宗像・沖 島関連遺跡群世界遺産認定 動 い 思う

第 90 号
柿
生
文
柿生文化
宗像・沖 島関連遺跡群世界遺産認定
=====安易 認定 日本文化
宗像大社・沖 島
平成 27 年 11 月 日
化
柿生郷土史料館
情報・研究誌
住所:川崎市麻生区上麻生 6-40-1
柿生中学校内
電話:070-1503-6401 044-988-0004
http://web-asao.jp/hp2/k-kyoudo
第 90 号
動
本質 曲
大切 意味
い 思う
う=====
前号
世界遺産認定
動
あ 福岡県 沖 島
い 少 考え
今回
沖 島 持 意
味
う少 深 考え 日本文化 原点
い
考え
う 思い
神体島(島そ
神
考え
い 島) あ 沖 島 一般 人 島
立 入
許
い
現在 古来
女人禁制 堅 守
い
唯一 年 一度 5 月 大祭 日
宗像大社 許可
得 島 入
島 入 場合
沖津宮(沖 島 祀
い 神社) 社務所近
浜辺 海水
身 浸
禊( そ =海や川 身 洗い清
)
わ
決
所以
外 立 入
禁止
落
い 石や遺物 勿論
雑草一本
持 出
島 中腹
登
縦横高
十数メートル程 巨大 岩 多数転
い 所 現
古代原始信
仰 姿 そ
残
い 貴重 遺跡群
巨岩群 そ 神 依代(
=神霊 招 寄
乗 移
) あ
う 考え
下 い
い大
巨岩 い
い 姿
小型
色々 方向 向
林立
い 光景
古代人 自然
畏怖や敬意 醸成
最 適
場所 あ
違いあ
時 古代人 心情 そ や
ャー ン 巨岩 頂 座
神 降臨 感
祭 執 行う絶好 場 あ
古代日本人 信仰形態
う 環境
生
う
判明
い 主 遺跡 島 中腹
約 120m×
140m ほ
広
場所 約 13 個 巨岩 無造作 散
い
時代 約 5~7 世紀頃
う
そ 岩上や岩
陰 あ い 露天 約 23 箇所 遺跡 散在
い
そ
そ
無数 土器や須恵器 腐葉土 隠
露天
風雨 晒
い
5 箇所 岩上
祭祀 後 思わ
う 形跡 そ
残存
い
(写真 A)
巨岩
岩陰
青銅鏡・鉄剣・車輪石・玉等 見
(写真 B)
遺物
中国製 青銅鏡 朝鮮半島 百済(4~7 世
紀)・新羅(4~10 世紀)製 馬具や金銅 龍頭(写真 C) 中国
唐代(7 世紀~9 世紀) 唐三彩
ン朝ペ
ャ(3 世紀~7
世紀)
等 発見
大陸
関係 強
窺わ
う 沖 島
日
本 奈良時代以前 古代原 写真 A 巨岩上 祭祀
写真 B 岩陰 発見
跡
遺物
始信仰 姿 今日
そ
状態 残
日本文化 原点 垣間見
いう貴重
遺跡 あ わ
古代 中国・朝鮮半島・ペ
ャ
ー
強い関わ
知 重要 手
存在
あ
沖 島 世界遺産
価値 十分 認
場所 考え
写真 C 朝鮮 新羅産 思わ
千数百年
渡
場所 守
古事記・
金銅製龍頭
日本書紀 時代
神域
守
宗像大社
苦労 あ
思
い
そ
玄界灘 いう厳 い自然環境や掟
ー 存在 あ
思い
文化的環境 世界遺産認定
崩
いう
決
言い過
い 思
い
価値
観 相違
貴重 文化や文化財 壊
いう事
今
多
例 あ
例え 日本 武
道文化 象徴
柔道 そう
ン
競技
国際化
単
ー
化
道
部分や 形
美 失わ
ン
近い
いわ
無念
相撲 千数百年
間神事
歴史 歩
相撲文化 伝え
現在
地方
神事
相撲
存在
人々
継承
い
相撲
四股(
)
塵手水(
う =取 組 前 清
