8. 取引先との関わり(PDF:594KB)

取引先との関わり
古 河 機 械 金 属 グル ープ 調 達 基 本 方 針
(平成26年3月18日制定)
1.公平・公正の原則
・当社グループは、
国内外・経営規模にかかわらず公平・公正な調達活動を目指します。
・取引先の選定は、
価格・品質・性能・納期・安定供給及び環境への配慮の面などから総合的な経済合理性に基づいて行います。
2.相互繁栄
・当社グループは、取引先とは対等なパートナーとして、
共存共栄できる関係を目指します。
3.遵法精神・機密保持
・当社グループは、購買活動において関連法令を遵守するとともに健全な取引を行います。
・取引を通じて知り得た機密事項については、
承諾なしに第三者に開示しません。
4.CSRに配慮した調達活動の推進
・当社グループは、
CSRに配慮した調達活動を推進します。
基本的な考え方
2014 年度は、
特に調達品の納期、
品質向上に焦点を当て、
各サプ
ライヤーとのさらなる関係強化を図るための施策を検討しました。
古河機械金属グループは、
「 古河機械金属グループ調達基本
また、機械系中核事業会社で
方針」
に基づき、公正かつ公平の原則と総合的な経済合理性、法
は、資材戦略会議の方針に則った
令遵守と機密保持の精神に則り、取引先との情報交換などのコミ
取り組みをより具体的に検討する
ュニケーションを通じて、共存共栄・互恵的な信頼関係の維持、構
場として、月に1 回、各社ごとに個
築を目指すとともに、取引先の協力のもと、
CSRに配慮をした調
別定例会議を設け、
よりきめの細
達活動を推進します。
かい活動を行っています。
また、海外鉱山からの銅鉱石の調達については、環境への影響
CSR調達勉強会の実施
や労働問題などに配慮しながら調達に努めています。
銅鉱石調達での取り組み
当社資材部では、
CSR調達について社内に啓蒙するために、
CSR調
達に関する勉強会を実施しています。2014 年度は、古河電子㈱、古
河ケミカルズ㈱およびその他関連会社を対象に実施しました。
古河メタルリソース㈱では、同社の主要製品である銅地金や副
産品の金、銀製品の原料として銅鉱石を世界各国の鉱山から調達
していますが、基本的に、鉱山経営には直接関与しない調達活動
Topics
が主となります。同社は、調達先である鉱山での環境保全、人権、
取引先とのパートナーシップ
雇用労働問題などの実態を把握し、持続可能な開発や適切な鉱
山運営がなされているかについて留意することで、地球的規模の
品質の安定した製品を作り続けるには、製品を作るた
環境への影響の軽減に貢献し
めの加工工程を決め、それに使用する設備の能力や作業
ています。また、人権侵害およ
者の技量を一定に保たなければなりません。このことは、
び紛争地域から産出される鉱
当社グループ内はもちろん、当社グループのパートナーで
物については、武装勢力の資金
ある業者であっても同じです。当社資材部では、当社の機
調達に加担することのないよう
に、
調達活動を進めています。
械系中核事業会社と協力し、国内外で新しくパートナー
ジブラルタル鉱山(カナダ)
となる業者への技術指導を行っています。その際にその
パートナーの設備能力の確認も行っています。
2014 年度は、機械系中核事業会社の新型製品の販売
資材戦略会議
開始に当たり、これまで取引のあったヨーロッパのパート
ナーの中国工場より新しい部品の供給を受けることにな
古河機械金属㈱資材部では、機械系の中核事業会社(古河産
り、
品質管理担当者に同行
機システムズ㈱、古河ロックドリル㈱、古河ユニック㈱)
の資材部
して現地を訪問しました。
門責任者で構成する「資材戦略会議」
を4 月と10 月に開催して
現 地では、工程、設 備、作
います。
業員の確認をするととも
「古河機械金属グループ調達基本方針」
に基づいた調達活動推
に、試作品を検査し、製品
の品質向上のための技術
進のため、
この会議では、年度目標の制定および目標に対する各
的な打合せを行いました。
事業会社の進捗確認、問題点の洗い出し、対応策についての協議
を行っています。
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古河機械金属 CSR REPORT 2015