設計要領第三集 トンネル (4)トンネル非常用施設編

新 旧 対 照 表
設計要領第三集 トンネル
NEXCO 試験方法
(4)トンネル非常用施設編
第2編 アスファルト舗装関係試験方法
平成27年7月
設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設
現行(設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設 平成26年7月版)
新旧対照表(1/4)
改定(設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設 平成27年7月版)
(4)トンネル非常用施設
(4)トンネル非常用施設
平成 26 年 7 月
平成 27 年 7 月
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
解
説
設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設
現行(設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設 平成26年7月版)
2-4 非常用施設の配置計画
新旧対照表(2/4)
改定(設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設 平成27年7月版)
2-4 非常用施設の配置計画
トンネル非常用施設の配置計画にあたっては,「2-3 非常用施設の設置基準」に応じ,表2.3に示す設置位置および間隔を
標準とする。
トンネル非常用施設の配置計画にあたっては,「2-3 非常用施設の設置基準」に応じ,表2.3に示す設置位置および間隔を
標準とする。
表 2.3 非常用施設の設置位置および間隔
表 2.3 非常用施設の設置位置および間隔
設置間隔等
設置間隔等
設置位置
非常用設備
設置間隔
200m
押しボタン式通報装置 *-2)
原則として走行車線側の側壁部に片側設置とする。
50m
原則として側壁部に片側設置とする。
25m又は
50m程度 *-4)
火災検知器 *-3)
非常警報
装置
トンネル入口
情報板
トンネル内
情報板
消火栓
車道面上1.0m程度
原則として,側壁部に片側設置する。
50m
車道面上1.0m程度
200m程度
トンネル本体工編を参照すること。
25m又は
50m程度
トンネル内
情報板
消火器 *-4)
トンネル両坑口に設置する。
無線通信
補助設備
その他の設備
トンネル
全延長
トンネル両坑口付近,非常駐車帯,非常口に設置す
る。
側壁上部に片側設置とする。
水噴霧ヘッド
4∼5m程度
車道面上6m程度
原則として走行車線側(監視員通路部)とし,走行
車両を追う向きに設置する。
120∼200m程度
監視員通路面上2.5m程度
車道面上1.0m程度
原則として,側壁部に片側設置する。
50m
車道面上1.0m程度
灯具の下端が通路面上1.8m
程度
200m程度
器具芯で車道面上1.5m程度
200m程度
器具芯で車道面上1.5m程度
非常口の反対側の側壁に設置する。
両側壁部に対で設置する。
トンネル換気編を参照すること。
トンネル本体工編を参照すること。
750m程度
トンネル本体工編を参照すること。
トンネル両坑口付近,トンネル内側壁部に片側設置
する。
200m程度
漏洩同軸
ケーブル
走行車線側の照明灯具の直下の側壁部に設置する。
トンネル
全延長
坑口電話
トンネル両坑口に設置する。
ラジオ再放送設備
拡声放送設備
水噴霧設備
監視装置
50m
両側壁部に対で設置する。
給水栓 *-7)
タイプA
監視員通路上1.5m程度
原則として側壁部に格納箱を設置し,その内部に2
本1組として設置する。
誘導表示板(A)
*-5)
避難連絡坑
*-6)
電話BOX:監視員通路又は監
査廊面と同一面
表示灯:監視員通路又は監査
廊面上2.0m程度
トンネル内非常駐車帯に設置する。
避難連絡坑の両側側壁に設置する。
誘導表示板(B)
設置高さ
原則として,坑口付近で運転車が表示内容を十分視認し,安全に停止
できる位置に設置する。
非常口表示灯
非常口案内
表示板
排煙設備
または
避難通路
その他の設備
坑口電話
壁面上部に設置する。
トンネル入口
情報板
避難坑
トンネル
全延長
タイプA
原則として側壁部に片側設置とする。
火災検知器 *-3)
トンネル本体工編を参照すること。
走行車線側の照明灯具の直下の側壁部に設置する。
水噴霧設備
器具芯で車道面上1.5m程度
750m程度
漏洩同軸
ケーブル
拡声放送設備
50m
排煙設備
200m程度
