取 扱 説 明 書

取 扱 説 明 書
MDC-2172
VICS DECODER
機種番号
2067-820-002
保証・サービス
弊社の電子計測器をご使用いただき、ありがとうございます。
本器は一年間保証いたしますので、この期間中の弊社責任による故障等は無料で修理い
たします。
故障修理・校正等につきましては、下記の弊社営業部・営業所または販売代理店にご連絡
下さい。
(株)目黒電波測器
本社営業部
(株)目黒電波測器
大阪営業所
〒212-0055
川崎市幸区南加瀬 4-11-1
TEL 044-589-0805(代表)
FAX 044-589-0825
〒530-0043
大阪市北区天満 1-19-4
センチュリーパーク東天満 9 階東
TEL 06-6357-5513
FAX 06-6357-5593
-2-
!ご使用上の注意
火災・感電・その他の事故・故障を防止するための注意事項です。
内容をご理解いただき、必ずお守りください。
1.用途
製品本来の用途以外にご使用にならないでください。
1.1 使用者
1. 本製品は、電気的知識を有する方が取扱説明書の内容を充分理解し、かつ安全を
確認した上でご使用ください。
2. 電気的知識が無い方が使用される場合は、人身事故につながる可能性があります
ので、必ず電気的知識の有する方の監督のもとでご使用ください。
1.2 入力電源
1. 必ず定格の入力電源電圧範囲内でご使用ください。
2. 入力電源の供給には、付属の電源コードをご使用ください。ただし、入力電源電
圧を切換え可能な製品、
および 100V 系/200V 系を切換えなしで使用可能な製品は、
入力電源電圧によって付属の電源コードを使用できない場合があります。その場
合は適切な電源コードを使用してください。詳しくは、取扱説明書の該当ページ
を参照してください。
2.カバー
機器内部には、身体に危険を及ぼす箇所があります。外面カバーは、取り外さないで
ください。
3.設置
1. 本製品を設置する際は、本取扱説明書記載の「設置に関する注意事項」をお守り
ください。
2. 感電防止のため保護接地端子は、電気設備基準-第 3 種以上の接地工事が施され
ている大地アースへ、必ず接続してください。
3. 入力電源を配電盤より供給する場合は、電気工事有資格者が工事を行うか、その
方の監督のもとで作業してください。
4.移動
1. 電源スイッチを OFF にし、
配線ケーブル類をすべて外してから移動してください。
2. 製品を移動する際は、必ず取扱説明書も添付してください。
5.操作
1. ご使用の前には、必ず入力電源および入力電源ケーブルなどの外観に異常がない
かご確認ください。確認の際は、必ず電源プラグをコンセントから抜くか、給電
-3-
を遮断して作業してください。
2. 本製品の故障または異常を確認したら、ただちに使用を中止し、電源プラグをコ
ンセントから抜くか、入力電源ケーブルを配電盤から外してください。また、修
理が終わるまで誤って使用されることがないようにしてください。
3. 出力配線または負荷線などの電源を流す接続線は、電流容量に余裕のあるものを
お選びください。
4. 本製品を分解・改造しないでください。改造の必要がある場合は、購入元または
当社営業所へご相談ください。
6.保守・点検
1. 感電事故を防止するため保守・点検を行う前には、必ず電源プラグをコンセント
から抜くか、給電を遮断してください。
2. 製品の性能、安全性を維持するため定期的な保守、点検、クリーニング、校正を
お勧めします。
7.調整・修理
本製品の内部調整や修理は、当社のサービス技術者が行います。調整や修理が必要な
場合は、購入元または当社営業所へご依頼ください。
8.開梱と梱包
8.1 開梱
製品がお手元に届きしだい付属品が正しく添付されているか、また輸送中に損傷を
受けていないかをお確かめください。
万一、損傷または不備がございましたら、お買い上げ元または当社営業所にお早め
にご連絡ください。
8.2 梱包
1. 製品を輸送する場合には、必ず専用の梱包材(納入時の梱包材)を使用してく
ださい。
2. 梱包材が必要な場合には、お買い上げ元または当社営業所にお問い合わせくだ
さい。
3. 梱包時、入力電源コードおよび接続ケーブルなどは、はずしてください。
9.設置に関する注意事項
本製品を設置する際の注意事項です。必ず守ってください。
1. 可燃性雰囲気内で使用しないでください。
爆発や火災を引き起こす恐れがありますので、アルコールやシンナーなどの可燃物の
近く、およびその雰囲気内では使用しないでください。
2. 高温になる場所、直射日光の当たる場所を避けてください。
発熱・暖房器具の近く、および温度が急に変化する場所に置かないでください。
-4-
動作温度範囲:0℃~40℃
仕様保証温度範囲:15℃~35℃
保存温度範囲:-20℃~60℃
3. 湿度の高い場所を避けてください。
湯沸かし器、加湿器、水道の近くなど湿度の高い場所には置かないでください。
動作湿度範囲:20%~85%(結露なきこと)
保存湿度範囲:20%~90%(結露なきこと)
動作湿度範囲内でも結露する場合があります。その場合には、完全に乾くまでに本
器を使用しないでください。
4. 腐食性雰囲気内に置かないでください。
腐食性雰囲気内や硫酸ミストの多い環境に設置しないでください。
製品内部の導体腐食やコネクタの接触不良などを引き起こし、誤動作や故障の原因に
なり、火災につながることがあります。
5. ほこりや塵の多い場所に置かないでください。
ほこりや塵の付着により感電や火災につながることがあります。
6. 風通しの悪い場所で使用しないでください。
熱がこもり火災の原因となりますので、本製品の周囲に充分な空間を確保してくだ
さい。
7. 本製品の上に物を乗せないでください。
特に重たい物を乗せると、故障の原因になります。
8. 傾いた場所や振動がある場所に置かないでください。
落ちたり、倒れたりして破損やけがの原因になります。
9. 周囲に強力な磁界や電界のある場所で使用しないでください。
誤動作により、感電や火災につながることがあります。
10.移動・輸送時の注意
本製品を設置場所まで移動する、または本製品を輸送する際には、次の点に注意してくだ
さい。
1. POWER スイッチを OFF にしてください。
POWER スイッチを ON にしたまま移動すると、感電や破損の原因になります。
2. 接続されているすべての配線を外してください。
ケーブル類を外さないで移動すると、断線や転倒によるけがの原因になります。
3. 本製品を輸送する場合は、必ず専用の梱包材をご使用ください。
専用の梱包材を使用しないと、輸送中の振動や落下などによる破損の原因になりま
す。
梱包材が必要なときは、お買い上げ元または当社営業所にお問い合わせください。
-5-
MDC-2172 使用上の注意
1.
本器は、 AC 入力 100V~240V( 50/60Hz) で使用し ま す。
なお、 ヒ ュ ーズの交換に際し ては必ず AC ケ ーブルを 抜いて行っ てく ださ い。
2.
本器は DC 電源で使用可能ですが、 付属の専用ケ ーブ以外では使用し ないで下さ い。
ま た、 車のシガレ ッ ト から DC 電源供給の場合、 エン ジン 始動時など の電圧変動で本
体が再起動する 場合があ り ま すのでご 注意下さ い。
3.
「 RF INPUT」 は、 AC カ ッ プリ ン グ さ れていま すが、 入力回路保護のため DC±25V
以上の電圧を 加え ないで下さ い。
4.
「 OUTPUT
DATA、 CLOCK」 には出力回路保護のため、 ショ ート や、 不要な電圧
など を 加え ないで下さ い。
背面「 CLOCK IN」 は TTL 入力のため、 マイ ナス 信号や+5V を 超え る 信号は入力し
ないで下さ い。
5.
