マイナンバー制度(社会保障・税番号制度) はこんな制度です

マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)
はこんな制度です
平成27年8月18日
藍住町企画政策課
目
1
①
次
法律・制度の概要
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(平成25年法
律第27号) .............................................................................................................................. 2
②
2
期待される効果 ................................................................................................................... 2
マイナンバー制度の詳細
①
皆さんへのマイナンバーの通知時期................................................................................... 3
②
通知カード(10月から皆さんに配付を開始するカードです)....................................... 3
③
個人番号カード(申請によって取得できるカードです).................................................. 3
④
マイナンバーを用いた手続の際には「番号確認」と「身元確認」を行います ................. 4
⑤
マイナンバーの利用 ............................................................................................................ 4
⑥
マイナンバーは法律で定められた範囲以外での利用が禁止されています ........................ 6
⑦
個人情報の管理 ................................................................................................................... 6
⑧
自分の個人情報がどのようにやりとりされているか確認できるようになります ............. 7
3
民間企業もマイナンバーを取り扱います
①
民間企業のマイナンバー利用.............................................................................................. 7
②
法人番号 .............................................................................................................................. 8
③
法人番号の対象 ................................................................................................................... 8
④
法人番号の通知 ................................................................................................................... 8
⑤
法人番号の公表 ................................................................................................................... 8
1
1
法律・制度の概要
①
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(平
成25年法律第27号)
この法律は「番号法」とも呼ばれています。また、この法律に基づく制度を「社会保障・
税番号制度」「マイナンバー制度」(以下、「マイナンバー制度」といいます。)といい
ます。この制度は、平成28年1月1日から開始となります。
具体的には、住民票を有するすべての方に1人1つのマイナンバー(個人番号)が付さ
れます。この番号を社会保障・税・災害対策の分野で活用して、複数の機関に存在する個
人の情報が同一人の情報であることを確認します。なお、マイナンバーは、社会保障・税・
災害対策の中でも、法律や自治体の条例で定められた行政手続でしか使用することはでき
ません。
②
期待される効果
【公平・公正な社会の実現】
所得や他の行政サービスの受給状況が把握しやすくなるため、負担を不
当に免れることや給付を不正に受けることを防止するとともに、本当に困
っている方にきめ細やかな支援が行えるようになります。
【国民の利便性の向上】
添付書類の削減など、行政手続が簡素化され、皆さんの負担が軽減され
ます。また、行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関か
ら様々なサービスのお知らせを受け取ったりできるようになります。
【行政の効率化】
行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに
要している時間や労力が大幅に削減されます。複数の業務の間での連携が
進み、作業の重複などの無駄が削減されるようになります。
