断面図 課題3 「地域風土に合い、親しみの持てる施設デザイン」について 山並みに調和した交流のシンボル 課題 4 「建物の長寿命化及び環境配慮(寒冷地対策含む)」及び「コスト縮減」について 課題 5 その他、参加者が重要だと考える事項について 自然の恵みで光熱水費を極力減らす 自給自足庁舎 ・ライフサイクルコストの約2割を占める光熱水費を徹 冬:太陽の恵みをいかした暖かい庁舎【図 3-7】 底的に削減します。 ・天井裏に集めた暖気を北側の会議室等に送風し、快 ・敷地の地形、山並み景観に呼応した、人々をやさしく迎 熱エネルギーを隣接する浄化センターから取り込みます 適な温熱環境を実現します。 え入れる緩やかなL型の建物とします。 ・下水処理水の温度は一般に 下水水温 ・南面開口部からの日射を直接利用し、待合ロビーの ・伸びやかな大庇に抱かれた、様々な活動が外から見える は年間を通じて15℃∼ 25℃、 床面に蓄熱した熱が時間遅れでゆっくりと放熱される 建物とします。 長野原の平均気温より高い状 ことにより、快適環境が長時間持続します。 ・エントランスからは、長野原の山々(王城山)と吾妻川 平均気温 (長野原) 【図 3-4】 室上下の熱を 日射を 況にあります。 のパノラマが広がり、住民はもとより、町を訪れる方々が、 温度差エネルギー 北側に送風 取りこむ高窓 を熱源に利用 長野原の自然の豊かさを実感できるようにします。【図 3-2】 ・この温度差を熱エネルギーと して有効に取り出し、空調エ 換気ダクト ファン ⥭ᛴ⏝㌴୧࣭ ネルギーとして活用します。 図 3-4 温度差によるエネルギー発生 吾妻川沿いの山並みと地形に呼応する大屋根の構成 (℃) 30 20 温度 10 0 -10 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 (月) 会議室 執務室 ロビー 日常業務の延長で対応できる災害対策拠点 ・日常時に「環境性能」が優れた町役場は、災害時にも高 い「安全性」と「機能性」を発揮します。 ・災害直後から3日以上災害拠点機能が維持できる防災拠 点庁舎とします。 災害に強い 高い耐震性能・耐災害性能の確保 ・鉄・コンクリート、木のハイブリッド構造により高い耐震 性(重要度係数 1.5)を確保します。 ・サーバー室等の重要室については、床免震を設置し、機 器の安全を確保します。 災害の長期化に対応 十分なバックアップ機能【図 3-9】 ・下水処理水の熱を熱交換器・ヒートポンプとの組み合 ・72 時間対応の非常用発電設 㟁 輻射暖房 蓄熱 わせにより取り出し、冷房・暖房及び冬季のロードヒー 図 3-7 冬の温熱環境 備を確保、重要機器の運転や Ẽ 【図 3-8】 ティングに利用します。【図 3-1,5】 夏:自然通風を取り入れた風通しのよい庁舎 通信、重要室の空調用に利用 ⇕ ・下水処理水利用の場合、高効率機器の採用も加え ・南面開口部から風を取り入れ、屋根上部で排気を行う ※ します。 32%の空調熱源費削減、 及び CO2 を 46%削減します。 自然通風システムを提案します。 ・太陽光発電の電気は、蓄電し、 自然通風の排気 下水熱利用のシステム形態 ⤥ 停電時や夜間にも利用可能と 長野原浄化センター 長野原役場 日射を制御 Ỉ する高窓 します。 熱交換器 ヒートポンプ 下水処理 換気ダクト ファン 処理水 冷房 ・雨水貯留水をトイレ洗浄等に ㏻ 執務室 ロビー 暖房 会議室 ಙ ロードヒーティング 活用します。 