空港事業の民営化とコンセッション方式③ ~仙台

Business
Trend
インフラ・PPP
投資市場の幕明け
第8回
空港事業の民営化とコンセッション方式③
~仙台空港など国・地方自治体管理空港の民営化~
福島 隆則
株式会社三井住友トラスト基礎研究所
投資調査第1部
上席主任研究員
ることになるだろう。
はじめに
97の空港が存在するが、その中で
今回は、こうした現在進行形で変
今回対象とする国管理空港と地方
革の進む我が国の空港の中から、
自治体管理空港は、それぞれ 28空
前回、前々回と、
「 空港事業の民
仙台空港など国や地方自治体が管
港、65空港ある。
営化とコンセッション方式 」と題し
理する空港に焦点を当て、その民営
コンセッション方式を活用してこ
て、海外における事例や我が国での
化の進捗 、検討状況などについて考
れらの空港の民営化を図ることは、
検 討の経 緯について述べてきた。
察していきたいと思う。なお本稿は、
法制度的には、2011年の「 民間資
海外では1990 年代に本格化した空
原稿執筆時点( 2015 年11月上旬)
金等の活用による公共施設等の整
港民営化であったが、それから20
の情報に基づいていることにご留意
備等の促進に関する法律の一部を
年以上遅れてようやく我が国でもそ
いただきたい。
改正する法律( 改正 PFI 法)
」、そ
の検討が本格化し、先行していた仙
して2013 年の「 民間の能力を活用
国・地方自治体管理空港
の民営化
した国管理空港等の運営等に関す
が始まろうとしている。また、その
まず、前回のレポートでも説明し
先陣を切って民営化の検討を進めて
他のいくつかの空港でも追随する動
たが、我が国の空港とその種別につ
きたのが、次に示す国管理空港の
きが見られ 、我が国の空港運営の形
。我
いて再度整理しておく
( 図表1)
仙台空港であった。
態も、ここ数年で大きく様変わりす
が国には 2015 年 4月1日現在、合計
台空港と関西国際空港・大阪国際空
港( 関空・伊丹)
では、来年にもコン
セッション方式を活用した民間運営
る法律( 民活空港運営法)
」の成立
により可能となった注 1。そして、その
注1
地方自治体管理空港のうち特定地方管理空港については、民活空港運営法の対象外となっているため、(改正)PFI 法に規定されているようなコンセッショ
ン(運営権)の設定を伴う形の民営化はできない。ただし、民活空港運営法附則第 14 条より、民間事業者などに着陸料の収受を伴う運営を行わせるとい
う形式上コンセッション方式と類似した形の民営化は可能である。
November-December 2015
53
Business
Trend
図表1 我が国の空港種別(2015 年 4 月 1 日現在)
(再掲)
仙台空港の民営化の
背景
仙台空港は、
1,200m と3,000m の
空港会社管理
拠点空港
( 28 空港 )
国や空港会社が
設置する拠点空港
国管理
成 田 、伊 丹 、 羽 田 、新 千 歳 、稚 内 、釧 <特定地方管理空港※>
関空、中部
路 、函館 、仙台、新潟 、広 旭川 、帯広 、秋田 、山形 、山口
島 、高松 、松山 、高知 、福 宇部
岡 、北九州 、長崎 、熊本 、( 5 空港 )
大分、宮崎 、鹿児島 、那覇 ※国土交通大臣が設置し 、地方自治体
( 4 空港 )
( 19 空港 )
が管理する空港
中標津 、紋別 、女満別 、青森 、
大館能代 、花巻 、庄内 、福島 、
静岡 、富山 、能登、福井、松本 、
神戸、南紀白浜 、鳥取 、出雲 、石
見 、岡山 、佐賀
2つの滑走路を持つ東北地方最大
の国際空港である。2007年に開通
した仙台空港アクセス鉄道が空港と
市内を最短 17分で結ぶなど交通利
便性が高く、ビジネスや観光におけ
( 20 空港 )
<離島空港>
地方管理空港
( 54 空港 )
利尻 、礼文、奥尻 、大島 、新島 、
神津島 、三宅島 、八丈島 、佐渡、
隠岐 、対馬 、小値賀、福江 、上
五島 、壱岐 、種子島 、屋久島 、
