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平 成 27 年 9 月 25 日
花のまちづくりコンクール
推
進
協
議
会
~花の社会性が日本を変える~
第 25 回「全国花のまちづくりコンクール」の受賞者決まる
農林水産省ならびに国 土交通省が提唱し、花 のまちづくりコンクー ル推進協議会
(会長:萩原
敏孝)が主催する第 25 回「全国花のまちづくりコンクール」がこのほ
ど開催され、全国から 1,904 点の応募がありました。
審査の結果、各賞の受賞者が別紙のとおり決定いたしました。
また、今年度は 25 回を記念して「全国花のまちづくりコンクール第 25 回記念 花の
まちづくり特別表彰」が 1 団体決まりました。
このコンクールは、平成 2 年(1990 年)に開催された国際花と緑の博覧会(花の万
博)の理念を継承し、「花のまちづくり」運動を全国的に普及啓発するために平成 3 年
度に創設されたものです。
日本各地で通りや広場、住宅街などを花や緑で、美しく潤いのある生活環境づくり
を行っている個人、民間団体、商店、企業などに加えて、公園、道路、公共施設など
の修景を自ら行い、花のまちづくり運動に積極的に取り組む市町村を対象としていま
す。このコンクールの開催を通じて、花によるまちづくりのすばらしさを世に訴え、
良好な生活環境の創出を日本全国に展開しています。
なお、表彰式は 10 月 28 日(水)11 時 30 分より東海大学校友会館(東京都千代田
区霞が関 3-2-5 霞が関ビル 35 階)にて行います。
●花のまちづくりコンクール推進協議会 構成財団
公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会 公益財団法人 都市緑化機構
一般財団法人日本花普及センター
公益財団法人日本花の会
9 月 25 日(金)
午 前 11 時
同 時 発 表
農政クラブ (農林水産省)
農林記者会 (
〃
)
国土交通記者会
(国土交通省)
国土交通省建設専門紙記者会 (
〃
)
問い合わせ先
花のまちづくりコンクール
推 進 協 議 会 事 務 局
東京都港区赤坂 2-3-6 コマツビル
公益財団法人 日本花の会
電話 03-3584-6531
E-mail: [email protected]
「花の社会性」とは花と人とのつながり、または花と社会とのつながりの中で、花が社会に
及ぼす様々なプラスの影響(コミュニティづくり、いきいきとした地域づくり、世代間の交流、
観光振興、散乱ごみの減量、環境保全、犯罪の減少など)のことをいいます。花のまちづくり
コンクールは「花の社会性」をいかした活動を顕彰しています。
第 25 回全国花のまちづくりコンクール受賞者一覧表
応募者数
1904件
市町村部門
個人部門
3
団体部門
1,624
201
企業部門
76
第 25 回全国花のまちづくりコンクール入賞者
顕彰名
花
の
ま
ち
づ
く
り
大
賞
花
の
ま
ち
づ
く
り
優
秀
賞
花
の
ま
ち
づ
く
り
奨
励
賞
部
門
受
賞
者
名
特定非営利活動法人 花と緑のまちづくり
所在地
大 農
臣 林
水
賞 産
団体部門
大 国
臣 土
交
賞 通
市町村部門
三島市
静岡県三島市
団体部門
南大塚都電沿線協議会
東京都豊島区
団体部門
大湯「パンジーの会」
秋田県鹿角市
団体部門
NPO 法人 渋川広域ものづくり協議会
群馬県渋川市
団体部門
吹込クローバーの会
神奈川県川崎市
団体部門
社会福祉法人 浄英会 恵和保育園
新潟県長岡市
団体部門
富丘広野花の会
静岡県磐田市
団体部門
宝塚フラワー会
兵庫県宝塚市
団体部門
一里山地区ふるさとづくり推進協議会
宮崎県宮崎市
個人部門
天野 和幸
静岡県浜松市
個人部門
大山 節子
香川県高松市
市町村部門
東成瀬村
秋田県東成瀬村
市町村部門
小松市
石川県小松市
団体部門
厚木市立荻野中学校
神奈川県厚木市
団体部門
社会福祉法人 速川福祉協会 速川保育園
富山県氷見市
団体部門
浜松ガーデニングクラブ「ひだまり花壇」
静岡県浜松市
団体部門
神原町花の会(花美原会)
静岡県浜松市
団体部門
笹原公園運営委員会 みどり部会
兵庫県伊丹市
個人部門
高林 やすゑ
静岡県浜松市
企業部門
浜松倉庫 株式会社
静岡県浜松市
企業部門
宮崎空港ビル株式会社
宮崎県宮崎市
公益財団法人 花と緑の銀行
富山県富山市
花
の
ま
ち
づ