バッ テリ ーバッ ク ア ッ プ
本器は、 各種設定データ 、 セーブし たフ レ ーム データ を CPU ボード 、 メ モリ ボード
に乗っ たリ チュ ーム 電池で保持さ れていま す。
データ の欠落など が生じ た場合は、 こ のバッ テリ を チェ ッ ク し ま す。
電池は有償交換と なり ま す。
付
品
名
A C ケ ーブル
D C ケ ーブル
ヒ ュ ーズ
C D -R O M
取扱説明書( 本体用)
取扱説明書
( ア プリ ケ ーショ ン 用)
属
品
説
明
A C 用電源ケ ーブル
カ ーバッ テリ 用電源ケ ーブル
2 5 0 V /3 A
ア プリ ケ ーショ ン ソ フ ト イ ン ス ト ールディ ス ク
MD C -2 1 7 2 用
ア プリ ケ ーショ ン ソ フ ト 用
-6-
数量
1
1
1
1
1
1
目
次
1
概説 ................................................................................................................................. 9
2
特徴 ................................................................................................................................. 9
2.1
2.2
2.3
2.4
データ の受信 .................................................................................................... 9
データ ダン プ機能............................................................................................. 9
ア ナラ イ ズ機能 ................................................................................................ 9
3
その他 ............................................................................................................... 9
性能 ............................................................................................................................... 10
4
外観の説明 .................................................................................................................... 11
5
4.1
4.2
パネル面の名称及び機能................................................................................ 11
5.1
基本操作 ......................................................................................................... 16
背面パネルの名称及び機能 ............................................................................ 14
操作法............................................................................................................................ 16
5.1.1
5.1.2
5.2
5.3
データ セーブ .................................................................................................. 20
S I モニタ の操作手順 ............................................................................ 25
データ ダン プ画面の操作 ........................................................................ 27
チュ ーナー画面の操作 ............................................................................ 30
リ モート 画面の説明 ....................................................................................... 33
S I データ 画面の説明 ................................................................................... 34
ア ウ ト プッ ト 画面の説明................................................................................ 35
5.9.1
5.9.2
5.9.3
5.10
データ ーエラ ーレ ート 測定の手順.......................................................... 24
チュ ーナー画面の説明 ................................................................................... 29
5.6.1
5.7
5.8
5.9
データ セーブの方法................................................................................ 21
データ ダン プ画面の説明................................................................................ 26
5.5.1
5.6
データ セーブ画面の説明 ........................................................................ 20
データ ア ナラ イ ズ画面の説明 ........................................................................ 23
5.4.1
5.4.2
5.5
設定の変更 .............................................................................................. 17
データ ス テータ ス 画面の説明 ........................................................................ 19
5.3.1
5.3.2
5.4
L C D 画面の説明 ................................................................................... 16
セーブデータ を 出力する ........................................................................ 36
受信中のデータ を 出力する ..................................................................... 37
MS G -2 1 7 0 、 2 1 7 3 にデータ を 転送する ................................ 38
チュ ーナバン ド セレ ク ト 画面の説明 ............................................................. 40
受信周波数バン ド の切換え ..................................................................... 41
リ モート コ ン ト ロ ール .................................................................................................. 42
5.10.1
6
6.1
コ マン ド 言語 .................................................................................................. 42
6.1.1
6.1.2
シン タ ッ ク ス 表記 ................................................................................... 42
コ マン ド シーケ ン ス ................................................................................ 43
-7-
6.1.3
6.2
コ マン ド シン タ ッ ク ス (構文) .................................................................. 43
コ マン ド ......................................................................................................... 44
6.2.1
6.2.2
6.2.3
6.2.4
6.2.5
6.2.6
6.2.7
6.2.8
6.2.9
6.2.10
6.2.11
6.2.12
6.2.13
6.2.14
6.2.15
6.2.16
6.2.17
6.2.18
6.2.19
6.2.20
6.2.21
6.2.22
6.2.23
6.2.24
6.2.25
6.2.26
コ マン ド 一覧........................................................................................... 44
A Z ......................................................................................................... 46