奄 美 、喜 界 、徳 之 島 、沖 永 良
部 、与論 、粟国 、久米島 、慶良
島 、南大東、北大東、伊江島 、
宮古、下地島 、多良間 、新石垣 、
波照島 、与那国
地方自治体が
設置する重要な空港
る東北の玄関口としての役割を担っ
てきた。2011年 3月11日の東日本大
震災では甚大な被害を受けたが、翌
年7月には全路線が復旧。乗降客
数もV字回復をみせるなど、今後も
東北経済復興の牽引役となっていく
ことが期待されている。
一方で、乗降客数や貨物取扱量
は震災前から減少傾向にあり、震
地方自治体管理
( 34 空港 )
札幌 、千歳 、百里 、小松 、 調布、名古屋、但馬 、岡南 、大
美保 、徳島 、三沢 、岩国 、 分中央、天草
( 6 空港 )
八尾
その他の空港
( 15 空港 )
自衛隊等との共用空港 、
コミューター空港等
合計
( 97 空港 )
( 9 空港 )
※下線は共用空港
4
28
65
出所 )国土交通省「空港分布図 」
(2015年 4月 1日現在 )などをもとに三井住友トラスト基礎研究所作成
図表2 仙台空港の年間乗降客数と貨物取扱量の推移
(人)
5,000,000
(トン)
25,000
4,000,000
20,000
3,000,000
15,000
災後にV字回復を果たしたとはい
空港の持つ潜在力を最大限に発揮
できていないのではないかという懸
。その主な要
念があった( 図表2 )
因として、滑走路やエプロン注 2 など
空港の基本施設を管理・運営する
「 航空系事業 」と、ターミナルビル
や駐車場などを管理・運営する「 非
貨物取扱量
(右軸)
国際線乗降客数
(左軸)
2,000,000
10,000
1,000,000
5,000
0
197
8
197 年度
9
198 年度
0
198 年度
1
198 年度
2
198 年度
3
198 年度
4
198 年度
5
198 年度
6
198 年度
7
198 年度
8
198 年度
9年
199 度
0年
199 度
1
199 年度
2
199 年度
3
199 年度
4
199 年度
5
199 年度
6
199 年度
7
199 年度
8
199 年度
9
200 年度
0
200 年度
1
200 年度
2
200 年度
3
200 年度
4
200 年度
5
200 年度
6
200 年度
7年
200 度
8
200 年度
9
201 年度
0
201 年度
1
201 年度
2
201 年度
3
201 年度
4年
度
え、いずれもピーク時には及ばず、
0
航 空 系事 業 」の主体が別組 織に
出所 )宮城県 HP「仙台空港管理状況調書(年度 )
」をもとに三井住友トラスト基礎研究所作成
なっており、空港全体としての一体
図表3 我が国の空港種別の管理区分(再掲)
的・機動的な運営ができていないこ
。前回の
とが挙げられた( 図表3)
レポートでも述べたように、このよ
うな運営形態では、
「 非航空 系事
業 」で十分な収益を上げ、それを原
資に着陸料や施設利用料などの低
価格化を図り、空港全体としての利
空港種別
空港会社管理・
拠点空港
誘導路
エプロン
管制塔
ターミナルビル
空港会社
空港会社
空港会社
空港会社
国管理・拠点空港
国土交通省
国土交通省
国土交通省
国土交通省
(空港事務所 )
民間または
三セク
特定地方管理空港 、
地方管理空港
地方自治体
地方自治体
地方自治体
国土交通省
(空港事務所 )
民間または
三セク
国(防衛大臣 )管理・
共用空港
防衛省
防衛省
国土交通省
(空港事務所 )
防衛省
民間または
三セク
出所 )国土交通省「空港運営のあり方に関する検討会 」資料をもとに三井住友トラスト基礎研究所作成
航空機を駐機し、乗客の乗降や貨物の積み下ろしなどを行う場所のこと。
ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.28
滑走路
国土交通省
(空港事務所 )
注2
54
国内線乗降客数
(左軸)
インフラ・PPP 投資市場の幕明け