く
り
コ
ン
ク
ー
ル
推
進
協
議
会
長
賞
花
の
ま
ち
づ
く
り
コ
ン
ク
ー
ル
審
査
委
員
会
賞
団体部門
高槻景観園芸クラブ
花いっぱい運動推進グループ
NPO 法人長崎鼻 B・K ネット
大阪府高槻市
大分県豊後高田市
全国花のまちづくりコンクール
第 25 回記念 花のまちづくり
特 別 表 彰
第 25 回全国花のまちづくりコンクール入選者
部門
団体
受賞者名
所在地
受賞者名
所在地
十文字環境美化を考える会
秋田県
会津若松市立東山小学校
福島県
土浦市六中地区コミュニティーセンター
茨城県
久慈郡大子町立大子西中学校
茨城県
常陸太田市立佐竹小学校
茨城県
土浦市立土浦第四中学校
茨城県
潮来市立延方小学校
茨城県
東町一丁目花の会
埼玉県
花クラブ実行委員会
神奈川県
花を植えよう会
神奈川県
とちお花企画
新潟県
長岡市立山本中学校
新潟県
大東 OTOKO 組
福井県
南地区自治振興会「花のまちづくり事業」実行委員会
福井県
家久町町づくり部
福井県
のびゆくおおむし振興会 環境部
福井県
下庄をよくする会
福井県
静岡県立浜松技術専門校
静岡県
裾野市パノラマロードを花でいっぱいにする会
静岡県
浜松市花と緑の連絡協議会
静岡県
味美町子ども会
愛知県
新町地区まちづくり協議会
愛知県
刈谷市小垣江地区自治会
愛知県
いきいき刈谷友の会 ガーデニング部会
愛知県
がまごおり花フル会
愛知県
ふれあい花の会
愛知県
咲かそうひまわり
愛知県
東員花卉くらぶ
三重県
桜花台花と緑の会
三重県
なぎさフラワーサークル
三重県
NPO 法人 にじのかけ橋
兵庫県
名塩さくら台景観緑化クラブ
兵庫県
すみよいカルチャータウンをつくる会
兵庫県
鶉野中町花家族の会
兵庫県
ガーデン苅尾
兵庫県
川西町・サークルお花畑
奈良県
長崎県島原市立第三中学校
長崎県
岡田 孝夫
群馬県
青鹿 美恵子
埼玉県
宮脇 昇一郎
神奈川県
市山 由美子
富山県
寺﨑 啓乃
富山県
益田 満智子
静岡県
磯村 孝好
愛知県
服部 啓子
愛知県
山田 京子
愛知県
森 義隆
三重県
水谷 美恵子
三重県
園田 幸男
三重県
袴田 新作・貞子
三重県
吉永 知英子
三重県
鈴木 くみ
兵庫県
末松 和佳子
兵庫県
奥川 きみ子
兵庫県
橋本 睦子
兵庫県
遠藤 禎子
兵庫県
髙木 繁嘉
兵庫県
尾花 幸雄
兵庫県
中谷 邦子
兵庫県
宮内 稔・シズヱ
福岡県
市立御前崎総合病院
静岡県
個人
NEC ソリューションイノベータ株式会社
石川県
企業
北信越支社 北陸支社
コニックス 株式会社
愛知県
第 25 回全国花のまちづくりコンクール努力賞
<若葉賞>
団体
鷹巣花と緑の会
宮城県
個人
小林 正秀・杉本 直一郎・中村 庄助
静岡県
<年輪賞>
団体
中島花壇の会
静岡県
居場 英則
奈良県
別紙2-1
受賞者の活動概要および受賞理由
●花のまちづくり大賞
受賞者名
農
林
水
産
大
臣
賞
国
土
交
通
大
臣
賞
活動概要および受賞理由
特定非営利活動法人 “今、できることから始めよう!楽しく広がる花のまちづくり”
花と緑のまちづくり
2004(平成 16)年に「今、出来ることから始めよう」を合言葉に、あまり管理されていなかった駅前
高槻景観園芸クラブ ロータリーの緑地や交差点、道路脇の植え込みなどで花壇づくりを始めました。活動を続けてきた
ことで、花壇は市内で点から線へ、さらに面へと広がっています。それらの中でも JR 高槻駅前の
(大阪府高槻市)
花壇は、花づくりには厳しい条件ですが、季節ごとに花の種類が変わり、いつでも花が絶えないよ
う工夫されていて、市民や駅利用者には好評です。
団体部門
これらの活動により市とも良好な関係が築かれ、毎年、市と共催で「花と緑のまちづくり講座」を
任されています。講座では市民に花のまちづくりに関心を持ってもらえるように働きかけてきたこと
もあって、講座修了者が活動に加わり、会員の提案で新たな花壇が地域に増えています。会員は
自主性を重んじることで、参加しやすく、楽しく活動できる体制が整い、高校生や外国人ボランティ
アの参加があるなど、市民交流などにも発展しています。
2015(平成 27)年には NPO 法人の認定を受け、ますます社会的な活動へと進化していることは
大変高く評価されます。
花いっぱい運動推進
“観賞から観光、そして地場産業へ発展”
グループ
リゾートキャンプ場周辺が、地域住民の高齢化や後継者不足から耕作放棄地となり荒廃化して