2
2
①
マイナンバー制度の
の詳細
皆さんへのマイナンバー
マイナンバーの通知時期
平成27年10月から、
月から、住民票を有するすべての方にマイナンバー(12
(12桁の個人番号)
が記載された「通知カード」が配付されます。また、マイナンバーは、中長期在留者や特
別永住者などの外国人の方にも通知されます。マイナンバーが漏えいして、不正に使われ
るおそれがある場合を除いて、マイナンバーは変更されません。マイナンバーは一生使い
ますので大切にしてください。
②
通知カード(10月から
から皆さんに配付を開始するカードです)
)
紙製のカードを予定しており、券面に氏
名・住所・生年月日・性別の基本
名・住所・生年月日・性別の基本4情報とマ
イナンバーが記載されたものになります。
通知カードはすべての方に送られますが、
顔写真が入っていませんので、本人確認のと
きには、別途顔写真が入った証明書などが必
要になります。
③
個人番号カード(申請
申請によって取得できるカードです)
申請によって本人の写真付きの「個人番号カード」の交付を受けることができます
申請によって本人の写真付きの「個人番号カード」の交付を受けることができます。
平成27年10月から通知カードでマイナンバーが通知されますので、
月から通知カードでマイナンバーが通知されますので、通知された後に
申請を行いますと、平成28
28年1月以降に個人番号カードの交付を受けることができます。
月以降に個人番号カードの交付を受けることができます。
個人番号カードには氏名・住所・生年月日・性別・マイナンバーなどが記載され、本人の
氏名・住所・生年月日・性別・マイナンバーなどが記載され、本人の
写真が表示されます。
表面(案)
)
裏面(案)
)
個人番号の記載無し。
個人番号の記載有り。
→ コピーできる人に制限はありません
→ コピーできる人は行政機関や雇用主な
(本人同意等によりできます)。
ど法令に規定された者に限定されます。
3
④
マイナンバーを用いた手続の際には「番号確認」と「身元確認」を行います
手続にお持ちいただくマイナンバーが記載された証明書の種類によって、ご用意いただく
身元確認用の書類が異なります。
マイナンバー確認に提示されたもの
身元確認に必要なもの
個人番号カードで身元確認を行います。
(身元確認書類を別途ご用意いただく必要はありません)
個人番号カードの場合
通知カードの場合
カード表面
カード裏面
1
運転免許証、パスポート、身体障害者手帳、精神障害者保
健福祉手帳、療育手帳、在留カード、特別永住者証明書な
どが必要です。
2
【補足】
顔写真入りの公的な証明書を持たれていない場合は、公的
医療保険の被保険者証、年金手帳、児童扶養手当証書な
ど、氏名と生年月日(又は住所)が記載されている書類が2
マイナンバーが記載された住民票の写し つ以上必要になります。なお、身元確認として利用できる書
3
類はこのほかにもありますので、詳しくは市町村役場にお問
又は住民票記載事項証明書の場合
い合わせください。
⑤
マイナンバーの利用
平成28年1月から、国の行政機関や地方公共団体などにおいて、社会保障・税・災害
対策の分野で利用されることとなります。このため、皆さんには、年金、雇用保険、医療
保険の手続、生活保護、児童手当その他福祉の給付、確定申告などの税の手続などで、申
請書等にマイナンバーの記載を求められることとなります。
また、税や社会保険の手続では、事業主や証券会社、保険会社などが個人に代わって手
続を行うこととされている場合もあります。このため、勤務先や証券会社、保険会社など
の金融機関にもマイナンバーの提出を求められる場合があります。
マイナンバーは様々な場面で利用します。
詳しくは次のページをご覧ください。
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◆◆ライフステージ別に見たマイナンバーの利用例◆◆
マイナンバー(個人番号)を通知
誕生
個人番号カード交付申請(任意)
市町村役場
個人番号カードの交付
高校生
高等学校等就学支援金申請手続の際にマイナンバーを提示
住民票や保護者等の課税証明書の添付を省略可能。
学校
奨学金の申請の際にマイナンバーを提示
大学生等
住民票や保護者等の課税証明書の添付を省略可能。
アルバイト先にマイナンバーを提示
就職
会社
会社にマイナンバーを提示
会社に扶養家族のマイナンバーを提示
結婚
国民年金の第3号被保険者の認定、健康保険の被扶養者認定
の手続の際に課税証明書の添付を省略可能。
会社
会社に扶養家族のマイナンバーを提示
子育て
児童手当の現況届
(毎年6月)の際に
マイナンバーを提示
市町村役場
従業員やその扶養家
族のマイナンバーを
源泉徴収票に記載し、
市町村役場や税務署
に提出
年金手帳や健康保険証の添付を省略可能。
厚生年金の裁定請求の際にマイナンバーを提示
年金事務所
住民票、課税証明書の添付を省略可能。
退職
国民健康保険加入手続の際にマイナンバーを提示
退職前に加入していた健康保険の被保険者資格喪失証明書
の添付を省略可能。
5
市町村役場
⑥
マイナンバーは法律で定められた範囲以外での利用が禁止されています
マイナンバーは、社会保障・税・災害対策の手続のために、国や地方公共団体、勤務先、
金融機関、年金・医療保険者などに提供するものです。こうした法律で定められた目的以
外にむやみに他人にマイナンバーを提供することはできません。
他人のマイナンバーを不正に入手したり、他人のマイナンバーを取り扱っている人が、
マイナンバーや個人の秘密が記録された個人情報ファイルを他人に不当に提供したりし
ますと、処罰の対象になります。
【補足】個人番号カードに関して寄せられた質問と回答
(Q)行政手続ではなく、レンタル店やスポーツクラブに入会する場合などにも個人番号
カードを身分証明書として使って良いのですか?
