2015年 4月号 - 社会福祉法人福音会

ふくいんリハ便り
2015年4月号
社会福祉法人
福音会
「私のしたいこと」は何ですか?
私たちの生活
私たちの生活は、身の周りのことができる、趣味、生きがい、社会参加など、そ
の人にとって満足感や充実感を得ることが日々の元気につながっていきます。
しかし、年齢を重ねる・病気による心身機能の低下等で、家事や余暇活動が困難
になったり、退職や家族構成の変化で自由時間が増えるなど、生活スタイルを見直
す必要が出てきます。活動的な生活を送るためには、高齢であっても、自分にとっ
て「意味のある・したい作業」を行なえるようにしていく必要があります。
自立とは
自立とは、自ら自分で行なう力を指しますが、すべてを自分で行うことだけを指
しているわけではありません。特に高齢者では「私のしたいこと」を自らみつけ
選 択 で き 、 そ の 行 為 に 携 わ る こ と で 、 有 能 感 (「 自 分 に は 能 力 が あ る 」 と い う 感 覚
のこと)や達成感を得ることができます。有能感や達成感を得られると、主体的に
生活を送ることができます。主体的に生活ができると、心身ともに充実した生活
を送ることができ、さらに新しい「私のしたいこと」を増やすために色々なことへ
取組たいといった意欲が生まれるきっかけになっていきます。
自立に必要な支援
自 立 に 必 要 な 支 援 で は 、皆 様 の「 持 っ て い る 力( = で き る 力 )」の 見 極 め と 、で き
る力を伸ばし、発揮できるよう支援する「見守る力」が大切になります。各センタ
ーの職員は、各職種の得意分野を利用し、皆様の自立した生活を支援します。
機能訓練ではこのようなことを 目指します。
例 え ば 、「 一 人 で お 風 呂 に 入 り た い 」
もし、着衣の着脱が難しいのであれば、
という目標があった場合…
それに必要な各関節の動きがどうか、バ
①居間と浴室の間の移動ができるか
ランスを取ることはどうかなどを確かめ、
②着衣(上着衣、下着衣、靴下)を脱ぐ
必要なプログラムを計画し実施します。
ことができるか
上着衣については、センターにいらっ
③脱衣室と洗い場の間の移動ができるか
しゃる際に着てくる上着の脱ぎ着を、職
④身体を洗うことができるか
員が見守りながらご自身で行なうことな
⑤髪を洗うことができるか
ども訓練の一環になります。下着衣につ
⑥浴槽に入ることができるか
いては、トイレに行く際にも必要な動作
⑦浴槽から出ることができるか
になるので、通所時でも実際に着脱を行
⑧脱衣室で髪や身体を拭けるか
なう動作を見ながら、ご自身でできる方
⑨着衣(上着衣、下着衣、靴下)を着る
法を検討することもできます。
ことができるか
「こんなことは難しいかな…」と思う
⑩髪を乾かすことができるか
ことでも、
「 や っ て み た い 」と 思 う 気 持 ち
…など、それに必要な動作一つ一つにつ
が大切です。ぜひ、皆様の“私のしたい
いて、機能訓練指導員が、どの程度行な
こと”をお聞かせください。
えるかの評価をさせていただきます。
≪編集後記≫
桜の季節となり、お散歩やお花見の楽しみな時期になりましたね。
また、新年度になりましたので、気持ちも新たに“私のしたいこと”
を 考 え 、 一 緒 に 取 り 組 ん で い き ま し ょ う !!