NPO 法人長崎鼻 B・K いました。これを見かねて 2007(平成19)年4 月にボランティア 5 名で「花いっぱい運動推進グルー
ネット
プ」を結成し、キャンプ場に隣接する耕作放棄地 2,900 ㎡を借り受けて開墾し、ヒマワリの種を播き
(連名応募)
花を咲かせました。その後、地域おこし連絡協議会に加入したことで協力者が増え、さらに周辺の
(大分県豊後高田市) 耕作放棄地へも活動を拡大した結果、4 年後には 36,000 ㎡まで面積が広がり、春はハナナ、夏は
ヒマワリ、秋はコスモスが咲く花畑に生まれ変わらせました。現在は 150,000 ㎡の面積でツバキや
アジサイ・スイセンなども新たに植えて、周年花が観賞できる場になりつつあります。推進グルー
団体部門
プ 13 名、NPO 法人 14 名のメンバーが中心となって活動しています。初めは花の景観づくりでした
が、種子からとれる油の生産・製造にも取組んだことで、活動は「観賞」「観光」「地場産業」へと展
開しています。新たな若い世代の人材育成・登用をはかるなど、正に「花による地域創生」の典型
ともいえ、今後の花を活かした農村再生の見本として、大変高く評価されます。
“協働で花開くガーデンシティ”
三島市
三島市の花のまちづくりは、1980(昭和 55)年に三島花の会の設立が契機となり始まりました。
(静岡県三島市)
以来、この会が中心となって市とも協力しながら、国道の沿道などで花壇活動をしていました。本
市ではこれを礎に 2011(平成 23)年から、それまでの活動を昇華、事業拡大させた施策「ガーデン
シティみしま」を掲げて花のまちづくりを推進しています。
市町村部門
この施策での活動は協働が基本となっています。市直営のみどり育苗センターでつくられた花
苗が、市内の各地にある公共や地域花壇などに植えられ、町並みに彩を添えています。特に三島
大通りと芝町通りは、特製の花のハンギングバスケットやコンテナが飾られ、花サポーターみしま
のボランティア活動で、きれいに花が咲き続けています。これにより観光交流人口は増加し、まち
には賑わいが見られます。3 年前の優秀賞受賞時よりもその成果が着実に定着、進展していま
す。
市民と市が一体となって地域の活性化、良好な環境づくり、誇りの持てるまちづくりに取組み、ガ
ーデンシティを目指して成果を上げたことは大変高く評価されます。
“都電という資産を活かした花のまちづくり”
南大塚
豊島区で進める商業の活性化と市街地整備のために、都電荒川線の大塚駅から向原駅までの
都電沿線協議会
沿線に植えてあった 100 本のバラを活かすこととなりました。“都電とバラ”という新たな名物をつく
(東京都豊島区)
ることで、地域の活性化を目指して、2006(平成 18)年より花壇づくりに取組んでいます。
100 株から始まった沿線の緑化は、現在では 500 種 710 株となり、都内でも有数のバラロードと
なりました。2008(平成 20)年には「南大塚都電沿線協議会」を組織し、商店街や地域住民が一緒に
団体部門
なった活動を展開しています。街の中でも悪化しやすい場所の景観や環境が改善され、そればかり
か子どもや高齢者が活動にも加わって地域の活性化をもたらし、植物残渣のリサイクルなど環境保全
の取組みにもチャレンジしています。
商店街と都電沿線をつなぐ花の回遊ルートができたことで来訪者が増えるなど、前回受賞時よりも
地域資産と花を活かした町づくりが格段に進展していることが認められ大変高く評価されます。
別紙2-2
全ての受賞者の画像は日本花の会のホームページより(http://www.hananokai.or.jp)ダ
ウンロードできます。
(9 月 25 日午前 11 時より)
団体部門
特定非営利活動法人花と緑のまちづくり 高槻景観園芸クラブ (大阪府高槻市)
花
の
ま
ち
づ
く
り
大
賞
・
農
林
水
産
大
臣
賞
団体部門
花いっぱい運動推進グループ NPO 法人長崎鼻 B・K ネット (大分県豊後高田市)
市町村部門
三島市 (静岡県三島市)
花
の
ま
ち
づ
く
り
大
賞
・
国
土
交
通
大
臣
賞
団体部門
南大塚都電沿線協議会 (東京都豊島区)
別紙2-3
●花のまちづくり優秀賞
受賞者名
大湯「パンジーの会」
(秋田県鹿角市)
団体部門
NPO 法人 渋川広域
ものづくり協議会
(群馬県渋川市)
団体部門
推
進
協
議
会
長
賞
吹込クローバーの会
(神奈川県川崎市)
団体部門
社会福祉法人浄英会
