1、エネマネ事業者とは 既設の工場・事業場等における省エネ設備・システム等の導入にあたり「省エネルギー効果・電力 ピーク対策効果」「費用対効果」及び「技術の先端性」など政策的意義の高いと認められる事業に 対し『EMS』を導入しエネルギー管理支援サービスを通じて工場・事業所毎の省エネルギーを支 援する者として『一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)』に登録された事業者です。 『EMS』とは「エネルギーマネジメントシステム」の略称です。 『SII』とは「一般社団法人環境共創イニシアチブ」の略称です。 2、エネマネ事業者の役割とは 1、事業者に対し、本補助金事業全般についての問い合わせ対応と、SIIへの情報提供 2、事業者に対し、補助申請、実績報告書の提出などの手続き支援 3、事業者に対し、補助対象となる設備・システム及び、SIIにより確認を受け登録されたEMS システム・機器の導入支援とエネルギー管理支援サービスを開始 4、SIIが行なう検査に対し、事業者への連絡や現地調査に必要な調整のサポート 事業者に対し、EMシステム・機器を導入する省エネ提案業務、SIIへの申請代行業務、 導入後のエネルギー管理支援サービスを行なうこと。 3、エネマネ事業者の立場は(図解) 経済産業省 エネマネ事業者の役割 補助 申請 SII 申請 代行 成果 報告 交付 補助金 申請 協立電機株式会社 申請 A社 省エネ設備 最安値 エネルギー管理 支援サービス 3年契約締結 B社 省エネ設備 C社 省エネ設備 協[立電機もメンバー可能 成果 報告 事業者 EMS 三者競争入札 申請 報告 代行 ] 4、エネマネ+リース 経済産業省 エネマネ+リースの役割 補助 申請 SII 申請 代行 成果 報告 交付 補助金 申請 エネルギー管理 支援サービス 3年契約締結 協立電機株式会社 申請 EMS A社 省エネ設備 成果 報告 事業者 最安値 B社 省エネ設備 C社 省エネ設備 ] リース会社 三者競争入札 協[立電機もメンバー可能 申請 報告 代行 5、平成27年度補助金の予算額と限度額(申請終了) 下記の金額は本年度の金額ですので、来年度の予算金額は未定ですが本年と同様と 考えられ限度額についてもほぼ同様と予想されます。 1)予算額 2)限度額 約210億円 上限 ・1事業あたりの補助金50億円/年度 下限 ・1事業あたりの補助金100万円/年度(100万円未満は対象外) ・補助金対象経費 ※補助金率1/3の場合は300万円、1/2の場合は200万円 6、補助金対象範囲 設計費 補助事業の実施に必要な機械装置、建築材料等の設計費、システム設計費等。 補助事業に実施に必要な機械装置、建築材料等の購入、製造(改修を含む。) 設備費 又は据付等に要する経費(但し、当該事業に係る土地の取得及び賃貸料を除く。) EMS部分 計測計量機器 電力量センサ、ガスメーター、水量計、温湿度センサー、 熱量計、パルス検出器など モニター装置 監視用端末、PC、ローカルサーバなど 制御機器 制御用センサ、リレースイッチ、」コントローラ、インバータ、 自動制御関連設備(VAVなど) 通信装置 モデム、ルーターなど 制御用配管配線及び付属品、工事部材など 工事費 補助事業の実施に不可欠な工事に要する経費 諸経費 補助事業を行なうために直接必要なその他経費(工事負担金、管理費(職員 旅費、会議費等))等 7、補助金条件の知識 条例文では下記にように難しく書かれていますが・・・ ①工場・事業場等における、既設設備・システムの置き換え、又は製造プロセスの改善等の改修による省エネルギー率 が1%以上、又は省エネルギー量が500kl(原油換算)以上、又は補助対象経費1千万円あたりの耐用年数を考慮し た省エネルギー量が200kl(原油換算)以上であること。 ②工場・事業場等における、EMSを用いた設備の制御による省エネルギー効果について、省エネルギー率が1%以上、 又は省エネルギー量が500kl(原油換算)以上であること。省エネルギー効果には、補助対象外設備に対するEMSを 用いた設備の制御による省エネルギー効果も含めるが、区分Ⅰ・区分Ⅱの省エネルギー効果は除く。 ③工場・事業場等における、既設設備・システムの置き換え、又は製造プロセスの改善等の改修及びEMSを用いた設 備の制御による申請全体の省エネルギー率が10%以上、又は省エネルギー量が1200kl(原油換算)以上であるこ と。省エネルギー効果には、補助対象外設備に対するEMSを用いた設備の制御による省エネルギー効果も含める。 ④工場・事業場等における、既設設備・システムの置き換え、又は製造プロセスの改善等の改修、又は一部設備・システ ムの新設等により、電気需要平準化時間帯の電力使用量削減効果(以下「ピーク対策効果」という。)おいて、ピーク 対策効果率が5%以上、又はピーク対策効果量が1900千kwh以上、又は補助対象経費1千万円あたりの耐用年数 を考慮したピーク対策効果量800千kwh以上であり、かつ「増エネとならないこと」が確保できること。 ⑤工場・事業場等における、EMSを用いた設備の制御によるピーク対策効果について、ピーク対策効果率が5%以上、 又はピーク対策効果量が1900千kwh以上であること。ピーク対策効果には、補助対象外設備に対するEMSを用いた 設備の制御によるピーク対策効果も含めるが、区分Ⅰ・区分Ⅱの省エネルギー効果は除く。 ⑥工場・事業場等における、既設設備・システムの置き換え、又は製造プロセスの改善等の改修、又は一部設備・システ ムの新設等及びEMSを用いた設備の制御により、申請全体のピーク対策効果において、ピーク対策効果率が50% 以上、又はピーク対策効果量が4500千kwh以上であること。ピーク対策効果には、補助対象外設備に対するEMSを 用いた設備によるピーク対策効果も含める。 ・・・朱書きのところが重要です。 8、工事費(補助金)の流れ お客様の融資、支払いやレンタル会社利用によるお金の動き。 例.工場のエネ合事業として総工費5000万円の事業のうち、省エネ補助対象設備 3000万円+EMS1000万円を計画した場合。(補助対象外(撤去・建築・処分等)1000万円) 工場の総事業費 金融機関 5000万円(自己資金ゼロ) レンタル会社 5000万円融資 5000万円のレンタル 申請事業者 工事完了 補助金2000万円入金 1000万円支払 4000万円支払 エネマネ事業者 EMS 施工B業者 SII 確定検査 当社でも・・・金融機関・リース 会社を紹介いたします 確定検査後補助金入金となります。 領収書添付 ※工事費支払い完了後に補助金が入金しますので御注意ください。 9、省エネ率の比較(原油換算) 補助物件は、原油換算 が基本です 発熱量10(GJ)= 原油換算量0.258(KL) 10、あれこれ 経済産業省の補助事業のあれこれ 平成27年度もありそうな補助事業を記載します 〔平成26年度実施の補助事業〕 ・◎ エネルギー使用合理化等事業・・・6月(すでに申請採択済み) ・ 再生可能エネルギー 蓄電システム(10kw以上)・・・11月 ・◎ 補正予算 中小企業・地域工場省エネ促進・・・3月 EMS関連事業 ◎の事業です ・エネルギー使用合理化等事業は、2030年まで継続予定です。 事業の進め方 補助金申請 採択される物件は・・・ 基本的、必要なことは・・・ 真剣に取り組んでいるか • • • • • (審査する方は、プロです) 省エネ率が高い 中小企業は、有利である 事業改善に創意工夫が必要である 最先端性を重視する 時々の経済産業省の方針を重視する (これからは、民生部門である 病院・ホテル・商業施設に注目) 最後に 一番重要な書類は・・・次のページです。 重要な書類は、『導入前後の比較図』です この一枚に申請のあらすじが見えるように表現することが採択の可・否を分けます。 導入後 ◇ 導入後のエネルギー量 496Kl/年 です。 ◇ 省エネルギー効果量 16.1Kl/年(3.2% )となります。照明設備は、LED化する。空調設備は、検査・成形室を既設高効率チラー(昨 年購入・現在使用無し)を再利用熱源として室内機はファンコイルユニットとする。冷媒から 水配管とする その他事務室等は最新式省エネエアコンとする。 【 照明設備 】 【 空調設備 】 導入後 油圧式成形機3台を撤去して電動式成形機1台とし成形作業とする。また、取出機を各1 個取りを最大8個取りとして取り出しスピードを上げ、3台分以上の生産個数を成形取り出 す。熱源・エアコンは、負荷減少により削減選定とし、照明は、LED化とする。 省エネル 15.6KL/ 省エネル 60.7千Kw/ 16.5% ギー量 年 ギー率 電力削減量 年 EMS 商用ビル管理のシステム構成 EMS EOCS-A1 お客様の問題を解決いたします。 協立グループによるご提案は、各分野のエキスパートが対応いたします。 物品販売からコンサルティング・ハード製作・ソフト制作・施工・保守・セキュリティまでの トータルをご提供させていただきます。 ご清聴ありがとうございました。 エネマネPJ 白滝
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