B C ......................................................................................................... 47
B E ......................................................................................................... 48
B M ......................................................................................................... 49
B Q ......................................................................................................... 50
B S ......................................................................................................... 51
C S ......................................................................................................... 52
E O ......................................................................................................... 53
F Q , ? .................................................................................................. 54
F Q ......................................................................................................... 55
L C ......................................................................................................... 56
L K ......................................................................................................... 57
L U , ? .................................................................................................. 58
O D ......................................................................................................... 59
O S ......................................................................................................... 60
P E ......................................................................................................... 61
R C ......................................................................................................... 62
R S , ? .................................................................................................. 63
S D ......................................................................................................... 64
S K ......................................................................................................... 65
S I ......................................................................................................... 66
T F ......................................................................................................... 67
T L ......................................................................................................... 68
V R , ? .................................................................................................. 69
レ ス ポン ス コ ード 表................................................................................ 70
-8-
1
概説
本器は、 見え る ラ ジオ・ V I C S 等で使用さ れている F M多重放送の受信機です。
受信し たデータ は、 最大4 2 0 フ レ ーム ま で内蔵メ モリ にセーブさ れま す。
内蔵メ モリ のデータ は、 付属のア プリ ケ ーショ ン ソ フ ト でパソ コ ン に転送する こ と がで
き ま す。
ま た 本器は、 ア ナラ イ ズ 機能を 搭載し ている ので、 データ エラ ーレ ート やS I の比率な
ど を 表示する こ と が可能です。
2
特徴
2.1 データの受信
本器は、 電子チュ ーナーを 搭載し ている のでF Mア ン テナを 接続する だけでデータ の受
信が可能になり ま す。
受信し たデータ は、 4 つの内蔵メ モリ にセーブする こ と ができ ま す。
内蔵メ モリ 1 は、 2 4 0 フ レ ーム ( 2 0 分) 内蔵メ モリ 2 ~4 は、 各6 0 フ レ ーム ( 5
分) 計4 2 0 フ レ ーム のデータ を セーブする こ と ができ ま す。
受信し た データ のエラ ーレ ート も 同時にセーブさ れる のでフ ィ ールド でのデータ 収集に
役立ちま す。
2.2 データダンプ機能
本器は、 内蔵メ モリ にセーブさ れたデータ を 階層3 の状態で表示する こ と ができ ま す。
ダン プ時には各パケ ッ ト ご と のス テータ ス が表示さ れま す。
2.3 アナライズ機能
本器は、 データ エラ ーレ ート 測定と S I モニタ の2 つのア ナラ イ ズ機能を 持っ ていま す。
エラ ーレ ート 測定は、 受信データ のパケ ッ ト エラ ー率を 表示する こ と ができ ま す。
S I モニタ は、 受信データ のS I 別の比率を 表示する こ と ができ ま す。
2.4 その他
本器は、 内蔵メ モリ にセーブし た データ を パソ コ ン 又は、 MS G -2 1 7 3 ( D A R C
エン コ ーダ) に転送する こ と ができ ま す。
パソ コ ン に転送し たデータ はD A R C エディ タ で編集する こ と ができ ま す。
セーブし た データ は、 パネ ル面のC L O C K 、 D A T A 端子に出力する こ と ができ る の
でパソ コ ン を 使用せずにMS G -2 1 7 3 にデータ を 転送する こ と ができ ま す。
本器は、 D C 1 2 ~1 5 V でも 動作する ので、 A C 電源のない場所でも 使用する こ と が
でき ま す。
-9-
3
性能
【 電子チュ ーナー部】
入力レ ベル範囲
4 0 d B μ~1 0 0 d B μ
入力イ ン ピ ーダン ス
75Ω
受信周波数範囲( 2 バン ド )
LOW
7 6 . 1 MH z ~
HIGH
8 7 . 5 MH z ~1 0 8 . 0 MH z
8 9 . 9 MH z
( 1 0 0 k H z ス テッ プ)
【 デコ ーダ部】
セーブ容量
エラ ーレ ート 測定量
階層2
4 2 0 フ レ ーム
階層3
4 2 0 フ レ ーム
最大9 9 フ レ ーム
【 データ 出力部】
C L O C K 出力
TTL 出力
オープン コ レ ク タ ( 1 k Ωプルア ッ プ)
D A T A 出力
TTL 出力
オープン コ レ ク タ ( 1 k Ωプルア ッ プ)
R S -2 3 2 C
ボーレ ート
2400/4800/9600/19200
データ ビ ッ ト
7,8 ビ ッ ト
ス ト ッ プビ ッ ト
1,2 ビ ッ ト
パリ ティ
Even,Odd,None
【 データ 入力部】
C L O C K 入力
TTL 入力( 1 k Ωプルア ッ プ)
【 その他】
動作温度範囲
0 ~4 0 ℃( 性能保証温度範囲 5 ~3 5 ℃)
電源電圧
A C 1 0 0 V ~2 4 0 V 又は D C 1 2 ~1 5 V
外形寸法
4 4 0 ( W) ×1 1 5 ( H ) ×3 7 5 ( D ) m m
重量
約5 k g
-10-
DARC
COMP
DATA
-11-
⑬
CLOCK
OUTPUT
FRA ME
BLOCK
STATU S
①
②
⑫
VICS DECODER
MDC-2172
⑪
CONTRA ST
⑩
③
1
CLR
2
⑨
3
4
SHIFT
MEMORY SELECT
⑧
⑦
MOD IFY
④
⑥
Z=75Ω
RF INPUT
R EMOTE
LOCAL
R /L
⑤
4
外観の説明
4.1 パネル面の名称及び機能
① ス テータ ス L E D
受信し ている 信号のス テータ ス を 表示し ま す。
各L E D は、 以下の状態を 表し ま す。
B L OC K
D A R C データ のブロ ッ ク が同期し ている 場合に点灯し ま す。
F R A ME
D A R C データ のフ レ ーム が同期し ている 場合に点灯し ま す。
C O MP
設定さ れた周波数にキ ャ リ ア があ る 場合に点灯し ま す。
DAR C
キ ャ リ ア にD A R C データ が多重さ れている 場合に点灯し ま す。
② L C D 表示パネル
本器の、 各種設定や状態を 表示し ま す。