礼式 蹲踞
拍手
後 両手 左右 開 手
上 返 動作)
弓取
塩撒
力水(
) 等
古来
神事 関わ 動
今 相撲
い
国際化
歩
進 始
い
文化遺産
武道
そ 中 あ 文化
ン
ー 常 意識
い
同時
国際化 近
代化
いう言葉
翻弄
日本文化 中 あ 意味 十分理解
後世 伝え い
い
(参考資料: 古代祭祀
ー
終着地 神泉社)
文:板倉
-1-
柿生郷土史料館発行
↓
新
し
く
ー
ム
ー
が
開
通
い
し
ま
し
。
う
活
用
く
い
。
お
旧
ー
ム
ー
の
ア
ド
レ
も
残
っ
い
ま
す
の
注
意
く
い
。
第 90 号
柿
シリーズ
麻生の歴史を探る
第 60 話
麻生
生
文
平成 27 年 11 月 日
化
寺院(10) 妙福寺そ
小島
一也 (遺稿)
妙福寺開山六百年
三輪
妙福寺
現麻生区内 寺
町田市三輪町 在
地
室町・天正 頃 麻生郷 属
近世 神奈川県都筑郡
明治 22 年東京府南多摩郡鶴川村
昭和 33 年 1958 町田市三輪
寺 檀徒
そ 昔 生活圏 同
鶴見川流域 現横浜市 寺家 成合 鴨志田町
そ
麻生区 上・下麻生 及
い
妙福寺 由緒 町田市史 下巻
見
市域 今
残
七堂伽藍
名刹
一 小山田 大泉寺 二 三
輪 妙福寺 三 本町田 宏善寺
取 上
大泉寺 鎌倉
時代 有力武将 小山田氏 菩提寺 第 26 話
本町田宏善
寺 日蓮宗
宗祖日蓮聖人 文永 8 年 1271 龍 口
法難 際
井出 沢 小庵 休息
伝承 持 名刹
妙福寺
寺 比
古刹 述
い
町田市史
所以 新編武蔵風土記稿 以下風土記 略
記
記述 見
日蓮宗 荏原郡池上本門寺 末 長裕山
妙福寺祖師堂
号
本堂十間 七間半 本尊三宝 安
開山詳
寺
宝 釋迦像一躯日蓮 作
木造三寸五分 十界曼荼羅一幅
是 日蓮 筆
祖師堂三間 四間 日蓮 木像長三尺 納
鐘楼二間四方 鐘 天和三年 1683 鋳
番神堂二間
三間 三十番神 小像
長八寸許 惣門 高麗 濡門
呼
幅九尺・・・ 七堂伽藍 記
現在残 本堂・客殿・
庫裏 江戸時代 何度 修繕
建築 寛永十二年 1635
火災あ
欅木 檜 杉
巨木 建材 今 利用
重厚 荘厳 伽藍
い
中
祖師堂 寛文十二年 1672
池上本門寺
御下
賜
桃山時代 仏教文化 伝え 貴重 遺構
東
京都重要文化財 昭和 36 年
指定
鐘楼門
祖師堂内陣
延享三年 1746 建立
楼上 梵鐘 掲
重厚
門形式 珍 い楼門
町田市有形文化財 昭和 59 年
受
山門 嘉永七年 1854 建立
高麗門 称
貴重 建築
町田市 有形文化財
い
惜 い
正徳五年 1715 建立
番神堂 =1 日
30 日
法華経 守護神 祀 社
昭和初年 朽
文化財指定
あ
現在 そ 昔 茅葺風
優美 銅板葺
建立
又 天和三年 1683 鋳造
梵鐘 三輪 地 鋳造 伝承あ
第二次大戦 供出
昭和 38 年 1963 人間国宝
香取正彦氏
富山県 老子 製作
現在 そ 福音 近在 響
い
寺 特徴
風土記 謂う寺宝 夥 い仏像 書画
什器 蔵
い
日蓮聖人御直筆 曼陀羅 仏 功徳 書
画
聖人書簡軸 釈迦如来坐像 室町時代作 日蓮聖人座像 承
応二年 1653 銘
多
仏像 あ
そ 多
木造 彩
色 玉眼
江戸時代造立 銘 あ
曼陀羅仏画 人物画 花鳥
図 軸
縦 179 ㎝ 幅 72 ㎝余 大型