ラジオ再放送設備
原則として走行車線側の側壁部に片側設置とする。
トンネル換気編を参照すること。
トンネル両坑口付近,トンネル内側壁部に片側設置
する。
給水栓 *-8)
器具芯で車道面上1.5m程度
非常口の反対側の側壁に設置する。
両側壁部に対で設置する。
押しボタン式通報装置 *-2)
誘導表示板
灯具の下端が通路面上1.8m
程度
200m程度
200m
消火栓
避難誘導設備
誘導表示板
避難誘導設備
避難連絡坑
*-7)
避難坑
監視装置
50m
両側壁部に対で設置する。
排煙設備
無線通信
補助設備
原則として側壁部に格納箱を設置し,その内部に2
本1組として設置する。
誘導表示板(A)
*-6)
非常電話 *-1)
非常警報
装置
トンネル内非常駐車帯に設置する。
避難連絡坑の両側側壁に設置する。
誘導表示板(B)
排煙設備
または
避難通路
原則として,坑口付近で運転車が表示内容を十分視認し,安全に停止
できる位置に設置する。
非常口表示灯
非常口案内
表示板
監視員通路上1.5m程度
設置間隔
トンネル両口付近,非常駐車帯およびトンネル内側
壁部に片側設置する。
消火設備
消火設備
消火器 *-5)
電話BOX:監視員通路又は監
査廊面と同一面
表示灯:監視員通路又は監査
廊面上2.0m程度
設置位置
非常用設備
通報・警報設備
通報・警報設備
非常電話 *-1)
トンネル両口付近,非常駐車帯およびトンネル内側
壁部に片側設置する。
設置高さ
壁面上部に設置する。
トンネル
全延長
トンネル両坑口付近,非常駐車帯,非常口に設置す
る。
側壁上部に片側設置とする。
水噴霧ヘッド
4∼5m程度
車道面上6m程度
原則として走行車線側(監視員通路部)とし,走行
車両を追う向きに設置する。
120∼200m程度
監視員通路面上2.5m程度
解
説
設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設
現行(設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設 平成26年7月版)
タイプB
停電時照明設備
非常用
電源設備
原則としてトンネル内非常駐車帯に設置し,走行車
両を追う向きに設置する。
750m程度
自家発電設備
「設計要領第七集(電気施設・機械施設)
」を参照
すること。
無停電
電源設備
「設計要領第七集(電気施設・機械施設)
」を参照
すること。
改定(設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設 平成27年7月版)
監視員通路面上2.5m程度
「設計要領第七集(電気施設・機械施設)
」を参照
すること。
新旧対照表(3/4)
タイプB
停電時照明設備
非常用
電源設備
原則としてトンネル内非常駐車帯に設置し,走行車
両を追う向きに設置する。
750m程度
監視員通路面上2.5m程度
「設計要領第七集(電気施設・機械施設)
」を参照
すること。
自家発電設備
「設計要領第七集(電気施設・機械施設)
」を参照
すること。
無停電
電源設備
「設計要領第七集(電気施設・機械施設)
」を参照
すること。
*-1) トンネル内での騒音を遮断し,連絡を確実とするためにトンネル側壁に切込み部を設け,その内部に電話ボックスを設置する。
*-1) トンネル内での騒音を遮断し,連絡を確実とするためにトンネル側壁に切込み部を設け,その内部に電話ボックスを設置する。
*-2) 押ボタン式通報装置が消火器・消火栓と同一箱内に設置される場合,設置高さは1.5mとしなくてもよい。
*-2) 押ボタン式通報装置が消火器・消火栓と同一箱内に設置される場合,設置高さは1.5mとしなくてもよい。
*-3) 監査廊部上に取付ける場合は設置高さ1.5m程度とする。
*-3) 監査廊部上に取付ける場合は設置高さ1.5m程度とする。
*-4) 下線部は,中日本高速道路株式会社,東日本高速道路株式会社に適用する。
*-4) 消火栓が設置される場合は併設する。
*-5) 消火栓が設置される場合は併設する。
*-5) 対面通行方式で避難連絡坑がある場合の設置間隔は120m程度とする。
*-6) 対面通行方式で避難連絡坑がある場合の設置間隔は120m程度とする。
*-6) 対面通行方式で避難坑がある場合の設置間隔は350m程度とする。
*-7) 対面通行方式で避難坑がある場合の設置間隔は350m程度とする。
*-7) 対面通行方式の場合,将来の走行車線側の非常駐車帯に給水栓を設ける。また,トンネル両坑口付近に送水口を設ける。
*-8) 対面通行方式の場合,将来の走行車線側の非常駐車帯に給水栓を設ける。また,トンネル両坑口付近に送水口を設ける。