画面下部のメ ニュ ーは、 ⑫ フ ァ ン ク ショ ン キ ーに対応し ていま す。
表示が見づら い場合は、 ⑪CONTRAST ボリ ュ ーム で濃度を 調整し て下さ い。
③ メ モリ ーセレ ク ト キ ー
内蔵メ モリ ーの切換え を おこ ないま す。
こ のキ ーで設定し た メ モリ 番号にデータ のセーブを 行いま す。 又L C D 表示パネルに表
示さ れる ス テータ ス は、 こ こ で設定し たメ モリ に対する 情報になり ま す。
各メ モリ は、 以下の容量を 持っ ていま す。
メ モリ ー 1
2 4 0 フ レ ーム
メ モリ ー 2
6 0 フ レ ーム
メ モリ ー 3
6 0 フ レ ーム
メ モリ ー 4
6 0 フ レ ーム
④ カ ーソ ルキ ー
L C D 表示パネ ルに表示さ れる カ ーソ ルの移動及び本器の各種設定の変更に使用し ま す。
⑤ L O C A L キー
本器を ロ ーカ ルモード にする 際に使用し ま す。 L E D 点灯時は、 リ モート モード になっ
ている のでL O C A L キ ー以外の入力は、 すべて無効になり ま す。
ま た、 データ ス テータ ス 画面を 表示中に⑨シフ ト キ ーを 押し てから L O C A L キ ーを 押
すと メ モリ ー初期化画面に切換り ま す。 メ モリ ー初期化を 行う と 本器は、 すべてのメ モリ
ーを 初期化し て再起動し ま す。
-12-
⑥ 信号入力端子
本器に受信さ せる F M信号を 入力し ま す。 入力イ ン ピ ーダン ス は7 5 Ωで最大1 0 0 d
B μま での信号を 入力でき ま す。 ( D C は±2 5 V )
⑦ ロ ータ リ ーエン コ ーダ
L C D 表示パネ ルに表示さ れる カ ーソ ルの移動及び本器の各種設定の変更に使用し ま す。
右に回し た と き は、 ④カ ーソ ルキ ーの【 ▲】 、 左に回し た場合は【 ▼】 と 同じ 動作を し
ま す。
⑧ テン キ ー
エディ ッ ト モード で数値を 直接入力する 時に使用し ま す。
設定し たい数値を 入力し 【 ENT】 キ ーで決定し ま す。
⑨ シフ ト キ ー
特殊機能を 使用する 場合に使用し ま す。
⑩ C L R キー
エディ ッ ト モード で入力し た数値を ク リ ア する 際に使用し ま す。
⑪ CONTRAST ボリ ュ ーム
L C D 表示パネ ルの濃度を 調節する ボリ ュ ーム です。 右に回すと 表示が濃く 、 左に回す
と 表示が薄く なり ま す。
⑫ フ ァ ン ク ショ ン キ ー
L C D 表示パネル最下段の表示に対応し た動作を おこ ないま す。
⑬ データ 出力コ ネク タ
本器にセーブし た データ 又は、 受信中のデータ を 階層2 で出力し ま す。 C L O C K の立
ち上がり に同期し てデータ が出力さ れま す。
-13-
警告
WARNING
It i s dangerou s to operate thi s in st rumet
outside it s envi ronmental specifi cation s
Refer to manual
安全にご使用いただくために、取扱説明書
に記載の注意事項を必ずお守りください。
!
CAR BATT.
AC
P OWER SELECT
-14-
⑦
⑥
ME GURO ELECTRONICS CORP ORATI ON
CAR BATT.
CLOCK I N
①
MADE IN JAPAN
RS-232C
②
FUSE
3A
⑤
③
!
100V/110V -220V/240V
50/60Hz
AC I NP UT
P OWE R
④
4.2 背面パネルの名称及び機能
① C L O C K I N P U T コ ネク タ
本器にセーブし たデータ を 出力する 際に使用する 、 ク ロ ッ ク を 入力する コ ネク タ です。
② R S -2 3 2 C コ ネク タ
本器を 、 パソ コ ン と 接続する ためのR S -2 3 2 C コ ネク タ です。
③ ヒ ュ ーズホ ルダ
電源変圧器の一次端子側のヒ ュ ーズを いれま す。 使用する ヒ ュ ーズは定格3 A です。
④ P O WE R ス イ ッ チ
本器に電源を 供給する ためのス イ ッ チです。
⑤ A C -I N P U T コ ネク タ
本器を 、 A C 電源に接続する ためのコ ネク タ です。
⑥POWER SELECT ス イ ッ チ
本器で使用する 電源を 切換え ま す。 ス イ ッ チを A C 側に倒すと A C 1 0 0 V で動作し ま
す。 C A R B A T T . 側に倒すと D C 1 2 ~1 5 V で動作し ま す。
⑦ C A R B A T T . コ ネク タ
本器を 、 D C 電源に接続する ためのコ ネク タ です。
-15-
5
操作法
5.1 基本操作
5.1.1 LCD画面の説明
本器は、 電源投入時に下記のデータ ス テータ ス 画面を 表示し ま す。 こ の画面で設定でき
る 項目は、 あ り ま せん。
①
②
③
図 5-1データ ス テータ ス 画面1
① ト ッ プメ ニュ ー
現在の画面の名称を 表示し ま す。
② 設定表示部
現在の設定を 表示し ま す。
③ フ ァ ン ク ショ ン メ ニュ ー
フ ァ ン ク ショ ン キ ーの機能を 表示し ま す。
本器の機能は、 全て データ ス テ ータ ス 画面から フ ァ ン ク ショ ン キ ーで画面を 切換え て使
用し ま す。 図 5-1の画面の時に【 F5】 キ ーを 押すと フ ァ ン ク ショ ン メ ニュ ーが図 5-2の
よ う に切換り ま す。 の画面で再度【 F5】 キ ーを 押すと 図 5-1の画面に戻り ま す。
図 5-2 データ ス テータ ス 画面2
-16-
5.1.2 設定の変更
本器は、 変更し た い項目を 選択し エディ ッ ト モード にし てから カ ーソ ルキ ー又は、 テン
キ ーを 使用し て設定を 変更し ま す。 カ ーソ ルを 設定し たい項目に移動さ せ【
】 キ ーを 押
すと 設定項目の表示が反転し てエディ ッ ト モード に切換り ま す。
5.1.2.1 カーソルキーを使った設定
【 ▲】 【 ▼】 キ ーを 押し 変更し
た い項目にカ ーソ ルを あ わせ
る。
【
】キ ーを 押し てエディ ッ ト
モード にする 。
【 ▲】 【 ▼】 キ ーで設定を 変
更する 。
【
】 ま たは【 ENT】 キ ー
で終了する 。
-17-
5.1.2.2 テンキーを使った設定
【 ▲】 【 ▼】 キ ーを 押し 変更
し た い項目にカ ーソ ルを あ わ
せる 。
【
】 キ ーを 押し てエディ ッ
ト モード にする 。
設定し たい数値を 入力する 。
【
】 ま たは【 ENT】 キ ーで
終了する 。
-18-
5.2 データステータス画面の説明
本器は、 電源投入時にデータ ス テ ータ ス 画面を 表示し ま す。 こ の画面では、 パネル面の
メ モリ ーセレ ク ト キ ーで選択さ れている メ モリ ーのス テータ ス を 表示し ま す。
①
②
③
④
図 5-3 データ ス テータ ス 画面
① E X T DAT A E R R OR
セーブさ れている フ レ ーム 数と パケ ッ ト エラ ー率を 表示し ていま す。
② P AR T Y
データ セーブ時のエラ ー訂正に使用し たパリ ティ を 表示し ていま す。
横パリ ティ のみを 使用し た場合は、 TRANSVERSと 表示さ れま す。
縦、 横パリ ティ を 使用し た場合は、 LONGITUDEと 表示さ れま す。
③ P AC KE T E R R OR
データ セーブ時にC R C チェ ッ ク を 行っ たかど う かを 表示し ていま す。
C R C チェ ッ ク を 行っ たと き は、 CORRECTと 表示さ れま す。
C R C チェ ッ ク を 行っ ていないと き は、 DETECTと 表示さ れま す。
④ S A V E MO D E
階層3 でセーブさ れたデータ の状態を 表示し ていま す。
全てのデータ を セーブし ている 場合は、 ALLと 表示さ れま す。
S I 4 のデータ のみを セーブし ている 場合は、 SI4と 表示さ れま す。
S I 5 のデータ のみを セーブし ている 場合は、 SI5と 表示さ れま す。
S I 6 のデータ のみを セーブし ている 場合は、 SI6と 表示さ れま す。
S I 4 、 S I 5 , S I 6 のデータ を セーブし ている 場合は、 4-6と 表示さ れま す。
階層2 のデータ は、 こ れら 全ての表示に関係無く 全てのデータ を セーブし ていま す。
ま た、 セーブ時にエラ ー訂正、 C R C チェ ッ ク も 行いま せん。
-19-
5.3 データセーブ
5.3.1データセーブ画面の説明
データ ス テ ータ ス 画面でSAVEと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと データ セー
ブ画面に切換り ま す。 こ の画面では、 データ セーブ時の各種設定を 行いま す。
①
②
③
④
図 5-4データ セーブ画面
① P AR T Y
データ セーブ時のエラ ー訂正に使用する パリ ティ を 設定し ま す。
横パリ ティ のみを 使用する 場合は、 TRANSVERSに設定し ま す。
縦、 横パリ ティ を 使用する 場合は、 LONGITUDEに設定し ま す。
こ の設定は、 階層3 でセーブさ れる データ にのみ対応し ま す。
② P AC KE T E R R OR
データ セーブ時にC R C チェ ッ ク を 行う かど う かを 設定し ま す。
C R C チェ ッ ク を 行う と き は、 CORRECTに設定し ま す。
C R C チェ ッ ク を 行わないと き は、 DETECTに設定し ま す。
CORRECTに設定し た場合は、 セーブ時のエラ ーが少なく なり ま す。
こ の設定は、 階層3 でセーブさ れる データ にのみ対応し ま す。
③ F R A ME L E N G T H
セーブする フ レ ーム 数を 設定し ま す。
パネル面のメ モリ ーセレ ク ト キ ーで 1 が選択さ れている 場合は、 1 ~2 4 0 の範囲で
設定でき ま す。
パネル面のメ モリ ーセレ ク ト キ ーで 2,3,4 が選択さ れている 場合は、 1 ~6 0 の
範囲で設定でき ま す。
-20-
④ S A V E MO D E
階層3 でセーブする データ のS I を 設定し ま す。
全てのデータ を セーブする 場合は、 ALLに設定し ま す。
S I 4 のデータ のみを セーブする 場合は、 SI4に設定し ま す。
S I 5 のデータ のみを セーブする 場合は、 SI5に設定し ま す。
S I 6 のデータ のみを セーブする 場合は、 SI6に設定し ま す。
S I 4 、 S I 5 , S I 6 のデータ を セーブする 場合は、 4-6に設定し ま す。
5.3.2 データセーブの方法