あ
私 平成
2 年 4 月妙福寺開山 600 年遠忌 際 拝観
そ 数 夥
現在 本堂内陣
そ 一部 襖絵 飾
い
妙福寺 創建
明徳二年 1391 新田義貞 鎌倉
妙福寺鐘楼
攻
鎌倉幕府 滅
地方
王禅寺 等海上人
禅寺丸柿 奨励
伝承 応安三年 1370
頃
室町時代 早期 いえ
時期 何故 誰
創
建
風土記
開山 開基 詳
い
そ 後 調
現住職渋谷辨要師
地 地主 長裕 妙福 夫妻
池上本門寺 名僧 日億上人
土地 提供 長裕山妙福寺 創建
長裕 妙福 俗 分
鶴見川流域
鎌倉御家人以来有力農民 多
日蓮 池上
没
100 余年
氏族 法華経 帰依
不思議
檀徒 無い所 寺 建
長
裕 妙福
当時 三輪 里 居 構え
麻生郷 有力農民
長
い
う
開山大慈院日億上人
永享三年 1431 81 歳 高齢 没
開基長裕妙福 遺徳 偲
墓碑
平
成 2 年住職渋谷辨要師
建立
応仁 乱 戦国時代 経 法灯 今 引 継
い
参考文献: 町田市史
編集者注:妙福寺
前稿第 59 話
触
新編武蔵風土記稿
い
-2-
独立稿
あ
再掲い
柿生郷土史料館発行
第 90 号
)
柿
ー
時間
時計
話 第
部
生
文
平成 27 年 11 月 日
化
和時計 西洋時計 5
小林
◆時鐘の正確性◆
江戸時代 日本
全国各地 時鐘や寺鐘 時 告
い
考え
い
い
あ
時 鐘 正確
う
いう
江戸 早
17 世紀中
北
京 抜い 世界最大 都市
18 世紀 初
人口 100
万人 超え い
西欧最大 都市 言わ
ン
ン 人口
1701 年 18 世紀初
うや 50 万人 達
基男
柿生郷土史料館専門委員
江戸時代最初 時 鐘
代将軍秀忠 時代
江戸城内 西
丸 撞
い 鐘
庶民 近
日本橋石町
う
移
始
そ 後江戸市中 あ
増設
浅草 時 鐘 浅草寺境内
全部
時 鐘 設
石町以外
浅草 上野 本
所 横川町 市ヶ谷八幡 目黒不動 赤坂田町 四谷天竜寺
所
う 浅草 時鐘 今 浅草寺境内
上野寛永寺 時鐘
今 変わ
精養軒 脇 保存
い
江戸 町
人口 比例
う
多
寺院 建
そ 多
鐘楼 備え い
時 鐘や寺 鐘
撞
い
町中 人々 混乱
江戸 川柳 語
い
石町
江戸 寝
起
石町
鐘
ン
聞 え
ン 商館 使節一
行 江戸
滞在先
い 長崎屋
ン
例え 囃
鐘 音 乱
困
いう う
川柳
絶好 光景
1 句
読
い い
芭蕉
花 雲 鐘 上野
浅草
上野 時 鐘 精養軒 脇
耳 澄
い 情景 詠
い
江戸 人
い
い うや
時 鐘 撞 時刻 決
い
う 言う
相互
電話連絡
出来 い時代
そ 上不定時法 時代
何 時 計
い
う 正午 時間 太
陽 南中時 良
日 出 日 入
時刻
高台 低地
違
い
そ
眼前
手
薄明
見え始
時刻 見え
時刻
決
そ
天候
明
違い
そう
自然条件 左右
い 一種 時計 用い い
機械時
計
あ
日本橋石町 鐘楼堂や大阪 釣鐘屋敷 寛永寺や浅草寺
そ
大
香時計 用
い い
右 図 見 い
い
一間四方 あ 大
香時計 使わ
い
香時計 一種 火時計
四角い大
香炉風 入 物 中
粉末 香
字 型 線 書い
蝋燭や線香
風 影響
受
い う
燃え 速度 一定
う
準備
粉末 香 端 火 点
そ 火 一定 速度 燃え
そ
燃え 速度 合わ
時刻点 印 打
時刻点
子 丑 寅… 記
香串 立
そ
眺
