地方創生に係る財源確保を求める意見書 地方における人口減少と少子高齢化の進展は、地域経済回復への大きな壁となり、地方自 治体は大変厳しい行財政運営を強いられております。 岡谷市をはじめ全国の自治体では、このような状況からの脱却を目指し、 「地方版総合戦 略」の策定に懸命な取り組みを重ねておりますが、今後、国においては策定される「地方版 総合戦略」に基づく事業など“地域発”の取り組みを支援するため、地方財政措置における 「まち・ひと・しごと創生事業費」や平成28年度に創設される新型交付金など、これから 5年間にわたる継続的な支援とその財源の確保を行うことが必要不可欠であります。 よって、政府におかれましては、地方創生の実現に向けた支援を図られるよう、下記の事 項について強く要望します。 記 1 地方財政措置における「まち・ひと・しごと創生事業費」と各府省の地方創生関連事 業・補助金、さらには新型交付金の役割分担を明確にするとともに必要な財源を確保す ること。 2 平成27年度に創設された「まち・ひと・しごと創生事業費」については、地方創生 に係る各自治体の取り組みのベースとなるものであるから、恒久財源として確保し継続 すること。 3 平成28年度に創設される新型交付金については、平成26年度補正予算に盛り込ま れた「地方創生先行型交付金」以上の額を確保するとともに、その活用については、人 件費やハード事業等にも活用できるなど使途を限定せず、地方にとって使い勝手の良い ものにすること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 平成27年11月5日
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