データ ーセーブ画面で全ての設定を 終了し STARTと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ー
を 押すと データ セーブを 開始し ま す。こ の操作を 行っ た瞬間にメ モリ ー内の古いデータ は、
自動的に消去さ れま す。
5.3.2.1 セーブの手順
メ モリ ーセレ ク ト キ ーでセーブする
メ モリ ーを 選択する 。
ス テ ータ ス L E D で入力信号の状態
を 確認する 。
全て のL E D が点灯し ている 状態で
ないと 正常なセーブは行え ま せん。
データ セ ーブ 画面で セ ーブ
の条件を 設定する 。
-21-
【 F1】 キ ーを 押すと セーブ
を 開始する 。
データ ブ ロ ッ ク が 同期する
と BLOCK:LOCKと 表
示する 。
データ フ レ ーム が 同期する
と FRAME:LOCKと 表
示し てセーブを 開始する 。
設定し た フ レ ーム 数を セ ー
ブする と エ ラ ーレ ート を 表示
し て終了する 。
5.3.2.2 セーブの途中終了
セーブ動作中にSTOPま たはEXITと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと セー
ブ動作を 途中終了し ま す。
セーブを 途中終了し た 場合は、 終了する 直前のフ レ ーム ま でを セーブし てから 終了し ま
す。
1 フ レ ーム も セーブし て いな い場合は、 何も セーブせずに終了し ま す。 こ の場合古いデ
ータ は、 消去さ れま す。
-22-
5.4 データアナライズ画面の説明
データ ス テ ータ ス 画面でANALYZと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと データ
ア ナラ イ ズ画面に切換り ま す。こ の画面では、データ ア ナラ イ ズ時の各種設定を 行いま す。
データ ア ナラ イ ズには、 データ エラ ーレ ート 測定と S I モニタ の2 種類があ り ま す。
①
②
③
図 5-5 データ ア ナラ イ ズ画面
① A V E R A G E MO D E
データ エラ ー測定時のAVERAGE RATEの表示を 設定し ま す。
表示を 随時更新する 場合は、 CONTに設定し ま す。
測定終了時に一度だけ表示を する 場合は、 FIXEDに設定し ま す。
CONTに設定し た場合は、 1 0 0 パケ ッ ト 毎に表示を 更新し ま す。
こ の設定は、 データ エラ ーレ ート 測定時にのみ対応し ま す。
② A V E R A G E F R A ME
データ を 測定する フ レ ーム 数を 設定し ま す。
数値を 1 に設定する と 1 フ レ ーム の測定を 繰り 返し 行いま す。
数値を 2 ~9 9 に設定すする と 設定し たフ レ ーム 数を 測定し 終了し ま す。
③ P AC KE T E R R OR
ア ナラ イ ズ時にC R C チェ ッ ク を 行う かど う かを 設定し ま す。
C R C チェ ッ ク を 行う と き は、 CORRECTに設定し ま す。
C R C チェ ッ ク を 行わないと き は、 DETECTに設定し ま す。
-23-
5.4.1 データーエラーレート測定の手順
ス テ ータ ス L E D で入力信号の状態
を 確認する 。
全て のL E D が点灯し ている 状態で
ないと 正常な測定は行え ま せん。
データ ア ナラ イ ズ 画面で 測
定の条件を 設定する 。
【 F1】 キ ーを 押すと 測定を
開始する 。
データ が 同期する と 画面上
にSYNCと 表示し て 測定を
開始する 。途中で終了する 場合
は【 F2】 キ ーを 押す
設定し た フ レ ーム 数を 測定
する と エ ラ ーレ ート を 表示し
て終了する 。
【 F1】 キ ーを 押すと 再び測
定を 開始する 。
-24-
5.4.2 SIモニタの操作手順
ス テ ータ ス L E D で入力信号の状態
を 確認する 。
全て のL E D が点灯し ている 状態で
ないと 正常な測定は行え ま せん。
データ ア ナラ イ ズ 画面で 測
定の条件を 設定する 。
【 F1】 キ ーを 押すと 測定を
開始する 。
データ が 同期する と 画面上
にSYNCと 表示し て 測定を
開始する 。途中で終了する 場合
は【 F2】 キ ーを 押す
設定し た フ レ ーム 数を 測定
する と エ ラ ーレ ート を 表示し
て終了する 。
【 F1】キ ーを 押すと 再び測定
を 開始する 。
-25-
5.5 データダンプ画面の説明
データ ス テ ータ ス 画面でDUMPと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと データ ダン
プ画面に切換り ま す。 こ の画面では、 階層3 でセーブし たデータ を 表示する こ と ができ ま
す。
②
③ ④
⑤
①
図 5-6 データ ア ナラ イ ズ画面
① フ レ ーム 番号
セーブし てあ る 総フ レ ーム 数と 現在表示し ている フ レ ーム を 現し ていま す。
② パケ ッ ト 番号
データ のパケ ッ ト 番号を 表示し て いま す。 パケ ッ ト 番号は0 0 0 ~1 8 9 の範囲で表示
さ れま す。
③ データ 種別
表示行が、 データ パケ ッ ト であ る こ と を 現し ていま す。
④ エラ ーマーク
表示行のパケ ッ ト にエラ ーがあ る こ と を 現し ていま す。
⑤ パリ ティ マーク
セーブ時に表示行のエラ ー訂正に使用し たパリ ティ を 現し ていま す。
横パリ ティ のみを 使用し た場合は、 Tと 表示し ま す。
縦、 横パリ ティ を 使用し た場合は、 Lと 表示し ま す。
-26-
5.5.1 データダンプ画面の操作
データ ダン プ画面では、 データ を 1 フ レ ーム ずつ表示し ま す。
1 行あ た り のデータ 表示は、 2 2 バイ ト で【
】 【
】 キ ーで画面を ス ク ロ ールし て表
示し ま す。
1 フ レ ーム あ た り の表示パケ ッ ト 数は、 1 9 0 パケ ッ ト で【 ▲】 【 ▼】 キ ーで画面を ス
ク ロ ールし て表示し ま す。
NEXTと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと 次のフ レ ーム を 表示し ま す。
BACKと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと 前のフ レ ーム を 表示し ま す。
F.JUMPと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと 指定し たフ レ ーム を 表示し ま す。
P.JUMPと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと 指定し たパケ ッ ト を 表示し ま す。
5.5.1.1 指定したフレームを表示する
【 F3】キ ーを 押すと 画面左上
にFRAME=と 表示さ れま
す。
表示し た い フ レ ーム 番号を
入力する 。
【 ENT】 キ ーを 押すと 入力
し たフ レ ーム を 表示する 。
-27-
5.5.1.2 指定したパケットを表示する
【 F3】キ ーを 押すと 画面左上
にPACK.=と 表示さ れま
す。
表示し た い パケ ッ ト 番号を
入力する 。
【 ENT】 キ ーを 押すと 入力
し たパケ ッ ト を 表示する 。
-28-
5.6 チューナー画面の説明
データ ス テ ータ ス 画面でTUNERと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと チュ ーナ
ー画面に切換り ま す。
チュ ーナー画面では、 データ を 受信する 周波数を 設定し ま す。
①
③
②
図 5-7 チュ ーナ画面
① 受信周波数
現在受信中の周波数を 表示し ていま す。
② プリ セッ ト 周波数
予め設定さ れた周波数を 表示し ていま す。
③ チュ ーナバン ド
現在受信でき る 受信周波数バン ド を 表示し ていま す。
各受信周波数バン ド の設定範囲は以下の通り です。
B AND L OW
: 7 6 . 1 MH z ~
8 9 . 9 MH z
B A ND HI G H
: 8 7 . 5 MH z ~1 0 8 . 0 MH z
受信周波数バン ド の切換え 方法は、 5.10.1 受信周波数バンドの切換えを 参照し てく ださ
い。
-29-
5.6.1 チューナー画面の操作
受信周波数の設定は、 以下の3 種類です。
①
数値を 直接入力する 。
②
プリ セッ ト 周波数から 選択する 。
③
オート シーク を 使用する 。
5.6.1.1 数値を直接入力する
【 F3】 キ ーを 押すと 受信周
波数の数値が反転し ま す。
設定し た い 周波数を 入力す
る。
【 ENT】 キ ーで 決定する 。
-30-
5.6.1.2 プリセット周波数から選択する
【 F1】 キ ーを 押すと プリ ッ
セ ッ ト 周波数の数値が反転し
ま す。
カ ーソ ル キ ーで 受信し た い
周波数を 選択する 。
【 ENT】 キ ーで決定する 。
5.6.1.3 オートシークを使用する
【 F4】 キ ーを 押すと オート
シーク を 開始する 。
途中で終了する 場合は、 再度
【 F4】 キ ーを 押す。
信号を 受信する と 停止する 。
-31-
5.6.1.4 プリセット周波数の記憶
受信周波数を 、記憶さ せたい
周波数に設定する 。
【 F1】 キ ーを 押し て プリ ッ
セ ッ ト 周波数の数値を 反転さ
せる 。
カ ーソ ルキ ーで 記憶さ せる
位置を 選択する 。
【 F2】 キ ーを 押すと 記憶さ
れる 。
-32-
5.7 リモート画面の説明
データ ス テ ータ ス 画面でREMOTEと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと リ モー
ト 画面に切換り ま す。 リ モート 画面では、 R S -2 3 2 C の通信設定を 行いま す。
データ 通信を 行う 場合は、 本器と パソ コ ン の通信設定を 同じ にし て下さ い。
異な る 設定で通信を 行う と 本器やア プリ ケ ーショ ン ソ フ ト が正常に動作し なく なる 場合
があ り ま す。
動作が異常になっ た場合は、 本器と パソ コ ン を 再起動し てく ださ い。
①
②
③
④
図 5-8 リ モート 画面
① SPEED
R S -2 3 2 C イ ン タ ーフ ェ イ ス の通信速度を 設定し ま す。
設定でき る 通信速度は、 2400,4800,9600,19200bpsの4 種類で
す。
② DAT A
通信時の1 文字あ たり に使用する ビ ッ ト 数を 設定し ま す。
設定でき る ビ ッ ト 数は、 7,8bitです。
③ P AR I T Y
通信時のパリ ティ チェ ッ ク 方式を 設定し ま す。
設定でき る 方式は、 EVEN,ODD,NONEの3 種類です。
④ S T OP B I T
通信時の文字と 文字の間の時間を 設定し ま す。
