Page 1 採用媒体による採用慣習による、超有名企業との格差に加え

学生支援協議会説明資料
2015.10.21版
◆
■採用媒体による採用慣習による、超有名企業との格差に加え、学生の減少
昨今の採用は就職ナビを中心として実施されていますが、学生は実力よりも名前の通った超有名企業を選択し
がちです。その結果、たとえ上場企業であっても、BtoB業種など学生に認知度の低い企業には、優秀な学生の
エントリーがどうしても少なくなります。さらに、その状況の中2018年問題といわれているように、若者人口は
減っていきます。よって、超有名企業に伍し、採用を可能とする新たな採用戦略が求められています。
企 業
学 生
大学
超有名企業
就
職
ナ
ビ
実質
ブラック
超有名企業以外
ブラ
ック
一部上位大学
の学生を除き
集中する応募
良し悪し判別不能
業績
優秀
業績
低迷
実質優良
超有名企業に
応募した学生の
ほとんどは
全学生に採用PR
(フィルター有)
インターンシップ
で企業の協力は
ほしいが、
実質優良企業を
識別することや
そこからの
就職指導が
できない。
落ち続け
ここに目が
向かない
学生以上に
超有名企業
を意識しすぎ
ミスリード
モチベーション
ダウン
保護者
◆
■学生が適性を踏まえ何がしたいか固まっていないため、超有名企業に引き寄せられる
学生が超有名企業を選択する背景として、自分のやりたいことが明確になっていないから、なんとなくの安心感
や周りの雰囲気に流されるという傾向があります。具体的な働く場面のイメージをもってもらうことが重要です。
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
20.0%
25.0%
30.0%
35.0%
40.0%
45.0%
50.0%
将来何になりたいのか(何をしたいのか)、わからない
漠然とした動機による業種・職種の選択
自己分析ができていない(自分の適性がわからない)
適正診断と職種を照らし合わせて考えていない
就活ナビサイトしか見ておらず、業務内容をよく理解していない
内定が取れていても、親の反対で辞退または迷っている
教授の影響(卒論執筆中は就活をするな/この分野には向いていない) ※1
親が勧める業界や生き方が正しいと思い込んでいる ※2
家庭の事情で就活中断
アルバイトに忙殺され、就活のピークを逸した
就活ナビサイトで見た内容と、面接時に聞いたときの条件が異なっていた
就活をする気にならない(なぜ就職しなければならないのかわからない)
2014年 当法人による学生の本音調査 キャリア相談1,000人の学生による
◆
■日本の特徴として大学の前の高校時代から、抑圧されたマインドが醸成されていま
す。
幼少からの塾、習いごと、勉強、ほぼ受け身の生活習慣から、高校時代の抑圧傾向のまま、大学に入学し
てきます。他国と比べると萎縮傾向が顕著です。
70
自分はだめな人間だ
と思うことがある
人並みの能力がある
60
50
40
30
日本
20
米国
10
中国
0
韓国
2014年、4カ国の高校1~3年生計7761人に実施。
国立青少年教育振興機構 高校生の生活と意識に関する調査報告書-日本・米国・中国・韓国の比較
◆
■大学は産業人として学生を通用させるためキャリア教育に熱心ですが、それ以前の人間
的基礎力の養成が急務となっています。
「社会人基礎力」という産業界が要求する必要スキルの指針はあり、大学のキャリア教育に対する意識は高まっ
てきています(図上)が、ベースとなる人間性や基本的習慣(図下)をもっとポジティブに変換する必要があります。
企業が求めるスキル
(読み、書き、算数、
基本ITスキル等)
基礎学力
(前に踏み出す力、
考え抜く力、
チームで働く力)
社会人基礎力
インターンシップで鍛錬すべきだが、ア
カデミック集団たる大学が企業が求め
る水準に育成するのは困難です。
(仕事に必要な
知識や 資格 等)
