平成27年度第 1 回高石市国民健康保険運営協議会 会議録(要旨) ○司会者 大変長らくお待たせしました。 ただいまより、平成27年度第 1 回高石市国民健康保険運営協議会を始めさせていただき ます。 みなさま方におかれましては、公私ともご多忙の中、本運営協議会にご出席賜りまして、 厚くお礼申し上げます。 まず、最初に理事者側を代表いたしまして、阪口市長よりご挨拶申しあげます。 ○阪口市長 皆さん、こんにちは。本日は、平成27年第1回高石市国民健康保険運営協議会の開催に 際しまして、ご多忙な中ご参集いただきまして誠にありがとうございます。 また、平素よりこの本国民健康保険事業の円滑な運営に対しまして、格別なご支援ご協力 をいただいておりますことを、重ねて深く感謝申し上げます。 市町村国保は、他の医療保険に加入していない住民を被保険者とする国民皆保険制度の基 盤をなす制度ですが、年齢構成が高く、非正規労働者や年金受給者等の無職者が多く占め、 医療費水準が高くなっております。そのために、これまでも後期高齢者医療、前期高齢者医 療等高齢者の医療についての制度改正がなされてきました。 今後も高齢化の進捗に伴い、さらに膨らむ高齢者医療費に対応すべく、企業保険、共済組 合の負担増並びに、財政基盤が弱い国保の運営主体を都道府県に移す等の医療保険制度改革 関連法が可決、成立いたしました。 今後、平成30年度に予定されている国民健康保険の都道府県化に向けて、各市町村国保 で更なる健全化、単年度黒字化を安定的に維持しつつ、累積赤字の解消に取組むこととされ ています。 本市国民健康保険については、これまで第 1 次、第2次健全化計画を策定して、レセプト 点検の強化やジェネリック医薬品の利用促進など、更なる歳出の抑制・医療費の適正化等の 対策、コールセンターの通年化や滞納整理の実施等の収納対策、また特別調整交付金をはじ め国庫・府補助金等の確保、被保険者間の負担の公平性の確保のための保険料収納率の向上、 また特定検診等、健康増進にかかる様々な事業等を実施し、累積赤字についても最大約11 億6千万円あったものを平成26年度末には約9億円程度まで減少させました。 しかし、国保財政の単年度収支の推移を見ると、平成24年、25年、26年と3カ年で 黒字額が1億4500万円、9800万円、そして、平成26年度が2千万円と減少してい ます。もう1度申し上げます。平成24年度が1億4500万円、平成25年度が9800 万円、平成26年度が2000万円と黒字額が年々減少しております。 特に平成26年度では大動脈瘤や不整脈、心筋梗塞により前年に対し約6200万円ほど 増えるなど療養給付費全体で40億円が41億9千万と、約1億6千万円強の増と、後期高 齢への移行などによる被保険者数の減にもかかわらず、顕著な伸びをしめしており、収納率 1 の向上など健全化対策を講じた成果として、特別徴収交付金など国や府の支援も増加させて いるものの、この3年間で累積赤字解消の計画目標である3億4千万円に対し、2億6千万 円と8千万円の不足となっています。 このままでは目標年度の平成32年度累積赤字解消にいわばイエローランプが点ったと 感じています。保険者である市長として、早急に、これに対する緊急対策を講じるよう、指 示したところです。 このような状況の中で、広域化までの、この3年間の初年度である保険料率をはじめとす る平成27年度の国保事業運営について、本日、ご審議をよろしくお願いいたします。 詳細につきましては、後ほど、担当課長から説明があると思いますが、どうか今後とも引 き続き暖かいご理解ご支援、力添え賜りますようよろしくお願い申し上げたいと存じます。 また、運営に対する諸課題等について、皆様方からも貴重なご意見を賜りたく存じており ます。あわせてよろしくお願い申し上げたいと存じます。 甚だ簡単ではございますが、冒頭のご挨拶とさせていただきます。 ○司会者 それでは、委員及び事務局の紹介をさせていただきます。 向かって正面、川井会長です。その右側 宮口委員、森委員、松本委員、片木委員、川西 委員、会長の左側から 日野委員、野木委員、斉藤委員、松井委員、山川委員です。 続きまして事務局の紹介です。