設定でき る 時間は、 1,2bitです。
-33-
5.8 SIデータ画面の説明
データ ス テ ータ ス 画面でSI DATと 表示さ れた フ ァ ン ク シ ョ ン キ ーを 押すと S I デ
ータ 画面に切換り ま す。 S I データ 画面では、 階層3 でセーブさ れたデータ のS I 別の比
率を 表示する こ と ができ ま す。
①
②
③
④
① パケ ッ ト 総数
セーブし たフ レ ーム の総パケ ッ ト 数を 現し ていま す。
1 フ レ ーム =1 9 0 パケ ッ ト で1 0 フ レ ーム セーブさ れている 場合は、 1900と 表示
さ れま す。 S I 別でセーブし た場合も 同じ 数値になり ま す。
② S I 種別
S I の種類を 現し ていま す。
表示可能なS I の種類は、 1,2,3,4,5,6,7,D,E,Fの1 0 種類です。
③ SI 数
セーブさ れている データ のS I 別のパケ ッ ト 数です。
セーブモード を A L L に設定し て セーブし ても 表示し ていないパケ ッ ト やエラ ーパケ ッ
ト があ る 場合は、 表示さ れている S I 数を 全て合計し ても パケ ッ ト 総数に満たない場合が
あ り ま す。
④ S I 比率
セーブさ れて いる データ のS I 別の比率です。 小数点以下2 桁以下は切り 捨てて表示し
ている ので合計し ても 1 0 0 %に満たない場合があ り ま す。
セーブモード を ALLに設定し てセーブし ても 表示し ていないパケ ッ ト やエラ ーパケ ッ
ト があ る 場合も 、 表示さ れている S I 比率を 全て合計し ても 1 0 0 %に満たない場合があ
り ま す。
-34-
5.9 アウトプット画面の説明
データ ス テ ータ ス 画面でOUTPUTと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと ア ウ ト
プッ ト 画面に切換り ま す。 ア ウ ト プッ ト 画面では、 階層2 のデータ を パネル面コ ネク タ か
ら 出力する こ と ができ ま す。
セーブし たデータ と 受信中のデータ の2 種類を 出力でき ま す。
セーブし たデータ は、 外部ク ロ ッ ク に同期し て出力する こ と も でき ま す。
①
②
図 5-9 ア ウ ト プッ ト 画面
① OUT P UT DA T A
出力する データ の種類を 設定し ま す。
セーブし たデータ を 出力する 場合は、 MEMORYに設定し ま す。
MEMORYに設定し た場合、 MS G -2 1 7 3 と 同期する ためにダミ ーのパケ ッ ト が
データ の先頭に追加さ れま す。
受信中のデータ を 出力する 場合は、 DECODERに設定し ま す。
DECODERに設定し た場合は、 受信中のデータ がそのま ま 出力さ れま す。
② C L OC K S E L E C T
セーブデータ 出力時の同期ク ロ ッ ク を 設定し ま す。
OUTPUTに設定する と 、 データ と 同期し たク ロ ッ ク がパネル面コ ネク タ に出力さ れ
ま す。 こ の設定の場合は、 セーブさ れたフ レ ーム 数を 出力する と 動作を 停止し ま す。
INPUTに設定する と 、 背面コ ネク タ に入力さ れたク ロ ッ ク に同期し てデータ がパネ
ル面コ ネク タ に出力さ れま す。 こ の設定の場合は、 セーブさ れたフ レ ーム 数を 出力する と
最初のフ レ ーム に戻り 繰り 返し データ を 出力し ま す。 動作を 停止する 場合は、 STOPと
表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押し てく ださ い。
こ の設定は、O U T P U T D A T A がMEMORYに設定さ れている 場合のみ有効にな
り ま す。
-35-
5.9.1 セーブデータを出力する
メ モリ ーセレ ク ト キ ーで出力する メ
モリ ーを 選択する 。
O U T P U T D A T A の設
定を MEMORYにC L O C
K S E L E C T の 設定を O
UTPUTに設定する 。
【 F1】 キ ーを 押すと 出力を
開始する 。
途中で終了する 場合は、
【 F2】 キ ーを 押す。
全て の データ を 出力する と
終了する 。
【 F1】 キ ーを 押すと 再び出
力を 開始する 。
-36-
5.9.2 受信中のデータを出力する
ス テ ータ ス L E D で 入力信号の状態
を 確認する 。
全て のL E D が点灯し て いる 状態で
ないと 正常な出力は行え ま せん。
O U T P U T D A T A の設
定を DECODERにC L O
C K S E L E C T の設定を O
UTPUTに設定する 。
【 F1】 キ ーを 押すと 出力を
開始する 。
途中で終了する 場合は、
【 F2】 キ ーを 押す。
-37-
5.9.3 MSG-2170、2173にデータを転送する
本器と MS G -2 1 7 3 を 、 図 5-10のよ う に接続する 。
MDC-2172
S TA TU S
V CS
I D ECO DER
M EM ORY SE LEC T
MDC -2172
1
BLO CK
FRAM E
CO MP
DARC
2
3
M OD IFY
R /L
4
REMO TE
L
O CAL
OU TPU T
R F NI PU T
Z= 75Ω
DATA
C LO CK
CLR
S H FT
I
CO N TRAS T
MSG-2173
図 5-10 接続図
メ モリ ーセレ ク ト キ ーで出力する メ
モリ ーを 選択する 。
MD C -2 1 7 2 、 2 1 7 3
O U T P U T D A T A の設定
を MEMORYにC L O C K
S E L E C T の設定を OUT
PUTに設定する 。
MS G -2 1 7 0 、 2 1 7 3
MS G -2 1 7 0 、2 1 7 3 を
セーブ準備状態にする 。
-38-
MS G -2 1 7 0 、 2 1 7 3
MS G -2 1 7 0 、 2 1 7 3
のセーブを ス タ ート する 。
MD C -2 1 7 2 、 2 1 7 3
【 F1】 キ ーを 押し て 出力を
開始する 。
MS G -2 1 7 0 , 2 1 7 3
MS G -2 1 7 0 , 2 1 7 3
がセーブを 開始する 。
MD C -2 1 7 2 、 2 1 7 3
データ 出力が終了する 。
MS G -2 1 7 0 、 2 1 7 3
MS G -2 1 7 0 , 2 1 7 3
のセーブを 終了する 。
以上でデータ の転送は、 終了です。
-39-
5.10 チューナバンドセレクト画面の説明
データ ス テ ータ ス 画面でT.BANDと 表示さ れたフ ァ ン ク ショ ン キ ーを 押すと チュ ー
ナバン ド セレ ク ト 画面に切換り ま す。 こ の画面では、 内蔵チュ ーナの受信バン ド を 切換え
る こ と ができ ま す。
①
②
図 5-11 チュ ーナバン ド セレ ク ト 画面
① バン ド 表示
現在選択さ れている バン ド を 表示し ま す。
設定はLOW,HIGHの2 バン ド を 切換え ま す。
② 受信周波数範囲表示
各バン ド の受信周波数範囲を 表示し ていま す。
-40-
5.10.1 受信周波数バンドの切換え
チュ ーナバン ド セレ ク ト 画面では、 内蔵チュ ーナーの受信周波数範囲を 切換え る こ と が
でき ま す。
チュ ーナバン ド セレ ク ト 画面で【 F1】 キ ーを 押すと L O Wバン ド 、 【 F2】 キ ーを 押
すと H I G H バン ド に切換り ま す。
L O Wバン ド を 選択する と 受信周波数範囲が7 6 . 1 MH z ~8 9 . 9 MH z に設定さ
れ受信周波数は自動的に7 6 . 1 MH z に設定さ れま す。
H I G H バン ド を 選択する と 受信周波数範囲が8 7 . 5 MH z ~1 0 8 . 0 MH z に設
定さ れ受信周波数は自動的に8 7 . 5 MH z に設定さ れま す。
受信周波数バン ド を 切換る と プリ セッ ト 周波数は自動的に、 表 5-1 プリ セッ ト 周波数対
応表の通り に変換さ れま す。
LOW BAND
89.9MHz
89.8MHz
89.7MHz
89.6MHz
・
・
76.2MHz
76.1MHz
76.1MHz
・
・
76.1MHz
76.1MHz
⇔
⇔
⇔
⇔
・
・
⇔
⇔
⇔
・
・
⇔
⇔
HIGH BAND
108.0MHz
107.9MHz
107.8MHz
107.7MHz
・
・
94.3MHz
94.2MHz
94.1MHz
・
・
87.6MHz
87.5MHz
表 5-1 プリ セッ ト 周波数対応表
-41-
6
リモートコントロール
こ こ では、 R S -2 3 2 C ラ イ ン を 通し て、 MD C -2 1 7 2 を コ ン ト ロ ールする 方法
を 説明し ま す。 本器を リ モート コ ン ト ロ ールする 際は、 付属のソ フ ト を 使用する こ と を お
薦めし ま す。 ま たD A R C データ のア ッ プロ ード は、 付属ソ フ ト でし か行え ま せん。
6.1 コマンド言語
6.1.1 シンタックス表記
以下のシン タ ッ ク ス ダイ ア グ ラ ム は特別な意味を 持ちま す。
楕円で囲ま れている 部分は、 正確にA S C I I 又は、 特殊文字を 送っ て下さ い。
長方形で囲ま れた部分は、 パラ メ ータ を 意味し ま す。
その他のエレ メ ン ト については、 表 6-1を 参照し て下さ い。
エレ メ ン ト
SP
CR
LF
コ マン ド
パラ メ ータ
説
明
ブラ ン ク 文字、 ス ペース 、 A S C I I ( 3 2 )
キ ャ リ ッ ジリ タ ーン 、 A S C I I ( 1 3 )
ラ イ ン フ ィ ード 、 A S C I I ( 1 0 )
コ マン ド ニモニッ ク 、 又はパラ メ ータ 記述
文字は、 正確に打ち込んで下さ い。 ただし 大文字、 小文字の区別はし て
いま せん。 ( L C と l c は、 同じ )
パラ メ ータ は必ず記入し て下さ い。
表 6-1エレ メ ン ト 表
-42-
6.1.2 コマンドシーケンス
コ マン ド シーケ ン ス は、 コ マン ド 本器へ送る よ う に1 つの送信データ を 組みま す。
コ マン ド
CR
LF
CR
LF
図 6-1 コ マン ド シーケ ン ス
図 6-1が示すよ う に1 つのコ マン ド シーケ ン ス は、 以下のコ ード で終了し ま す。
LF
ラ イ ン フ ィ ード 、 A S C I I ( 1 0 )
CR
キ ャ リ ッ ジリ タ ーン 、 A S C I I ( 1 3 )
C R +L F
CR + L F
6.1.3 コマンドシンタックス(構文)
コ マン ド は、 ニモニッ ク に続いてパラ メ ータ で構成さ れま す。
ニモニッ ク
,
パラ メ ータ
,
?
