資産運用 - 日新火災海上保険

資産運用
資産運用方針
日新火災について
資産運用の概況
資産運用概況
当社は、保険料として収受した資金等の運用を行っていま
2014年度末の総資産は4,319億円となり、2013年度
す。運用する資産は、長期火災保険や積立保険等の複数年
末に対し1 3 5 億 円 増 加しました。このうち、運 用 資 産は
にわたる保険契約に対応する負債対応資産とそれ以外に区
3,899億円となり174億円の増加となりました。運用資産
分して管理しています。
の主な項目としては有価証券3,396億円となっています。
等を確実にお支払いするために、保険負債とのバランスを
に留意しつつリスク管理の面でも徹底を図り、安定的な運
考え、資産・負債総合管理
(ALM)
を行っています。ALM に
用収益の確保に努めました。利息及び配当金収入は、2013
おいては、保険負債が抱える金利リスクを適切にコントロー
年度とほぼ同額の48億円となりました。これに有価証券売
ルしつつ、高格付債券を中心として一定の信用リスクをとる
却益、積立保険料等運用益振替などを加減した資産運用収
運用を行い、安定的な剰余の価値
(運用資産価値―保険負
益は、2013年度に比べて5億円減少し37億円となりまし
債価値)
の拡大を目指しています。
た。一方、資産運用費用は、2013年度に比べて3億円減少
負債対応資産以外については、保険金のお支払いに備え
商品・サービスについて
資産運用にあたりましては、安全性、収益性および流動性
経営について
負債対応資産については、将来、保険金や満期返れい金
し5億円となりました。
る流動性の維持も考慮しつつ、安定的な収益の獲得に向け
て、投資対象の分散や資産運用の効率性の向上等に取り組
んでいます。投資にあたっては、投資対象ごとのリスク・リ
ターン特性のバランスを考慮し、債券、株式等への分散投資
業績データ
を行っています。また、保有する資産に係るリスクの軽減
や、一定のリスクの範囲内での収益獲得を目的として、為替
予約取引やデリバティブ取引も活用しています。
こうした取り組みによって、短期的な収益のブレを抑えな
がら運用収益を安定的に拡大させ、中長期的な純資産価値
コーポレートデータ
の拡大および財務基盤の健全性の維持につなげることを目
指しています。
●運用資産の推移
(単位:億円)
●運用資産の内訳(2015年3月31日現在)
預貯金:200
3,563
2011年度末
(単位:億円)
貸付金:12
土地・建物:289
3,645
2012年度末
3,724
2013年度末
合計
3,899億円
有価証券:3,396
2014年度末
3,899
0
3,
000
4,
000
日新火災の現状 2015
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