恵和保育園
(新潟県長岡市)
団体部門
活動概要および受賞理由
国の特別史跡である大湯環状列石に隣接している休耕地
4,000 ㎡で、2006(平成 18)年から花壇づくりをしています。地域
を元気にしたいという思いが花壇づくりとなり、花壇の見学者の
増加や地域コミュニティのコアになるなど、活動の成果が見ら
れます。現在は地元大湯小学校全児童と一緒に花植えを行
い、情操教育の場としても利用されるなど、地域に密着した活
動の輪が徐々に広がりを見せています。
四季折々に咲かせる花のすべてが、播種や株分けから増し
た自家生産苗で、来園者を迎え入れる看板や興味を抱いた花について、花の名前が一目でわか
るようにそれぞれに名札を付けるなど、来園者に喜んでもらえるよう工夫していることや地域にあ
る施設などに余剰の花苗を配布するなど、花のまちづくりの普及と定着に取り組み、地域に根付い
た活動が高く評価されました。
2000 年(平成 12)年から国道の中央分離帯や小野池あじさい
公園で花のまちづくりに取組んでいます。環境美化のために植
栽したアナベル(市の花はアジサイ)が咲くようになり、投棄ゴミ
が減少し、市の玄関口に相応しい景観になりました。管理は国
や市と協定を結び、近隣の住民や企業の社員も参加していま
す。県内外からの視察も多く、苗の配布や栽培指導も行ってい
ます。
小野池公園では、あじさいガイドや散策路の整備などを行
い、会が植えた桜が育ち、さくら祭りも開催されるようになりました。園児と一緒に種から花苗を育
てて活用する花のゆりかご事業、ゴーヤ苗の配布やグリーンカーテンの指導、実ったゴーヤと地
元名物のこんにゃくとをアレンジした料理の開発・普及にも取り組んでいます。花と地域性を活か
し、将来を見越してそれぞれを組織的につなぐ活動が高く評価されました。
2011(平成 23)年から幹線道路の交差点に面した花壇で、花
のまちづくりに取組んでいます。「きれい」「さわやか」「癒し」を
コンセプトに掲げた花壇は、交差点で信号を待つ人々の心に安
らぎを提供しています。市民の関心も高く活動範囲も徐々に拡
がり、市の事業「緑の景観づくり」でも軸線の一つに位置づけら
れた模範的な取組みとして、多くの人が視察に訪れます。土づ
くりには家庭の生ごみが活用され、花壇づくりは完全無農薬に
するなど環境に配慮した活動になっています。研修会などを通
じた出会いを大切にし、高校生をはじめ他団体との連携を深め、お互いが力を発揮することで楽し
みながら補完し合う関係ができています。低予算・省力であるにも関わらず、安心感がある魅力的
な街並み形成に寄与しており、都市型の模範的な市民活動として高く評価されます。
園児たちが季節の旬を感じて遊び、大人と楽しさを共有したこ
とのある子どもは、一生涯自然に関心を持ち続けられるという考
えのもと、感性を養う大切な乳幼児期に植物を通じて発見や感
動、喜びを体験ができる環境づくりを目指して 1982(昭和57)年か
ら取組み始めました。今では保育園の園庭、園舎を含め 4,150 ㎡
で園児を含む 385 人が花づくりを楽しんでいます。
一年中花が絶えないような植物選び、園児の年齢に合わせて
日々観察ができるような配置により、花づくりがうまく園の生活の
中に取り入れられていいます。“里山の自然を取り戻そう”をスローガンに、園内にコナラ、サクラ、
リンゴなどを植えたり、種を蒔いた苗木が育てられたりしています。これらの活動は園の教育方針
が親や地域に広く受け入れられている証拠であり、花や緑を取り入れた教育は、保育園や幼稚園
の花育の優秀なモデルとなりえ、高く評価されます。
別紙2-5
●花のまちづくり優秀賞
受賞者名
富丘広野花の会
(静岡県磐田市)
団体部門
宝塚フラワー会
(兵庫県宝塚市)
団体部門
推
進
協
議
会
長
賞
一里山地区ふるさと
づくり推進協議会
(宮崎県宮崎市)
団体部門
天野 和幸
(静岡県浜松市)
個人部門
活動概要および受賞理由
1995(平成 7)年より旧豊田町の花いっぱいコンクールに参加
したことがきっかけで活動を始めました。県道の交差点約300㎡
の花壇づくり取組んでいます。メンバーは 6 人で「花づくりは心
づくり」をモットーに、町には花が、花好きの人々が、心豊かな人
たちがいっぱいになるように願いながら活動しています。
その年ごとに花壇のテーマを決めてデザインし、一年中花が
いっぱいに咲いて、見に来てくれた人たちが楽しみ、褒めてもら
えることを活動の原動力にしています。鮮やかな花で演出、維