時 鐘 打
い
工夫
う
あ
夜通
寝
番 辛い
そ
香串 火 回
大
鈴 鳴
落
仕掛
考案
見張
い
時刻 分
う 工夫
い
欧米
え 奴
香時計 仕組 図
隷 競 市
蝋燭 火 消え
競
時間
決
時間 計
蝋燭 用い
知
い
当時
香時計 正確 あ
考え
い
時報や時鐘
正確 時
い
◆機械時計の伝来◆
ー
機械時計 い
日本
う
種子島 漂着
人
日本 鉄砲
良 知
い
船乗
必 時計 積 込
い
連載 第 1 回
触
彼
機械時計 舟 積
い
間違い い
残念
当時
報告書
時計 記録 残
い
初
日本 機械時計 持 込
教 布教目的
日本 や
ン
・
エ
1549 年 来日
エ
西国 実力大名大内義隆
布教 許
得 う
山口 訪
際
望遠鏡やメ
共 掛 時計
置 時計
献上
記録
い
残念
時計 大内氏 滅亡 共 焼失
現
存
続
-3-
柿生郷土史料館発行
第 90 号
柿
第 3 回史跡見学
生
旅
文
平成 27 年 11 月 日
化
終了
月 17 日 木
甲州路 史跡見学 武田家
寺社巡
雨模様
40 名 参加 得
事故
好評 う
終え
出来
今回 目玉 甲州最古 寺院 あ 放光寺
先代住
職自
寺 由緒や寺宝
い
懇切丁寧 説明
下
い 知的好奇心
武田家 菩提寺 恵林寺 見学 古民家風 完熟屋本店
あ あ
ほう う御膳昼
食 そ
午後 躑躅 崎館跡
武田神社 江戸時代 甲府城
跡 甲斐善光寺 東光寺 見学
非常 欲張
頑張
最後
あいい
意見
い
う あ
ー
ン ー
う
い
柿生郷土史料館 11・12 月催物案内
◎開館日:奇数月
11 11 月
1
毎日曜日
8・15・22・29 日
◎開館時間:午前
第 58 回
偶数月
毎日曜日
時~午後
ャー
毎土曜日
原則
12 月
入場無料
月
5・12・19 日
1
時
(12 月 26 日
江戸名所図会
ー
現在 特別企画展 展開中
化 そ
心 あ 様
い
江戸名所図会
開い
具体的 絵 確認
貴重
江戸時代後期
話 い
回
毎土曜日
休館
楽
庶民
)
娯楽
生活文
講師:水谷 剛 氏
日比谷図書文化館特別研究室
ー ー
物
案
内
入
場
無
料
日時:11 月 22 日 日 午後 時 30 分~ 会場:柿生郷土史料館特別展示室
第 59 回
ャー
鶴見川流域文化探訪 8
ー
入門
鶴見川流域史 5 中世編そ
鶴見川流域史 古代・中世・近世 考え
- 第5弾
い い 中世編 締
後北條氏 領国統治 中
う
掘 下
考え
講師:中西望介氏
戦国史研究会会員
日時:12 月 19 日 土 午後 時 30 分~
第
側
人々
生活
会場:柿生郷土史料館特別展示室
江戸名所図会
回 特別企画展
統治
3
見 江戸
川崎
江戸名所図会 幕末 近い天保年間 刊行
江戸並
近郊 川崎 横浜 大宮 船橋
含
町 地名由来や 名所 紹介
観光案内書
同時 寺社仏閣 由来
祭
礼風俗
及 記述
単
観光案内 超え 貴重 文化風俗資料
い
今回 初版本全巻揃い
千代田区立日比谷図書文化館
好意 拝借
展示い
期間:10 月 31 日(土)~1 月 10 日(日)
い
第
弾
完成!
柿生 記憶
DVD 化
会場:柿生郷土史料館特別展示室
身近にあった信仰 世界と人々 思い
◆◆◆晩秋 上麻生 秋葉講 を訪 て◆◆◆
希望 方
わ
詳
-4-
資料館
問い合わ
い
柿生郷土史料館発行