2015 年 6 月 2 日 太陽光エネルギーだけで世界一周飛行に挑む世界初の機体が日本に一時寄港 -シンドラーとソーラー・インパルス、持続可能なモビリティを共に推進- 6月1日未明、ソーラー・インパルス 2 がハワイに向かう途中、愛知県の名古屋(小牧)空港に、 一時寄港しました。この世界一周飛行の挑戦は、共同創始者である、ベルトラン・ピカール及 びアンドレ・ボルシュベルグが率いる過去に例を見ない初の試みです。この過去に例の無い、 化石燃料を一切使用しない世界一周飛行の挑戦は、2015 年 3 月 9 日に、アブダビから始まり ました。 ソーラー・インパルス 2 には、昼間、エネルギーを発生するための計 17,000 個の太陽電池セルと、夜 間使用する電気を貯蔵するための重量 2,077 ポンド(約 942kg)のリチウム式バッテリーとが搭載され ています。ソーラー・インパルス 2 はこれまでに、かつて太陽エネルギー式飛行機が完遂したこのない 世界一周飛行に要する計 13 飛行区間の内、既に 7 区間の飛行を完了しています。 ソーラー・インパルス 2 に与えられた使命は、改革、開拓者精神といったものが、如何に世界を変革で きるのかを実践して見せることにあります。ソーラー・インパルスプロジェクトの主要パートナーの一員 であるシンドラーは、未来に向けた、この先見性と革新性の精神を共有しています。エレベーター、エス カレーター及びムービング・ウォークの世界有数のメーカーとして、シンドラーは、人々が未来都市にお けるモビリティの考え方(アーバン・モビリティ)の限界点をさらに拡大しようとしています。 ソーラー・インパルスの創始者であり、会長でもある、ベルトラン・ピカールは、前衛的な企業が持続可 能な開発を如何に手がけているのかについての重要な参考例として、シンドラーの関与を歓迎してい ます。「シンドラーはソーラー・インパルスの単なるパートナーではなく、グローバル企業が産業や経済 的な発展や仕事を創造する点において、クリーン・テクノロジーの限りないポテンシャルをますます理解 していることを証明している点です。」 シンドラー・エレベータ社長のフィリップ・ブーエは、「日本におけるシンドラーの代表として、ソーラー・イ ンパルスチーム全員を暖かくお迎えしたいと思います。彼らの日本での滞在期間は短いものですが、 彼らがこの地に降り立ったことは、長く記憶にとどまることでしょう。ソーラー・インパルスが手がける挑 戦は、持続的な社会形成に真剣に取り組んでいる日本に共鳴するものがあります。」と話しました。そ して、「シンドラーにとって、ソーラー・インパルスとのパートナーシップは、最小限のエネルギーで人々 を安心且つ安全に移動するための先進的な革新性という我々の探求を見事に具現化しています。ベ ルトラン、アンドレ、そしてソーラー・インパルスチーム全員が、より少ないエネルギーでより数多くの 人々を安全に移動するという、ライフスタイルを一変するような技術の弛まない追求をもって、私達を刺 激し続けてくれています」と締めくくりました。 ソーラー・インパルスは、太平洋上空の天候が回復次第ハワイに向け、今回の挑戦における最大の難 関である太平洋横断の旅を続けます。 この世界一周飛行挑戦の近況については、引き続き http://www.schindler.com/solarimpulse を御覧く ださい。 以上 ソーラー・ ソーラー・インパルスについて インパルスについて スイス人として草分け的存在のベルトラン・ピカール(社長)とアンドレ・ボルシュブルグ(CEO)は、昼夜を問わず 燃料或いは排気ガス無しに飛行可能な初の飛行機、ソーラー・インパルスの創始者であり、パイロット兼強力な 推進役でもあります。さらに、ソーラー・インパルスは、太陽光エネルギーだけで世界一周に挑戦する初の機体と なります。とりわけ、パートナーである、シンドラー、ソルベイ、オメガ、ABB、グーグル、アルトラン、バイエル・マテ リアル・サイエンス、スイスリー・コーポート・ソリューション、スイスコムに支援を受けながら、ソーラー・インパルス は、未知の領域開拓及び再生可能なエネルギー分野における歴史に残る試みに挑戦しています。ソーラー・イン パルスはまた、空飛ぶ実験室でもあり、今日直面している様々な課題を克服できる革新的な技術ソリューション に向けた布石を投じています。そして、それこそが、私たち一人ひとりが日常的に、先駆者となるよう促すビジョン そのものなのです。 太陽光エネルギー式飛行機として初めて夜間飛行を実現した、初代ソーラー・インパルスの試作機が打ち立てた 計 8 個に登る世界記録を擁しながら、このチームは、炭素素材製の一人乗り飛行機を作り上げました。それは、 長さ 72 メートル(B747 のそれよりも大きい)、クルマ台分に相当する重さわずか 2,300 キログラムの主翼を備え ています。さらに、それには、計 17,248 個の太陽電池が組み込まれており、再生エネルギーにより、計 4 個の電 気モーター(各 17.5 CV)を駆動します。昼間は、重さ 633 キログラムのリチウム電池を充電し、これにより、この 飛行機は、夜間飛行が可能となり、実質的に、昼夜を問わず飛行ができるのです。 シンドラーエレベータについて シンドラーエレベータ株式会社は、1954 年に設立された日本エレベーター工業株式会社を前身として、1991 年 に誕生しました。エレベーター、エスカレーター、動く歩道の設計、据付からメンテナンスまで、安全を最優先に高 品質で幅広い製品・サービスをお客さまにご提供しています。 ### 本件に関するお問い合わせ先: シンドラーエレベータ株式会社 広報部 電話:03-5646-5476 (直通) ファックス:03-5646-5371
© Copyright 2024 ExpyDoc