持する技術が優れており、美しい景観づくりに大きく寄与しています。また、子育てグループと花の
寄植えづくりイベント、老人ホーム花の会と花を介した交流などもしており、一連の取組みが高く評
価されました。
宝塚フラワー会が花壇づくりをしている安倉フラワーガーデン
は、阪神淡路大震災の仮設住宅跡地で、2009(平成 21)年に宝
塚市からの依頼もあって、ここで会の花壇づくりや花苗づくりが
始まりました。「種まいて地域に咲かす愛の花」をスローガン
に、市や各種団体と連携しながら活動しています。
安倉フラワーガーデンは活動初年から市の地域緑化モデル
地区に認定され、花壇づくりと他の市民花壇に植える花の育苗
と研修施設としても活用され、そのすべてをこの会が任されて
います。アイディアいっぱいの工夫された栽培技術は卓越していて、花壇づくりのいい見本にもな
っています。作業時には行政、住民、中学生が参加するなど、花のまちづくりの普及啓発もこの会
が担っています。行政や活動市民からの信頼も厚く、これらの一連の活動は高く評価されます。
農村地域の美しい景観となっているシバザクラは、宮崎市に
合併した 2007(平成 19)年から、この協議会が地域の道路に沿
った遊休地(2 ㎞)や付帯する農地、自宅通路などに植えたもの
です。花が見事に咲くようになり、シバザクラ祭りの期間中に
は、約 1 万人の見学者が訪れるほどになりました。メンバーは
自分たちが毎日利用する道だから自分たちできれいにしよう
と、始めたことがきっかけでしたが、その美しさに魅せられ、農
地・水・環境保全向上対策事業の補助金を活用して、2 つの地区
の協働、共同、連携が生まれて一里山地区とし、さらに隣接自治体との連携もあって、シバザクラ
を植え足しながら活動が拡大しています。
苗の生産、植栽、管理までの全てを地区内の住民が行い、地区ぐるみで活動が継続しており、自
らの力で地域を活性化するモデル的な取組みとなっていることが高く評価されました。
17年前に49歳で亡くなった妻への感謝と供養のため、心の癒
しの花園を目標に 4,000 ㎡の茶畑を開墾し、千株のバラを植え
たことが活動の始まりです。平面的なバラ園ではなくアーチや
城、塔など、立体的な仕立て方を取り入れた独創的で見応えの
あるバラ園づくりを目標に取組んできました。現在はバラ以外の
時期にも観賞できるよう、早咲きの桜や花桃、クリスマスロー
ズ、百合、菊なども取り入れて、長期間花が楽しめる花の苑づく
りを進めていて、年間1 万人以上が訪れ、憩いと交流の場となっ
ています。
また、園児たちが花や緑に親しめるよう花桃のトンネルやユリの迷路を設けたり、種子から育成
した花桃の苗木を県ボランティア協会に無償提供して東日本大震災被災地に植栽したりなど、年ご
とに新しい活動も取組んでおり、苑の充実や活動の発展がみられる点が高く評価されました。
別紙2-5
●花のまちづくり優秀賞
受賞者名
大山 節子
(香川県高松市)
推
進
協
議
会
長
賞
個人部門
活動概要および受賞理由
1999(平成 11)年からオープンガーデンを通じた花のまちづく
りに取組んでいます。現在の自宅はオープンガーデンの開催を
前提に設計され、寄せ植え講習ができるスペースやカフェなど
も整えられています。庭は寄植えで磨かれたセンスが発揮さ
れ、空間をうまく活かして宿根草を中心にバランスよく配植さ
れ、訪れる人を魅了しています。
自宅開催の寄植え教室や県内外のオープンガーデンツアー
の人気が高く、花の盛りに行うグループホーム入居者の招待で
は高齢者が楽しみにしています。かがわフラワーマイスターにも認定され、県内の花づくり講習会
や花づくりグループの指導も行っています。
花の伝道師となって花の魅力を多くの人に伝え、地域を越えた花の交流を盛んにする活動に積
極的に取組んでおり、花のまちづくりへの意識の高まりに貢献している点が高く評価されました。
●花のまちづくり奨励賞
受賞者名
東成瀬村
(秋田県東成瀬村)
市町村部門
小松市
(石川県小松市)
市町村部門
審
査
委
員
会 厚木市立荻野中学校
賞
活動概要および受賞理由
東成瀬村は秋田県の南東端に位置し豪雪地帯として知られています。人口は約 2,700 で村の面
積の 93%を森林原野が占め、その約半分が国有林です。花のまちづくりは地域環境美化と美しい
自然の保護を目的に 2002(平成 14)年から取組まれています。
全村で「花やかなるせ推進事業」が展開され、28 団体 42 ヶ所の花壇に 16,700 本の草花が植えら