保健福祉部次長の村田です。健康保険課長の細川です。後 列は国民健康保険係長の栄沢です。そして本日司会を務めさせていただきます参事の木寺で す。よろしくお願いいたします。 ○司会者 それでは、阪口市長より諮問書の手交をお願いいたします。 ○阪口市長 高石市国民健康保険運営協議会会長川井太加子様 平成27年度高石市国民健康保険料 率および賦課限度額等について下記のとおり諮問いたします。諮問第1号及び第2号。高石 市長阪口伸六。よろしくお願いいたします。 ○司会者 なお、阪口市長は、公務の関係上、ここで退席させていただきます。ご容赦の程お願い申 しあげます。 阪口市長、どうもありがとうございました。 ただいまの諮問書のコピーをご配付申しあげます。 ここで、本日ご配付いたしております資料のご確認をお願いいたします。 2 資料1 平成27年度第1回高石市国民健康保険運営協議会と題した冊子でございます。 資料2 高石市国民健康保険運営協議会委員名簿でございます。 以上でございます。 配付もれ等ございませんでしょうか。 それでは、議事進行につきまして、川井会長、よろしくお願い申し上げます。 ○会長 国民健康保険、先ほど市長からもありました「更なる健全化、健全な国民健康保険の運営 を進めてほしい」というお言葉がありました。皆様ともども微力ではありますが、取組んで いけたらと思いますので、皆様、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。 始めに、事務局より本会議の出席状況につきまして、報告を求めます。 ○司会者 まず、長年にわたり、3号委員を務めていただきました綿野宏司委員が4月末に退任され、 新たに森博英委員が就任されましたので、ご報告させていただきます。 よって本高石市国民健康保険運営協議会の出席委員数は、 1号委員出席者 3名(定数3名)、 2号委員出席者 3名(定数3名)、 3号委員出席者 3名(定数3名)、 4号委員出席者 2名(定数2名)で、本日11名の出席で、半数以上、かつ各界代表の 方がご出席いただいておりますので、本高石市国民健康保険運営協議会は成立いたしており ますことをご報告いたします。以上でございます。 << 議題1平成 26 年度決算見込みと平成 27 年度高石市国民健康保険事業について>> ○会長 本日の会議は成立しているということです。それでは、ただいま、諮問書をお受けいたし ましたが、式次第に沿ったかたちですすめたいと存じます。 それでは、諮問の前に、議題1「平成26年度決算見込みと平成27年度高石市国民健康保 険事業について」事務局より報告をお願いいたします。 ○細川課長 健康保険課長の細川です。よろしくお願いいたします。 平成27年度第1回高石市国民健康保険運営協議会と題した冊子の資料をご覧下さい。 平成26年度国民健康保険特別会計決算について、1ページ目に歳入の内訳、2ページに歳 出の内訳、下のところに年度別決算状況、3ページ目に国民健康保険特別会計事業勘定(平 成25年度決算・26年度決算見込)でございます。 平成26年度国民健康保険特別会計の決算は、歳入が70億1,815万円、歳出79億 1,316万円で、差引額8億9,500万円となっております。 3 歳入については、全体の20.63%を占める国民健康保険料が被保険者の減少等により、 保険料収入が7,746万円減少し、前期高齢者交付金が7,774万円、減少しましたが、 定率国庫補助金、調整交付金の増加により国庫・府支出金は1億8,290万円、共同事業 交付金5,438万円、繰入金は2,239万円増加しており、歳入総額は5,204万円 増加しております。 歳出については、保険給付費が全体の62.04%を占め、49億937万円となってい ます。前年度に比べ、1億6,474万円、3.9%増加しております。後期高齢者支援金、 介護納付金等で2,489万円減額しておりますが、前年度の定率国庫補助の翌年返還金4, 385万円もあり歳出総額は1億3,023万円増加しております。単年度収支は前年度の 9,837万円から2,019万円に減少しており、累積赤字の解消も7,818万円減少 しました。