日露平和公園を語る会 トーク 午来昌氏・大泰司紀之氏 講演 佐藤優氏 (土)午後2時∼午後4時 6月7日 日 時: (開場午後1時40分) 中標津経済センター 場 所: 2Fコミュニティホール 北海道中標津町東2条南2丁目1(TEL.0153-72-5800) 中標津バスターミナル北側 世界自然遺産・北海道知床を北方四島、さらにウルップ島まで拡張し、この海域の同一生態系を丸ごと保全する取り組みが始動しま した。地球温暖化が人類の脅威となる中で、単独では解決できない地球環境保全の観点から、北方四島の領有を巡って対立する 日露両国が協力し、取り組む必要性を訴えるものです。取り組みの第2弾として、5月10日に東京で行われたシンポジウムに続いて、 今回、語る会を開催いたします。語る会では自然写真家の倉沢栄一さんの映像と午来昌さん、大泰司紀之さんのトーク、ロシア 情報収集・分析のエキスパート佐藤優さんの講演を行います。 内 容: 第1部 DVD放映 自然写真家、倉沢栄一さんのDVD「知床と北方四島」 トーク (午後2時∼2時5分) NPO法人日露平和公園協会理事長、午来昌さん NPO法人北の海の動物センター会長、大泰司紀之さん 〈テーマ〉 「なぜ私たちはいま行動するのか」 (午後2時10分∼午後2時30分) 午来 昌 さん (ごらい・さかえ) 第2部 講 演 NPO日露平和公園協会理事長 前北海道斜里町長 大泰司 紀之 さん (おおたいし・のりゆき) NPO北の海の動物センター会長 北海道大学名誉教授 佐藤優さん 〈テーマ〉 「日露平和公園構想を実現するために」 (午後2時40分∼午後4時) 佐藤 優 さん (さとう・まさる) 起訴休職外務事務官・作家 〈講師プロフィール〉 1985年外務省に入省。 欧亜局ソビエト連邦課に配属される。 1988年から1995年まで在露日本大使館に勤務。 日本帰任後の1998年には、国際情報局分析第一課主任分析官とし て橋本龍太郎首相とエリツィン大統領のクラスノヤルスク会談にもとづ く2000年までの日露平和条約締結に向け交渉を担ってきた。 2002年5月、背任容疑で逮捕。 2008年現在最高裁に上告中。 1審判決後に発表した「国家の罠」は、ベストセラーとなった(第59回毎 日出版文化賞特別賞受賞) 2008年より早稲田大学大学院ジャーナリズムコースで教鞭をとっている。 参加方法 先着100名様 会場御案内 参加希望者は、 メールかファクスに住所、 氏名、 職業、 年齢、 性別を明記(同伴者がいる 場合も同様) のうえ、 下記に。問い合わせも同じです。当日は入場の際、 主催者から返信 したメール (プリントか携帯画面) 、 ファクスを必ずお持ちください。入場券がわりになります。 入場料無料 NPO日露平和公園協会 [email protected] Fax: 0153-88-2676 e-mail: 主 催:NPO日露平和公園協会、 NPO北の海の動物センター ∼北方四島、 ウルップ島へ広がる 「日露平和公園」設立を∼ 日露平和公園案 ウルップ島 ロシア 択捉島 日本 知床半島 国後島 日露平和公園案 色丹島 北海道 北方四島 歯舞群島 知床は2005年7月、国連教育科学 文化機関(UNESCO)の世界自然 遺産に登録されました。世界で最も 南まで流氷が張り出すユニークな生 態系と、海と陸とのつながりが顕著 であると評価されました。 しかし、 この生態系の広がりは知 床だけにとどまりません。北側に隣 接する千島列島までほぼ同一です。 ラッコをはじめシャチやトド、 アザラシ類、 エトピリカ、ケイマフリなど、一帯を回 遊している野生動物も多く生息して います。とりわけラッコは、 ウルップ島 を中心に約3500頭が大自然の中 で生を謳歌しています。生息数の拡 大で近年、北海道東部の沿岸でも 目撃情報が増え、 2002年春からは 襟裳岬で1頭が定着するようになり ました。 生態系は、繁殖地や越冬地を保 護するだけでは、守りきれるものでは ありません。野生動物の回遊ルート を含めて立体的に保全していく必要 があります。しかしソ連崩壊による急 速な資本主義化の進行でカニやウ ニなどの水産資源の密漁や乱獲が 激化し、豊かな生態系が急激に崩れ ようとしています。 絶滅寸前になってから保護増殖 を始めるよりは、現在ある豊かな生態 系を損なわないための保全に向けた グローバルデザインを描き、実現の ためのステップを確実に踏んでいく ことが非常に重要です。そしてこの 地域に暮らす人々の生業を持続可 能な形態に引き上げ、同時に自然と の共生を実現していくことが、いまま さに迫られています。 http://www.sea-otter.org
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