れ、地区単位で花壇づくりがされています。村主催の花壇コンクールは、地域のコミュニティ活動に
も繋がっています。また、花苗の育苗と配布を行い、住民と一緒に子どもたちが参加して国道沿い
や施設の周辺にキバナコスモスを植えて、施設利用者や行きかう人々には好評です。緑豊かで花
のある景観を創出している取組が評価されました。
県西南部に位置する県下第 3 の都市で、人口は約 10.8 万。花のまちづくりは 2000(平成 12)年よ
り取組んでいます。
2000 年より「フラワータウン推進事業」として町内会、学校、保育園等を対象に約 100 団体に花苗
の支給等を行ってきました。2015(平成 27)年に北陸新幹線が金沢駅まで開業し、全国植樹祭会場
が当市になったことから、2013(平成 25)年には従来の花のまちづくりを発展させた「フローラルこ
まつ」を市の主要事業としました。「花と緑があふれるやさしいまちづくりを市民共創で取組む」こと
を理念に、市民と行政が一体となって取組んでいることや講習会やコンクールを実施し、花飾りの
レベルアップやリーダーの養成など、住民活動を支援している実績などが評価されました。
生徒数 676 名、職員数 33 名の学校で、1970(昭和 45)年から校内で花や緑による美化活動を始
め、職員、生徒、PTA 等が校内で四季折々の草花を植えています。学校外周につくられた 300 株の
(神奈川県厚木市)
アジサイロードは学校のシンボルとして環境づくりに役立っています。また、地域住民と協力して桜
の植栽活動や里山の保全活動、外来植物の駆除、神社の清掃ボランティアなどの校外活動にも積
団体部門
極的に取組んでいます。
花や緑に関係する各種団体との連携で活動範囲を増やし、その経験を校内活動に還元すること
により、学校を拠点として生徒達が自主的に参加できる体制づくりが進められており、花が中学校
と地域を結ぶ架け橋となっていることなどが評価されました。
「自然を十分に生かして心と身体をよりよく伸ばそう」の保育理念のもとに、小さい頃から植物に
社会福祉法人
興味や関心を持ち、人と人の触れ合いを通して、慈しみ、思いやる心、命の大切さを育む機会にな
速川福祉協会速川保 ることを願い活動しています。
育園
1963(昭和38)年から園内いっぱいの花壇づくりを行い、心豊かな子育てを実践しています。園を
(富山県氷見市)
一般開放することで地域内外の人たちや卒園児などが気軽に立ち寄れ、花を介して地域内の交流
が生まれています。寄せ植え体験、お年寄り対象のお招き会、小中学生とのふれあいなど行い、
団体部門
開かれた長期継続の取組みがされ、地域の花づくりの拡大にも貢献している点などが評価されま
した。
別紙2-6
●花のまちづくり奨励賞
受賞者名
浜松ガーデニングクラ
ブ「ひだまり花壇」
(静岡県浜松市)
団体部門
神原町花の会
(花美原会)
(静岡県浜松市)
団体部門
笹原公園運営委員会
みどり部会
(兵庫県伊丹市)
審
査
委
員
会
賞
団体部門
高林 やすゑ
(静岡県浜松市)
個人部門
浜松倉庫 株式会社
(静岡県浜松市)
企業部門
宮崎空港ビル
株式会社
(宮崎県宮崎市)
企業部門
活動概要および受賞理由
浜名湖花博 2004 でボランティア活動したメンバーが、花と緑のまちづくり意識と園芸知識・技能
の向上を継続するために立ち上げたグループで、園芸講座の修了者 25 名で 2004(平成 16)年よ
り活動しています。花壇づくりは公園内および隣接する公道沿いなどの 3 ヶ所、合計 90 ㎡で行
い、そこに植える花苗の約4,500 本は自家育苗しています。年間活動計画を作って会員に周知し、
花壇づくりは無理のない活動をモットーに当番制で分担しています。また、市や県の行政と連携を
図りながら花や緑のまちづくりに取組んでいる点などが評価されました。
2007(平成 19)年から地域内の休耕地で花壇づくりをしています。町制 50 周年を機に策定され
た「まちづくり構想」をもとに会を結成し、2008(平成 20)年 3 月からは住民有志による団体となりま
した。町内の主要施設(公民館、市民センター)や住宅地区および通行の多い県道および市道に
隣接した区域の休耕地を地権者から無償で借受けて花壇づくりを続けています。
現在では 1,500 ㎡の敷地にコスモス、ポピーなどの単一種類の花壇や多種類の草花を植えた
28 ヶ所の花壇をメインに活動するとともに公民館や児童会などと連携するなど、世代を超えた地
