恵那市教育委員会教育総務課 ℡ 0573-26-2111 平成 27（2015）年 5 月発行 №10 「教育委員を拝命し思うこと」この度、恵那市教育委員を拝命しその重圧に押しつぶされそうな日々を過ごしております。過去に我子が通っておりました学校で PTA 役員を務めたことはありますが、こと教育行政につきましては随分と縁遠く正直当惑せざるを得ず、これまで数度の会議等に出席し他の教育委員の皆さんのご意見等を拝聴するたび、自分の見識の低さを思い知らされる日々であります。しかしそんな私にも子どもたちの教育というものに漠然とした思いがないわけではありません。たとえば家庭でも学校でも、そこがその子にとって居心地のい西尾修欣委員い安心できる場所でなければならない、と考えます。そのためには保護者と教師がそれぞれの立場で、しかし同じ価値観で同じ目線で同じ愛情を持って子どもに接していくべきであり、だからこそ保護者と教師が常にコミュニケーションを取り合い、情報を共有することが大切です。一方、『教育は共育』と言われるように、お子さんが一年生になられた保護者さん自身もやはり一年生であり、お子さんと一緒に成長していかれるのでしょう。教育委員一年生の私にとっても全く同じことが言えるわけですが…。平成２７年度の恵那市教育委員会の主な取り組み教育総務課・学校再編対策事業・（仮）長島こども園建設事業・学校給食調理及び運搬業務委託事業・学校給食における食物アレルギー対応マニュアルの作成・遠距離通学バス事業・学校施設改修事業（明智小学校ﾌﾟｰﾙ）学校教育課・恵那市教育振興基本計画の策定・学力の向上並びに教職員の指導力向上・学校教育における指導の方針と重点の具現化・「教育・発達相談センターあおば」を中心とした、相談・支援体制の確立・特色ある学校づくりの推進生涯学習課文化スポーツ課生涯学習まちづくりセンター・・生涯学習のまち「市民三学運動」の推進幼児教育課・文化・スポーツ振興法人のあり方・方針（案）の策定・文化・スポーツ施設の配置コミュニティセンター体制のの見直しと統廃合方針（案）整備の策定・子ども・子育て支援新制度の着実な実施・幼児教育の推進・家庭教育力の向上・文化財の保存と活用・教育力、保育力の向上・読書活動の推進・芸術文化・スポーツの振興・（仮）長島こども園の整備・青少年育成事業の推進・スポーツ推進計画の進行管・明智こども園と吉田こども園の統合理と行動計画の策定乳幼児期の家庭教育学級＊＊＊生涯学習課＊＊＊恵那市生涯学習課では、「すべての教育の出発点は家庭から」と考え、恵那市の未来を担うこどもの親の学びの場として「乳幼児期の家庭教育学級」を開催しています。学級では季節の行事や学習プログラムを取り入れ、親同士交流しながら子育ての悩みや喜びを共有し安心して子育てできるよう取り組んでいます。また地域の主任児童委員の方々にもご協力いただき、地域ぐるみで「子育て・親育ち」を推進していくよう各地区コミュニティセンターで開催していますので、多くの方に参加していただけるようお待ちしております。開催日時・内容などの詳細は、各コミュニティセンターにお問い合わせください。【指導員による「はじまりの会」の様子】【学習プログラムを使って親同士学び合う】＊＊＊恵那文化センター＊＊＊恵那文化センターでは、毎年２月に市内各地域で保存継承されている無形民俗文化財や伝統芸能の公演を行い、市内外からの来場者に披露しています。第２５回恵那市伝統芸能大会を平成２７年２月２２日に開催し、大井文楽保存会、岡瀬沢浅間七福万歳、三郷歌舞伎保存会、大井恵那峡とんとん節保存会、明智太鼓保存会、中野方めれた囃子保存会、山岡歌舞伎保存会、毛呂窪民芸保存会、恵那歌舞伎保存会、中野音頭保存会、明智町歌舞伎保存会、大井栄舞保存会と、市内名士７名による「お目見得だんまり」の１３団体による演目を披露していただきました。また、当日はあめ細工の実演、物産展、華道展示、呈茶コーナー、浮世絵版画の重ね摺りなどもあり、延べ１，１７５名の来場者と出演者が大会を盛り上げました。伝統芸能の保存継承が危惧される中で、地域や学校で地元に伝わる伝統芸能を教えたり、体験する活動が行われています。最近の大会は、子どもたちが学んだ伝統芸能を発表する機会ともなり、今回も歌舞伎をはじめ、文楽、万歳、踊りなどに多くの子どもたちが参加して、どの演目でもすばらしい成果を発表してくれました。こうした活動が継続し、少しでも地域と子どもたちがつながり、貴重な伝統芸能が受け継恵那市伝統芸能大会がれていくことを願っております。