では、実際に、 ストレスチェックを やってみましょう。 Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. ストレスチェックの調査票について 常時使用する労働者に対して、ストレスチェックを実施することが 事業者の義務※ ※ 従業員数50人未満の事業場、当分の間努力義務 ストレスチェックの実施の頻度は、1年ごとに1回となる ストレスチェックの調査票には、 「仕事のストレス要因」 「心身のストレス反応」 「周囲のサポート」、3領域を全て含める どのような調査票を用いるかは事業者が自ら選択可能だが、 国では標準的な調査票として 「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」を推奨 ストレスチェックの結果は実施者から直接本人に通知し、本人の 同意がない限りは事業者に提供してはならない Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. NIOSHの職業性ストレスモデル(一部改変) (NIOSH:National Institute for Occupational Safety and Health ) 米国国立労働安全衛生研究所 「職業性ストレス簡易調査票」は このモデルを参考に作成されている 個人要因 ストレス性疾患 ストレス要因 (刺激) ストレス反応 仕事のストレス ・人間関係 ・量 ・質 など・・・ 仕事以外のストレス ・心理的反応 ・身体的反応 緩衝要因 周囲のサポート ストレス症状 ・心理的な症状 ・身体的な症状 ・行動の変化 ストレスチェックの 狙う範囲 ★一次予防視点 Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. 職業性ストレス簡易調査票とは 簡便に測定・評価可能 1995~1999年度、旧労働省 「作業関連疾患の予防に関する研究班」 ストレス測定研究グループが、労働省からの委託を受け、既存の多くのスト レスに関する質問表を検討し、現場で簡便に測定・評価することが可能 であり、かつ信頼性・妥当性の高い調査票として開発された。 セルフチェックと、職場と職場間のチェックを同時に測定 特定の疾患を早期に発見するための調査票ではない 健康診断時の問診や保健指導の補助として利用可能 職場の環境改善の対策の補助として利用可能 Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. 職業性ストレス簡易調査票による 職業性ストレスの測定(全57項目) ストレス要因(ストレッサー)の測定:17項目=設問A ストレス反応の測定:29項目=設問B 修飾要因の測定:11項目=設問C,D Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. 設問A:ストレス要因(ストレッサー)の測定:17項目 Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. ストレス要因(ストレッサー)の測定:17項目 仕事の負担(量) 15-(A1+A2+A3) 仕事の負担(質) 15-(A4+A5+A6) 身体的負担 5-A7 対人関係 10-(A12+A13)+A14 職場環境 5-A15 コントロール(裁量性) 15-(A8+A9+A10) 技能の活用 A11 適正度 5-A16 働きがい 5-A17 Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. 設問B:ストレス反応の測定:29項目 Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. ストレス反応の測定:29項目 活気 15-(B1+B2+B3) イライラ感 B4+B5+B6 疲労感 B7+B8+B9 不安感 B10+B11+B12 抑うつ感 B13~B18 身体愁訴 B19~B29 Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. 設問C,D:修飾要因(周囲サポートなど)の測定:11項目 Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. 修飾要因の測定:11項目 上司からのサポート 15-(C1+C4+C7) 同僚からのサポート 15-(C2+C5+C8) 家族や友人からのサポート 15-(C3+C6+C9) 仕事や生活の満足度 10-(D1+D2) Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved. ご参考)不安、悩み、ストレスについて 相談できる人の種類(複数回答) (資料:厚生労働省:2012年労働者健康状況調査) その他 4.7 衛生管理者または衛生推進者等 2.5 カウンセラー等 4.3 保健師または看護師 4.8 産業医以外の医師 5.2 産業医 8.3 73.5 上司・同僚 家族・友人 86.7 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 % Copyright(C)2015, Kanda-Higashi Clinic, All Rights Reserved.
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