用促進・収益最大化につなげるとい
図表4 仙台空港の民営化の経緯と今後のスケジュール
う、海外の空港では一般的なビジ
2014 年 4 月 25 日
実施方針の公表
ネスモデルの確立が難しくなってし
2014 年 6 月 27 日
特定事業の選定および公表
募集要項の公表
まう。
2014 年 12 月 5 日
第一次審査書類の提出期限
こうしたことが背景となり、仙台
2015 年 1 月 26 日
第一次審査結果の通知
空港では、コンセッション方式を活
2015 年 2 月 19 日
競争的対話等の説明会
用した民営化が企図されるように
2015 年 7 月 6 日
競争的対話の終了
なった。より具体的には、民間事業
2015 年 7 月 27 日
第二次審査書類の提出期限
者に「 航空系事業」を実施させると
2015 年 9 月 11 日
優先交渉権者の選定および公表
ともに「 非航空系事業」も統合し、
2015 年 9 月 30 日
基本協定の締結
民間の資金と運営ノウハウを活用し
2015 年 12 月
た一体的・機動的な空港運営の実現
運営権設定
実施契約の締結
滑走路等の維持管理・着陸料の収受等事業の引継ぎ(OJT 等 )開始
2016 年 2 月
ビル施設等事業開始
を目指したと言える。また、空港と
その周辺地域の活性化 、内外交流
人口の拡大による東北地方の活性
2016 年 6 月末
滑走路等の維持管理・着陸料の収受等事業開始
(空港運営事業完全移管 )
出所 )国土交通省の資料をもとに三井住友トラスト基礎研究所作成
化なども、民営化の重要な目的と
なっている。
仙台空港の民営化の
経緯
仙台空港の民営化の経緯と今後
図表4に示したと
のスケジュールは、
おりである。この中からまず、実施
方針や募集要項に示されたコンセッ
ション( 運営権 )の条件に関する主
等)
運営権が設定されている施設に
③環 境対策事業( 緑地帯その他
ついては、原則として運営会社の
の緩衝地帯の造成・管理等)
判断で維持管理( 更新投資)を
④その他附帯事業( 駐車場施設
行うことができ、その施設は国が
事業 、応募者による提案業務
所有することになる。一方、建設
( 地域共生事業 、空港利用促
( 新規投資)および改修を行うこ
進事業)
等)
⑤ビル施設等事業( 旅客・貨物ビ
ル施設事業)
-事業期間
とはできない。
-運営権対価
旅客・貨物ビル施設事業者の株式
の取得対価、譲渡資産の取得対
事業期間は 30 年で、30 年以内の
価、そして運営権の設定に対する
延長オプションが認められている
対価を支払う。ただし、旅客・貨
( 1回のみ)
。また、不可抗力など
物ビル施設事業者の株式の取得
空港運営事業として以下の①~
により期間が延長された場合で
対価は約57億円となっており、運
④ 、ビル施設等事業として⑤が示
も、最長 65 年を超えることはでき
営権の取得対価は「0 円を上回る
されており、仙台空港アクセス鉄
ない。
提案のみを受け付ける」としてい
なポイントを整理しておく。
-事業範囲
道との一体的運営も可能とされて
-料金設定および費用負担
る。
いる。
運営会社は、着陸料、その他利用
①空港運営等事業( 滑走路等の
料金を設定・収受し、これらの収
着陸料、その他利用料金の設定・
維持管理・運営、着陸料等の設
入により事業実施に要するすべて
収受が可能な事業であるため、
定・収受等)
の費用を負担する、いわゆる「 独
事業運営に係るリスク全般は、原
立採算型 PFI 事業」である。
則、運営権者が負うものとされ
②空港航空保安施設運営等事業
( 航空灯火等の維持管理・運営
-更新投資などの取扱い
-リスク分担
る。ただし 、大規模災害などの
November-December 2015
55
Business
Trend
不可抗力リスクなど、例外的に国
図表5 仙台空港の民営化における官民の主なリスク分担
。
が負担する場合もある( 図表5)
リスク
国
民間
(運営権者 )
事業リスク全般
-
○
不可抗力
(大規模自然災害等 )
○
(保険加入要件 )