図 3-2 交流のシンボル 図 3-5 下水熱利用のシステム形態 輻射冷房 図 3-8 夏の温熱環境 災害対策本部機能【図 3-10】 㟁Ẽ ኴ㝧ගⓎ㟁 ཷኚ㟁タഛ 災害時遮断 㠀ᖖ⏝Ⓨ㟁ᶵ ୗỈฎ⌮Ỉ⇕⏝ 㸱 ᪥ ศ ✵Ẽ⇕※㺩㺎㺢㺬㺽㺻㺪㺽 ⮬↛㏻㢼 ୖỈ 災害時遮断 ୖỈཷỈᵴ 㞧⏝ỈཷỈᵴ 㞵Ỉ ୗỈ 災害時遮断 ⅏ ᐖ ࣛ ࣇ ࣛ ࣥ ࡢ ☜ ಖ Ỉ㈓␃ᵴ 㺭㺻㺬㺎㺷㺢㺐㺸 災害時遮断 ㏻ಙ ⾨ᫍ㟁ヰ࣭㜵⅏↓⥺ 図 3-9 災害時のバックアップ機能 ・町長室と近接した位置に災害対策本部となる庁議室を設 ・屋根、外壁は高断熱材、開口部は断熱サッシとし、 ・執務室の空調は輻射冷暖房システムを採用し、居住 置し、迅速な対応を可能にします。 域空調とすることで、空調負荷を低減します。 災害時の防災広場としても使いやすい駐車場【図 3-10】 ・群馬県産木材を建物内部に積極的に利用し、暖かく、 断熱性能・気密性能を高めます。【図 3-6】 高気密、高断熱 高気密、高断熱 寒冷地仕様の高断熱材 照明負荷の低減 ・災害時の災害対策拠点として、庁舎内の対策本部と付属 柔らかな空間づくりを行います。 二重サッシ 二重サッシ ・高窓により自然光を取り入れます。【図 3-7,8】 棟を連携利用します。 積雪に配慮した様々な工夫 ・高効率 LED 照明と自動調光を組み合わせます。 ・付属棟の倉庫 ( 防災備蓄倉庫 ) は、防災・支援物資等の ・屋根に雪を載せる計画とします。メンテナンス性・安全 ⥭ᛴ⏝㌴୧࣭ 太陽光発電 会議室 執務室 ロビー 仕分け作業場にも活用できます。 性の高い単純な緩勾配の屋根形状とし、立ち上がりや谷 ・勾配屋根の側面に太陽光パネルを 15kW 設置します。 ・通用口に近接した位置に、マンホールトイレ、かまどベン 樋部は、すがもれのおきない納まりとします。【図 3-3】 雨水利用【図 3-1】 チを設けます。 ・住民が通る建物の周辺エリアは、大庇によるアーケード 図 3-6 屋根・外壁・開口部の仕様 ・雨水を貯留し、トイレ便器洗浄水に利用します。 とし、雪・雨を防ぎます。 緊急車両用控え室として活用 付属棟 耐久性の高い長寿命庁舎 イニシャルコスト縮減 倉庫 消防団 機械室・ ・駐車場は車止め・縁石のない舗装とし、除雪の支障とな メンテナンスミニマム かまどベンチ 公用車車庫 ・平屋建、庁舎・住民総合センターの施設連携により、 詰所 非常用発電 (防災備蓄倉庫) 防災広場 マンホールトイレ る位置に植栽を設けない計画とします。 ・耐久性が高く、汚れにくい材料の選択により、経年 廊下等の共用部面積のコンパクト化を図ります。 連携 連携 劣化しにくい建物とします。 緊急車両用駐車場 ・建物形状は単純化し、規格材・既製品利用による現 長野原の気候風土を踏まえた新しいシンボル 暖かさに包まれる大屋根の構成 寒冷地に対応した高断熱・高気密仕様 居住域空調システムの採用【図 3-1】 ᮾ す ༡ 積雪以上の立上り 雪 シームレスの防水 雨水 シームレスの防水 雨水 ・設備機器は汎用品を選定し、更新性に配慮します。 将来のレイアウト変更に対応 十分な断熱 十分な断熱(屋根は100mm厚) 図 3-3 積雪に配慮した屋根 ・将来変化・機器更新などにも追従するシンプルで余 裕のある配管・ダクトルートを確保します。 場作業の低減を行います。 ・平屋建の建物により、杭の不要な基礎形状とします。 ・地下躯体を抑制し、現場発生土や地下コンクリートボ リュームを低減します。 独立した 緊急車両動線の確保 庁議 町長 (災害対策 本部) 連携 耐火 サーバー 倉庫 室 通用口 庁舎 図 3-10 災害対策拠点機能
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