WE7000コントロールソフトウエアがVer.4.2にバージョンアップ

PCベース計測器 WE7000コントロールソフトウェア Ver.4.2
「測定データセーブ」の新機能
概要・特長
WE7000コントロールソフトウェア Ver.4.2では、「測定データセーブ」機能に、以下の機能が追加されました。
●フリーランモードで、一定時間ごとに、データを保存することができます。
●フリーランモードで、トリガ(アラーム)発生ごとに、データを保存することができます。
●フリーランモードで、トリガ(アラーム)発生タイミングで、データの保存開始・停止を指示することができます。
これらにより、トリガモードでは実現できなかった以下のことが可能になります。
・トリガ発生前や、トリガ発生時のデータ収集中も、波形をモニタすることができます。
・計測メモリの容量の制限なく、トリガ発生時のデータを保存することができます。
●指定した時刻で、データの保存開始・停止を指示することができます。(フリーラン・トリガ・ゲートモード)
これらの機能により、必要なデータだけを効率よくファイルに保存することができます。
適用例:各種機器・設備の稼動状況・定常状態の監視、異常監視、耐久試験、など。
機能
「測定データセーブ」の設定画面例
■フリーランモード時のデータ保存動作
新機能
ファイル分割方法
備考
単一ファイルにデータを保存
指定点数ご とにデータを保存
★
一定時間ご とにデータを保存
★
一定時間ご とに、 指定点数のデータを保存
★
トリガ( アラーム ) ごとに、 各トリガ間のデータを保存
★
トリガ( アラーム ) ごとに、 指定点数のデータを保存
・ プリ トリガ指定可能
・ 検出したトリガ( アラーム ) をトリガバス に出力可能
・ ア ス キー(C SV)形式で の保存不可
・指定点数ごとにデータを保存(従来の機能)
保存開始条件成立
保存停止条件成立
1ファイルあたりの
点数を指定
新機能
測定データ
★トリガ(アラーム)ごとに、各トリガ間のデータを保存
★一定時間ごとにデータを保存
保存開始条件成立
保存停止条件成立
1ファイルあたりの
時間を指定
保存開始条件成立
トリガ(アラーム)
測定データ
測定データ
★一定時間ごとに指定点数のデータを保存
保存開始条件成立
保存停止条件成立
★トリガ(アラーム)ごとに、指定点数のデータを保存
保存開始条件成立
保存停止条件成立
1ファイルあたりの点数
保存インターバル(時間)
プリトリガ
1ファイルあたりの点数
測定データ
保存停止条件成立
プリトリガ
トリガ(アラーム)
測定データ
・指定したファイル数で、保存動作を停止させることができます。
・指定したファイル数で、サイクリックに保存させることも可能です。(右図) この場合、各ファイルに
常に計測終了直前のデータを残すことができ、また、長時間計測時のデータ量の増大を防げます
・・・
PMK 707701V42
■データの保存開始/停止の条件
●フリーランモードの場合
保存開始
条件
★:新機能
★時刻(年月日時分秒)
★時刻(年月日時分秒)
★トリガ(アラーム) (アスキー保存不可)
★トリガ(アラーム)
・ 条件なし(手動)
(いずれか1つを指定) ・ 条件なし(手動)
開始条件成立
保存停止
条件
(いずれか1つを指定)
停止条件成立
波形モニタ
・・・・・
・・・・・
保存データ
データ保存対象範囲
・トリガ発生以降のデータを保存する例
対象範囲のデータが、
データ保存動作条件に 従って 保存されます。
・トリガ発生までのデータを保存する例
トリガ発生
トリガ発生
測定データ
測定データ
プリトリガ
指定可能
・・・・・
●トリガ・ゲートモードの場合
保存開始
条件
・・・・・
★:新機能
★時刻(年月日時分秒)
・ 条件なし(手動)
★時刻(年月日時分秒)
・ 条件なし(手動)
(いずれか1つを指定)
保存停止
条件
(いずれか1つを指定)
開始条件成立
停止条件成立
トリガ
波形モニタ
・・・・・
保存データ
左図は、
Triggeredモード,
No. of Acquisitions=1,
Repeatモードの場合
データ保存対象範囲
使用上の注意
・トリガ(アラーム)による保存開始・停止・データ保存動作について
・これらの機能は、以下のモジュールにのみ有効です。カッコ内のファームウェアバージョン以降で動作します。
WE7231(Ver.3.05), WE7235(Ver.3.01), WE7241(Ver.3.15), WE7245(Ver.3.04),
WE7251(Ver.3.06), WE7271/WE7272(Ver.3.07), WE7275(Ver.3.07), WE7521(Ver.3.04)
・異種モジュール結合、GP−IBウィンドウ機能(WE7021)では、使用できません。
・トリガ(アラーム)による保存開始、保存停止、トリガごとのデータ保存は、いずれか1つのみを指定可能です。
・プリトリガ点数で指定したデータ数と、実際に保存されるプリトリガ分のデータ数は等しくならないことがあります。 実際のデータ数の方が、最大で、表示更新周期で設定した時間相当分、多くなることがあります。
(表示更新周期:0.5s,1s,2s,5s,10sから選択)
・トリガバスからの保存開始・停止・データ保存のタイミングを入力することはできません。
・時刻による保存開始・停止、一定時間ごとのデータ保存動作について
・本機能の時間・時刻は、PCの時刻を元にしています。
・時間・時刻指定の最小刻みは、1秒 です
・開始時刻、停止時刻、一定時間ごとのデータ保存、の時間精度は、1秒です。