先ほど市長からもありましたが、約2千万円の単年度黒字ということで、黒字額 が減少しております。 医療費の増加、保険給付の増加に対して、保険料、前期高齢者交付金の収納が減少したこ とによるものです。 平成24年度からの黒字決算、単年度黒字とはなっているものの、年々黒字額が減少して います。ただいまのようなことが、平成26年度の状況であります。 引き続きまして、平成27年度高石市国民健康保険事業についてご説明申し上げます。 国民健康保険の財政は、少子高齢化による高齢者の増加に伴う医療費の増加や65歳以上が 40%にもなる加入者年齢比により、高齢者の医療費は依然として厳しい状況が続いており ます。 今後、高石市においても平成26年度の医療費の増加を見込み、27年度においても高齢 者の医療費の増大を見込んでまいります。 事業見込みにありますように、世帯数、被保険者数、介護被保険者数、一般分医療費等す べてにおいて減少しております。参考にありますように、被保険者数が減っておりますので、 1人当たりの医療費が増額になっており、平成27年においても、平成26年度比で1.0 33%の伸び率となり、引き続き高齢化が顕著に進む中、医療費の増大を見込んでまいりま す。 本日の諮問の主題であります保険料の算定でございますが、5ページにありますように2 3年から26年までの推移であります。医療分について医療費の横ばい、減少等によって料 率が若干下がってきており、後期高齢者支援分についても平成26,27年と支援金の減額 となっており、介護分につきましても、支援金がすでに減額となっております。これが、過 去の経過でございます。 6ページをご覧下さい。皆さんよくご存じの保険料の決め方でございますが、医療分保険 料は限度額51万円、後期高齢者支援分保険料限度額16万円、介護分保険料限度額14万 円という形で算定し、それぞれ27年度に必要と見込まれる納付金、医療費に対して、保険 料率についても、例えば医療分でありますと、所得割50%、均等割35%、平等割15% という割合を求めまして、ここに控除後の所得金額、均等割ですと加入者数、平等割ですと 世帯数で、それぞれ割り戻した額をそれぞれ保険料率としまして賦課する。 4 条例上も賦課総額に対する割合を規定しておりまして、医療費の見込みに対して料率を決 定いたします。 保険医療分につきましても、保険料でみる部分通常3割負担とすると、7割部分を一部負 担金、一般会計繰入金を除いた保険料相当額をそれぞれ保険料率に割り戻しまして保険料を 決定しております。 後期高齢者支援分につきましては、平成27年度に請求のありました後期高齢支援金の額 から国庫・府支出金、一般会計繰入金等を除いた保険料相当額分をそれぞれの控除後の所得 金額、加入者数、加入世帯数で割り戻しまして保険料を決定しております。 介護分につきましても、平成27年度の介護納付金に対してから国庫・府支出金、一般会 計繰入金を除いた保険料相当額をそれぞれ所得割50%、均等割50%、介護納付分につき ましては、平等割りは算定しておりませんので、この2つの保険料額に割り戻しまして保険 料を決定しております。 先ほどもありますように平成26年度から医療費の増額がありますので、平成27年度に つきましても伸び率1.033%を含めた医療費相当額を見込んで算定した結果を諮問の内 容に示させていただいております。 後期高齢者支援分、介護納付分につきましては、それぞれ支援金が減額となっております ので、減額した納付金から割り戻した額を諮問の内容としております。 引き続き7ページをご参照下さい。先ほど市長のあいさつにもありましたが、平成27年 度の制度改正について、国民健康保険の都道府県化等、保険料の賦課限度額の見直し、今回 の諮問にもありましたが、医療分52万円、後期高齢者支援分17万円、介護納付分16万 円と、政令改正が行われております。 引き続きまして、歳出削減、医療費の適正化ということで、従前、平成20年から行って います保健事業を8ページに、また、10ページに特定健診について掲載しております。 保健事業につきましては、ジェネリック医薬品の差額通知、ジェネリック医薬品カードの 配布等を実施しました。