瑕疵担保責任
○
(事業開始後 6 ヶ月以内 )
-
特定法令等変更
(本事業にのみ適用されるもの )
○
-
4つの企業グループが、第二次審査
緊急事態
(PFI 法第 29 条第 1 項第 2 号 )
○
-
には図表6に示す3つの企業グルー
出所 )国土交通省の資料をもとに三井住友トラスト基礎研究所作成
以上のような条件に基づき、公募
により運営会社( 本事業のみを目的
とするSPC)
が選定されることとなっ
た。そして実際には、第一次審査に
プが応募し、最終的に東京急行電鉄
を代表企業とする「東急前田豊通グ
図表6 仙台空港の民営化における第二次審査参加グループと優先交渉権者
ループ」が優先交渉権者として選定
コンソーシアム名
代表企業
コンソーシアム構成員
された。
その後公表された提案概要によ
ると、
「 東急前田豊通グループ」は、
東京急行電鉄
前田建設工業
東急不動産
豊田通商
東急エージェンシー
東急建設
東急コミュニティー
MJTs
三菱地所
日本空港ビルデング
大成建設
仙台放送
ANA ホールディングス
イオン・熊谷グループ
イオンモール
イオンディライト
熊谷組
☆東急前田豊通グループ
(優先交渉権者 )
2014 年度で324 万人の乗降客数を
2020 年度に410万人、2044 年度に
は 550万人とする目標を掲げ、LCC
( 格安航空会社)
の利用割合につい
ても、2014 年度の16%から2044 年
度には 51%まで拡大させることを提
案したようである。そのために、国
際線では東アジアなど4 時間圏の直
出所 )国土交通省の資料をもとに三井住友トラスト基礎研究所作成
図表7 高松空港の民営化に関する今後のスケジュール
2016 年 4 月頃
実施方針の公表 、説明会
2016 年 6 月頃
特定事業の選定
募集要項等の公表 、説明会
2016 年 10 月頃
第一次審査書類の提出期限
材の大型化、LCC の新規路線拡充
2016 年 11 月頃
第一次審査結果の通知
を目指すとしている。また、空港ア
2016 年 12 月~
2017 年 4 月頃
競争的対話の実施
クセスについても、駐車場の拡張や
2017 年 5 月頃
第二次審査書類の提出期限
東北各地へのシャトルバスの運航な
2017 年 7 月頃
優先交渉権者の選定
基本協定の締結
ど、利便性向上策が提案されてお
2017 年 9 月頃
運営権設定
実施契約の締結
り、こうした施策をサポートするため
2017 年 11 月頃
ビル施設等事業開始
の旅客ターミナルビルの改修や LCC
2018 年 4 月頃
空港運営事業開始
行便の拡充、国内線では FSC
( フル
サービスキャリア)の路線維持と機
用搭乗施設の新設などに、341.8 億
出所 )国土交通省の資料をもとに三井住友トラスト基礎研究所作成
円の設備投資( 更新投資)
を見込ん
22 億円で、次点交渉権者となった
エアライン 誘 致 提 案 、その 他 提
一方、同時に公表された「 仙台空
「 MJTs 」に比べてかなり低かった
案 」、
「 目標とする空港利用者の利
港特定運営事業等優先交渉権者選
ことが推測されている。逆に評価
便性向上の水準及び空港用地内に
定結果」によると、
「 東急前田豊通
が高かったのは、
「旅客数・貨物量の
おける空港活性化提案 、空港用地
グループ」が提案した運営権対価は
目標値及び着陸料等の料金提案 、
外の事業者との連携提案 」、
「 空港
でいるようである。
56
ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.28
インフラ・PPP 投資市場の幕明け
活性化を目的とする設備投資の総
港と同じ国管理空港であることか
港や福岡空港など、地方自治体管
額及びそれに関する提案」などの項
ら、同様に「 航空系事業」と「 非航
理空港では静岡空港などで、コン
目であった。
空系事業」の主体が別組織で、一体
セッション方式を活用した民営化の
的・機動的な空港運営ができていな
検討が進められているようである。
