ビリヤードを 2020年東京オリンピック・ パラリンピックの正式種目に!!

寬仁親王牌
ビリヤードを
2020年東京オリンピック・
パラリンピックの正式種目に!!
竹田宮杯
2014年12月8日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)臨時総会の席上で、オリンピック改革案である
「アジェンダ2020」が採択され、2020年開催の東京オリンピックにおける開催都市による種目追加の提案が
認められました。これを受けて今年1月以降、『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)は、ビリヤード
が東京オリンピック・パラリンピックの追加種目となるべく活動を続けております。
日本におけるビリヤード競技につきましては、すでに大正〜昭和初期にかけて山田浩二、松山金嶺、桂マ
サ子といった世界的にも優れた名選手達が活躍し、昭和26年の『日本ビリヤード協会』設立から平成27年の
現在に至るまでに7名の世界選手権者、アジア競技大会では4名の金メダリストを輩出するなど、競技スポー
ツとしての確固たる歴史を紡いできております。
また、テーブルとキューとボールがあれば誰もが気軽にプレーできるビリヤードの世界的な普及度は言う
に及ばず、日本においてもビリヤードの認知度は老若男女問わず非常に高く、どの時代においても常に広く
一般に浸透しております。年齢や性別、身体能力を問わず、いつでも始められて、いつまでも続けられるビ
リヤードは、数あるスポーツの中にあって、IOCの提唱する「オリンピック・ムーブメント」にも合致した、
オリンピック・パラリンピック種目として十分にふさわしい要素をすでに備えております。
日本ビリヤード商工連合会(BCJ)では、「アジェンダ2020」と、これを受けてビリヤードの正式種目入
りへ動き出したNBAをサポートすると共に、この機会にできる限り多くの方々に、この素晴らしいビリヤー
ドの、スポーツとしての魅力と可能性を知って頂きたいと考えております。正式種目入りへの道程は険しく
厳しいものではありますが、ぜひ皆様の署名活動へのご協力とビリヤードへの応援をよろしくお願い申し上
げます。
署名活動に関するお問合せは公益社団法人日本ビリヤード協会まで
TEL:03-5770-7911 URL:www.nba.or.jp
日本ビリヤード商工連合会
URL:www.bcj-billiards.com
世界134ヶ国で競技として普及!
インドアスポーツとして長い歴史を持つビリヤードは、国際オリンピック委員
会(IOC)承認の世界ビリヤードスポーツ連合(WCBS)を統括組織として、
現在はアフリカ、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア併せて 134 ヶ国
に国内競技連盟があり、それぞれの国において国内選手権を始めとした活発
な競技活動が行われています。また、
大きくポケットビリヤード(プール)
、
キャ
ロム、スヌーカーに分かれるキュースポーツのそれぞれのカテゴリーにおいて
は恒常的に世界選手権が開催されており、例えば『世界スヌーカー選手権』は、
1300 時間以上の映像コンテンツが、世界 79 ヶ国で、3 億 4200 万人によっ
て視聴されているなど世界的な人気を誇っています。
金メダリストは4名!
国際競技大会でも実績あり!
ビリヤードは「キュースポーツ」として、国際的な総合競技大会の正式種目と
して採用されています。世界的には 2001 年に開催された『ワールドゲーム
ズ秋田大会』において初めて正式種目となり、2013 年の『ワールドゲーム
ズカリ大会』まで 4 大会連続でポケットビリヤード(プール)、
キャロム、
スヌー
カーが行われています。またアジア圏においては、1998 年に開催された『第
13 回アジア競技大会』(タイ/バンコク)から 2010 年の『第 16 回アジア
競技大会』(中国/広州)まで 4 大会で正式種目となり、日本は金 4、銀 3、
銅 4 の計 11 個のメダルを獲得しています。
オリンピック・ムーブメントにも合致した
キュースポーツの魅力と可能性
オリンピック・ムーブメントと
ビリヤード
プレーするために特別な身体能力も、高額の
設備も必要としないビリヤードは、文化や宗
教、経済状況を超えて現在世界中のあらゆ
る地域で老若男女を問わず広く親しまれてい
るスポーツです。そして、手軽に誰もがプレー
できるビリヤードだからこそ、国際的なコミュ
ニケーションの場においては時に共通言語と
なり、人と人とを繋ぐ役割も果たしています。
「フェアプレーの精神と友情・連帯を大切に
しながら平和な社会を築き、人類の調和の
取れた進歩を導くことを理想とする」ことが、
IOC が提唱する
「オリンピック・ムーブメント」
。
ビリヤードはオリンピック精神に則って、「オ
リンピック・ムーブメント」の実現にも大きく
寄与できるスポーツです。
メダルを争えるプレーレベル
もしビリヤードがオリンピック正式種目になったらメダルを獲得できるのか? その可能性は大いにあると言えるでしょう。ポケットビリヤード(プール)と
キャロムを合わせて日本から生まれた世界選手権者はこれまで 7 名。直近で
は 2012 年の『女子スリークッション世界選手権』で東内那津未プロ(JPBF)
が、2011 年に『男子ナインボール世界選手権』で赤狩山幸男プロ(JPBA)
が世界ナンバーワンプレイヤーの座に就いています。またそれに止まらず、日
本のトッププレイヤー達のレベルは世界的に見ても高く、ポケットビリヤード、
キャロムにおいては、層の厚さを合わせると、確実にビリヤード強国トップ8
に入る実力、すなわち常にメダルを争える力を持っています。
有望ジュニアも成長中!
ビリヤードなら5年で
オリンピック選手への夢も!?
ジュニアからシニアまで、いつでも始められて、いつまでも続けられるのが大
きな特徴のビリヤード。この 2 月 15 日に放送された『未来☆モンスター』
(フ
ジテレビ系列)に登場した高校 2 年生の平口結貴選手は、6 歳で初めてキュー
を握り、小学 5 年生から本格的にポケットビリヤード(プール)のプレイヤー
として始動。その後指導者にも恵まれて 16 歳で出場した『世界ジュニアナイ
ンボール選手権・女子の部』で銀メダルを獲得。その後も国内のアマチュア
全国大会でタイトルを争うなど、着実に実力を付けてトッププレイヤーへの階
段を登っています。また、現在中学 2 年生の神箸渓心選手は、本格的にスヌー
カーを始めてわずか 2 年の昨年 11 月に『IBSF 世界スヌーカー選手権』に
出場。また国内でもこの年に『全日本 6 レッドスヌーカー選手権』で優勝す
るなど、これから先が大いに期待される一人。このように国内のジュニア層で
も、将来的に世界を狙えるプレイヤーが日々懸命にビリヤードに取り組んでい
ます。