平成25年8月から行いましたジェネリック医薬品の普及率、金額 ベース、数量ベース、それに伴う削減効果額について以上のように示しております。引き続 き、利用促進を図ってまいりたいと考えております。 9ページをご参照下さい。昨年度より国保データヘルス計画の策定を行っております。 これは、レセプト等のデータ分析に基づく、健康保持増進のための保健事業の計画、本市 においても、医療費の増大に対して、特定健診・特定保健指導による生活習慣病等の重症化 予防等をレセプトと特定健診情報を活用を含めて、分析をさらに進めて対策を実施してまい ります。 重症化予防については、非肥満者の高血圧者への保健指導等、血中コレステロール値の方 への指導等の実施を行う予定であります。 次に、10ページをご参照下さい。特定健診・特定保健指導の実施を行っております。受 診状況については、平成20年の当初より受診率が年々下がり続けており、引き続き受診率 の向上にむけた取組みの強化、医師会にも協力を得ながら進めてまいります。 また、保健指導についても平成20年より実施しており②にあります重症化予防対策とし 5 て予備軍の方々へ6ヶ月経過で追跡、面談の指導を行っております。 受診率向上対策については、未受信者への郵送等による受診勧奨、すでに実施しておりま すが、 「来て下さい」ではなくて、スーパー等へ行けば、保健師等が出前健康相談を実施し、 健診の受診を勧奨するなど取組みを今後も実施してまいります。無関心層や未受診者にダイ レクトメールによる受診勧奨と予防に関する周知、また、特定健診・特定保健指導とがん健 診の同時実施を今後も実施してまいります。 先ほど市長からもありましたが、本市の場合、累積赤字の解消にむけた緊急対策について の資料をお配りいたします。 本市の国保財政は平成22年度には約11億5千万円の累積赤字があったため、健全化計 画を策定し、毎年度約1億4千万円の黒字を目標に取組んでおり、平成32年の累積赤字解 消を目指しております。 まず、大きな重点項目として、保険給付費の抑制で、医療費の適正化、健診の促進、健康 づくりの促進であり、特に本市が実施しているウオーキングなど健幸ポイントへの加入を促 進してまいります。2点目が、国・府の交付金等の確保であり、収納対策や保健事業の促進 で一定のポイントの評価で交付金の確保に努めます。最後に保険料収入の確保、保険料の適 切な賦課を実施して行きます。 最後11ページにもありますように国保運営の広域化という財政運営自体が大阪府とい う単位となり、広域化までに累積赤字を解消して減額してゆく、赤字解消計画の見直しを含 めた初年度ということで、本日の諮問内容でございます平成27年度保険料率につきまして も一定この考え方をふまえたものであります。「平成26年度決算見込みと平成27年度高 石市国民健康保険事業について」は以上です。 ○川井会長 はい。ただいま事務局より説明いただきました。平成26年度国民健康保険特別会計決算 の概要を説明いただきました。そして平成27年度の高石市国民健康保険事業についてと、 いうことで保険料の決め方、歳出削減への対応など細かく説明を受けたわけですが、これら 今までの内容等について質問・意見等がありましたら挙手をお願いいたします。 ○川井会長 黒字額が減少していて、その医療費が増加しているというお話で、被保険者数が減少して いるので、介護保険料等についてはそうでもない。といったお話だったと思います。 ○宮口委員 8ページにあります、ジェネリック医薬品の差額通知の実施内容について、これは、数値 を4月25日に1,527通を発送して診療月との関係はどうなるのですか。 ○細川課長 平成25年12月診療された内容について、医薬品の後発品の差額を通知したのが、4月 25日である、ということです。 6 ○川井会長 そうした1,527通は平成25年12月受診であった人たちのものを4月25日に発送 した、これは何年度ですか。 ○細川課長 これは平成26年度です。約3ヶ月後に発送しており、医療レセプトの中で医薬品の項目 により後発品と新薬品との差を示すものであります。 ○宮口委員 次に、7月25日に平成26年4月診療で475通と少なかったのはどうしてですか。 ○村田次長 保健福祉部次長の村田です。よろしくお願いいたします。ジェネリックの件については、 皆さん毎月病院へ行ってますので、ピックアップされる際、重複されている方がおられ、過 去に通知されていない方へお送りしていますのでよろしくお願いいたします。 ○松井委員 その関連なのですが、ここに数量、金額を掲載しておられますが、各市町村の全国的な平 均は、どうなのか。このデータを見る限り、だいたい数字的に横ばいなんですね。厚生労働 書がジェネリックの普及率60%を掲げて、それに近づいてきているので、その率を見直そ うと、市と医療者保健で、これだけでは高石市がどうなのか。もう少しわかりやすくご説明 していただけませんか。 ○村田次長 ジェネリックの出し方なのですが、国の指針が変わり、それまでは薬全体のうちのジェネ リックの割合から、ジェネリックが無い薬もありますので、ジェネリックのある薬の内の 何%であるか。 ジェネリックの薬全体の数字と割合は、本市は60%を超えており、府下でもトップレベ ルです。以上です。 ○川井会長 他にございませんか。 ○山川委員 財政健全化計画ということで、かなり努力されていただいているのですが、根本的なこと なんですが、資料がコンパクトになっており、1年前に示された健全化計画の中で収納状況 が調停額でだいたいいくらか。制度の根幹をなす保険料収入の確保なくして、給付が行えな 7 い状況があり、市長も収納率向上化計画を言われおり、収納率がここ数年でどういう傾向な のか。それをふまえて事業を組み立てていくのか収納状況を教えていただきたい。 ○村田次長 収納率の関係ですが、第1次健全化計画での保険料を値上げの影響もあり、収納率が9 0%を割り込みましたが、資格の確認の強化等により、平成26年度は93%の収納率の見 込みとなっており、国等評価も高い評価をいただいております。93%の収納率となってい ますが、被保険者数の減少や所得の減少により、保険料収入は落ち込んでいる状況となって おります。 ○山川委員 93%の収納率ということで、かなり努力されていただいているのですが、料率を決める 前に、収入を確保した上で料率を上げないと負担して納めていただいている方に対して申し 訳ない。きっちりとすべてとった上で財政状況を見た上で、引き上げざるを得ないという状 況なら、納めている方々も理解していただけると思う。その点だけ収納対策、非常に大変で あることは認識している。引き続き徴収対策を努力していただきたい。 ○川井会長 はい、ありがとうございます。本当に引き続き対応を強化していただきたいと思います。 他にございませんか。 ただいまの議題1につきまして質問等が無いようでございますので、これを了承してよろ しいでしょうか? 「異議なしの声」 ○川井会長 異義なしとのことでございますので、議題1につきましては了承とさせていただきます。 <<議題2 平成27年度高石市国民健康保険料率及び賦課限度額について(諮問)>> ○川井会長 では、続きまして、先ほど諮問を受けました議題2「平成27年度高石市国民健康保険料 率及び賦課限度額について」の説明をお願いいたします。 ○細川課長 諮問書及び資料に基づきまして、ご説明いたします。平成27年度の国民健康保険料率及 び賦課限度額についてご説明いたします。 先ほど、26年度決算のなかでも医療費の伸びが見込まれるところから、それを26年度の 8 所得額で割り戻した料率が9.50ということでございます。被保険者均等割分については、 均等割分の35%を27年度の被保険者数で割りますと、均等割額、世帯数で割ると平等割 額と、それぞれもとの医療費の伸びを見越して積算しますと9.50%、31,200円、 24,100円となり、26年度分からは増額しております。後期高齢者支援金分につきま しては、平成27年度に減額されています後期高齢支援金の額からそれぞれの控除後の所得 金額、加入者数、加入世帯数で割り戻しまして保険料を算定した結果、3.10%、10, 000円、7,700円となり、26年度と比較すると減額となっております。介護納付金 につきましても介護納付金が減額されていますので、それを介護納付者の所得金額、介護被 保険者数で割り戻しますと2.90%、16,600円となり、こちらも26年度と比べま すと減額になっております。