いという懸念があり、民営化が企図
2014 年 6月に政府が示した「 PPP/
されるようになった。乗降客数は
PFI の抜本改革に向けたアクション
2011年度に底を打った後は増加基
プランに係る集中強化期間の取組
調にあり、2014 年度は約176 万人と
方針について」で空港は、
「 2016 年
過去最高を記録している。一方で、
度までの3 年間にコンセッション方
理空港では、10月30日にマーケット
貨物取扱量は減少傾向が続いてい
式を活用した PPP/PFI 事業を6 件
サウンディング( 投資意向調査 )の
る。高松空港の民営化に関する今
達成する」という目標が定められて
実施を発表した香川県の高松空港
図表7に示した
後のスケジュールは、
いるため、これらの空港の民営化の
が、現在最も進んだステージにいる
とおりである。
進捗が、この目標達成に大きく関
その他の国・地方自治体
管理空港の民営化検討
状況
仙台空港以外の国・地方自治体管
と言えるだろう。高松空港も仙台空
その他 、国管理空港では広島空
わってくると言えるだろう。
参考文献
Anne Graham 、
「 MANAGING AIRPORTS 4th Edition:An international perspective 」
国土交通省 HP 、
「 空港一覧 」( http://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000310.html )
国土交通省 、
「 空港運営のあり方に関する検討会 」資料( 2010 年 12 月~ 2011 年 7 月)
仙台空港鉄道株式会社 HP( http://www.senat.co.jp/question/index.html )
「 仙台空港関係資料 」( http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kurin/library-1.html )
宮城県 HP 、
国土交通省航空局 、
「 仙台空港特定運営事業等実施方針 」( 2014 年 4 月 25 日 )
国土交通省航空局 、
「 仙台空港特定運営事業等募集要項 」( 2014 年 6 月 27 日 )
東急前田豊通グループ、
「 仙台空港特定運営事業等提案概要 」( 2015 年 7 月)
国土交通省航空局 、
「 仙台空港特定運営事業等の優先交渉権者の選定について 」( 2015 年 9 月 11 日 )
国土交通省航空局 、
「 仙台空港特定運営事業等優先交渉権者選定結果 」( 2015 年 10 月 21 日 )
国土交通省航空局 、
「 高松空港特定運営事業等の実施に係るマーケットサウンディングのご案内 」( 2015 年 10 月 30 日 )
国土交通省航空局 、
「 高松空港特定運営事業等基本スキーム( 案 )」( 2015 年 10 月)
国土交通省 、
「 暦年・年度別空港管理状況調書 」
民間資金等活用事業推進会議 、
「 PPP/PFI の抜本改革に向けたアクションプランに係る集中強化期間の取組方針について 」( 2014 年 6 月 16 日 )
ふくしま たかのり
早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了( MBA )。内外の投資銀
行でデリバティブやリスクマネジメント業務に従事し、現職ではインフ
ラ投資に係るコンサルティング、アドバイザリー、リサーチ業務。自治
体向けの公的不動産( PRE )
や PPP コンサルティング業務に従事。
国土交通省 「不動産リスクマネジメント研究会 」座長。国土交通省「不
動産証券化手法等による公的不動産( PRE )の活用のあり方に関す
る検討会 」委員など。早稲田大学国際不動産研究所招聘研究員。日
本証券アナリスト協会検定会員( CMA )。著書に「よくわかるインフ
ラ投資ビジネス」
( 日経 BP 社・共著 )、
「 投資の科学 」
( 日経 BP 社・
共訳 )
など。
November-December 2015
57