専門知識
社会人基礎力
経済産業省資料より
加工
人間性、基本的な生活習慣
(思いやり、公共心、倫理観、基礎的なマナー、身の周りのことを自分でしっかりと
やる 等)
これら人間的基礎力は機会を与えることで大学生活の中で育成することが可能。
高校時代からの萎縮傾向を打破し、良く学び、良く遊び、潜在力の開花が重要です。
❶
■学生の中でもアクティブな層を支援し、サークル活動を通じ意欲的な学生を育成します。
企業が学生に適切な接点を直接持つにあたり、もっとも有効なのはサークルとの連携です。都内大学生60
万人(私立大学)の65%、39万人がサークルに参加、サークルを介せば多くの学生支援が可能です。
大学生
39万人
1.部活
2.サークル
65%
3.アルバイトのみ
4.勉強のみ
5.何もしない
6.その他
サークル参加学生=最もアクティブなボリュームゾーンに着目
❷
■養成する人間的基礎力とは
学生の社会人基礎力=就業力を見るには短期インターンシップなどでは困難ですが、サークル活動を支
援することで人間的基礎力を養成するプロセスに関与し、もっとベーシックなレベルでの人材発掘を行うこ
とが可能となります。サークル活動はある目標に向かった組織だった活動であり、プロジェクトです。サーク
ルの掲げる目標を達成する行動を促進することで、学生の基礎的な意識をポジティブに変化させていきま
す。対社会的には、企業はこの活動を社会貢献として実施します。
人間的基礎力の項目例
自分の頭で考える=先例やマニュアル、Googleにたよるのではなく、自分なりの考えをもつ
自分で決めて動く=親や友人に言われたからではなく、自分の意志で行動する
チャレンジする=目標を決め、立ち向かう。可能性を拡大する
人のせいにしない=悪い結果がでても、自分の課題として受け止めることができる
65%
相手の立場に立つ=相手の置かれている状況を理解し、感情移入できる
相手に誠実に対応する=状況が変わったときは必ず連絡するなど、人間関係を放棄しない
感謝する=今までの自分があるのは親、先生、友人などの周囲のおかげであると感謝できる
何かに集中しやり遂げる=自分で決めたことは、一定以上の水準にもっていくことができる
約束を守る=どんなことでも「やる」と言ったことはやる。時間を守る
失敗を生かす=失敗をしても反省して成長の糧にできる
❸
■学生支援協議会は、サークルに活動助成金を支払いサークル活動を支援します。
サークルを介した、学生とのコンタクトによる、企業メッセージの浸透とマッチングを行います。
1.学生支援協議会は貴社を「学生応援企業」としてブランディングし、サークルを通した学生
への認知を確保します。
主要サークルを介し、貴社を学生応援企業として学生に紹介し、低学年次から好感度を上
げていきます。
2.サークルはサークルの活動計画、活動報告、などプロジェクト管理のノウハウを学んだり、
研修を通じて人間的基礎力を高めることができます。
これらの活動を通して学生応援企業の紹介を行っていきます。
3.大学の外部にインカレキャリアセンターを設置し、貴社の人材像にあった人材を紹介
学外に進路相談窓口を設置し、学生の将来の希望と学生応援企業の人材ニーズのマッチ
ングを図ります。
❹
■全体図=「学生応援企業」としてのブランディングから採用まで
学生を支援しながら、学生応援企業として低学年からの認知を図り、企業の求める人材像を伝える
とともに、採用見込み学生群の選好度を上げていきます。
学生支援協議会=学生応援企業としてブランディング
インカレキャリアセンター
サークルとりまとめ連携
機関と連携
●●大学
●●サークル
1年生
相談
早期キャリア育成情報の提供
2年生
●●大学
●●サークル
●●大学
●●サークル
●●大学
●●サークル
初年度主要100
サークル、
8,000人
研修
Webサイト、コミュニティからの情
報発信、座談会、個別面談など
3年生
●●大学
●●サークル
マッチング
協賛企業様