(A)個人番号カードの券面には、氏名、住所、生年月日、性別(基本4情報)と顔写真
が記載されており、レンタル店などでも身分証明書として広くご利用いただけます。
ただし、カードの裏面に記載されているマイナンバー(個人番号)をレンタル店など
に提供することはできません。また、レンタル店などがマイナンバーを書き写したり、
コピーを取ったりすることは禁止されています。
(Q)個人番号カードに有効期限はありますか?
(A)20歳以上の方は10年、20歳未満の方は容姿の変化を考慮して5年となっています。
(Q)通知カードや個人番号カードの記載内容に変更があったときは、どうすればよいです
か?
(A)引越などで市町村役場に転入届を出すときは、通知カード又は個人番号カードを同時に
提出し、カードの記載内容を変更してもらわなければなりません。
それ以外の場合でも、通知カード又は個人番号カードの記載内容に変更があったとき
は、14日以内に市町村役場に届け出て、カードの記載内容を変更してもらわなければな
りません。
⑦
個人情報の管理
マイナンバーを安心・安全にご利用いただくために、制度面とシステム面の両方から個
人情報を保護するための措置を講じています。
制度面の保護措置
法律に規定があるものを除いて、マイナンバーを含む個人情報を収集したり、保
管したりすることを禁止しています。また、特定個人情報保護委員会という第三者
機関が、マイナンバーが適切に管理されているか監視・監督を行います。更に法律
に違反した場合の罰則も、従来より重くなっています。
6
システム面の保護措置
個人情報を一元管理するのではなく、従来どおり年金の情報は年金事務所、税の
情報は税務署といったように分散して管理します。また、行政機関の間で情報のや
りとりをするときも、マイナンバーを直接使わないようにしたり、システムにアク
セスできる人を制限したり、通信する場合は暗号化を行います。
⑧
自分の個人情報がどのようにやりとりされているか確認できるようになります
マイナンバーを使って自分の個人情報がどのようにやりとりされているか、ご自身で記
録を確認いただける手段として、平成29年1月から「情報提供等記録開示システム」が
稼働する予定です。
システムの機能の詳細は、マイナンバーを含む自分の個人情報をいつ、誰が、なぜ提供
したのか確認できる機能のほか、次のような機能が入る予定です。
◆行政機関などが持っている自分の個人情報の内容を確認できる機能
◆行政機関などから一人一人に合った行政サービスなどのお知らせが来る機能
◆行政機関などへの手続を電子的に一度で済ませることができる機能
3
①
民間企業もマイナンバーを取り扱います
民間企業のマイナンバー利用
民間企業は、従業員の健康保険や厚生年金の加入手続を行ったり、従業員の給料から源
泉徴収して税金を納めたりしています。また、証券会社や保険会社等の金融機関でも、利
金・配当金・保険金等の税務処理を行っています。平成28年1月以降は、これらの手続
を行うためにマイナンバーが必要になります。そのため、企業や団体にお勤めの方や金融
機関と取引がある方は、勤務先や金融機関にご本人やご家族のマイナンバーを提示する必
要があります。また、民間企業が外部の方に講演や原稿の執筆を依頼し、報酬を支払う場
合、報酬から税金の源泉徴収をしなければいけません。そのため、こうした外部の方から
もマイナンバーを提供してもらう必要があります。
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対象業務の例
番号を利用する場面の例
②
◆入社
【納税手続】
◆身上関係変更
◆年末調整
(結婚、被扶養者追加等)
◆源泉徴収
◆休職・復職
【社会保険関係手続】
◆組織異動(分社、出向等)
◆雇用保険
◆証明書発行
◆健康保険
◆退社
◆厚生年金保険
等
等
法人番号
法人には13桁の法人番号が指定され、マイナンバーとは異なり、どなたでも自由に利
用可能です。
③
法人番号の対象
国税庁長官が、株式会社などの「設立登記法人」のほか、「国の機関」「地方公共団体」
「その他の法人や団体」に対して1法人1つの法人番号を指定します。
※法人の支店・事業所等や個人事業者の方には指定されません。
④
法人番号の通知
法人には、平成27年10月から法人番号などを記載した通知書の送付が開始されます。
⑤
法人番号の公表
法人番号は、名称・所在地とともに国税庁のインターネット上で公表され、データダウ
ンロードも可能です。
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