域交流や仕組みづくりが評価されました。
2006年(平成18)に防災公園を兼ねた市民の憩いの場として笹原公園が整備され、公園利用者
に潤いのある憩いの場づくりを目的に、園内にある 9 ヶ所で参加ボランティア約 100 人が花壇づく
りをしています。
園内に植えられている草花は全て自家生産した苗を植えています。みどり部花グループのメン
バーを 3 班に分け、9 ヶ所の花壇を管理することで花も会員もいきいきしています。余剰苗は付近
の小学校や自治会などに提供することで、緑の輪が広がりを見せているなど、一連の活動が評
価されました。
退職を機に 2003(平成 15)年から自宅前の遊休農地で花のまちづくりに取組んでいます。四季
の花が立体的に組み合わせられた敷地は常時開放され、地域のモデル花壇となり、近隣にも影
響して花を植える家庭が増えています。2008(平成 20)年からはオープンガーデンの仲間とともに
地域の公会堂で花壇づくりも始めました。
オープンガーデンの役員として活躍するほか、浜松フラワーパークでの親子園芸教室の講師
や小学校花壇のボランティア、朝顔の栽培指導などを務めています。地域の花のまちづくりを推
進しており、その波及成果がみられる点が評価されました。
明治 40 年創業の総合物流の会社で、1996(平成 8)年にレストラン「マイン・シュロス」の開業を
機に花のまちづくりに取組み始めました。地元生産者との連携や専門家の指導を通じて、社員自
らが計画、植付け、管理に携わることで「わたしの庭」という意識づけに成功し、社員全体の活動
にも繋がっています。地域の憩い、コミュニケーション拠点を目指して敷地は開放されており、近
隣の住民や保育園、老人ホームの方々も「わたしの庭」という感覚での交流が生まれています。
「わたしの庭」という意識の拡がりがまちづくりにつながった点が評価されました。
宮崎空港を管理する会社で、空港内18,000 ㎡や周辺沿道600mで、空の玄関口として観光宮崎
にふさわしい花と緑に溢れた施設・環境づくりに 1990(平成 2)年から従業員が一丸となって取組
んでいます。
創業者の「大地に絵を描く」という思想を受け継ぎ、ブーゲンビリアを活用して全県公園化を目
指したのが活動を始めた契機となりました。2011(平成 23)年には自治体と空港周辺の企業とで
「宮崎空港線修景美化推進協議会」を立ち上げボランティアで周辺美化の維持を図り、2014(平成
26)年には各団体や企業 116 団体が連携して活動できるように「花ボラネット宮崎」を発足し、県内
全域の花のまちづくりを牽引しており、その地域貢献が評価されました。
別紙2-7
●全国花のまちづくりコンクール第 25 回記念 花のまちづくり特別表彰
1.
表彰の趣旨
花のまちづくりの普及啓発と地域への定着、当コンクールに長年にわたり協力を続け、その実績が顕著な地方自治体な
らびに団体を対象に特別表彰するものです。
2. 表彰対象
長年にわたり推薦応募等の協力があり、そのうちから受賞者を多く輩出している地方自治体ならびに花のまちづくり推進
団体とします。
3. 表彰
花のまちづくりコンクール推進協議会長
受賞者名
公益財団法人
花と緑の銀行
(富山県富山市)
活動概要および受賞理由
花と緑の銀行が主催する富山県花のまちづくりコンクールは、初回から本コンクールと連携し、
この10年の応募累計は2,710件と都道府県別では最多です。大賞受賞者数については20件あり、
全部門から輩出し、これも都道府県別で最多数を誇ります。また、大賞以外の入賞者も多く、それ
ぞれが受賞後も高いレベルで活動を継続し、県内での花のまちづくりの普及、定着を担っており、
表彰趣旨等に合致することから特別表彰の授賞が決定しました。
【花と緑の銀行】
昭和48年5月の設立以来、富山県内が花と緑に満ちた潤いのある社会になるよう、“花と緑の県
づくり”を 42 年間にわたって推進しています。組織体系も独自性があり、まるで銀行のように本店
(事務局)、支店(市町村)、地方銀行(校下単位、頭取、グリーンキーパー認定)という体制がとら
れ、県下全域で花のまちづくりが定着、発展しています。
■過去の大賞受賞者の近影
高波花と緑の推進協議会(団体部門)
第 13 回花のまちづくり大賞
農林水産大臣賞受賞
小杉花作り同好会(団体部門)
第 22 回花のまちづくり大賞
国土交通大臣賞
南砺市(市町村部門)
第 24 回花のまちづくり大賞
農林水産大臣賞
花 のまちづくり優秀事例発表会 (2015)
