南 祐宏さん 天皇、皇后両陛下が7月 日、 東日本大震災および東京電力福 2年前の7月 日、原発事故 による風評被害に苦しむ桃農家 ました。 たっての希望でのご訪問となり でも、桑折町の桃畑には両陛下 意向に沿った私的旅行。その中 ありましたが、今回は両陛下の 県されました。視察が目的では を視察するために新幹線でご来 島第一原発事故からの復興状況 16 激励のため本町を訪問されるは ずだった両陛下ですが、前日夜 半からの大雨により同一県内で 大きな被害が出たことに配慮し、 当日の朝、苦渋の決断でご訪問 を取りやめたという経過があり ました。 今回のご訪問は「どうしても 2年前の続きがしたい。当時訪 問できなかった桃畑で、直接農 家 の 人 と お 話 し し た い。」 と い う両陛下の強い希望により実現 しました。 訪れた桃畑は、2年前にお迎 えするはずだった、南祐宏さん の畑。南さんの出迎えで御料車 を降りられた両陛下は、雨脚の 強い中、仲むつまじく2人で一 つの傘に入り桃畑を歩かれまし た。 ちょうどおいしそうに色づい た桃の下に案内された両陛下は、 南さんから、桃の品種や、放射 能対策とその成果の説明を受け る と「 大 変 で し た ね 」「 も う 安 全ですね」などと言葉を掛けら れ、 ま た 途 中、「 袋 は か け る の ですか?」など積極的に質問さ れていました。 降りやまない雨の中でしたが、 ぬかるむ足元を気にされるご様 子もなく、終始笑顔をうかべら はるこ ともすけ 「おいしい桃をありがとうござい ます」と言われたのですが、涙 をこらえるのに精いっぱいで、 「ありがとうございました」とお 答えするのがやっとでした。 2 広報こおり 平成 27 年8月号 広報こおり 平成 27 年8月号 3 23 友祐さん、春子さん れ、和やかで穏やかな桃畑訪問 南さんのご両親 となりました。 お出迎えの際に「2年ぶりです ね」とお声掛け頂き、ふっと緊 張がほぐれました。これからも 安心・安全な桃を生産していき たいです。 天皇、皇后両陛下 桑折の桃農家を視察 まさひろ
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