図 6-2 シン グ ルコ マン ド
図 6-2のよ う に
,は、 パラ メ ータ の区切り に使われま す。
コ マン ド の内容を 見る た めには、 パラ メ ータ を ? マーク にし ま す。 こ れを 本器に送る
と 、 設定し たパラ メ ータ が送り 返さ れてき ま す。
-43-
6.2 コマンド
各コ マン ド の説明は、 ど のよ う に使われる コ マン ド かの説明のために、 機能説明、 構文、
使用例が記載し てあ り ま す。
機能説明は、 そ のコ マン ド によ っ て起こ る 動作内容や本器の機能と の関係についての説
明です。 関連する コ マン ド があ る 場合は、 関連コ マン ド と し て記載し てあ り ま す。
構文は、 コ マン ド の略語の内容が記載し てあ り ま す。 必要なパラ メ ータ の仕様や設定範
囲も 記載さ れていま す。
使用例は、 実際の使用方法と 本器から のレ ス ポン ス が記載さ れていま す。
6.2.1 コマンド一覧
本器の操作コ マン ド は、下記の通り です。カ ッ コ 内は操作に使用さ れる 文字データ です。
6.2.1.1 MAINメニュー関連
L C D 画面切換え
( L C)
セーブス テータ ス 読み込み
( F Q , ?)
デコ ーダス テータ ス 読み込み
( L U)
データ メ モリ ー切換え
( RC)
6.2.1.2 SAVEメニュー関連
データ セーブコ ン ト ロ ール
( S D)
セーブ時パリ ティ 設定
( TL)
セーブ時パケ ッ ト エラ ー設定
( PE)
セーブフ レ ーム 数設定
( F Q)
セーブS I 設定
( SI )
6.2.1.3 ANALIZEメニュー関連
エラ ーレ ート 測定コ ン ト ロ ール
( BC)
S I ア ナラ イ ズコ ン ト ロ ール
( AZ )
エラ ーレ ート 測定モード 設定
( B M)
ア ナラ イ ズ時測定フ レ ーム 数設定
( B Q)
ア ナラ イ ズ時パケ ッ ト エラ ー設定
( BE)
-44-
6.2.1.4 TUNERメニュー関連
受信周波数設定
( TF)
受信周波数S E E K
( S K)
6.2.1.5 REMOTEメニュー関連
R S -2 3 2 C ス テータ ス 読み込み
( RS)
6.2.1.6 OUTPUTメニュー関連
ア ウ ト プッ ト コ ン ト ロ ール
( OS )
ア ウ ト プッ ト データ 設定
( OD)
ア ウ ト プッ ト ク ロ ッ ク 設定
( CS )
6.2.1.7 その他のコマンド
エコ ーバッ ク 設定
( E O)
キ ーロ ッ ク 設定
( L K)
ソ フ ト ウ ェ ア バージョ ン 読み出し
( VR)
受信周波数バン ド 切換え
( BS)
-45-
6.2.2 AZ
機能説明
A Z コ マン ド は、 S I モニタ の動作を コ ン ト ロ ールし ま す。
構文
AZ,Control
パラ メ ータ
Control
設定範囲
0 t o 4
0 =終了
1 =ス タ ート ( レ ス ポン ス 無)
2 =ス タ ート ( レ ス ポン ス 有)
3 =停止
4 =表示切換
使用例
AZ,1
S I モニタ を 開始し ま す。
AZ,2
S I モニタ を 開始し て測定値を 返答し ま す。
返答内容は、 下記の通り です。
AZ,Conditions,Frame
Conditions
0 =同期中
1 =測定中
2 =終了
Frame
関連コ マン ド
測定フ レ ーム 数
BE, BQ
-46-
6.2.3 BC
機能説明
B C コ マン ド は、 エラ ーレ ート 測定の動作を コ ン ト ロ ールし ま す。
構文
BC,Control
パラ メ ータ
Control
設定範囲
0 t o 4
0 =終了
1 =ス タ ート ( レ ス ポン ス 無)
2 =ス タ ート ( レ ス ポン ス 有)
3 =停止
4 =表示切換
使用例
BC,1
データ エラ ーレ ート の測定を 開始し ま す。
BC,2
データ エラ ーレ ート の測定を 開始し て測定値を 返答し ま す。
返答内容は、 下記の通り です。
BC,Conditions,Error ,Frame,Ave.
Conditions
0 =同期中
1 =測定中
2 =終了
Error
Frame
Ave.
関連コ マン ド
エラ ーレ ート 測定値
測定フ レ ーム 数
ア ベレ ージ表示
BE,BM,BQ
-47-
6.2.4 BE
機能説明
B E コ マン ド は、 ア ナラ イ ズ時にC R C チェ ッ ク を 行う かど う かを 設定し ま す。
構文
BE,Packet error
BE,?
パラ メ ータ
Packet Error
設定範囲
0 o r
1
0 =C O R R E C T
1 =D E T E C T
使用例
BE,1
ア ナラ イ ズ時のC R C チェ ッ ク を 行いま せん
BE,?
現在の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
AZ,BC
-48-
6.2.5 BM
機能説明
B Mコ マン ド は、 データ エラ ー測定時のAVERAGE RATEの表示を 設定し ま す。
構文
BM,Average mode
BM,?
パラ メ ータ
Average mode 0 o r
設定範囲
1
0 =C O N T
1 =F I X E D
使用例
BM,1
測定終了時に一度だけAVERAGE RATEの表示を 行いま す。
BM,?
現在の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
BC
-49-
6.2.6 BQ
機能説明
B Q コ マン ド は、 データ を 測定する フ レ ーム 数を 設定し ま す。
構文
BQ,Average frame
BQ,?
パラ メ ータ
Average frame
設定範囲
1 t o 99
使用例
BQ,20
測定フ レ ーム 数を 2 0 に設定し ま す。
BQ,?
現在の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
AZ,BC
-50-
6.2.7 BS
機能説明
B S コ マン ド は、 内蔵チュ ーナの受信周波数バン ド を 切換え ま す。
構文
BS,Band
BS,?
パラ メ ータ
Band
設定範囲
0 o r
1
0 =L O W B A N D
1 =H I G H
使用例
BS,0
内蔵チュ ーナの受信周波数バン ド を L O W B A N D に切換え ま す。
BS,?
現在の受信周波数バン ド を 返答し ま す。
関連コ マン ド
AZ,BC
-51-
B AND
6.2.8 CS
機能説明
C S コ マン ド は、 セーブデータ 出力時の同期ク ロ ッ ク を 設定し ま す。
構文
CS,Clock select
CS,?
パラ メ ータ
Clock select
設定範囲
0 o r
1
0 =I N P U T
1 =O U T P U T
使用例
CS,0
本器は、 外部ク ロ ッ ク 入力に同期し てデータ を 出力し ま す。
CS,?
現在の同期ク ロ ッ ク の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
OS
-52-
6.2.9 EO
機能説明
E O コ マン ド は、 タ ーミ ナルイ ン タ ーフ ェ イ ス のエコ ーを 制御し ま す。
構文
EO,Echo control
EO,?
パラ メ ータ
Echo control
設定範囲
0 o r
1
0 =O F F
1 =O N
使用例
EO,0
本器は、 タ ーミ ナルやパソ コ ン へエコ ーを 返し ま せん。
EO,?
現在のエコ ーの設定を 返答し ま す。
-53-
6.2.10 FQ,?
機能説明
F Q , ?コ マン ド は、 セーブさ れている データ のス テータ ス を 返答し ま す。
構文
FQ,?
使用例
RC,1
FQ,?
メ モリ 1 のセーブデータ のス テ ータ ス を 返答し ま す。 メ モリ 2 の内容を 確認する 場合は
RC,2の後にFQ,?を 送り ま す。
返答内容は、 下記の通り です。
FQ,SImode,Parity ,Packet error ,Save frame ,Error rate
SImode
0 =A L L , 1 =S I 4 , 2 =S I 5 , 3 =S I 6
4 =S I 4 , 5 , 6
Parity
0 =L O N G I T U D E
1 =T R A N S V E R S
Packet error
0 =C O R R E C T
1 =D E T E C T
Save frame
0 ~2 4 0
Error rate
0 ~1 0 0 %
関連コ マン ド
RC
-54-
6.2.11 FQ
機能説明
F Q コ マン ド は、 データ を セーブする フ レ ーム 数を 設定し ま す。
構文
FQ,Save frame
パラ メ ータ
Save frame
設定範囲
0 t o 240
メ モリ 1
=0 ~2 4 0
メ モリ 2 ~4
=0 ~6 0
使用例
FQ,60
セーブする フ レ ーム 数を 6 0 に設定し ま す。
注
メ モリ 1 を 選択し た状態でのみフ レ ーム 数を 6 1 以上に設定でき ま す。
関連コ マン ド
RC,SD
-55-
6.2.12 LC
機能説明
L C コ マン ド は、 L C D 表示画面を 切換え ま す。
構文
LC,Display name
LC,?