(1)非常電話
(1)非常電話
非常電話は,200m以上のトンネルの場合,経済性を考慮するとともに発見者の走行距離を最大100mとするた
非常電話は,200m以上のトンネルの場合,経済性を考慮するとともに発見者の走行距離を最大100mとするた
め設置間隔を200mとし,坑口部にも設置する。また,C等級以上で,200m未満のトンネルの場合は,坑口部に
め設置間隔を200mとし,坑口部にも設置する。また,C等級以上で,200m未満のトンネルの場合は,坑口部に
設置する。非常電話のその他の事項については,
「設計要領第八集 通信施設編第1編 伝送交換設備 7.非常電
設置する。非常電話のその他の事項については,
「設計要領第八集 通信施設編第1編 伝送交換設備 7.非常電
話設置要領」による。
話設置要領」による。
(2)押ボタン式通報装置
(2)押ボタン式通報装置
押ボタン式通報装置の取付け位置は,非常時に通報者が容易に操作できるような高さを考慮すると1.2∼
押ボタン式通報装置の取付け位置は,非常時に通報者が容易に操作できるような高さを考慮すると1.2∼
1.5mが適当である。なお消防関係法令における警報設備に関する基準の中で,発信機の押ボタンは床面または
1.5mが適当である。なお消防関係法令における警報設備に関する基準の中で,発信機の押ボタンは床面または
地盤から0.8∼1.5mに設置するように定められている。
地盤から0.8∼1.5mに設置するように定められている。
設置間隔は,トンネル内に設けられる他の設備(消火器・消火栓等)と共に設置した方が,非常時の行動に
設置間隔は,トンネル内に設けられる他の設備(消火器・消火栓等)と共に設置した方が,非常時の行動に
便利であるということから50m間隔とする。消火器,消火栓と同一箱内に設置する場合は,位置高さは1.5mと
便利であるということから50m間隔とする。消火器,消火栓と同一箱内に設置する場合は,位置高さは1.5mと
しなくてもよい。なお,押ボタン式通報装置を設けるトンネルは,通常非常電話が設置されるので,非常電話
しなくてもよい。なお,押ボタン式通報装置を設けるトンネルは,通常非常電話が設置されるので,非常電話
からの通報と同時に押ボタン式通報装置を作動できるよう考慮し,非常電話と併設することが望ましい。
からの通報と同時に押ボタン式通報装置を作動できるよう考慮し,非常電話と併設することが望ましい。
(3)火災検知器
(3)火災検知器
検知器の取付け高さは,あまり低いと受光部が汚損されやすく,高すぎると火災時の発煙により火災の見通
検知器の取付け高さは,あまり低いと受光部が汚損されやすく,高すぎると火災時の発煙により火災の見通
しが悪くなり検出能力の低下を招くので,保守点検に容易な高さと合わせて考え,監視員通路がある場合の高
しが悪くなり検出能力の低下を招くので,保守点検に容易な高さと合わせて考え,監視員通路がある場合の高
さは通路面上1.5m,監視員通路がない場合は車道面上1.5m程度の側壁に取付けることを標準とする。
さは通路面上1.5m,監視員通路がない場合は車道面上1.5m程度の側壁に取付けることを標準とする。
検知器の取付け間隔は,装置の性能と視覚の減少を考えて25m又は50mを標準※とする。
※下線部は,中日本高速道路株式会社,東日本高速道路株式会社に適用する。
検知器の取付け間隔は,装置の性能と視覚の減少を考えて25m又は50mを標準とする。
解
説
設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設
現行(設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設 平成26年7月版)
新旧対照表(4/4)
改定(設計要領第三集トンネル(4)トンネル非常用施設 平成27年7月版)
内照式
全面反射式
内照式
全面反射式
600×1,200
660×1,260
600×1,200
660×1,260
(A)
(B)
(A)
(B)
※誘導表示板の人の向きは数字の多少にかかわらず左向きを原則とする。
図 2.3 誘導表示板
※ 誘導表示板の人の向きは数字の多少にかかわらず左向きを原則とする。
図 2.3
誘導表示板
注意灯付
注意灯付
両面視認可
両面視認可
220×660
220×660
(内照式)
(内照式)
※非常口表示灯の人の向きは矢印の方向に合わせるものとする。
※非常口表示灯の人の向きは矢印の方向に合わせるものとする。
図 2.4 非常口表示灯
図 2.4 非常口表示灯
※内照式を原則とする。
※内照式を原則とする。
図 2.5 非常口案内表示板
図 2.5 非常口案内表示板
解
説