2015.09.18 輸送貨物の固縛ベルト用張力計を共同開発

平 成 27 年 9 月
輸送貨物の固縛ベルト用張力計を共同開発
山九株式会社(本社:東京都中央区勝どき、代表取締役社長:中村公一)は、バンドー化学株
式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:吉井満隆)と、輸送貨物の固縛ベルト用張力
計 を 共 同 開 発 い た し ま し た 。( 特 許 出 願 済 : 特 願 2015-27693)
本製品は固縛用ベルトが輸送貨物を固定する力(張力)を測定できるデジタル張力計で、多様
なベルトの張力を測定でき、デジタル値で管理できます。輸送貨物によって固縛ベルトが交差
し て い る 状 態 で も 張 力 の 測 定 が 可 能 で 、最 大 張 力 測 定 能 力 は 19,600N と 高 張 力 測 定 が 可 能 で す 。
近年、物流業界ではトラック輸送や鉄道輸送、海上コンテナ輸送等、輸送環境の多様化に伴い
輸送中の振動や衝撃による荷崩れ、物損事故が問題となっています。その原因は様々あるもの
の、大きな原因の一つとして、貨物の固縛時における締め付け力の確認を全て人の感覚で行っ
て い る こ と に あ り ま し た 。そ の た め 、個 人 差 や そ の 時 々 に よ っ て バ ラ つ き が 生 じ て い ま し た が 、
今回開発した張力計の導入により、高い精度で固縛用ベルトの張力を数値管理でき、輸送貨物
の 荷 崩 れ の 原 因 の 一 つ で あ る 張 力 不 足 を 防 ぎ 、輸 送 の 信 頼 性 を 高 め る こ と が 可 能 に な り ま し た 。
今 後 は 、山 九 グ ル ー プ の 各 物 流 拠 点 で 評 価・検 討 を 行 い 2016 年 10 月 の 販 売 開 始 を 予 定 し て お
ります。これからも山九グループはお客様に貢献の出来る商品開発を進めてまいります。
【製品概要】
販 売 時 期: 2016 年 10 月 予 定
金
額: 未 定
寸
法: 160×80×80mm
本体材質:樹脂
測定対象:ラッシングベルト
固縛資材
(ワ イ ヤ ー ロ ー プ 、 帯 鉄 、 一 部 の ベ ル ト は 除 く )
測 定 範 囲 : 490N~ 19,600N
装 置 自 重 : 1.5kg
そ の 他: 電 池 式 、 デ ー タ 蓄 積 可 能 、 マ イ ク ロ SD 対 応
特 許 出 願 済 ( 特 願 2015-27693)
本 件 に 関 す る 問 い 合 わ せ 先 : 山 九 (株 )
総 務 ・ CSR 部
製品に関する問い合わせ先:山九(株)技術・開発部
広報 G
03-3536-3902
技術開発 G
093-645-7262