2015 年10 月27 日( 火)
12:00
12:50
13:00
13:15
● 開場および受付開始
● 開会・開会あいさつ
● 第 25 回全国花のまちづくりコンクール審査結果報告
● 花のまちづくりコンクール優秀事例発表
市 町 村 部 門
三島市(静岡県三島市)
団
体
部
門
特定非営利活動法人花と緑のまちづくり 高槻景観園芸クラブ(大阪府高槻市)
団
体
部
門
花いっぱい運動推進グループ、NPO法人長崎鼻B・Kネット(大分県豊後高田市)
団
体
部
門
南大塚都電沿線協議会(東京都豊島区)
15:15
(休
15:30
● 全国花のまちづくコンクール第 25 回記念 特別講演
1. 全国花のまちづくりコンクールの 25 年を振り返って
憩)
比嘉照夫(全国花のまちづくりコンクール 審査委員長)
16:00
2. 富山県が目指す花のまちづくり(仮)
公益財団法人花と緑の銀行(全国花のまちづくりコンクール第 25 回記念 花のまちづくり特別表彰 受賞団体)
花と緑の銀行は花と緑に満ちた潤いのある社会を目指し、県内を花と緑で創造する推進母体とし
て 1973(昭和 48)年に設立されました。以来、県民と一緒になって花のまちづくりを展開し、そ
の結果、本コンクールにおいては都道府県別では一番多く大賞受賞者を出しています。
16:50
17:00
● 全国花のまちづくり長岡大会の開催案内
●閉 会
事情により発表内容が変わる場合もあります
参加費
無 料
定
員
200 名(定員になり次第締め切ります)
会
場
日比谷図書文化館
(地下 1 階コンベンションホール)
東京都千代田区日比谷公園 1-4 TEL03-3502-3340
地下鉄
≪日比谷線・丸ノ内線≫ B2 出口より徒歩 3 分
≪千代田線≫C4 出口より徒歩 3 分
◆
参加のお申込み
事務 局
この地図は日比谷図書文化館からの掲載の許可を頂いております
公益財団法人 日本花の会
http://www.hananokai.or.jp
E-mail: hananokai@komatsu.co.jp
◆
お問い合わせ先
〒107-8414
東京都港区赤坂 2-3-6 コマツビル TEL 03(3584)6531 FAX 03(3584)7695
提唱 農林水産省・国土交通省
25
第
回 (2015)
全国花のまちづくりコンクール表彰式
2015年10月28日(水)
11:30
12:15
12:30
●
●
●
●
●
●
●
開会あいさつ
推進協議会長 萩原 敏孝
来賓祝辞
農林水産大臣ならびに国土交通大臣
賞状授与
コンクール審査講評 審査委員長
比嘉 照夫
謝 辞
受賞者代表
閉 会
交流会
同会場にて立食形式 (会費 3,000 円 14:00 まで)
35 階 望星の間
※交流会費は郵便振替にて事前にお支払い下さい。
口座番号:00140-5-90086 加入者名:公益財団法人日本花の会
場 東海大学校友会館(富士の間)
会
霞が関ビル 35 階 同会館(富士の間)
〒100-6035 東京都千代田区霞が関 3-2-5
霞が関ビル 35F
TEL 03(3581)0121
地下鉄
≪千代田線≫虎ノ門駅 11 番出口より徒歩 3 分
≪丸の内線≫霞ヶ関駅 A4 番出口より徒歩 8 分
≪日比谷線≫霞が関駅A13 番出口より徒歩 5 分
主
催
花のまちづくりコンクール
推進協議会
(公財)国際花と緑の博覧会記念協会
(公財)都市緑化機構 (一財)日本花普及センター (公財)日本花の会
◆
参加のお申込み
事務 局
◆
お問い合わせ先
〒107-8414
公益財団法人 日本花の会 http://www.hananokai.or.jp
E-mail: hananokai@komatsu.co.jp
東京都港区赤坂 2-3-6 コマツビル TEL 03(3584)6531 FAX 03(3584)7695
………………………………………参加申込書……………………………………………
「花のまちづくりコンクール表彰式および花のまちづくり優秀事例発表会」に参加を希望される方は、該当する
項目にレ印を記して、この申込書をファクシミリまたは郵便で、日本花の会事務局までお送り下さい。
参
加
者
10 月 27 日(火)
10 月 28 日(水)
氏名(ふりがな)
所属
□ 事例発表会
□ 表彰式
□ 交流会
氏名(ふりがな)
所属
□ 事例発表会
□ 表彰式
□ 交流会
氏名(ふりがな)
所属
□ 事例発表会
□ 表彰式
□ 交流会