パラ メ ータ
Display name
設定範囲
0 t o 9
0 =MA I N 1 , 1 =S A V E
2 =A N A L Y Z E , 3 =D U MP
4 =T U N E R , 5 =R E MO T E
6 =S I
VI EW
7 =O U T P U T ,
8 =B A N D
9 =MA I N 2
使用例
LC,1
L C D 画面を S A V E に切換え ま す。
LC,?
現在のL C D 画面を 返答し ま す。
-56-
S EL ECT
6.2.13 LK
機能説明
L K コ マン ド は、 本器のL O C A L キ ー以外の全てのキ ー操作の有効、 無効を 切換え ま
す。
構文
LK,Mode
LK,?
パラ メ ータ
Mode
設定範囲
0 o r
1
0 =有効
1 =無効
使用例
LK,0
本器に対する 全てのキ ー操作を 有効にし ま す。
LK,?
現在のキ ー操作の設定を 返答し ま す。
-57-
6.2.14 LU,?
機能説明
L U , ?コ マン ド は、 受信データ のス テータ ス を 返答し ま す。
構文
LU,?
使用例
LU,?
現在受信中のデータ のス テータ ス を 返答し ま す。
返答内容は、 下記の通り です。
LU,0000
B L OC K
0 =非同期, 1 =同期
F R A ME
0 =非同期, 1 =同期
DAR C
0 =多重なし , 1 =多重あ り
C O MP
0 =キ ャ リ ア なし , 1 =キ ャ リ ア あ り
-58-
6.2.15 OD
機能説明
O D コ マン ド は、 出力する データ の種類を 設定し ま す。
構文
OD,Data Select
OD,?
パラ メ ータ
Data Select
設定範囲
0 o r
1
0 =ME MO R Y
1 =D E C O D E R
使用例
OD,0
出力する データ を ME MO R Y に設定し ま す。
OD,?
現在の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
OS
-59-
6.2.16 OS
機能説明
O S コ マン ド は、 データ ア ウ ト プッ ト の動作を コ ン ト ロ ールし ま す。
構文
OS,Control
パラ メ ータ
Control
設定範囲
0 t o 3
0 =終了
1 =ス タ ート ( レ ス ポン ス 無)
2 =ス タ ート ( レ ス ポン ス 有)
3 =停止
使用例
OS,1
データ ア ウ ト プッ ト を 開始し ま す。
OS,2
データ ア ウ ト プッ ト を 開始し て経過を 返答し ま す。
OS, 2 は、 O U T P U T D A T A がME MO R Y に設定し てあ る 場合のみ有効です。
返答内容は、 下記の通り です。
OS,Frame,Conditions
Frame
出力中フ レ ーム
Conditions
0 =終了
1 =出力中
関連コ マン ド
CS,OD,RC
-60-
6.2.17 PE
機能説明
P E コ マン ド は、 データ セーブ時にC R C チェ ッ ク を 行う かど う かを 設定し ま す。
構文
PE,Packet Error
PE,?
パラ メ ータ
設定範囲
Packet Error
0 o r
1
0 =C O R R E C T
1 =D E T E C T
使用例
PE,0
データ セーブ時にC R C チェ ッ ク を 行いま す。
PE,?
現在の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
SD
-61-
6.2.18 RC
機能説明
R C コ マン ド は、 内蔵メ モリ を 切換え ま す。
構文
RC,Memory Bank
RC,?
パラ メ ータ
設定範囲
Memory Bank 1 t o 4
1 =メ モリ 1
2 =メ モリ 2
3 =メ モリ 3
4 =メ モリ 4
使用例
RC,4
内蔵メ モリ 4 を 選択し ま す。
RC,?
現在の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
FQ,OS,SD
-62-
6.2.19 RS,?
機能説明
R S , ?コ マン ド は、 R S -2 3 2 C の通信設定を 返答し ま す。
構文
RS,?
使用例
RS,?
現在のR S -2 3 2 C の通信設定を 返答し ま す。
返答内容は、 下記の通り です。
Speed,Data,Parity ,Stop bit
Speed
19200,9600,4800,2400
Data
8,7
Parity
NONE , E V E N, ODD
Stop bit
1,2
-63-
6.2.20 SD
機能説明
S D コ マン ド は、 データ セーブの動作を コ ン ト ロ ールし ま す。
構文
SD,Control
パラ メ ータ
Control
設定範囲
0 t o 3
0 =終了
1 =ス タ ート ( レ ス ポン ス 無)
2 =ス タ ート ( レ ス ポン ス 有)
3 =停止
使用例
SD,1
データ セーブを 開始し ま す。
SD,2
データ セーブを 開始し て経過を 返答し ま す。
返答内容は、 下記の通り です。
SD,Conditions,Frame
Conditions
1 =同期検出中
2 =セーブ中
3 =終了
Frame
関連コ マン ド
セーブフ レ ーム 数
FQ,PE,RC,SI,TL
-64-
6.2.21 SK
機能説明
S K コ マン ド は、 オート シーク の動作を コ ン ト ロ ールし ま す。
構文
SK,Control
パラ メ ータ
設定範囲
Control
0 o r
1
0 =停止
1 =開始
使用例
SK,1
オート シーク を 開始し ま す。 オート シーク が終了する と 受信周波数が返答さ れま す。
返答内容は、 下記の通り です。
SK,Frequency
Frequency
BAND LOW
BAND HIGH
000=76.1MHz
000=87.5MHz
001=76.2MHz
001=87.6MHz
002=76.3MHz
002=87.7MHz
1 3 7 =89.8MHz
204=107.9MHz
138=89.9MHz
205=108.0MHz
-65-
6.2.22 SI
機能説明
S I コ マン ド は、 階層3 でセーブする データ のS I を 設定し ま す。
構文
SI,SaveSI
SI,?
パラ メ ータ
SaveSI
設定範囲
0 t o 4
0 =A L L
1 =S I 4
2 =S I 5
3 =S I 6
4 =S I 4 , 5 , 6
使用例
SI,4
S I 4 , 5 , 6 のみを セーブし ま す。
SI,?
現在の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
SD
-66-
6.2.23 TF
機能説明
T F コ マン ド は、 チュ ーナの受信周波数を 設定し ま す。
構文
TF,Frequency
TF,?
パラ メ ータ
設定範囲
Frequency
0=76.1MHz or 87.5MHz
0 t o 205
1=76.2MHz or 87.6MHz
2=76.3MHz or 87.7MHz
:
:
使用例
TF,39
9 1 . 4 MH z を 受信し ま す。 ( BAND HIGHの場合)
TF,?
現在の設定を 返答し ま す。
返答内容は下記の通り です。
TF,Frequency
Frequency
BAND LOW
BAND HIGH
000=76.1MHz
000=87.5MHz
001=76.2MHz
001=87.6MHz
002=76.3MHz
002=87.7MHz
1 3 7 =89.8MHz
204=107.9MHz
138=89.9MHz
205=108.0MHz
-67-
6.2.24 TL
機能説明
T L コ マン ド は、 データ セーブ時のエラ ー訂正に使用する パリ ティ を 設定し ま す。
構文
TL,Parity
TL,?
パラ メ ータ
Parity
設定範囲
0 o r
1
0 =L O N G I T U D E
1 =T R A N S V E R S
使用例
TL,0
縦、 横パリ ティ を 使用し てデータ を セーブし ま す。
TL,?
現在の設定を 返答し ま す。
関連コ マン ド
SD
-68-
6.2.25 VR,?
機能説明
V R コ マン ド は、 本器のソ フ ト ウ ェ ア バージョ ン を 返答し ま す。
構文
VR,?
使用例
VR,?
現在のソ フ ト ウ ェ ア バージョ ン を 返答し ま す。
-69-
6.2.26 レスポンスコード表
文 字
0
1
2
3
4
7
内 容
問題無し
コ マン ド が不完全
シン タ ッ ク ス エラ ー
パラ メ ータ エラ ー
無効
Da t a n o n e
説
明
コ マン ド に誤り があ っ た場合。
構文に誤り があ っ た場合。
パラ メ ータ が設定範囲外であ っ た場合。
現在無効なコ マン ド を 入力し た場合。
データ がない場合
表 6-2 レ ス ポン ス コ ード 表
-70-