お客様 各位 ベースパック(Ⅰ型、Ⅱ型、P3、UB、円形)のベースプレート

ベースパック技術資料
お客様
No.3-2
各位
平成27年6月26日
岡 部 株 式 会 社
旭化成建材株式会社
ベースパック(Ⅰ型、Ⅱ型、P3、UB、円形)のベースプレートに
溶融亜鉛メッキを施す場合について
柱材に溶融亜鉛メッキを施す等で、ベースパック(Ⅰ型、Ⅱ型、P3、UB、円形)のベースプ
レートに貫通孔を設ける場合は、別紙に記載の方法にてご対応をお願いします。
なお、ベースプレートの中央部以外に貫通孔を設ける場合は、グラウト注入時にグラウト材が
貫通孔へ流入することを防止するため、メッキ完了後にベースプレートの貫通孔部分をガムテー
プ等でふさいでいただくようお願いします。
【別紙】「ベースパック工法」日本建築センター評定図書における記載内容
以上
【別紙】
ベースプレートに貫通孔を設ける場合
柱材に溶融亜鉛メッキを施す等でベースプレートに貫通孔を設ける場合、その貫通孔は、
以 下のい ずれ かとす る。
① 孔径を 柱外 形寸法の 1/2 を 上限と し、ベ ース プレー ト中 央部に 1 つ (付図 1-1)。
② 角形鋼 管柱 にあっ ては 、孔径を 35mm 以 上ベ ースプ レー ト板厚 以下 とし、 柱四 隅の角
部 外側の 曲率 半径中 心で 囲んだ 範囲 (付図 1-2) 内に 4 つ まで。 ただ し、ベ ースプレ
ー ト板厚が 35mm を 下 回 る場合 は、 孔径を 35mm と す る。
③ 円形鋼 管柱 にあっ ては 、孔径を 35mm 以 上ベ ースプ レー ト板厚 以下 とし、 柱心 から柱
径の 2/3 の範 囲(付図 1-2) 内に 4 つ まで。 ただ し、ベ ース プレー ト板 厚が 35mm を
下 回る場 合は 、孔径を 35mm と す る 。
D (柱外形寸法)
貫通孔
1/2D 以内
付図 1-1
ベ ースプ レー トの貫 通孔 (その 1)
貫通孔設置可能範囲
(柱径2/3)
曲率 貫通孔設置 曲率
半径 可能範囲 半径
35mm以上
ベースプレート板厚以下※
(角形鋼管用)
35mm以上
ベースプレート板厚以下※
(円形鋼管用)
※ベースプレート板厚が 35mm を下回る場合、孔径は 35mm
付図 1-2
ベ ースプ レー トの貫 通孔 (その 2)
ただし、ベースプレートにこれらの貫通孔を設ける場合、柱梁接合部のダイアフラムに
も 付図 1-3 に 示すよ うな JASS 6 等 に記載 の適 切な貫 通孔 を設け る。 また、 めっ き浴に沈
み込ませる際には、ベースプレート側から沈み込ませ、柱梁接合部側から確実に亜鉛を流
出 させる よう 施工す る。
(通しダイアフラムの場合)
付図 1-3
(内ダイアフラムの場合)
柱 梁接合 部ダ イアフ ラム への貫 通孔