別添の資料の経年一覧表をご覧下さい。一番下の欄が27年度 諮問案となっておりますが、それぞれ元になります医療費、元になります後期高齢支援金、 元になります介護納付金によって、それぞれ変わってきます。結果から申し上げますと、 後期高齢者支援金、介護納付金については減額となり、医療給付分については、医療費の増 額によって、増額となっております。この3つを合わせました金額が、合計で所得割部分で 0.7%若干の伸び、均等割部分で減額、平等割部分で年間600円の増額となり、全体の 合計でほぼ平成26年度とほぼ同じ状況であります。結果論ではありますが、それぞれ必要 経費分から算出したところでございます。 参考ということで、堺市及び阪南各市の比較表をご覧下さい。医療費分については、高石 市は上位を示している。尚、泉大津市については現在、算定中であります。以上が保険料率 のご説明をさせていただきたきました。 諮問第2号の賦課限度額についてでありますが、昨年度も諮問させていただきまして、医 療賦課が51万円、後期高齢支援金賦課分が16万円、介護納付金賦課分が14万円となっ ておりますが、平成27年度から国基準が医療賦課が52万円、後期高齢支援金賦課分が1 7万円、介護納付金賦課分が16万円と変わっておりまして、賦課限度額は、本市において 国民健康保険条例の改正が必要となっており、今年度、市議会の中で条例改正にて、国基準 に沿って来年度、平成28年度からの適用となることでございます。以上、諮問第1号、諮 問第2号の説明でございます。 ○川井会長 はい。ありがとうございました。事務局より説明を受けたわけですが、この議題につきま しては、諮問ということでございますので、『答申』を取りまとめたいと思います。 事務局の説明内容等について質問・意見等がありましたら、お願いいたします。 ご質問は無いと、いうことでよろしいでしょうか。 ○川井会長 この諮問に対する、『答申』内容について、取りまとめたいと思います。 平成27年度の保険料率を『諮問』どおりの内容で答申することでよろしいでしょうか。 何かございましたら、お願いいたします。 9 市長からの諮問書どおりの内容で決定し、答申するということでご異議ございませんでし ょうか。 「異議なしの声」 ○川井会長 異議なしということですので、市長から諮問書どおり決定し、答申するということで処理 させていただきます。ありがとうございます。 << 議題3 その他 >> ○川井会長 議題3「その他」につきまして、委員の皆さんから何かございませんか。 ○松井委員 それから資料については、次回から事前に見せていただけたらと、思います。 ○川井会長 おっしゃるとおりです。事務局、よろしくお願いします。ありがとうございました。 「その他」につきまして、事務局、何かございますか。 ○細川課長 議題といたしましては、特にございませんが、ひと言、前任者でもある保健福祉部次長の 村田からご挨拶申しあげたいと存じます。 ○村田次長 本日は大変お忙しい中、また足下のお悪い中、平成27年度第 1 回高石市国民健康保険運 営協議会にご参集いただきまして厚く御礼申し上げます。私も昨年まで健康保険課長をさせ ていただきまして、皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。 国保につきましては、平成30年には都道府県化となりますが、それにむけて、今後も国 民健康保険の健全な運営を目指して努力して参りますので、今後とも国民健康保険の運営に ご協力・ご助言いただけますようよろしくお願い申し上げまして、今回の開催にあたりまし ての挨拶とさせていただきます。 本日は誠にありがとうございました。 ○川井会長 以上をもちまして、平成27年度第 1 回高石市国民健康保険運営協議会をこれで終わらせ ていただきます。 議事進行に対しまして、何かとご協力をいただきましで本当にありがとうございました。 以上で終わります。 10
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